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みずほ銀行:みずほ新生活キャンペーン

2016-04-29 14:24:34 | Weblog
昨日の日銀の金融政策決定会合では、新たな金融緩和策を期待するマーケットに対して「まさかの」ゼロ回答となりました。お蔭で大きく円高株安が進んでいますね。

 このタイミングで円高株安に張っていた方は大きく儲けたでしょうね。かく言う筆者も今月号のメルマガでご案内したようにその可能性があると睨んでおりましたので残念なことをしました(笑)。まぁ後からでは何でも言えるわけですが、今のところ投資資産はかなり身軽になっておりますので次回はちょっと参戦しようかな?と思ったり、思わなかったり。

 ちなみになぜ円高株安を予想していたかと言うと、その理由は以下2つです。

 1.市場の期待値を超える追加緩和策は考えづらく、だとすれば追加緩和策を実施したとしても「事実」による利益確定で円高株安になる。

 2.仮に市場の期待値を超える追加緩和策であってもマイナス金利政策による影響を見ればわかるように、「黒田バズーカ」の神通力がかなり薄れてきている。

 ただ上記認識が正しいとすれば、結局、緩和策を実施してもしなくても「円高株安」となるわけで、今後の緩和策の効果を高める上でも「ゼロ回答」というのはアリだと思います。

 もちろん預金者からすれば、1日も早く金融緩和が終了して金利が正常化することを祈るわけですが。
 
 

 ※ドル円チャート

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、三井住友銀行の新生活応援口座開設キャンペーンを取り上げました。

 もちろん当サイトの読者の中で、これからメガバンクに口座を作ろうとされる方は少ないとは思いますが、それはともかくとしてこの口座開設キャンペーンのプレゼント内容はこのようになっています。

■三井住友銀行「新生活応援口座開設キャンペーン」

 ・もれなく「ミドすけ貯金箱」プレゼント
 ・抽選で500名に「等身大ミドすけ」プレゼント


 うん、いりません(笑)。貯金箱など使ったことはないですし、ぬいぐるみも趣味ではありません。そもそも「等身大」ってどれくらいの大きさなのでしょうね?30cm?50cm?1m50cm?

 まぁ、ぬいぐるみに関してはオークションで転売すれば多少の利益が出るかもしれませんが。

 さらに500名という規模もショボイですね。仮に1体あたりの原価が1,000円だとすると予算は50万円ということになります・・・町の商店街でももう少し予算規模が大きいのではないでしょうか?

 そうしたわけで全くその気にならない筆者ではありますが、もらえないよりは恐らくもらえた方がよく、三井住友銀行で口座開設を検討されている方は積極的にご活用ください。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「1.4」。真ん中が3つ★ですから、圧倒的に低評価ですね(苦笑)!

 さらにこれまた投票数も少ないです。

 銀行側のニーズが低く、利用者の関心も低いとなれば・・・こうした口座開設キャンペーンが縮小するのも当然かもしれませんね。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月22日まで。

>>>三井住友銀行の「新生活応援口座開設キャンペーン」について詳しくはこちら

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1257

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=851


 今回は、みずほ銀行のみずほ新生活キャンペーンを取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



 2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

 さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

 皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利は何とマイナス水準まで低下してきました!本日の長期金利も-0.085%とやはりマイナスです・・・恐ろしいことです。

 それでも預金金利がマイナスになることはないと思いますが、預金者の忍耐の日々はまだまだ続くということですね。いやはや。

 さて、そのように銀行からすればもはや「新しい預金はいらない」という状態ですが、とは言いつつ4月は新生活がスタートする時期であり、数十万という若者が社会人デビューを果たし口座開設ニーズが高まる月でもあります。

 そんなわけで今回も先月に引き続き、この時期に盛り上がるであろう「新規口座開設キャンペーン」を取り上げてみたいと思います。

 第2弾は締切が5月13日に迫った、みずほ銀行の「みずほ新生活キャンペーン」ですね。気になるその特典はこのようになっています。

■みずほ銀行「みずほ新生活キャンペーン」

 ・店頭での口座開設で、たい焼き型メモ帳をプレゼント
 ・口座開設+ログイン等で1,000名にAmazonギフト券5,000円プレゼント
 ・口座開設+ログイン等+クレジットカード作成で500円プレゼント


 まずたい焼き型メモ帳ですが・・・

 

 いりませんねぇ(笑)。

 新人がミーティングなどでこのメモ帳を取りだしたら即説教となりそうですしね。みずほ銀行の新人はこのメモ帳を使っているのでしょうか?

 しかも、なぜみずほ銀行が「たい焼き」なのか全くわかりません。もちろんCI上、これでなくてはならないという確固とした理由があるのでしょうけれど、利用者に伝わらなければ絵に描いた餅と言えます。

 みずほ銀行と言えばキャラクターはキティちゃんであり、サッカー日本代表のオフィシャルスポンサーですね。とするとそのどちらか、もしくは両方を利用するのが普通なのではないでしょうか?

 ただ全体の予算規模がざっくり1,000万円程度だとすると、ノベルティでの利用料を払う余裕がないということかもしれませんが(苦笑)。

 銀行全体では数千億円を稼いでいるのですけれどねぇ。

 とは言いつつ先週取り上げた三井住友銀行の口座開設キャンペーンの予算が100万円未満とすれば、その10倍はありそうと言えるわけですが。

 なおメモ帳はともかくとして、期待するのはAmazonギフト券5,000円の方ですね。5,000円あれば結構なモノが買えます。

 とすると、あまり真面目に計算するものではないかもしれませんが(笑)、この「1,000名」という人数がどれくらいの倍率かがポイントとなってきます。

 毎年の新社会人はざっくり100万人くらいでしょうか?メガバンクの口座数がそれぞれ数千万とすれば、少なくとも1割くらいのシェアはありそうです。だとすれば母集団は10万、ということになります。

 10万人に対して1,000人。当選確率は1%。抽選の設計としては概ね妥当なラインという気がしますね。

 仮に新社会人の数は思ったより少なく50万人としても、当選確率は2%50人に1人。大体そんなものでしょうね。

 2分の1の確率であるジャンケンですらなかなか勝てないとすれば1%にしても2%にしても「当たらない」という点は変わりませんが、それでも少なくとも500名に「等身大ミドすけ」がプレゼントされる三井住友銀行の口座開設キャンペーンよりはマシと言えそうです。



 別に三井住友銀行に恨みがあるわけではありませんが。

 ではこの、たい焼き型メモ帳や、1,000名にAmazonギフト券5,000円がプレゼントされる、みずほ銀行の「みずほ新生活キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★」くらいですかね?

 これまた合理的な根拠があるわけではありませんが・・・投票は5月29日まで。

>>>みずほ銀行の「みずほ新生活キャンペーン」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
 http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=8


たい焼き型メモ帳や、1,000名にAmazonギフト券5,000円がプレゼントされる、みずほ銀行の「みずほ新生活キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は5月29日まで) >>>投票はこちら







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成長しなくたっていい?

2016-04-27 09:14:48 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「ジャストシステムの調査によれば銀行の手数料に対して83%の方は不満とのことですが少し割合が高すぎる気もします。あなたはATM手数料や振込手数料を払っている?」では・・・

 1位:全く払っていない 77%
 2位:ほとんど払っていない 22%

 となりました。1位は「全く払っていない」ですね。約8割と言うことで圧倒的です。2位も「ほとんど払っていない」ということで、この2つで回答全てですから、結論から言えば読者の方々は銀行手数料について上手にやり繰りされているわけですね。

 素晴らしい!

 筆者も「全く払っていない」と言いたいところですが、たまに送金無料回数を超えたりする場合がありますのでどちらかと言うと「ほとんど払っていない」という状態です。

 それでも銀行の手数料に関して強い不満があるかと言えば・・・もはやほとんどないですね。普段払わないのですから日常生活で手数料を意識することは全くありません。言うなれば「無料で当然」と感じているわけです。

 したがって前回のコラムでご案内したように「銀行の手数料に対して83%の方が不満」といった調査結果を聞くと、「え、まだ不満を感じているの?」と言う感想を持ってしまうのですね・・・。「早く手数料が無料の銀行に乗り換えればいいのに」と感じてしまいます。

 もちろん当該調査の回答者の中には、「自分は手数料無料化できたけれど一般論としては不満」という方もおられるとは思いますが。

 また、確かに設問として「入出金や送金時に手数料を取られることに不満かどうか」と聞かれれば、「自分は払っていないけれど、手数料を取られれば不満」という意味で「不満」と回答した人もおられるかもしれません。

 「不満ではない」と回答すると「入出金や送金時に手数料を取られることは不満ではない」と言う意味になってしまうからです。

 とするとこの「不満率」の高さは「聞き方の問題」ということになるのですかねぇ。

 いずれにしても預金金利が完全に崩壊してしまっている現状においては、銀行に手数料を払うことほど馬鹿馬鹿しいことはありません。「手数料無料口座」を使い倒して、上手にコストカットしていっていただければと思います。

