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AIIBに参加すべき?すべきではない?

2015-04-29 13:09:32 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2015年の春季労使交渉の第1回集計では、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ額の平均は7,497円ということですが、あなたの給料は上がりそう?」では・・・

 1位:変わらない 41%
 2位:そこまで行かないと思うが上がりそう 25%
 3位:金額はわからないが上がりそう 16%
 4位:むしろ下がりそう 8%
  〃:固定給ではないので関係ない 8%

 ということになりました。1位は残念ながら「変わらない」で約4割ということですね。業種や会社の業績、財務基盤にもよるのでしょうけれど、ある程度出世してしまった人は定期昇給もなくなってくると思いますのでそうした方の回答も含まれているのかもしれません。

 一方で2位は「そこまで行かないと思うが上がりそう」、3位は「金額はわからないが上がりそう」ですが、この2つを合算するとシェアは約4割ということで1位の「変わらない」と同じ割合になるというですね。

 回答数は限られておりますが、それでも4割の方々が「給料が上がりそう」と感じておられるというのはよく考えるとかなりすごいことなのかもしれませんね。実際のところ「下がりそう」と答えた方は1割以下という割合です。

 本格的に賃上げの動きが広がってくればいよいよ、インフレ経済が本格的に始動してくることになりそうですが果たしてどうなるのでしょうか?ポイントとなってくるのはそうした賃上げ分が消費に回り、経済の好循環が効いてくるかどうかですね。

 そうしたわけで筆者自身は浪費を積極的に勧める考え方は持たないものの、日本経済への貢献を考えると、せめて賃上げ部分は積極的に、有意義に使い切りたいものですね。「情けは人のためならず」「お金は天下の回りもの」ですから、そのように使うことで巡り巡って自分に返ってくることになります。

 では筆者が何にお金を使うかと言うと・・・電化製品も嗜好品も一通りそろいちょっと今すぐ思いつきませんねぇ。時期的にもモノを買うには割高な時期ですし。

 となると飲み食い、もしくは旅行などと言うことになります。自己投資という手もありますが、筆者には「勉強」は苦痛以外の何ものでもありません(笑)。

 おりしもゴールデンウィークが始まりましたしね。人ごみは避けつつ費用対効果の高い「散財」について思いを巡らしてみたいと思います。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月22日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1143

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=916



            --- Ginkou ---

アジア投資銀、なぜ注目集まるの?

http://mainichi.jp
 
Q:これまでの国際金融機関だけでは不十分ということなの?

A:背景には、現在の国際金融機関に対する新興国などの不満があります。経済発展を進めたい途上国や新興国は、道路などのインフラ整備を早く進めたいと思っていますが、お金が足りません。世銀やADBに融資を求めた場合、経済発展を実現してきちんと返済できるかどうか、インフラ整備を急いで環境破壊(かんきょうはかい)を進めたりしないか、などを審査します。融資が実現しない場合も少なくないため、断られた国の中には「世銀の仕事はお役所的すぎる」などと不満を持つケースもあります。また、IMFや世銀などが各国に支援を行う場合、厳しい緊縮財政(きんしゅくざいせい)や市場の開放などを求めています。こうした「欧米流」の手法では、公共サービスの削減など国民の痛みを伴うこともあり、アジアや南米などの新興・途上国から不満や批判が出ています。さらに、世銀やIMFの歴代トップは欧米出身者が務めており、ADBの総裁も日本から選ばれてきました。こうした既存の国際金融機関の枠組みが、新興国には不満というわけです。AIIBだけでなく、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)も「新開発銀行」の設立を目指しています。

Q:でも、AIIBには先進国である英国やドイツも参加するんでしょう?

A:欧州は中国との貿易や、現地への企業進出など経済的な結びつきが強くなり、AIIBへの参加を通じて、関係を強固(きょうこ)にしたい考えです。英国やドイツなどは、創設メンバーとしていち早く設立を支援する姿勢を示すことで、中国の通貨・人民元の取引市場を自国に取り込みたいという思惑もあるようです。先進国にとって、中国の経済力が無視できなくなったということです。

Q:日本はどうするの?

A:日本は米国とともに「AIIBは融資の審査や運営体制がはっきりしていない」などとして参加に慎重(しんちょう)な姿勢を崩していません。ただ、中国との経済的な結びつきが深まる中で一概には無視できず、日本政府は夏までに参加の是非を見極める方針です。貿易や外交が複雑に関わる課題で、難しい対応が迫られています。

 ※抜粋

〔 出典:毎日新聞 〕

            --- Ginkou ---


 せっかくのGWということもあり、もっとお手軽で簡単なネタを想定しておりましたが、ちょっと古かったのかすでに配信が停止されてしまっており、何か他のネタをと探すと一番最初に目に飛び込んできたのがこのアジアインフラ投資銀行=Asian Infrastructure Investment Bank=AIIBの話題です。

 いきなり最も硬派なネタの1つですが・・・目についてしまったので仕方ありません。取り上げてみたいと思います。

 この、中国が主導して設立されるAIIBの問題ですが、なぜクローズアップされているかと言えば、この金融機関に参加するかどうかで各国の対応が分かれているからですね。日本も含めた西側諸国からすれば、こうした新興国のインフラ作りを支援する金融機関としてはすでに世界銀行アジア開発銀行があり、必要十分という立場でした。わざわざそうした世界的な金融秩序に挑戦する金融機関は不要ということですね。

 しかし風向きが大きく変わってしまったのが、イギリスドイツなどのヨーロッパの主要な国々が創立メンバーとして参加を表明したことですね。つまり先進国の中でも参加するヨーロッパと、参加しない日米とで分かれてしまったということになります。

 となると日本としても参加するのかしないのか議論が活発に出てくるわけですが、その前にそもそもよく分からないのが現状の「世界銀行+アジア開発銀行」という体制のどこに問題点があるのかということですね。もし何も問題点がないのであればここまでAIIBが支持を集めることはなかったと思います。

 それをわかりやすくまとめたのが上記記事でして、要するに既存の枠組みだと「経済発展を実現してきちんと返済できるかどうか」「インフラ整備を急いで環境破壊を進めたりしないか」などが審査されるため、相対的に基準が厳しく、使いづらかったということのようですね。

 ただお金を貸すのに厳しい審査があるのは当然で、もしそのあたりの基準が相対的に緩いのだとすれば焦げ付きが多く発生し、今度は銀行そのものの経営がおかしくなります。その点で参加に慎重となるのは当然かもしれません。

 とは言いつつ参加の是非を考えた場合の本質はそこではありませんね。最大の懸念はもちろん「安全保障」です。軍事力を増強し、尖閣諸島や南沙諸島への「挑戦」が明らかにしているように覇権拡大の意欲を隠さない中国が、このような世界的な金融機関を持つことは安全保障上の脅威以外の何ものでもありません。

 レアアースの輸出制限のように、国益のためなら「使えるものは何でも使う」のが中国の流儀ですね。だとするとこのAIIBも当然、カードの1つになってきます。たとえば経済的に困窮している国にこのAIIBを通じて大量の資金を融資すれば、その国は結果的に中国の意向を無視できなくなってくるということですね。

 その点では日本やアメリカといった直接的に中国の軍事的な脅威を感じている国とそうでない国とで対応が分かれてくるのも当然なのかもしれません。

 一方でこのAIIBに参加しないデメリットがあるのも事実です。もし適切に運営されていくのであれば、どのような資金拠出の仕組みになるのかはわかりませんが、よい資金運用のチャンスとなる可能性があります。

 また、仮に既存のアジア開発銀行の地位が低下し、このAIIBがアジアにおけるメインストリームになっていくのであれば、日本の発言権・影響力を維持するためにも参加した方がよい、ということになります。

 加えて融資先のプロジェクトは当然のことながら民間企業にとっては大きなビジネスチャンスになると思いますが、何だかんだ言って参加メンバー国の企業が優先されるでしょうから、経済界からすれば機会損失の可能性があるということになります。

 上記のような安全保障上の懸念を考えればアメリカと歩調を共にする以外はないとは思いますが、政治は政治、経済は経済ということでうまく「政冷経熱」といった形ができれば一番良いのかもしれません。たとえば日本のメガバンクが民間として参加する、といった形です。

 なかなか簡単に答えが出る問題ではありませんが、参加するのかしないのか、世論や政治がどのような判断をするのか注目ですね。

 しかし中国が貧乏で困っている間は日中関係は相対的に良好だったのではないかと思いますが、経済的に成長してくると緊張が高まってくるのは何とも皮肉なことですね。韓国との関係も同じことが言えるわけですが。

 ただ一方で日本が「大人の対応」をしていれば関係が良くなってくるかと言うとそうではありません。難しいところですが、これもまた、歴史上初めて先進国となった日本が経験しなければいけない通過儀礼の1つなのかもしれませんね。

 そうしたわけで、今回の読者アンケートは「イギリスやドイツも参加することになった、中国主導のアジアインフラ投資銀行=AIIBですが、日本では意見が分かれているようです。あなたは参加すべきだと思う?参加すべきではないと思う?」でいきましょう。投票は5月29日まで。

■イギリスやドイツも参加することになった、中国主導のアジアインフラ投資銀行=AIIBですが、日本では意見が分かれているようです。あなたは参加すべきだと思う?参加すべきではないと思う?(5月29日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1145







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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」4月号。

2015-04-27 08:27:11 | Weblog
4月号の内容はこのようなものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□ 2015年4月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (楽天銀行、オリックス銀行、東京スター銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・<複数回答可>みずほ銀行の幹部が銀行本店の応接などを利用しなが
    ら被害者を安心させ、数十人から数十億円を集めるという詐欺事件を
    起こしましたが、悪いのは誰?

   ・FXは株より簡単というのは錯覚だという専門家の指摘がありますが、
    FXは株より簡単?簡単ではない?

   ・円安株高なども背景に2015年3月末の投信残高は97兆円と過去
    最高となったようですが、今、日本株に投資するなら生株?投資信託?

 4.今月の世界の株価収益率

 5.自腹で資産運用中!(9年1ヵ月目)

 6.10年4ヵ月目のひとりごと:「選挙は世襲で選ぶべき!?」
    +11,200本+147万円

 7.お問い合わせ

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じぶん銀行:au限定1年0.35%

2015-04-24 11:49:24 | Weblog
先週の当欄ではシャープやソニーといったハイテク家電メーカーの苦境を取り上げ、「もはやハイテク家電に日本のメーカーが生き残る余地などないのかもしれない」と嘆いたわけですが、今日は「日本式携帯に幕」というニュースが配信されておりました。

 携帯各社がいわゆるガラケーの開発から撤退するという内容ですね。もちろん「見た目はガラケー」といった機種は生き残っているのでしょうけれど、その中身はアンドロイドなどのスマホに準じたものに入れ替わっていくということです。これまた日本のハイテク家電の終焉の1つと言ってよさそうです。

 先週もご案内したように、法人向けの重電関連ビジネスや、逆に白物家電ビジネスは比較的好調かと思いますので余計にこのハイテク家電分野での負けっぷりが目につきます。

 もちろんハイテク家電は技術革新による新陳代謝が激しく、日本メーカーでなくとも、IBMやフィリップス、エリクソン、ノキア、コンパック、ブラックベリー、acer等、市場を席巻した後で衰退していった会社は膨大にあります。アップルだって一時はつぶれかけていたわけですからね。

 5年後にはそのアップルやサムスンといった現在のトップメーカーがいなくなっている可能性も十分あります。とするとことさらメードインジャパンのハイテク家電の凋落を自嘲する必要はないのかもしれませんが、ただ復権を期待するとすればカギとなるのはやはり、グローバル化と英語化ということになるのでしょうね。

 日本でもそうですが、多くの国で生活水準が一定水準に達した現状では、モノ選びは安さや機能性から、ワクワク感やファッション性が重視されていきます。とすると徹底的に顧客の嗜好にフォーカスすることがカギで、そのためにはやはり文化的な背景も含めた「英語化」(もちろんスペイン語や中国語を含めてもいいと思いますが)が必要ということですね。

 いっそ、素質のある子供たちを選抜して3年くらいシリコンバレーに放り込むエリート養成コースがあってもいいのかもしれません。格差が問題視されている現状では不評でしょうけれど・・・。

 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、東京スター銀行の右肩上がり円定期を取り上げました。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

 ・途中で解約できない
 ・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


 そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。その仕組み預金の代表的な商品の1つが今回取り上げる東京スター銀行の、「右肩上がり円定期」ですが、具体的な金利水準はと言えば・・・