 少なくとも回答者の方々はほとんど全く払っていないわけですからね。

 「わたし、手数料払い過ぎかも!」と思われた方はぜひ銀行口座の見直しをお勧めしたいと思います。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月20日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1256

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1021



            --- Ginkou ---

成長至上主義と決別を チェコの経済学者 トーマス・セドラチェク氏

http://www.nikkei.com
 
 世界経済は今、深刻な不況だと診断する人は多い。経済学者たちは常に不況に目を向けて治療を促してきた。金融緩和政策や財政支出など経済を覚醒させる即効薬を投入すれば、一時的には経済成長のスピードを速められるかもしれない。しかし、もはや限界だ。

 日本でも、安倍政権は財政・金融政策を通じて需要を人工的に作り出そうとしている。需要創出を目指す政策を否定はしないが、仮に経済が不況から脱出して好況になったとき、ブレーキをかける手段がない。そんな危うい財政・金融政策に頼り続けるべきではない。

 安倍政権に限った話ではない。日本経済は過去30年にわたって政府や中央銀行から薬を飲まされてきた。その結果が、国内総生産(GDP)の200%を超える政府債務である。マイナス金利政策はこうした政策が底をついたことを象徴している。

 経済は良くなるときも悪くなるときもあり、長い目でみれば不況と好況が繰り返されるのだから、不況にだけ注目するのをやめよう。薬の投入を控えれば、経済は全体として安定するだろう。

 仮に日本の金利水準が2%で、国の財政が安定していたら、国民はどれだけ安心するか、想像してほしい。国の財政を安定させる上で日本の消費税率は本来あるべき水準よりもかなり低い。日本の哲学史を勉強すると、「安定」「平等」という言葉がよく出てくる。にもかかわらず、日本経済はなぜ安定しないのか不思議に思う。

 日本の社会は、私たちの地球の中で最も豊かに見える。さらに経済成長しなければならない理由は見当たらない。黄金の天井に頭が届いてしまったのだ、資本主義は私たちにすべてを与えきった、もらえるものはもうないと考えたらどうか。これからは安定した社会の富を分け合えばよい。日本で問題となっている少子高齢化はおそらくこれから他の国でも進む。日本は先駆的に多くの対策を打ち出しており、よい前例になるのではないか。悲観的になる必要はない。

 現在の主流派経済学は、成長至上主義が前提だ。人類が国民総生産(GNP)やGDPの測定を始めたのはごく最近で、それまでGDPの概念は存在しなかった。資本主義と民主主義の価値は「自由」であり、「成長」ではない。成長は私たちを喜ばせる特典だが、必然ではない。

 政治のパフォーマンスを経済成長率で評価するのではなく、国の予算をどう使ったかを測定し、財政を安定させたかどうかを評価の対象とすべきだ。天気が毎日良ければと願い、成長に魅入られている経済学者たちのポケットの中は空っぽだ。そこから処方箋は出てこない。

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 数年に一度、「そろそろ経済成長にとらわれるのをやめたら?」という話を聞くと、肩から力が抜けて言葉が心にしみるわけですが、今回も全く同じ感想となりました。チェコの経済学者であるトーマス・セドラチェク氏の言葉ですね。

 経済学者は経済学者でも「左寄り」っぽいスタンスではありますが、それはともかくとして勢い余って全文転載してしまいましたので、お時間のある方はご一読ください。

 要点を簡単にまとめるとこういうことですね。

・金融緩和政策や財政支出など経済を覚醒させる即効薬を投入すれば、一時的には経済成長のスピードを速められるかもしれない。しかし、もはや限界だ。

・日本経済は過去30年にわたって政府や中央銀行から薬を飲まされてきた。その結果が、国内総生産(GDP)の200%を超える政府債務である。

・仮に日本の金利水準が2%で、国の財政が安定していたら、国民はどれだけ安心するか、想像してほしい。国の財政を安定させる上で日本の消費税率は本来あるべき水準よりもかなり低い。

・日本の社会は、私たちの地球の中で最も豊かに見える。さらに経済成長しなければならない理由は見当たらない。


 主張としては以下2つに集約されるでしょうか。

・金融緩和や財政出動はもはや限界であり期待を捨て不況を受け入れるべき。そうすれば長期的には経済はむしろ安定する。

・経済成長しなければいけないという強迫観念を捨てるべき。日本はすでに十分豊かである。


 なお本文中の「仮に日本の金利水準が2%で、国の財政が安定していたら、国民はどれだけ安心するか、想像してほしい。」という言葉に深く共感される方は少なくないと思いますが、補足すると

・金融緩和策をやめる → 金利が上昇する

・財政支出をやめて、消費税増税を受け入れる → 財政が安定する


というロジックですね。どちらもかなりの痛みが伴いますが、このままでは薬漬けで死んでしまいそうですから、「痛みか死か」という選択をしなければいけない、ということなのでしょうね。

 借りたものはいつか返さないといけないですし。

 しかし氏のより根本的な考えはタイトルにある通り、「成長至上主義と決別を」ということですね。成長を目指すから金融緩和政策や財政支出といった「」を飲まないといけなくなるわけで、成長から目を離せば、薬をやめ経済や財政を長期的に安定させることができる、というわけです。

 「日本の社会は、私たちの地球の中で最も豊かに見える。さらに経済成長しなければならない理由は見当たらない。黄金の天井に頭が届いてしまったのだ、資本主義は私たちにすべてを与えきった、もらえるものはもうないと考えたらどうか。」という言葉には、まさに成長至上主義に染まった頭をハッと我に返らせる力がありますね。

 特に加齢に伴い、徐々に露骨な競争意識を失いつつある筆者の「枯れ感」ともよく合います。

 また振り返ってみれば日本経済は「失われた10年」と言われた90年代以降そうした成長が止まっているわけですが、しかし以降の若者たちの「幸福度」「満足度」がほかのどの時代の若者よりも高いのは有名な話です。

 つまり体感としても、「ガムシャラ」より「ゆとり」の方が幸せ度合が高くなることを知っているわけですね。

 けれども。

 とは言いつつ世界経済全体としては年間3%程度のペースで成長しているわけで、そうした中、日本だけ足踏みしていいのか、マイナスでいいのか、という議論はあると思います。

 言ってみれば「僕はテストをうけない」と決めてテスト勉強しないのはラクでいいのだけれど、テスト勉強している子が学力を高める中で自分だけ学力が低下していいのか、ということですね。

 また、経済をアスリートの世界だと思えばどうでしょう?「勝たなくていいや」「もっと気楽にやろうぜ」といったラブ&ピースで生き残れるかと言うとそれは難しそうです。応援してくれる人もいないでしょうしね。

 経済=競争と捉えるなら、やはり「勝つこと」「成長すること」が目標になってくると思います。

 成長を目指すというのはイデオロギーや経済学的スタンスではなく、もっと本能的・本質的なものなのでしょうしね。そもそも、受精の段階で宝くじ並みの競争が起きているわけですから、そうした競争意識はすべての生き物に刷り込まれていることは間違いありません。

 もちろん、どこまでも本能に従う必要はありませんが、しかし成長を諦めてこなかったからこそまだ世界3位の経済大国を維持していると考えれば、やはり「成長至上主義」と決別するのは難しそうですね。

 筆者自身もそうしたヒッピー思考に馴染むにはもう少し年齢を重ねる必要がありそうです。

 ということで今回の読者アンケートは「経済学者セドラチェク氏は、日本は地球の中で最も豊かに見える、さらに経済成長しなければならない理由は見当たらないとして、成長至上主義との決別を訴えていますが、賛同する?」でいきましょう。投票は5月27日まで。

■経済学者セドラチェク氏は「日本は地球の中で最も豊かに見える、さらに経済成長しなければならない理由は見当たらない」として成長至上主義との決別を訴えていますが、あなたは賛同する?(5月27日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1258







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銀行.info「まちがいだらけの銀行えらび」‘16年4月号

2016-04-25 10:33:32 | Weblog
4月号の内容はこのようなものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□ 2016年4月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (SBI証券、じぶん銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・行員による口コミによれば、三井住友銀行=体育会系、三菱東京UF
    J銀行=高いプライド、みずほ銀行=派閥争い、ゆうちょ銀行=役人
    風土、ということのようです。これが正しいとするとどの銀行と付き
    合いたい?

   ・日経新聞によれば2016年度の市場関係者の見通しとしては「円安
    株高」ということですが、あなたの見通しは?

   ・日経新聞の調査によれば来年4月の消費税再増税に賛成30%、反対
    61%とのことですが、あなたは再増税に賛成?反対?