■東京スター銀行「右肩上がり円定期」

 ・最長6年タイプ
   当初2年/0.30%
   次の2年/0.35%
   次の2年/0.40%

 ・最長10年タイプ
   当初3年/0.50%
   次の3年/0.60%
   次の4年/0.80%


 いずれもなかなかの高金利ですね!最近お目にかかれない金利水準となっています。

 より金利が高いのが「10年タイプ」ですが、10年後まで継続されれば平均金利は「0.65%」ということで、金利水準としては赤字覚悟の「出血大サービス」というこれまでの表現を通り越して「ありえない金利水準」と言っていいかもしれません。

 少なくとも、かなり意欲的かつ戦略的な金利設定なのは間違いないですね。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.6」。真ん中が3つ★なのでそれを上回るまずまずの評価ですね。

 加えて今回は比較的評価が高かったような気もします。調べてみると昨年11月に取り上げた時の評価が「3.2」でしたのでやはり少し上昇していますね。

 逆に言えばそれだけ世の中の金利が低下しているということなのでしょう・・・。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月17日まで。

>>>東京スター銀行の右肩上がり円定期について詳しくはこちら

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1142

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=775


 今回は、じぶん銀行の「プレミアムバンク for au」1年もの円定期預金金利優遇を取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



 2013年4月初旬の「異次元緩和」とも称される日銀の新たな金融緩和策発表により、長期金利はむしろ上昇するという、驚きの動きが起きました。

 しかしその後、長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。さらにダメ押しとなったのが、昨年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これも金利の低下要因となります。

 これまで毎週ご案内してきたように、今年の1月以降、長期金利はかなり乱高下してきたわけですが、グラフを見る限りそれもかなり落ち着いてきた感がありますね。今日の長期金利は0.300%と先週の0.320%からやはり低下しています。今回の金利上昇は期末特有の動きだったのでしょうか?

 預金者からすれば残念な状況ですが、さらに切ないのは、こうした金融緩和に伴う超低金利は少なくとも次の消費税増税目途である2017年4月まで続きそうであるという点です。そうした厳しい金利状況を踏まえて、現実的な預金運用・資産運用をご検討いただければと思います。

 さてそのように市場金利については、多少上下したとしても絶対水準としては無残な「価格破壊」が起きているわけですが、そうした中にあっても魅力的な定期預金がないわけではありません。その1つがこれまで何回か取り上げてきた、じぶん銀行デビュー応援プログラムです。

 ご存知の通りじぶん銀行は三菱東京UFJ銀行とKDDIという日本を代表する企業の子会社であり、経営基盤は磐石な上に、先日発表された2014年4月~12月の3四半期決算でも当期利益は約76億円と極めて順調です。

 おそらくそうしたことも、このようなプログラムを通じて積極的に顧客を獲得しようとしている背景なのでしょうね。その気になる最新の金利はと言うと・・・

■じぶん銀行「新規限定デビュー応援プログラム」

 ・3ヶ月  : 通常金利0.15% + 特別金利0.25% = 0.40%


 高金利の定期預金であっても0.2%台に沈む昨今の金利環境を考えると、3ヶ月とはいえ0.40%という金利水準は相対的にはかなり魅力的ですね!

 加えて親会社の片方がKDDIということもあり、au利用者にはさらに手厚い優遇プログラムが用意されています。具体的にはこういうことですね。

■じぶん銀行「新規限定デビュー応援プログラム:au利用者限定」

 ・3ヶ月  : 通常金利0.15% + 特別金利0.40% = 0.55%


 こちらは0.55%ということでかなり破格ですね!うがった見方をすればそれだけKDDIに割高な電話料金を払っている、とも考えられますが、であればこそ、こうした優遇金利を利用して「少しでも取り返そう」という姿勢が重要と言えるかもしれません。

 また、口座開設後にもau利用者には「プレミアムバンク for au」として優遇サービスが用意されていて、ATM手数料や振込手数料の優遇が受けられるわけですが、中でも秀逸なのが円定期預金金利の優遇ですね。気になる金利はと言うとこのようになっています。

■じぶん銀行「プレミアムバンク for au」1年もの円定期預金金利優遇

 ・1年 : 通常金利0.10% + 特別金利0.25% = 0.35%


 こちらは期間1年で0.3%台を実現しているわけで、やはり魅力的と言えます。上限金額は500万円までということですので上限なく預けられるわけではないものの、まずまず十分な金額ですね。

 au利用者の方はぜひ積極的にご活用ください。

 しかしここまで露骨になってくると、ドコモやソフトバンクといったau以外のキャリアのユーザーは足が遠のくでしょうね・・・マーケティング戦略としてはユニークですし、銀行経営としてもアリなのだとは思いますが。

 はたしてビジネスとしての結果はどうなるでしょうか。

 ではここで、主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

 ・新生銀行            0.50% ※新規顧客向け、6ヶ月
 ・じぶん銀行           0.40% ※新規顧客向け、3ヶ月
 ・じぶん銀行           0.35% ※au利用者向け
 ・あおぞら銀行インターネット支店 0.26%
 ・オリックス銀行         0.25%
 ・関西アーバン銀行        0.25% ※いちょう並木支店
 ・東京スター銀行         0.20%
 ・住信SBIネット銀行      0.20% ※キャンペーン金利
 ・ソニー銀行           0.20% ※キャンペーン金利
 ・楽天銀行            0.13%
 ・ジャパンネット銀行       0.09%
 ・三菱東京UFJ銀行       0.03%


 やはり、高金利ですね。

 ではこの、au利用者は1年もの円定期預金の金利が0.35%となるじぶん銀行の「プレミアムバンク for au」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利ではあるものの、au限定であることを加味して「★★★★」としておきます。投票は5月24日まで。

>>>じぶん銀行について詳しくはこちら

au利用者は1年もの円定期預金の金利が0.35%となるじぶん銀行の「プレミアムバンク for au」。あなたの評価は?(投票は5月24日まで) >>>投票はこちら






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今春の賃上げ率は2.43%!?

2015-04-22 10:27:08 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「円安株高なども背景に2015年3月末の投信残高は97兆円と過去最高となったようですが、今、日本株に投資するなら生株?投資信託?」では・・・

 1位:生株(個別株) 50%
 2位:投資信託 28%
 3位:生株と投資信託を併用 14%
 4位:生株も投資信託も利用しない 7%

 ということになりました。1位は意外と「生株(個別株)」ですね。投票シェアも5割ということで他を圧倒しました。

 先週のコラムでもご案内したように筆者自身はもっぱらインデックス系の投資信託を利用しています。生株も多少保有していますが、個別企業の業績をチェックする時間的な余裕も精神的な余裕もないため、積極的に売買することも銘柄を増やすこともありません。

 ただ一方で、投資信託の利用は今一つ投資している実感がわかないというのはあるのかもしれません。購入してしまえばしばらくは静観でしょうし、「自分なりの投資の工夫」を反映させられる余地もほとんどありません。既製品では飽き足らず、オーダーメイドしたい、カスタマイズしたい、といった人には投資信託は向かないということですね。

 さらにもっと踏み込めば、そうやって企業業績をチェックして、今後の成長を予想し、銘柄を絞り込んでいくプロセスを楽しめる人は生株=個別株向きですね。

 加えて株式投資の醍醐味といえば、やはり値段が上下することです。オークションですら多少はドキドキするわけで、それが投資となれば金額も増えるでしょうからさらにドキドキするのは間違いありません。エンターテイメント性を考えればやはり生株=個別株に軍配が上がります。

 しかも他のエンターテイメントと違って勝つ確率は短期的には良い意味で五分五分ですし、長期的にはもっと上昇します。極端に言えば「タダでドキドキできる、真剣勝負が楽しめる」わけで、そう考えると娯楽としての株式投資というのは筋は悪くありません。

 競馬や宝くじといったギャンブルは胴元が掛け金の何割も搾取してしまいますので確率的には必ず負けます。そう考えると同じ賭け事なら株式投資の方がはるかに良心的ということですね。経済的な知識も身に付くでしょうし。

 ちなみに投資信託にはない他のメリットとして、生株=個別株の場合、株主優待というベネフィットがあります。ただこれはあまり本質的ではありませんね。筆者が数年前に調べたときの株主優待の「王者」はマクドナルドでしたが・・・今は見る影も・・・ありますね!(苦笑)意外とマクドナルドの株価は高どまっているようです。何ででしょ??

 

 などと立ち止まっているとやっぱり時間がなくなってしまいます(笑)。筆者が生株=個別株投資に再参入するのは当面、先のこととなりそうです・・・。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月15日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1141

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=913



            --- Ginkou ---

賃上げ率2.43%、昨年上回る

http://www.nikkei.com
 
 労働組合を束ねる連合は20日、2015年の春季労使交渉の第1回回答集計をまとめた。定期昇給とベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ額の平均は7497円と前年の第1回集計を1006円上回った。賃上げ率にすると2.43%で、同0.27ポイント上がった。いずれも2001年以降では最も高い。非正規社員も含め昨年を上回るペースで賃上げが広がりつつある。

 労働組合が経営側から受けた回答について、20日時点でまとめた。集計したのは798組合で、7月にまとめる最終集計の1割強に当たる。第1回集計は大企業が多い。回を追うごとに中小企業の割合が大きくなるため、最終的な賃上げ額はやや下がる傾向がある。

 賃上げ額のうちベアと定昇を分けられる組合を見るとベア相当額は2466円で、ベアだけで賃金を0.8%押し上げた計算となる。連合が目標とした2%には届かないが、5年ぶりにベア要求を復活した昨年の第1回集計の1279円に比べ2倍近い。トヨタ自動車が昨年より1300円高い4000円のベアを決めるなど、昨年以上に踏み込んだ回答が相次いでいることを裏付ける。

 非正規社員の賃上げも進んでいる。時給の平均引き上げ額は20円と、同8円上回った。時給を調べ始めた2010年以降では最も大きい。月給では4188円と同1220円上回る。

 ただ、賃上げの動きは企業の大きさによって差がある。300人未満の中小企業に限定すると、ベアと定昇を合わせた賃上げ額は5747円と、全体の平均を1750円下回る。前年集計と比べても200円弱の上乗せにとどまり、大企業に比べると見劣りする。

 中小企業にも人手不足が深刻で、賃上げをしたいと考えている企業は多い。しかし、内需型の企業では円安による原材料費や電気代の値上がりが収益を圧迫しており、賃上げの余力は乏しい。中小企業の回答はこれから本格化する。大企業の賃上げの勢いがどこまで波及するかは不透明だ。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 これまで何度もご案内してきたように、株価が上昇し、人手不足が深刻化し、賃金やボーナスに上昇圧力が加わっているにも関わらず、実際に景気回復を実感している人はそれほど多くありません

 賃金が上昇してくるのは企業の業績が上昇し始めてからなので半年から数年の範囲で遅行することに加えて、今回は消費税増税により負担感の方が先に来るという不幸な状況もあったからではないかと思いますが、しかしこうしたマクロ経済の回復と、一般市民の感覚との間のズレに違和感を感じずにはいられませんでした。

 そうしたズレがいよいよ本格的に修正されそうな機運が高まっていますね。新年度に入り、春季の労使交渉が始まっているからです。労使交渉とは要するに従業員=組合側が会社に給料アップを求めるイベントなわけですが、期待通り今年の滑り出しは上々のようです。

 上記記事ではまだ第1回集計ながら、定期昇給とベースアップを組み合わせた賃上げの平均額は7,497円ということですね!毎月の給料が本当にそれだけ増えるならなかなかありがたいことだと言えます。

 賃上げ率に換算しても2.43%ということで結構な水準です。単年度では消費税増税分には届かないものの、昨年の賃上げも加算すれば、増税分を増収分が上回り始める方も少なくなさそうです。

 そのように考えると今年の賃上げは消費者の景況感を下向きから上向きに変える大きなターニングポイントとなりそうですが、ただ現実的にはまだそこまでインパクトはないかもしれません。

 と言うのも記事内で指摘されているようにこれはあくまで第1回集計であり、第1回集計は大企業が多いことから、これは概ね「勝ち組」の数字ということですね。全体的にはここまでの金額&規模にはならないということです。

 実際、中小企業に限定すると賃上げ額は5,747円となり、平均値=7,494円からすれば差があります。

 しかしながら、実態としてはそこまでではないにしても、全体的に賃上げの機運が高まっているのは間違いありません。そして給料が上がっているのに景況感が悪化する、なんてことは考えにくいでしょうから、やはり遅ればせながらも景気回復の実感が一般市民の間に広がっていくのも間違いなさそうです。

 ちなみに、そうした賃上げの恩恵にあずかれないのが年金生活の方々ですね。賃上げ≒インフレと考えてもいいと思いますが、年金はインフレ率ほどには増えませんので、相対的には賃上げがすすめばすすむほど、つまりインフレがすすめばすすむほど、年金生活の方々の生活は苦しくなります。