 4.今月の世界の株価収益率

 5.自腹で資産運用中!(10年1ヵ月目)

 6.11年4ヵ月目のひとりごと:「新たな挑戦に我々は勝てる?」
    +12,400本+183万円

 7.お問い合わせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


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 sub@ginkou.info




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三井住友銀行:口座開設キャンペーン

2016-04-22 10:37:59 | Weblog
本日の報道によれば明治安田生命が企業年金の受託を停止するようですね。現状の予定利率は1.25%ですが、そうした運用利回りを確保することが難しいというのが理由です。

 すでに日本生命や第一生命も数年前から受託を抑えているようですから「マイナス金利」だけが要因ではないのでしょうし、企業からしても上乗せ負担を考慮すれば積極的に企業年金をスタートさせる環境ではないでしょうから実害は少ないのかもしれませんが、しかし改めて「運用難」を実感するニュースと言えそうです。

 預金者の立場からすればこうした状況は気持ちも財布も将来の見通しも冷え込ませるもので景気には悪影響ではないかと思うのですが、それでもこうした金利低下は「お金を借りて投資をする、積極的な人」をサポートするもので景気全体にはプラスという解釈がなされています。

 でも本当にそうなのですかね?

 日本のように個人だけでなく企業もまた「貯金体質」である点を踏まえればいっそ金利を引き上げた方が景気が刺激されるような気もします。

 また、高金利通貨は短期的には「通貨高」になるものの、中長期的には「通貨安」となりますので、仮に円安を望むのであれば金利を上げた方がむしろ良い、という理屈もあります。

 そもそもバブル崩壊以降、25年以上金融緩和を続けてきてこの数年を除いては目覚ましい効果がなかったことを踏まえれば、どこかで利上げを試してみるというのも手のような気がしますねぇ。経済というのはそこまで合理的なものではないですからね。
 
 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、じぶん銀行のプレミアムバンク for auを取り上げました。親会社の片方がKDDIということもあり、au利用者には手厚い優遇プログラムが用意されているわけですね。具体的にはこういうことです。

■じぶん銀行「新規限定デビュー応援プログラム:au利用者限定」

 ・3ヶ月  : 通常金利0.04% + 特別金利0.20% = 0.24%


 出来上がりが0.24%ということでかなり魅力的になってきます!

 さらに3ヶ月後の受け皿も用意されていてau利用者に限り、特別な1年もの定期預金が提供されています。

■じぶん銀行「プレミアムバンク for au:au利用者限定」

 ・1年  : 通常金利0.05% + 特別金利0.10% = 0.15%


 1年で0.15%ということですから、まずまずの金利水準と言えます。今ならトップクラスと言うべきかもしれませんが。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.2」。真ん中が3つ★ですから、それを少し上回る結果と言えますが・・・投票数は圧倒的に少ないですね(苦笑)。

 やはりauユーザーと比べると多数派であるdocomo+ソフトバンクユーザーからすれば「自分たちには関係ない」ということなのでしょう。当たり前ですが。

 後は肝心のauユーザーがどう評価するかですが・・・今のところそれほど高評価、ということでもなさそうですね。なぜでしょう?0.15%では納得できない、ということなのでしょうか。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月15日まで。

>>>じぶん銀行の「プレミアムバンク for au」について詳しくはこちらから

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1255

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=850


 今回は、三井住友銀行の新生活応援口座開設キャンペーンを取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



 2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

 さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

 皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利は何とマイナス水準まで低下してきました!本日の長期金利も-0.125%とやはりマイナスです・・・恐ろしいことです。何と下限であるはずの-0.1%も下回っていますね。

 それでも預金金利がマイナスになることはないと思いますが、預金者の忍耐の日々はまだまだ続くということですね。いやはや。

 さて、そのように銀行からすればもはや「新しい預金はいらない」という状態ですが、とは言いつつ4月は新生活がスタートする時期であり、数十万という若者が社会人デビューを果たし口座開設ニーズが高まる月でもあります。

 そんなわけで今回は珍しく、この時期に盛り上がるであろう「新規口座開設キャンペーン」を取り上げてみたいと思います。目ぼしい定期預金キャンペーンが見つけづらくなったというのもありますが・・・。

 ただ実際にチェックしてみるとそれほど大々的に実施されている感じでもありませんね。ネット銀行などの場合はデリバリーコストを考えればモノよりマネーということになりますが、数百円プレゼントしたところで大した効果はないという考え方があるかもしれませんし、あるいは、目指すべきは「すでに資産形成した人」であって「これから資産形成する人」ではない、という本音もありそうです。

 ということで結果的にリアル銀行が中心となりそうですが、まず第1弾は締切が4月28日に迫った三井住友銀行の「新生活応援口座開設キャンペーン」です。

 もちろん当サイトの読者の中で、これからメガバンクに口座を作ろうとされる方は少ないとは思いますが、それはともかくとしてこの口座開設キャンペーンのプレゼント内容はこのようになっています。

■三井住友銀行「新生活応援口座開設キャンペーン」

 ・もれなく「ミドすけ貯金箱」プレゼント
 ・抽選で500名に「等身大ミドすけ」プレゼント


 うん、いりません(笑)。貯金箱など使ったことはないですし、ぬいぐるみも趣味ではありません。そもそも「等身大」ってどれくらいの大きさなのでしょうね?30cm?50cm?1m50cm?

 まぁ、ぬいぐるみに関してはオークションで転売すれば多少の利益が出るかもしれませんが。

 さらに500名という規模もショボイですね。仮に1体あたりの原価が1,000円だとすると予算は50万円ということになります・・・町の商店街でももう少し予算規模が大きいのではないでしょうか?

 そうしたわけで全くその気にならない筆者ではありますが、もらえないよりは恐らくもらえた方がよく、三井住友銀行で口座開設を検討されている方は積極的にご活用ください。

 ちなみに・・・三井住友銀行のイメージキャラクターはいつの間にか上記「ミドすけ」に変わっているのですね!いつから始まったキャラクターなのでしょうか。

 というわけで調べてみると「2014年に登場」とのことです。全く知りませんでした・・・。

 これまで大手銀行はディズニーやらキティちゃんやらドラえもんやらスヌーピーやらといったマスコットキャラクターを愛用してきたわけですが、恐らく2000年代の銀行再編を機に廃れていった気がします(ディズニー&キティちゃんはまだ現役ですが)。

 一時は女優などのイメージキャラクターの採用すら縮小されたと思うのですが、グルっと回って再びマスコットキャラクターが登場するというのは興味深いですね。確かにこうした愛らしいキャラクターがいれば、三井住友銀行のアグレッシブなイメージも中和される・・・ような気がします。

 なおミドすけの身長は66.6cmということでした。なるほど。それ以上の感想はありませんが。

 またミドすけの25cmサイズのぬいぐるみは現在、オークションで何と7万円で出品されておりますね!かなり強気な設定ですが、もし本当にそれに応える落札者がいるのだとすれば、筆者が思う以上に上記「等身大ミドすけ」の市場価値は高そうです。

 繰り返しになりますが、落札する人がいれば、という話ではありますが・・・。

 ではこの、もれなく「ミドすけ貯金箱」や、500名に「等身大ミドすけ」がプレゼントされる、三井住友銀行の「新生活応援口座開設キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★」くらいですかね?

 その合理的な根拠を聞かれると苦しいですが・・・投票は5月22日まで。

>>>三井住友銀行の「新生活応援口座開設キャンペーン」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
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もれなく「ミドすけ貯金箱」や、500名に「等身大ミドすけ」がプレゼントされる、三井住友銀行の「新生活応援口座開設キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は5月22日まで) >>>投票はこちら






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まだ銀行の手数料に不満?

2016-04-20 11:46:44 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日経新聞の調査によれば来年4月の消費税再増税に賛成30%、反対61%とのことですが、あなたは再増税に賛成?反対?」では・・・

 1位:反対 62%
 2位:賛成 37%

 となりました。1位は「反対」で約6割ですね!賛成は逆に4割ということで・・・奇しくも日経新聞の世論調査結果である「賛成30%、反対61%」とほぼ同じになりました。

 前回のコラムでもご案内したように筆者は増税に賛成です。繰り返しになりますが、今の日本の財政はざっくり言えば年収500万円(50兆円)のところ、1,000万円(100兆円)の出費を行っているわけで、単純に言えば毎年500万円(50兆円)の借金が溜まっていきます。実際そうなっていますしね(苦笑)。

 景気がそれなりに回復したアベノミクス下でもこの窮状ですから抜本的に構造を変える必要があります。つまりは増税し、支出を切り詰めなければいけない、ということです。

 もちろん消費税2%の増税程度では全然足りないわけですが、一方で2%程度も上げられないようであれば財政再建など永遠にできず、財政破綻に向けてまっしぐらということになります。

 加えて近年まれにみる高い支持率を維持する安倍政権と、過半数となる自民党+公明党の議席数を持ってしてもできないようであれば、これまた増税など永遠にできないということになりかねません。

 たとえば3党合意の時に約束した定数削減がまともにできておらず「まず議員自ら身を切れ」と思うのは当然ですし、「もっと歳出の無駄を削減しろ」と感じるのもよく分かります。「増税の前にやるべきことがある」ということですね。

 ただ問題は、たとえ国会議員の数を10分の1にしても、公共投資などの無駄を大胆に削っても、有権者の気持ちはともかくとして、財政再建にはあまり寄与しないということです。というのも今の歳出の大部分が年金と医療費だからですね。年金カット・医療費カットに手をつけなければ目立った効果はありません。

 加えてこの「増税の前にやるべきことがある」というフレーズが野党のプロパガンダとして利用されている点も問題ですね。野党は何でも反対すればいいわけですから気が楽ですが、結果的に財政悪化に加担していることになります。

 あえて言えば「前に」ではなく、「一緒に」ということでしょうか。財政再建が待ったなしだとすれば「増税と一緒にやるべきことがある」という主張の方が前向きであり、現実的とも言えます。

 しかし増税を進める状況としてはあまりよろしくないですね。大変痛ましい熊本地震ですが、これによって増税延期の大義名分ができたという点では二重の意味で悲劇的と言えそうです。

 いよいよ2020年のプライマリーバランス黒字化の達成が難しくなるとなれば・・・キャピタルフライト=資産の国外退避が必要となるのですかね?