 ただ一方で、賃上げ≒人手不足なわけですから、働き口は相対的に増えるわけで、収入を増やしやすくなることが期待できます。人によって仕事に対する価値観はさまざまでしょうけれど、老後家にじっとしているくらいなら働きたいと思う方は少なくないと思います。そうした方々はどんどん働けばいいのですね。

 そうした方々が増えれば増えるほど日本経済の活性化につながりますし、実質的に破綻している日本の財政の改善の一助となります。

 もしかすると「死ぬまで働けということか!」とおしかりをうけるかもしれませんが、何を隠そう、筆者自身も死ぬまで働くつもりですので(笑)、こうした状況は完全にウェルカムです。

 それはさておき、景気の遅行指数である人件費がいよいよ上昇していくとなると本格的な景気回復局面ということですね。期待しておきたいと思います。

 一つ気になるとすればこうした景気回復の動きは永遠に続くわけではないということですね。経済危機も金融危機も、定期的に周期的に必ずやってきます。前回の金融危機はみなさんよく御存知の通りリーマンショックで、2008年に起こりましたから約7年が経過していることになります。

 一般的には景気回復の平均寿命は約4年と言われていますのでさすがに長すぎですね。世界経済の中心であるアメリカではいよいよ今年「利上げ」が実施されると目されていますが、「利上げ」は景気の過熱を抑制するものですから、景気の先行きに対してついに黄色信号が点滅し始めることになります。

 はたしてどのタイミングで今の世界景気がクラッシュするのかは誰にも分かりませんが、数年以内に必ず起こるのは間違いありません。だとすると・・・景気が少しでもよい間に、政府も企業も進めるべき改革を進めておくということですね。

 景気が良い時にすら進められない改革は景気が悪くなれば絶対できませんからね。

 また、個人のレベルでも取りうる対策はしっかり取っておくことが重要です。考えておかないといけないのは保有資産の「売り時」ですね。「買い時」ではなく「売り時」です(笑)。

 筆者も次の危機までに「勝ち逃げ」したいものですが、はたしてどうなるでしょうか・・・。

 と話が違うところに飛んでしまいましたが、今回の読者アンケートは「2015年の春季労使交渉の第1回集計では、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ額の平均は7,497円ということですが、あなたの給料は上がりそう?」でいきましょう。投票は5月22日まで。

■2015年の春季労使交渉の第1回集計では、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ額の平均は7,497円ということですが、あなたの給料は上がりそう?(5月22日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1143







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実況中継!自腹で資産運用~9年1ヶ月目(前月比+19万円)

2015-04-20 09:19:33 | Weblog
このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、9年1ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=907

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価好調を背景に、どちらかというと「上がったら売り」と変更しています。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/4くらいは維持しようと思います。


<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。


<3.現在の運用割合>



 概ね全額投資=フルインベストメントに到達しています。今後はタイミングを見計らって売却しながらバランスを維持していきたいと思います。

 商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から上記の通り債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。

 株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状15%くらいのシェアで保有しています。

 海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの新興国を中心に投資してきたことに加え、投資の機会を逸してきたインドとブラジルも追加してみました。金額はわずかですけれど。現状、新興国は20%くらいです。

 また海外株の方でも高配当株に投資しています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。

 それ以外には、REIT(不動産投信)にも10%くらい投資しています。インフレに強い資産のはず、です。

<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月も引き続き好調でプラス18万円となりました!ありがたいことです・・・結構、大きく上昇しましたね。

 これで昨年の10月から6ヶ月連続の上昇ということですね。さすがに少し出来すぎな気もしますが。

 そして気がつけば上記の通りこの運用も9年1ヵ月目となっています。10年目に突入したということですね!いやー早いものです。振り返ればリーマンショックにフルスロットルでぶつかり、劇的に投資価値を毀損したわけですが、そんなセンスのかけらもない最悪なタイミングでの投資でも足元での成績はプラスとなっています。

 もちろんこれは円の価値を対米ドルで3分の2に落としたアベノミクスの影響が大きいわけで、極めてラッキーだったというか、他律的なわけですが、それでも資産運用の教科書が指摘する、「投資して10年すれば大体黒字になる」という経験則を何とかクリアしていると言えそうです。

 「丸10年」までにはまだ11ヵ月あるわけで、それまでに再度金融危機が起こりマイナスに逆戻りする可能性はゼロではありませんが・・・。

 それはともかくとして今月の運用成績の好調は、意外にも中国株の好調が大きいですね!アジア株もその多くの部分は中国株ですので、結果として今月のプラスリターンの半分くらいは中国株の上昇から来ていることになります。

 中国というとよく報道されている「新常態」と言う言葉どおり、これまでの高度成長をあきらめつつある状況となっています。とすると株価が下がってもよさそうなものですが、なぜ好調なのでしょうか?調べてみると以下のような背景があるようです。

 ・中国人民銀行が景気拡大を図るために追加金融緩和を行う可能性が高まった
 ・中国本土の投資信託がより簡単に香港株に投資できるようになった


 金融緩和+規制緩和という2つの「緩和」効果によって上昇している、ということですね。具体的に香港のハンセン指数をチェックするとこうなっています。

■中国ハンセン(1年)

 

 確かに上昇していますね!特にここ最近の上昇が激しく、やはり上記のような株価上昇に直接的につながる材料が出てきたのは間違いなさそうです。

 とは言いつつ、ではこの上昇がいつまでも続くかと言われると微妙です。と言うのも永遠に金融緩和を拡大できるわけではないし、どこまでも規制緩和を進められるわけでもないからですね。あくまで今回の上昇は1回限りのプレゼントであり、来月以降はそうした一時的な上昇は収まり、「実力」が試される展開になるのではないかと思います。

 上記の通り、中国経済は全体的には曲がり角に差し掛かりつつあるわけで、どんどん上昇していくシナリオは考えにくいですが果たしてどうなるでしょうか。

 ただ世界経済全体を見ればそれほど悲観する状況ではありませんね。もちろん中国だけでなくヨーロッパもギリシャやロシアが暴れまわっている状況では全く期待できませんが、何といっても世界経済の屋台骨であるアメリカ経済が好調だからです。

 そしてアメリカ経済が好調であれば、日本経済も好調ということになります。結局のところ昔も今も、世界経済の成長エンジンはアメリカであるということです。そのアメリカの株価とチェックしてみるとこうなっています。

■アメリカ株(S&P500:1年)

 

 多少の変動はあるものの、全体的には右肩上がりを維持しています。このまま景気の拡大と共に世界の株価も順調に上昇していくことを期待したいと思います。

 ただし、いつもご案内しているようにそのように株価が上昇すればするほど、「次のクラッシュ」の機運が高まっていくことになります。株価というのは過熱と崩壊を繰り返しながら形成されていくものだからですね。

 その過熱の大きなシグナルがアメリカの中央銀行であるFRBの「利上げ」です。利上げとはまさに経済の過熱を抑える「打ち水」のようなものだからですね。その利上げについては今年の6月とも9月以降とも予想されていますが、いつか実施されるのは間違いなく、そうなればいよいよ黄色信号が点滅することになります。

 黄色信号が点滅すればするほど株価は勢いよく上昇していくことになりますので、投資家とすると気持ちのコントロールも重要と言えるのかもしれません。

 いずれにしてもリーマンショック後の株価上昇から6年が経過しています。つまり全体的な株価上昇が6年以上続いているわけで、これまたさすがに出来すぎな気がしますね。

 次の金融危機はまず予測できません。予測できないからこそ危機が起こるわけですね。そのようにいつか突然危機が起こり、株価が半減する可能性があることを想定しながら、リスクコントロールを意識していただければと思います。

 そんなエラそうなことを言って、筆者自身が実践できるかと言うと自信は全くありませんが・・・。

 次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



 通算成績としては、すでに黒字転換している海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジア海外株式/インドが今月も黒字を維持しています。ありがたいことです。

 逆に言えば引き続き赤字にとどまるのは残り4資産ということですね!早期に黒字化することを期待したいと思います。気が付けば海外REITも黒字まであとわずかですね。



 全体の通算成績の推移ですが、上記の通り今月もしっかり増加してくれたこともあり、損益は史上最高値を更新しています。プラス約168万円ということですね。

 ただ目標としては毎年25万円の利益ということなので、10年目となる今月の目標は「225万円の黒字」ということでした。まだ相当なギャップがありますね・・・目標達成は来年に持ち越しです。

 筆者の目の黒いうちにこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

 先月もご案内したように3月という節目を迎え、一部資産を売却しました。具体的には以下の資産ですね。

 ・海外株式/高配当株 50万円
 ・海外株式/中国 10万円
 ・海外株式/アジア 25万円


 その結果、普通預金が同額増加しています。

 はたしてこうした売却が吉と出るのか凶と出るのか・・・神のみぞ知るですね。

<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



 当サイトのポートフォリオが先月に引き続き1位を維持しています。これで6ヶ月連続ということですね。このまま安定的に首位を維持したいものです。

 では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字拡大にご期待ください。

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4月の世界の株価収益率を更新しました。

2015-04-18 14:00:52 | Weblog
4月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

 株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

 で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

 もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

 一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

 4月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。



 4月の株価収益率の平均は上昇しています。先月の単純平均は14.69倍で、今月は15.11倍となっています。結構、上昇してきましたね!

 上昇したということは、株価が「割高」になった、ということです。

 しかも15倍ということは上記の通り、ついに「割安ではなくなった」ということになりますね!まだ「割高」とまでは言えないものの「黄色信号」が点滅し始めたのは間違いありません。これから投資をされる方だけでなく、すでに投資資産をお持ちの方も十分ご注意ください。

 なお株価が「割高」になる理由としては2つで、

 ・株価が上がる
 ・企業の利益が減る


のどちらかです。そこでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(6ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(円建て:6ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(円建て:6ヶ月)



 どの指数も全体的には堅調ながら、日本株が好調で先進国の株価がやや伸び悩むという構造は変わらない一方で、新興国の株価がここにきて上昇し始めているように感じます。

 新興国株価への逆風として最も強いものはアメリカの利上げ懸念ですね。これまで空前の低金利でアメリカから新興国などのリスク資産へ大量に資金が流れていったわけですが、もしアメリカの金利が上昇すればそうしたマネーが逆回転し、アメリカに還流していくと予想されています。

 つまり新興国市場から資金が流出するとすれば、株価にとってはもちろん低下要因になるということですね。そうしたわけでここまでアメリカの金利が上がるのか、上がるとすればいつなのか、という思惑によって新興国の株価は上下してきました。

 そしてここにきて新興国の株価が上昇しているということは・・・要するにアメリカの利上げ懸念が少し後退しているということですね。

 実際のところ、アメリカの利上げは6月ごろと予想されていましたが、最近の弱めの景気指標を受けて、9月やそれ以降に後ずれするという見方が強まっています。そうしたこともあって新興国の株価が上昇し始めているのではないかと思います。

 そこでいつものように具体的な指数をチェックするとこうなります。

・日本 :上がる(19,560円→19,653円)
・先進国:下がる(596ポイント→588ポイント)
・新興国:上がる(960ポイント→1,023ポイント)


 やはり具体的な数値も新興国株の上昇が顕著ですね!

 ただ「アメリカの利上げ懸念が後退したから上昇した」というのはあまりに他律的ですし、そう遠くない将来のいつかアメリカで利上げが実施されるのは確実でしょうから、その点でも持続的に新興国の株価が上昇する要因とはなりえません。

 新興国株価が順調に上昇していくためにはむしろアメリカで利上げが実施され、悪材料の「出尽くし」を待つ必要がありそうです。

 アメリカが利上げされたとしてもそのスピードは極めてゆるやかでしょうし、新興国がアメリカ以上の成長を続けるのであれば多少の利上げが起きても影響を受けない可能性もあります。

 さらにアメリカが利上げされるということはアメリカ経済が好調なわけですから、世界経済もまた概ね好調であることを意味します。とすると新興国経済にとっても、利上げのネガティブインパクトより、景気拡大のポジティブな影響の方が大きい可能性もあります。

 だとすればそれほど悲観する必要はないのかもしれませんが、やはりまずはこの「アメリカの利上げ」というイベントを超えてどうなるかに注目ですね。

 一方で上記の通り全体的に株価収益率=PERがジリジリと上昇してきている点には要注意です。徐々に株価のピークが近づいているのは間違いなさそうです。

 ヨーロッパではギリシャが暴れ、中国の成長も減速している中でのこの「過熱」には多少の違和感もないではないですが、結局のところ世界経済は「アメリカ次第」ということなのかもしれませんね。

 ちなみにアメリカの株価の過去5年間の推移をチェックしてみるとこうなります。

 

 改めて見ても好調ですね!5年でほぼ倍です。こうしてみるとやはりリーマンショック直後の下落局面が最高の投資タイミングでしたね・・・。

 では個別の株価収益率=PERはこのようになっています。



 今月の割高市場アメリカ/ナスダック市場のみとなっています。先月割高市場に仲間入りした日経平均ですが、今月は一応、20倍以下に下がりました。各社の決算が好調ということですかね?