 もちろんそうならない方が良いのは間違いなく、ぜひ我々有権者がしっかり現実を見据える勇気を持つことが大切です。

 ちなみに日本経済としては経常収支が大幅な黒字なわけで、危機なのは日本ではなく、日本の財政です。要するにみんなが我慢をして増税を受け入れ、歳出削減に協力すれば、一気に改善できる問題とも言えます。

 一体どういったキッカケや事件があれば国民が動くのでしょうね?やはり困った時の「外圧」頼みとなるのでしょうか・・・でもどんな外圧なのでしょうね?想像もつきません。

 再起不能な事態にならなければよいのですが・・・。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月13日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1254

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1018



            --- Ginkou ---

銀行の手数料に「不満」8割

http://www.nikkei.com

 マイナス金利政策導入を受けて、金融機関の手数料に敏感になっている人が多い。ジャストシステムの調査で、入出金や送金時の手数料に不満を感じる人が8割に上った。現在の金融サービスについて考えに当てはまるものを聞いたところ、「入出金や送金時に手数料を取られることに不満」に、あてはまるか、ややあてはまると答えた人の合計が83%と最も高かった。

 「銀行窓口やATMなどの営業時間が限られることに不満」との回答が75.4%で、「ローンなどの申請時に書類や証明など手続きが多いことに不満」という人も61.2%いた。不満を解消する方法としてIT(情報技術)の活用があり、利便性向上に期待している人は28.4%だった。アンケートはスマートフォンを保有する20~50代の男女800人を対象に調査した。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 マイナス金利の影響で金利が大きく低下していますね。日本最大のメガバンクである三菱東京UFJ銀行の普通預金金利は0.001%です。何だかゼロがいっぱいあってよく分かりませんが、100万円を1年間預けても利息は10円です(苦笑)。

 1,000万円でも利息は100円ということですね。税金が引かれれば約80円です。如何ともしがたい状況ですねぇ。

 入出金の際にATM手数料振込手数料を取られれば一瞬にして消える金額、ということです。

 そうした状況を背景にしてか上記ジャストシステムのアンケートでは以下のような銀行に対する不満が上位に並んだ、ということですね。

 ・入出金や送金時に手数料を取られることに不満 : 83.0%
 ・銀行窓口やATMなどの営業時間が限られることに不満 : 75.4%
 ・ローンなどの申請時に書類や証明など手続きが多いことに不満 : 61.2%


 とてもよく納得できる結果と言えますが・・・一方で。

 確かに「一般論」として「入出金や送金の手数料に不満」という気持ちはよく理解できるものの、筆者自身が「個人的に」同じような不満を持っているかと言えばそれはありません。

 と言うのもここ最近、と言うかここ10年以上ATM手数料も振込手数料もほとんど全く払っていないからですね!

 利用しているのはもちろん新生銀行住信SBIネット銀行ソニー銀行などこれらの手数料の全て、もしくは一部が無料の銀行です。

 もちろん今年から住信SBIネット銀行が手数料無料に取引条件をつけるなど、全体的にはこうした無料サービスは徐々に縮小されつつあるものの、それでも個人が普段使いをする範囲内ではまだまだ「オール0円」でいけるのではないかと思います。

 メガバンクの利用者の多さを考えれば、それでもまだATM手数料や振込手数料を払っている方がおられ、そうした方が手数料に不満を持つ、というのは分かりますが、しかしそれにしても「83%」という割合は高すぎないですかね?

 筆者と同じように入出金手数料を「オールゼロ」にされている方というのは全体の2割弱にとどまるのでしょうか?

 それとも自分は「オールゼロ」だけれど、それでも銀行の手数料体系は許せない!という義憤がこうした高い割合を招いたのでしょうか?

 気になるところですね。

 しかしそのように考えると2位以下の「銀行窓口やATMなどの営業時間が限られることに不満」や「ローンなどの申請時に書類や証明など手続きが多いことに不満」という回答結果も想像以上に高い割合と言えるかもしれません。

 と言うのもATMはともかくとしてインターネットバンキングの普及などから銀行窓口に出かける人の数は徐々に減ってきているのではないかと思いますし、「ローンの申請経験者」となるとさらに対象者が限られてきます

 少なくとも全顧客の75%や61%といった規模ではないはずです。アンケート回答者がスマートフォンを保有する20~50代の男女ということで比較的若い点を踏まえれば尚更ですね。

 とするとこのアンケートは何等かの理由で「不満」と回答しやすい構造・母集団になっているのかもしれませんね。その理由は筆者にはわかりませんが・・・。

 残念なことにジャストシステムのサイトを覗いてもこの調査結果を発見できず、上記記事以上のことは未詳ですが、不満が高めに出ていそうな点は割り引いた方がよさそうですね。

 とは言いつつ、こうした手数料や営業時間、手続きの煩雑さが銀行サービスの大きな問題点であるのは間違いありません。

 筆者にはなかなかピンとこないフィンテックですが、ぜひこうした問題点の根本的な解決に役立ててほしいですね。少なくとも手続きの煩雑さについてはIT化によってかなり簡素になるのではないかと思います。コンビニなんて今やバーコードをかざすだけですからね。

 そこはかとなく期待しておきたいと思います。

 ということで今回の読者アンケートは「ジャストシステムの調査によれば銀行の手数料に対して83%の方は不満とのことですが少し割合が高すぎる気もします。あなたはATM手数料や振込手数料を払っている?」でいきましょう。投票は5月20日まで。

■ジャストシステムの調査によれば銀行の手数料に対して83%の方は不満とのことですが少し割合が高すぎる気もします。あなたはATM手数料や振込手数料を払っている?(5月20日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1256







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4月の世界の株価収益率を更新しました。

2016-04-19 10:48:14 | Weblog
4月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

 株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

 で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

 もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

 一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

 4月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。



 4月の株価収益率の平均は前月と比較して上昇しました。先月の単純平均は13.89倍で、今月は14.13倍ということですね。

 上がったということは株価が「割高」になったということになります。株価が割高となる要因は以下の通りです。

 ・株価が上がる
 ・企業収益が減る


 ここでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(6ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(円建て:6ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(円建て:6ヶ月)



 全体的には下げ止まりつつありますね。特に新興国の株価がようやく回復してきた点が印象的です。

 ただ先月のこの時期と比較するとどの指数も下がっていそうですね。

 いつものように具体的な数値をチェックするとこのようになっています。

・日本 :下がる(16,724円→16,276円)
・先進国:下がる(513ポイント→508ポイント)
・新興国:変わらず(758ポイント→758ポイント)


 何と新興国の株式指数は先月とピッタリ変わらないというかなり珍しい状況ですが、それはさておきやはり数値の上では概ね先月より低下しているわけで、そうした中で上記株価収益率=PERが上昇する、というのは違和感があります。

 というわけで上記は円建てですのでドル建ての先進国株価および新興国株価の推移をチェックしてみたいと思います。

 まずドル建ての先進国株価(日本を除く)はこう。

 

 次にドル建ての新興国株価はこう。

 

 つまり・・・ドル建てでは先月と比較しても上昇しているわけです。

 ではなぜ上記円建てでは不冴えかと言うと・・・この間に円高が進行しているからですね。ドル円相場はこのようになっています。

■ドル円相場

 

 見事に円高が進んでいるわけですね!

 今、日本の個人投資家から見れば「世界の株価上昇」vs「円高」がせめぎ合っているということです。ある意味、日本の投資家だけが世界のマーケットから取り残されていると言えなくもないですが、そのメカニズムはと言えば「アメリカの利上げ懸念の後退」が挙げられます。

 アメリカは好調な経済を背景に昨年12月からついに利上げを開始したわけですが、その前後で世界の株価は大きく下落しました。中国株バブルの崩壊資源価格の下落など、それ以外の要因も重なったわけですが、しかしそれでも「主犯」の1人であったのは間違いありません。

 そうした混乱を受けてアメリカの中央銀行であるFRBはこれまで「年4回」と目されていた利上げペースを「年2回」にすると示唆しました。まだ1回しか利上げしていない中で年4回も年2回もなさそうなものですが、これで見事に世界の株式市場も落ち着き上昇に転じているわけですね。

 ちなみに原油相場も上昇に転じています。アメリカの利上げ後退=ドル安なわけですから、ドルで取引される資源価格が相対的に上昇するのは当然です。

 そのようにアメリカの利上げが後退する中で、世界の金融市場を取り巻く環境が大きく好転する一方、ドル安が進み、その裏返しとして円高となっているわけですね。日本の投資家としてはスッキリしない状況です。

 結局、今月の世界のPER=株価収益率の上昇は確かに「世界の株価上昇」によるものではあるけれど、我々日本人からすればほとんど全く実感できない、ということですね。

 こうしたタイミングでの投資というのは・・・なかなか微妙です。長期投資なら「円高&株安」が投資のタイミングですし、短期投資なら「円安&株高」が投資のタイミングとなるわけですが、今はそのどちらでもないというわけです。

 さらにそうは言いつつどこかでまたアメリカの利上げが意識されるでしょうから、そうなってくると為替は円安となるかもしれませんが、今度は世界の株価が下落することになります。

 加えて中国経済のスローダウンも引き続き不安の種ですね。

 どんな時でも投資には慎重な判断が必要ですが、特に今は、より慎重な姿勢が求められているという気がしますがいかがでしょうか。

 では個別の株価収益率=PERはこのようになっています。



 今月の割高市場は先月に引き続きアメリカ/ナスダック市場ですね。

 次の15倍以上20倍未満のゾーンですが、南アフリカ/全株日本/JASDAQ市場イギリス/FT100アメリカ/NYダウインド/SENSEX市場日経平均、となっています。こちらも先月と変わらずですね。

 もちろん株価は割高の時よりも割安の時に購入した方がいいわけで、これから株式投資をご検討の方はこうしたPERの状況にも注意しながら、なるべく割高な市場・タイミングは避けて投資先を選別していただければと思います。

 だからと言って「低ければいい」というものではないのは申し上げた通りですが。

 各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら
  http://www.ginkou.info/modules/per/







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実況中継!自腹で資産運用~10年1ヶ月目(前月比+0万円)

2016-04-18 11:33:53 | Weblog
このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、10年1ヶ月目となります。丸10年ということですね!

 実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1012

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



 現在の運用割合ですが・・・ついに投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となりました!

 国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

 売却については昨今の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。

<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月は+0万円とわずかにプラスですね。

 つまりは残った唯一の投資資産である国内REITが上昇したということですが、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであってもその金額は誤差の範囲内です・・・。

 次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



 通算成績としては、ほとんどのリスク資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

 逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

 そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



 全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約75万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

 目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸10年となる今月の目標は「250万円の黒字」が必要だったわけですが・・・重い「宿題」となりそうです。

 先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

 さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均

 

■アメリカ株(S&P500)

 

■先進国株(円建て)

 

■新興国株(円建て)

 

 こうして見ると・・・いよいよ底入れされてきたように見えますね。特にアメリカ株については昨年夏の「チャイナショック」の前の水準まであともう一息という水準まで回復してきました。

 これまでアメリカ株の逆風となってきたのが利上げとそれに伴うドル高だったわけですが、利上げについてはこれまで示唆されていた「年4回ペース」から「年2回ペース」に修正され、懸念が後退しています。

 その結果、為替相場もドル安傾向となり、ドル安となればドル表記される資源価格は上昇することになりますので、これまた世界株式の足かせとなっていた資源安も緩和されるという一石三鳥の状態ですね。となると株価が回復するのも当然かもしれません。

 実際、原油価格はこのように推移しています。回復傾向にあるわけですね。

■原油相場(WTI)

 

 1バレル27ドルくらいだったものが今や42ドルくらいまで上昇しているわけですからかなりの回復ですね!

 そして米ドルの金利がそれほど急には高まらないということになれば、新興国の株式市場から投資マネーが流出してしまう懸念が薄らぎ、新興国の株価にも上昇圧力となります。そう考えるとアメリカの利上げ後退は「ドル安」「アメリカ株上昇」「資源価格上昇」「新興国株上昇」の一石四鳥と言ってもいいのかもしれません。

 世界の株価は今も昔もアメリカの金融政策次第、と言うことですね。いやはや。

 とすると今後も株価が回復していくことを期待したいわけですが、日本の投資家からすると悩ましいのがドル安ということはつまり円高であり、今後もどんどん円高ドル安が進むのであれば逆風ということですね。

 投資した資産が「円建て」ではどんどん目減りしていくことになります。為替相場をチェックするとこうなっています。

■ドル円相場

 

 じりじりと円高が進み今や109円前後ということですね。そして先月もご案内したように為替相場が恐ろしいのは適正水準がよく分からないという点です。数年前まで80円前後だったことを考えればそのレベルまで円高が進んでもおかしくありません。

 実需としても原油価格が下がり、原発の再稼働が始まる中で、大幅な赤字だった貿易収支も黒字化しつつあります。となるとやはり円高に進む方が理屈には合っています

 そして円高の中で日本株がどんどん上昇していくというのは正直考えにくいです。むしろこれまでの動きからすれば円高=株安です。

 そうしたわけで、やはり足元の「円高相場」が終息しないことには、日本株にしても他の投資資産にしてもちょっと投資しようという気にはなれないですね。

 他方。

 アメリカ株が落ち着き、資源価格が落ち着き、新興国株が落ち着くとなると、アメリカが再び「利上げモード」に入っていくのは間違いありません。

 ペースを落としたと言っても好調な経済を背景にアメリカで利上げが進んでいくのは確実です。そもそも年4回だろうと年2回だろうと利上げ姿勢が維持されているわけですし、次の景気後退の前に金利を引き上げておこうと思えば今しかありません

 つまり、一旦「小休止」となっているものの中期的には

 ・アメリカの利上げは進み、

 ・ドル高となり、

 ・アメリカの株価は下落し、

 ・資源価格は低迷し、

 ・新興国の株価は下落する


ということでしょうから、やはり投資を本格的に再開させるには時期尚早な気がします。

 そう遠くない将来に来るであろう世界的なリセッション=景気後退の後に再参戦というのが良さそうですがいかがでしょうか?

 じっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。

 いつかどこかでフォローの風が強く吹くことを待ち続けたいと思います。


<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



 当サイトのポートフォリオは引き続き1位を維持しています。

 では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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じぶん銀行:プレミアムau1年0.15%

2016-04-15 12:35:39 | Weblog
地震大国日本でありますが、昨晩は熊本で震度7の地震ですね!震度7は東日本大震災以来とのことです。亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災地の1日も早い復興を祈りたいと思います。

 ただ被害の状況が概ね現在報道されている規模とするのであれば、被害を大きくさせる要因というのは

 ・都市直下型であるのかどうか
 ・大規模な津波が発生するのかどうか

の2点になるのでしょうね。そして多くの読者の方は人口分布という観点から言えば都市または都市周辺にお住まいでしょうから、もしわが身に起こればすなわち大災害となる可能性が高いです。

 ぜひ備えを十分にしていただければと思います。たとえば家具を固定すれば地震による即死のリスクを低減できますし、海の近くに住んでおられる方はとにかく高台に逃げる方法を考えておくことが重要ですね。

 仮にすぐに逃げられない場合でも救命胴衣や浮き輪があるだけでも生存率は大きく高まりそうです。震災復興のために数兆円かけて防潮堤が築かれておりますが、そうした簡易・安価かつ効果的にも思える備えは進んでいるのですかね?

 短い間に2つの異なるタイプの大震災という教訓を得られた経験をぜひ生かしたいものです。
 
 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券の取り扱うクレディセゾン社債を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■SBI証券:株式会社クレディセゾン第58回無担保社債

 ・5年:0.30%


 仮条件から約0.30%と予測しましたが、その通りとなりましたね。

 期間5年で0.3%の金利ということですからそこそこの水準という感じでしょうか。

 また、5年後にクレディセゾンの経営が傾いてしまっている可能性は、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも検討可能な気がします。

 もちろん先週もご案内しましたが、超優良だった企業が一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースはありますし、特に相対的にリスクの大きい金融機関はそういった「突然死」の可能性はゼロではありません。

 繰り返しになりますが、「リスクがある分金利が高い」という原則は常に頭に入れておきたいものです。

 ちなみに販売期間は4月11日(月)12:00から4月22日(金)14:00までとなっており、おそらく販売当日もしくは翌日くらいで売り切れてしまうのではないかとご案内しましたが・・・今のところまだ販売を継続していますね!

 0.3%ではちょっと購買意欲を駆り立てるには弱かったのでしょうか。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.7」。真ん中が3つ★ですから、それを下回る残念な結果と言えます。

 やはり定期預金とは異なる社債というリスクを考えれば「0.3%では物足りない」ということですかね?