 その15倍以上20倍未満のゾーンですが、上記日経平均に加えて、いつものインド/SENSEX市場日本/JASDAQ市場アメリカ/NYダウイギリス/FT100南アフリカ/全株指数ドイツ/DAXに、今月は中国/上海市場がランクインしてきました。結構、増えてきましたね・・・こうした動きが全体的な株価収益率=PERの上昇につながっています。

 もちろん株価は割高の時よりも割安の時に購入した方がいいわけで、これから株式投資をご検討の方はこうしたPERの状況にも注意しながら、なるべく割高な市場・タイミングは避けて投資先を選別していただければと思います。

 だからと言って「低ければいい」というものではないのは申し上げた通りですが。

 各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら
  http://www.ginkou.info/modules/per/







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東京スター銀行:右肩上がり最大0.8%

2015-04-17 11:44:51 | Weblog
今朝のニュースではシャープへの支援が大筋合意されたと報道されておりましたが、何と言っても驚きだったのは以下のような経営状況です。

 ・2015年3月期の最終赤字が従来予想の300億円から2,000億円超へと大幅に膨らむ。
 ・営業損益も赤字になった可能性あり。
 ・2016年3月期も1,000億円を超える赤字の見通し。

 関係者の方々には申し訳ないですが惨憺たる状況ですね!折しも円安な上にアメリカの経済が好調ということもあって輸出企業には追い風が吹いているわけですが、そうした中での連続赤字というのは極めて深刻です。

 しかしよく言われることかもしれませんが、売上高が3兆円もあるのに赤字というのは正直、不思議な気はします。赤字部門を思い切って閉鎖してしまえばあっと言う間に黒字化するのではないでしょうか。もちろん言うは易しなわけですが・・・。

 ちなみに最近、格安SIMに乗り換えたこともあって各社の携帯端末をタブレットも含めてwatchしているわけですが、やはりシャープの製品は圧倒的に高機能で魅力的です。もしこうした評価が一般的であるなら、今回の大赤字はハードウェアの魅力では越えられない経営問題ということでとても苦しいですね。もはやハイテク家電に日本のメーカーが生き残る余地などないのかもしれません。

 同じように最近はパソコンもチェックしていたりするのですが、真面目に調べてみるとソニーのvaioシリーズは高機能なだけでなくデザインも美しくこれまた非常に魅力的なのですがやはりソニーにとってパソコン事業は不採算だったようであっさり切り捨ててしまいましたね。

 一方、重電系のメーカー各社は絶好調ですし、白物家電も悪くなさそうです。そう考えると、とっととハイテク家電への旅愁を捨てるべし!ということになるのですかね。家電への憧れとともに幼少時代を過ごした筆者としては受け入れがたい現実ではありますが・・・。

 

 さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、オリックス銀行のeダイレクト金銭信託を取り上げました。金銭信託ですが、商品性はというと銀行が販売してきたことからも分かる通り、極めて定期預金に近い商品です。利率=予定配当率に基づき、満期の時点でほぼ間違いなく、元本と利息が戻ってきます。

 とは言いつつ仕組みとしては「固定金利の投資信託」という感じですかね?社債やMMFに近いと言ってもいいかもしれません。つまりは厳密に言うと元本保証ではなく、預金保険の対象とはならず、また中途解約の取り扱いも銀行によって異なります。

 そうしたデメリットの分、定期預金と比べれば金利がよくなる構造にあると言えます。今回のオリックス銀行の「eダイレクト金銭信託」の気になる条件はと言うと・・・

■オリックス銀行/eダイレクト金銭信託

 ・予定配当率 :0.50%
 ・信託期間  :2016年5月27日(信託終了日)までの1年間
 ・運用対象  :ソフトバンク株式会社を貸付先とする無担保貸付金
 ・募集期間  :4月20日から5月20日12:00まで
 ・申込単位  :100万円以上100万円単位
 ・中途解約  :原則として中途解約不可


 ということになっています。1年で0.50%ということで・・・かなり高い、魅力的な金利ですね!

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.5」。真ん中が3つ★なのでそれを上回るまずまずの評価ですね。

 利回りは確かに高いものの、びっくりするほどではなく、さらにソフトバンク社のリスクを勘案すればこれくらいの評価になるのも分かる気はします。

 とは言いつつ実際の投票は真ん中の3つ★から最高の5つ★に分散しています。つまりは人によって評価が分かれるということでしょうか?だとすればそれまた正しい評価の在り方だと思います。

 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月10日まで。

>>>オリックス銀行/eダイレクト金銭信託について詳しくはこちらから

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1140

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=773


 今回は、東京スター銀行の右肩上がり円定期を取り上げたいと思います。

 

 ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



 2013年4月初旬の「異次元緩和」とも称される日銀の新たな金融緩和策発表により、長期金利はむしろ上昇するという、驚きの動きが起きました。

 しかしその後、長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。さらにダメ押しとなったのが、昨年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これも金利の低下要因となります。

 これまで毎週ご案内してきたように、今年の1月以降、長期金利はかなり乱高下してきたわけですが、グラフを見る限りそれもかなり落ち着いてきた感がありますね。今日の長期金利は0.320%と先週の0.355%からやはり低下しています。今回の金利上昇は期末特有の動きだったのでしょうか?

 預金者からすれば残念な状況ですが、さらに切ないのは、こうした金融緩和に伴う超低金利は少なくとも次の消費税増税目途である2017年4月まで続きそうであるという点です。そうした厳しい金利状況を踏まえて、現実的な預金運用・資産運用をご検討いただければと思います。

 さてそのように金利が大きく低下する中で預金者としてとり得る選択肢は、短い定期預金でつないで金利上昇を待つか、逆にこれ以上金利が下がる前に長めの定期預金で金利を固定してしまう、ということではないかと思います。

 後者の可能性を探られている方に選択肢に加えていただきたいのが仕組み預金ですね。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

 ・途中で解約できない
 ・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


 そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。その仕組み預金の代表的な商品の1つが今回取り上げる東京スター銀行の、「右肩上がり円定期」ですが、具体的な金利水準はと言えば・・・