 筆者個人としては悪くない水準に思えるのですが・・・すっかりマイナス金利の世界に毒されてしまったのかもしれません。

 ちなみに今日気が付きましたが、前回のタイトルおよびアンケートを「クレディソゾン」としておりましたね・・・お恥ずかしい限りです。別の部位も毒されてしまっているようです・・・失礼しました。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月8日まで。

>>>SBI証券の口座開設はこちらから

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1253

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=848


 今回は、じぶん銀行のプレミアムバンクforauを取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



 2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

 さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

 皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利は何とマイナス水準まで低下してきました!本日の長期金利も-0.095%とやはりマイナスです・・・恐ろしいことです。

 それでも預金金利がマイナスになることはないと思いますが、預金者の忍耐の日々はまだまだ続くということですね。いやはや。

 さて、このように金利が劇的に低下している中ではありますが、それでも比較的高い金利が提供されているケースがないわけではありません。その1つが、じぶん銀行デビュー応援プログラムです。

 ご存知の通りじぶん銀行は三菱東京UFJ銀行KDDIという日本を代表する企業の子会社であり、経営基盤は磐石な上に、先日発表された2015年4月~12期決算でも当期利益は約11億円と堅調です。

 開業当初は年間40億円くらいの赤字を出し続けていましたよね?隔世の感があります。

 おそらくそうしたことも、このような継続的なプログラムを通じて積極的に顧客を獲得しようとしている背景なのだと思いますが、その気になる最新の金利はと言うと・・・

■じぶん銀行「新規限定デビュー応援プログラム」

 ・3ヶ月  : 通常金利0.04% + 特別金利0.10% = 0.14%


 高金利の定期預金であっても0.2%に届くかどうかという昨今の金利環境を考えると、3ヶ月とはいえ0.14%という金利水準はまずまずと言えるわけですが・・・しかし絶対水準としては大きく下がりましたねぇ。マイナス金利の影響を実感します。

 こうした状況下で注目すべきはau利用者向けの優遇サービスである「プレミアムバンク for au」の方かもしれません。親会社の片方がKDDIということもあり、au利用者には手厚い優遇プログラムが用意されているわけですね。具体的にはこういうことです。

■じぶん銀行「新規限定デビュー応援プログラム:au利用者限定」

 ・3ヶ月  : 通常金利0.04% + 特別金利0.20% = 0.24%


 こちらは出来上がりが0.24%ということでかなり魅力的になってきます!

 さらに3ヶ月後の受け皿も用意されていてau利用者に限り、特別な1年もの定期預金が提供されています。

■じぶん銀行「プレミアムバンク for au:au利用者限定」

 ・1年  : 通常金利0.05% + 特別金利0.10% = 0.15%


 1年で0.15%ということですから、まずまずの金利水準と言えます。今ならトップクラスと言うべきかもしれませんが。

 さらにこの金利は恒常的な「プレミアムバンク for au」の特典として提供されているわけで、今後も利用し続けることができるというのが大きな魅力です(もちろん、突然終了・縮小する可能性はゼロではありませんが)。

 これまでもそうでしたが、これだけ金利が低下してくるとじぶん銀行を検討すべきなのはauユーザー、ということですね。

 ちなみにこのプレミアムバンク for auの特典は金利優遇だけでなく以下のような手数料優遇も用意されています。

 ・ATM手数料無料
 ・他行宛て振込手数料月5回無料
 ・カードローン金利優遇
 ・WALLETポイント優遇


 この中では特に「ATM手数料無料」・「他行宛て振込手数料月5回無料」が魅力的ですね!細かな金利優遇よりはるかに経済的なメリットがあるのは間違いありません。

 なお、うがった見方をすればそれだけKDDIに割高な電話料金を払っているとも考えられますが、であればこそこうした優遇金利を利用して「少しでも取り返そう」という姿勢が重要と言えるかもしれませんね。

 au利用者の方はぜひ積極的にご活用ください。

 ではここで、主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

 ・新生銀行            0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
 ・じぶん銀行           0.24% ※新規au顧客向け、3ヶ月
 ・あおぞら銀行インターネット支店 0.20%
 ・オリックス銀行         0.20%
 ・じぶん銀行           0.15% ※au顧客向け
 ・関西アーバン銀行        0.15% ※いちょう並木支店
 ・じぶん銀行           0.14% ※新規顧客向け、3ヶ月
 ・楽天銀行            0.04%
 ・東京スター銀行         0.03%
 ・住信SBIネット銀行      0.03%
 ・ジャパンネット銀行       0.02%
 ・ソニー銀行           0.01%
 ・三菱東京UFJ銀行       0.01%


 やはり、じぶん銀行のauユーザー向け金利は相応に高金利ですね。

 ではこの、au利用者は3ヶ月0.24%、1年0.15%と金利優遇されるほか、ATM手数料無料・他行宛て振込手数料月5回無料となる、じぶん銀行の「プレミアムバンク for au」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・魅力的な優遇内容を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は5月15日まで。

>>>じぶん銀行の「プレミアムバンク for au」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
 http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=8


au利用者は3ヶ月0.24%、1年0.15%と金利優遇されるほか、ATM手数料無料・他行宛て振込手数料月5回無料となる、じぶん銀行の「プレミアムバンク for au」。あなたの評価は?(投票は5月15日まで) >>>投票はこちら







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消費税再増税に賛成?反対?

2016-04-13 10:22:57 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日経新聞によれば2016年度の市場関係者の見通しとしては「円安株高」ということですが、あなたの見通しは」では・・・

 1位:円高/株安 78%
 2位:円安/株安 14%
 3位:円安/株高 7%

 となりました。1位は「円高/株安」で約8割となっています。圧倒的ですね!

 筆者も全くの同感です。これまでの円安相場は概ね以下のような力学が働いていたものと思います。

 1.黒田日銀の異次元緩和に対する期待・恐れ
 2.原油高&原発停止に伴う貿易収支の赤字
 3.好調な経済を背景にしたアメリカの利上げに伴うドル高予想


 こうしてまとめるとある意味、「神風」が吹いたと言えるのでしょうねぇ。結果として80円前後の日本円が120円前後まで下がったわけですから「1.5倍」とも「3分の2」とも捉えてよい爆発的な円安となりました。「円安バブル」ということです。

 しかしその前提条件は今や大きく崩れています。まず崩れたのは2の「原油高」です。往時100ドルを超えていた原油が今や多少回復したとは言え40ドル前後ですからね。半分以下です。そうした影響もあって貿易収支も徐々に黒字化しています。

 貿易収支が黒字となるのは悪いことではありませんが、その副産物としての円高は受け入れざるを得ません。

 次に崩れたのは3の「アメリカの利上げ懸念」です。他国に先駆けて金融緩和から金融引き締めに大きく舵を切ったアメリカですが結果として世界的な株安の原因を作ってしまいました。

 株安だけならまだしも世界の実体経済もスローダウンしておりますからね。アメリカだけがどんどん利上げできる状況ではありません。ついにアメリカの中央銀行であるFRBは利上げペースの後退を示唆し、ようやく世界の株価が落ち着いたわけですが、その副産物としてドル安が進んでいます。

 そして最後に崩れたのが3の黒田日銀の「異次元緩和の神通力」です。これまで全勝だった黒田バズーカですが、1月末のマイナス金利発表はついに失敗し、少なくとも株価にも為替相場にも全く効果がありませんでした。慌ててしまった投資家の方は多いと思います。

 筆者もまさにその1人ですが・・・。

 そのように考えればこれから「円高」に進むのは必然であり、結果として「株安」となるのは当然だと思います。

 とは言いつつ。

 1年は長いですからね。2016年度はまだ始まったばかりです。どこかで為替相場が反転する可能性はゼロではありません。そのカギとなるのは・・・やはり「アメリカの利上げ」でしょう。

 利上げペースが緩やかになるとしても当面はアメリカの利上げが進むのは間違いありません。とするとやはりどこかで円安に向かう可能性があります。

 しかしそれが素直に日本株高に結び付くかどうかは微妙ですね。利上げされれば当然、アメリカの企業業績にはマイナスですからアメリカ株には下落圧力がかかることになります。もちろんそうしたプレッシャーは日本株にもかかることになります。

 その点では2位に「円安/株安」が入ったのも分かる気がします。つまりどちらにせよ株安だ、ということですね。

 今のところ意外なほど粘り腰を見せている日本株ですが、ぜひそうした冷ややかな見方を打ち破って力強く上昇していってほしいと思います。そういう予測はしておりませんが、期待だけはしておきたいと思います。

 

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月6日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1252

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1017



            --- Ginkou ---

増税反対、政権支持層でも

http://www.nikkei.com
 
 日本経済新聞の世論調査で、2017年4月の消費増税に反対する声が安倍政権の支持層にも広がってきた。増税反対は内閣支持層で48%となり、2月の前回調査より2ポイント増えた。経済対策が必要との回答は、農林水産業で20ポイント、サラリーマン層で12ポイントそれぞれ前回より増えた。年代別では、40~60歳代ではいずれも6割以上が必要と回答した。

 首相は消費増税の再延期を視野に入れる。その場合、衆院解散に踏み切り7月の参院選を衆参同日選にするとの見方があるが、同日選について内閣支持層、自民支持層とも50%が理解を示した。景気が不透明だと選挙による政治空白は望ましくないとの声が出るが、今回は増税延期を理由に同日選に踏み切りやすい環境になりつつある。

 ただ衆参両院で3分の2を確保し、憲法改正につなげる首相の戦略には慎重論が増えた。安倍政権での憲法改正は賛成が31%(1月調査は34%)、反対は52%(同46%)。年代別は20歳代から70歳以上までいずれも反対が賛成を上回った。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 2016年は早くも4月を迎えたわけですが、それはつまり来年4月に予定されている消費税再増税まで1年を切った、ということになります。

 これまで安倍総理は「リーマンショックや東日本大震災級の危機が起きない限り増税する」と説明してきており、それが正しければやはり消費税は再増税されるのでしょうね。上記の通り内外の金融市場に「懸念」があるのは間違いありませんが、これが「危機」かと聞かれれば答えはノーです。

 そんな危機の時にアメリカが金利を引き上げるはずがありませんからね。

 さらに日本の財政状態を見れば増税が必要なのは火を見るより明らかです。簡単に言えば年収が500万円(50兆円)しかないのに1,000万円(100兆円)の出費を続けているわけですからね。毎年500万円(50兆円)ずつ借金が膨らむのは小学生でもわかります。

 もちろんこうした放漫家計を抜本的に改善するためには消費税の2%の引き上げだけでは全然足りず、実際には

 ・消費税を20%に引き上げる
 ・医療費の自己負担を倍にする
 ・年金の支給開始を70才に引き上げる
 ・相続税をさらに倍にする


といった荒治療が必要となります。平時の民主プロセスでこうした「劇薬」を自発的に飲むのは不可能ですから、現実的には一度財政破綻してIMFなどの外圧によって解決が図られるのでしょうね。

 日本が二度目の「敗戦」に向けてまっしぐらかと思うと暗澹たる気持ちになります。先の大戦でもこうした雰囲気の中で引き返すことなく敗北したのかと思うと・・・歴史は繰り返すということでしょうか。戦前は軍部が暴走したわけですが、今は「財政出動派」の政治家が暴走しているわけですね。

 もちろん我々有権者が同罪なのは間違いありません。実際、上記記事にあるように世論調査ではこのような結果となっています。

 ・追加の経済対策

  必要:55%
  不要:26%

 ・消費税再増税

  賛成:30%
  反対:61%


 つまり、「税金を払うのはいやだけれど、もっと税金を使って自分の生活を助けてくれ」と言っている、ということですね。有権者がそうした考えを持っている限り、選挙で選ばれた政治家がその期待に応えようとするのは当然と言えます。

 困ったものですねぇ。

 そうしたこともあって来年の消費税再増税には暗雲が垂れ込めているわけですが、さらに忘れてはいけないのが夏に実施される参議院選挙です。安倍自民党が勝利しようと思えば「再増税延期・凍結」が最もわかりやすい撒き餌となります。

 さらに本当に安倍総理が「再増税延期・凍結」を決断するとすれば、衆議院を解散する絶好の機会となります。勝つ可能性が高まりますし、ここで更なる4年間の猶予期間を得られれば憲法改正といった不人気政策に取り組むことができます。

 逆に言えば筆者も含め憲法改正といった右寄りの政策に懸念を感じる方々にとってはこの「衆参同時選挙」はかなり危険な匂いがするわけですが、同じ調査ではこのようになっています。

 ・衆参同日選

  賛成:39%
  反対:37%


 意外とそれほどアレルギーはないということですね。消費税再増税延期のバーターならこれくらい受け入れられる、ということかもしれませんが、他方憲法改正についてはこのようになっています。

 ・憲法改正

  賛成:31%
  反対:52%


 憲法改正に反対ならやはり同日選にも反対した方がいいとは思います。もちろん衆議院の解散権は総理の専権事項ではあるのですが。

 ・・・と、話がかなり飛んでおりますので元に戻すと、そうは言いつつ論点はやはり「来年の消費税再増税」ですね。個人的には財政再建の必要性に加え、このタイミングを逃すと永遠に増税できないのではないかと懸念しております。

 2020年にプライマリーバランスを黒字化させるという対外公約も達成が怪しくなりますね。

 ぜひ「政治の誘惑」に耐え、安倍総理には財政再建の道筋をつけていってほしいものです。困るのは子どもたち・・・ではなく自分たち自身ですからね。二度目の敗戦はすぐそこまで迫っております。

 ということで今回の読者アンケートは「日経新聞の調査によれば来年4月の消費税再増税に賛成30%、反対61%とのことですが、あなたは再増税に賛成?反対?」でいきましょう。投票は5月13日まで。

■日経新聞によれば2016年度の市場関係者の見通しとしては「円安株高」ということですが、あなたの見通しは?(5月6日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1254







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4月の金利比較、更新しました(その2)。

2016-04-11 10:04:29 | Weblog


さて、先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。

なお、先週更新した口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較についてはこちらからご確認ください。
■今月の金利更新(その1):
 http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=847



5.外貨預金・外貨定期預金比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=20


 今月はジャパンネット銀行の「外貨定期預金 米ドル6ヶ月もの金利2%キャンペーン」と三井住友信託銀行の「インターネット限定 外貨定期預金金利上乗せ」が新しいキャンペーンとなります。

 また米ドルについては全般的に金利アップされているようです。興味がある方は最新の金利をチェックしてみてください。

 さて評価ですが、いつものように楽天銀行ソニー銀行三井住友信託銀行住信SBIネット銀行じぶん銀行に加え、高金利が魅力的な東京スター銀行、そして外貨預金の提供を開始したジャパンネット銀行を★★★としています。

 米ドルは、リーマンショック後のアメリカの金融緩和の影響を受けてずっと下落が続いてきました。つまり円高が進んできたということですね。

 しかしながら。

 安倍政権の発足と共に2013年から円安を試す動きとなり、あっという間に100円を超える円安となりました。

 これは、貿易収支の赤字による実需の円安圧力に加え、2013年4月4日に発表された「異次元」と形容される、日銀の新たな金融緩和策の影響が大きいですね。

 そしてそうした円安の動きにダメを押したのが2014年10月末に発表された日銀の追加金融緩和策です。これは「黒田バズーカ2」と形容されるほど驚きをもって迎えられ、結果的にその後ガツンと円安が進みました。

 加えてアメリカで「利上げ」が始まった一方で、日本では今度は「マイナス金利」という衝撃的な「黒田バズーカ3」が発射されたこともあり、日米の金利差拡大に伴うさらなる「円安ドル高」は間違いないと思えたのですが・・・実際には反対に大きく円高が進んでいますね!驚きです。

 日本の金融緩和よりも、原油価格の下落や中国経済の減速といった「心配事」の方が影響が大きいということなのでしょう。

 また、こうした経済環境を踏まえればアメリカの利上げペースが遅くなると予想されることも円高ドル安の要因となっているのではないでしょうか。

 さらに「日銀の渾身の異次元緩和第3弾が効かなかった」という事実そのものも大きな「ゲームチェンジ」になった気がします。ここ数年の金融市場はまさに「黒田相場」だったわけですからね。

 いずれにしてもいよいよ「円安バブル」が終焉するのかもしれません。それはつまり円高によって物価が安くなるわけですから、デフレの復活であり、アベノミクスの終焉であるとも言えます。

 実際、足元では110円を割り込み、105円台を予想する声も聞かれます。果たしてこの「円高」がどこまで進むのか・・・注目ですね。

 <ドル円為替チャート(1年)>
  

 対ユーロでも大きく円高が進んでいます。ギリシャ問題・ウクライナ問題・シリア問題など、ユーロを取り巻く悪材料がたくさんある中では当然の流れかもしれませんが。

 <ユーロ円為替チャート(1年)>
  

 対豪ドルでもやっぱり円高ですね。これはオーストラリアの最大の貿易相手国である中国の景気減速の影響もありそうです。

 <豪ドル円為替チャート(1年)>
  

 なお、2016年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、住信SBIネット銀行じぶん銀行が1位となっています。

 ■外貨預金ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#4


6.投資信託比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17


 今月の新しいキャンペーンは住信SBIネット銀行の「SBI証券新規口座開設特別企画!」キャンペーンと三井住友信託銀行の「インターネット限定 投資信託申込手数料30%割引」キャンペーンですね。

 これから投資信託を利用しようとされている方はこうしたキャンペーンを上手にご活用ください。

 さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している住信SBIネット銀行、そして楽天銀行としています。

 また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から住信SBIネット銀行(SBI証券)楽天銀行(楽天証券)ジャパンネット銀行を★★★としています。

 なお、2016年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、新生銀行が1位となっています。

 ■投資信託ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#5

 ※投資信託リターン率(1年)ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17#4


 2016年4月の1年リターン率ランキングです。これまで中国A株ファンドが寡占状態だったわけですが、年明けに一気に入れ替わり、中国株ファンドは10位に1ファンドを残すのみですね。

 昨年夏から続く世界同時株安の「主犯」の1人であり、バブルが崩壊したと指摘されて久しい中国A株に投資するファンドが上位を独占するというのは何とも奇妙な印象を受けたものですが、いよいよ「退場」したということになります。

 一応、その中国上海市場の動きをチェックしてみるとこうなっています。

  

 見事なバブル崩壊の軌跡をたどってきているわけですが、確かに昨年夏に大きく下落したほか年明けも下落基調となっており、1年前と比較すれば指数としては「マイナス」水準となっています。リターン率ランキングから姿を消すのも当然ですね・・・。

 ただ一方で水準としては3,000ポイントあたりでいよいよ下げ止まった感があります。昨年から続いてきた「チャイナショック」もいよいよ過去のものとなりつつあるのでしょうか。だとすると世界の株式市場にとっては良い材料ですね。

 ではその中国株ファンドの代わりにランクインしてきたのはどういうファンドかと言うと・・・日本の中小型株ファンドです!1年で約1割~3割上昇しています。日本の新興株式市場が上昇しているイメージはなかったのですが・・・実際には堅調だったのですかね?

 そうしたわけで中小型株がメインと思われる日本のJASDAQ市場の株価推移をチェックするとこのようになっています。

  

 1年前と比べると・・・マイナス水準ですね。

 念のためマザーズ市場をチェックしてみるとこちらは1年前の水準を回復してきたように見えますがその上昇率は1割程度です。

  

 つまりは全体的な指数だけを見ればなぜこうした日本の中小型株ファンドの成績が好調なのかよく分からないということです。

 たまたまこれらのファンドがこぞって投資している数社の株価が堅調だったということですかね?謎です・・・。

 そうしたわけで今月特に成績を伸ばした「DIAM 新興市場日本株ファンド」の運用報告書をチェックしてみると投資先は比率順にこのようになっています。

 ペプチドリーム
 セプテーニ・ホールディングス
 FPG
 ベクトル
 セリア
 クルーズ
 アルファポリス
 シュッピン
 ミクシィ
 CYBERDYNE


 確かにペプチドリームやセプテーニは株価が上昇した、という記事を見た気がします。念のため組み入れ率1位のペプチドリームの株価をチェックするとこうなっています。

  

 おぉ、確かに上昇していますね!1年で3倍です。

 しかし個人的にこれらの銘柄に投資したいかと言われると微妙ですね・・・5年後の業績は全くわかりません。だからこそこうしたファンドを通じて分散投資する意味があると言えるのかもしれませんが。

 このようなアグレッシブな銘柄に投資するアグレッシブなファンドがいつまで好成績を維持できるのか・・・注目ですね!

 果たして来月のランキングはどうなるでしょうか。


7.カードローン比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=30

 
 まず銀行系のカードローンを比較してみます。信用力があって最低金利が3.0%と低いオリックス銀行の「オリックス銀行カードローン」、1.99%の住信SBIネット銀行の「MR.カードローン」、そして3.0%のみずほ銀行の「みずほ銀行カードローン・エグゼクティブプラン」となりました。

 次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。

 この中では、最低金利が4.5%となっているプロミス、4.7%となっているアコムを★★★としました。

 なお、2016年の当サイトのカードローン人気ランキングでは住信SBIネット銀行イオン銀行が1位となっています。

 ■カードローンランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#7


8.セキュリティ比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=18


 セキュリティに関する動きといえば、三井住友銀行は2016年7月から乱数表の利用を縮小させ「パスワードカード」がないと振込などができなくなります。利便性は下がりそうですがセキュリティの向上が期待できますね。

 その先を行くのがジャパンネット銀行でついに2015年4月から乱数表を終了しました!これからは「ワンタイムパスワード一本」ということです。

 三菱東京UFJ銀行も2014年8月から「ワンタイムパスワードアプリ」の提供を開始しているほか、インターネットバンキング専用の無料ウィルス対策ソフトの提供を始めています。2015年3月からはみずほ銀行と同様に「ワンタイムパスワードカード」も導入しています。

 また、住信SBIネット銀行がスマートフォンを利用した認証サービス「スマート認証」の取り扱いを開始しています。振込みのたびにスマートフォンで認証するものでこちらもセキュリティレベルはかなり高そうです。

 りそな銀行も、新たな認証方式である「ワンタイムパスワード生成アプリ(ソフトウェアトークン)」の導入を開始しています。三菱東京UFJ銀行と同様ですが、自分のスマホからワンタイムパスワードを入手できるので便利ですね!

 このように各銀行がセキュリティ強化を急ぐ理由はと言えばもちろん、インターネットバンキング経由での不正送金被害が増加しているためですね。報道によれば2015年の1年間の被害額が約30億円ということで、残念ながら2014年の被害額である約29億円から微増となっています。十分な注意が必要です。

 ちなみに新たな不正の動きとしては法人向けインターネットバンキングが狙われているという話ですのでお心当たりの方、会社の方は十分ご留意ください。

 こうした不正送金の主な手口ですが、1つ目は偽のポップアップ画面によるもの、ということですね。

 具体的にはウイルスに感染したコンピューターで、メガバンクなどのインターネットバンキングにログインすると、偽のポップアップ画面が表示されて、そこに騙されて乱数表の番号などを入力してしまうと、情報が盗まれ、犯人に不正にログインされてしまう、という手口です。

 偽画面の例は、各銀行が発表していますので参考にしてみてください。

 不正送金の主な手口の2つ目は、被害が急速に拡大しつつあるフィッシングメールです。メールを受け取った経験のある方も多いと思います。

 フィッシングメールと言われると何かハイテクなものかと不安になりますが、実際にはこちらも偽のポップアップ画面の手口と同様に、偽のログイン画面や添付ファイルに暗証番号等を入力させ、送信させるというアナログのものです。

 どちらも確かに巧妙ですが、自衛手段は簡単ですね。「何があっても乱数表の全ての組み合わせを入力しない」ということに尽きます。

 インターネット上でいくら不正な細工をしても、手元にある乱数表の数字の情報を直接奪うのは不可能です。被害に遭うのは主にこうした数字を全て入力してしまった場合だけですね。結局のところ、最後はパソコンではなく人が騙されるかどうかにかかっています。今一度、上記原則を胸に刻みこんでいただければと思います。

 通常、乱数表の入力は3マス程度だと思いますが、4マス以上だと「おかしいぞ?」と思う姿勢が重要ですね。

 ここで評価のポイントですが、以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。

 <評価のポイント>
 1.生体認証カード
 2.ICカード
 3.乱数表
 4.ワンタイム・パスワード
 5.出金メール通知
 6.不正利用保険


 ★★★はみずほ銀行三井住友銀行楽天銀行の3行としました。

 なお、2016年の当サイトのユーザー人気ランキングでは新生銀行が1位となっています。

 ■セキュリティランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#9


9.証券会社比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=31


 株式の現物手数料については、SBI証券楽天証券マネックス証券、そしてGMOクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。

 このSBI証券楽天証券マネックス証券、そしてGMOクリック証券を★★★としました。

 また、証券会社の口座開設キャンペーンについては、取引条件がいろいろありますが最大で7万円程度もらえるわけで、どうせ口座を開設するなら、ぜひこういったキャンペーンを併用していただければと思います。

 さて株式相場ですが、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災が転機となり大きく下落し、その後はどんぶらこ、どんぶらこと、日経平均で言えば8,000円から9,000円の間を行ったり来たりする日々が続いておりました。

 そんな低位安定中だった日本の株価ですが、2013年から上昇を始め、日経平均はあれよあれよと言う間に1万円を突破し、一時は16,000円を超えるところまで上昇しました。

 このように株価が上昇した最大の要因はアベノミクスへの期待と、大規模な金融緩和によるものですね。金融緩和が実施されれば原則的には円があふれることから円安要因となるわけですが、実際に大きく円安が進み、それと歩調を合わせるように株価も上昇していきました。

 さらに2014年10月末に日銀から追加金融緩和策が発表されたのを契機に再び大きく株高が進みました。20,000円を超え、このまま高水準を維持していくものと思ったわけですが・・・株式相場はそんなに甘くはなく、逆に昨年8月以降、中国の景気失速やアメリカの利上げに対する懸念から急落しました。

 そして2016年に入ってからはさらに深刻な株価下落局面を迎え、原油(オイル)などの資源価格の下落も意識され、上記中国(チャイナ)に対する懸念との掛け合わせで「チャイル・ショック」などと言った言葉も踊りました。

 すでに株価は底が抜けてしまっていることに加え、残念なのは日銀の異次元緩和第3弾である「マイナス金利」が為替相場や株価には今のところほとんど効果がないという点です。

 それでも足元では徐々に「下げ止まり」の兆しが出ていることに加え、アメリカの利上げペースに対する懸念が後退している点はよい材料ですが、しかし本当に株価下落の要因が中国や資源価格なのだとすれば、調整はまだまだ続く可能性がありますね。十分な注意が必要です。

 もちろん仮にそうなっても、その後に投資機会が訪れるわけで、チャンスという面もあるのかもしれませんが。

 <日本の株価/日経225(1年)>

  

 世界の株価についても日本株と同様、急落しました。

 <世界の株価/MSCIコクサイ(1年)>

  

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