■東京スター銀行「右肩上がり円定期」

 ・最長6年タイプ
   当初2年/0.30%
   次の2年/0.35%
   次の2年/0.40%

 ・最長10年タイプ
   当初3年/0.50%
   次の3年/0.60%
   次の4年/0.80%


 いずれもなかなかの高金利ですね!最近お目にかかれない金利水準となっています。

 より金利が高いのが「10年タイプ」ですが、10年後まで継続されれば平均金利は「0.65%」ということで、上記の通り足元の長期金利の水準=0.320%の2倍以上の高水準ですね!ここまで乖離してくると、金利水準としては赤字覚悟の「出血大サービス」というこれまでの表現を通り越して「ありえない金利水準」と言っていいかもしれません。

 少なくとも、かなり意欲的かつ戦略的な金利設定なのは間違いないですね。

 また、今のようになかなか金利が上昇しない金利環境ではこうした仕組み預金は延長されずに途中で満期となってしまうことが多いわけですが、仮にその場合でも、10年タイプなら期間6年=0.55%(平均)ということで、預け入れ期間から見れば破格の高金利となります。

 もちろん継続されても高金利が保証されているわけですから、どちらに転んでもメリットは大きいということですね。

 そうした点も参考にして検討されてはいかがでしょうか。

 もう一方の「6年タイプ」も平均金利が「0.35%」と高水準です。5年ものの市場金利も今や0.243%ですからね。こちらも破格の金利水準と言えます。

 と言うことで、かなり魅力的なこの定期預金ですが、注意点を挙げるとすれば、ここまで市場金利が下がってくると、早晩これらの預金金利も下がる可能性が高いということですね。市場金利の低下とともにこうした仕組み預金の金利にも引き下げ圧力がかかることはお含みおきください。

 もちろん必要もないのにこうした期間の長い預金を利用する必要はありませんが、「今、検討中」と言う方は早め早めに結論を出された方がよさそうです。

 ではここで主要な銀行の5年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■5年もの定期預金金利比較(100万円以上)

 ・東京スター銀行    0.30%→0.35%→0.40% ※「右肩上がり円定期」最長6年タイプ
 ・あおぞら銀行     0.26% ※インターネット支店
 ・オリックス銀行    0.25%
 ・関西アーバン銀行   0.20% ※インターネット支店
 ・住信SBIネット銀行 0.20%
 ・楽天銀行       0.13%
 ・じぶん銀行      0.10%
 ・ソニー銀行      0.10%
 ・ジャパンネット銀行  0.09%
 ・三菱東京UFJ銀行  0.03%


 商品性や期間が異なるため単純比較はできませんが、この期間の金利水準だけを見れば、この東京スター銀行の右肩上がり円定期が一番の高金利と言えそうです。

 ではこの、最大0.8%となる、東京スター銀行の右肩上がり円定期。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は5月17日まで。

>>>東京スター銀行の右肩上がり円定期について詳しくはこちら

最大0.8%となる、東京スター銀行の右肩上がり円定期。あなたの評価は?(投票は5月17日まで) >>>投票はこちら







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株に投資するなら生株?投信?

2015-04-15 10:51:23 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「FXは株より簡単というのは錯覚だ、という専門家の指摘がありますが、FXは株より簡単?簡単ではない?」では・・・

 1位:FXも株も簡単ではない 52%
 2位:FXは株より簡単ではない 44%
 3位:FXは株より簡単 4%

 ということになりました。1位は「FXも株も簡単ではない」というシンプルですが、なかなか含蓄のある回答です。ちょうど5割のシェアですが、特に今のように円安・株高が大きく進み、投資リターンを出しやすい状況でのこの慎重な回答ですのでより重みがあると言えそうです。

 恐らくはリーマンショックの衝撃を体感したために、少々相場が上昇しても保守的な姿勢を崩していないということなのではないかと思いますが、投資は決して「しなければいけない」筋合いのものではありませんからね。投資にはメリットもあればデメリットもあるわけで、「簡単ではない」と慎重に考えることは、地に足がついており、そうした価値観があっても良いと思います。

 悪いのは相場が過熱すると強気になり、相場が低迷すると弱気になる、といった形でフラフラすることですね。これだと「高く買って安く売る」に直結し、永遠に儲けなど出ません。何事もそうですが、大切なのは「安く買って高く売る」ことです。

 2位は「FXは株より簡単ではない」で約4割。つまり9割以上の方が「FXは難しい」と捉えているということですね。

 FXは通貨が限られており、予想するのも上がるか下がるかだけ。そのように考えると「簡単」と捉えてもよさそうなものですが、実際には難しいということですね・・・筆者も全く同感ですが(笑)。

 前回のコラムでもご案内したように、一度ロスカットされてしまうと再び参戦することが難しく「負け逃げ」が起こりやすいことに加えて、もしプロの投資家が有り余る資金をもって相場を一定程度動かせれば、ロスカットが次々起こり相場が大きく動くことで大きな利益を得ることができます。そうなると素人の投資家などひとたまりもありません。

 また為替相場にしても、利上げ=通貨高と捉えられていて筆者も概ね同じ感覚を持っていますが、ただもっと教科書的に考えれば金利の高い通貨というのはインフレを起こしているわけで、インフレ=お金の価値が下がるわけですから、むしろ通貨安にならないと理屈に合いません

 そうしたわけで真面目な専門家の方は「利上げは『短期的には』通貨高となります」と丁寧に「短期的には」という注釈をつけています。つまり金利が高くなると「短期的には通貨高となる一方、長期的には通貨安になる」という矛盾した動きが起きてきます、

 何が言いたいかと言えば、為替相場というのは決して合理的に動いているわけではなく、また、勉強すれば儲かるようになるものではない、ということですね。そうした点もFX投資の難しさにつながっています。

 ネットサーフィンをしていると今でも、「FXで月100万円の副収入!」といった扇動的なセールス文言に出くわしますが、もちろんそんなウマイ話はありません。もしそんなにオイシイのなら絶対誰にも教えませんしね(笑)。

 これからFX投資をされる方はそのような「儲かりにくい仕組み」を理解した上で、少額で取引を楽しむことをオススメします。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月8日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1139

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=912



            --- Ginkou ---

投信残高、最高の97兆円 昨年度運用益6.5兆円

http://www.nikkei.com
 
 投資信託協会が13日に発表した投信概況によると、公募投信の3月末の純資産残高は前年同月比21%増の97兆276億円だった。投資家に支払う分配金を除いた14年度の運用益は6兆4704億円と、578億円のマイナスだった前の年度から大きく改善し、09年度の7兆7860億円以来の高い水準となった。

 好調な運用環境に後押しされ、個人マネーの流入が続いている。投信の購入金額にあたる設定額から解約・償還額を差し引いた資金の流入額は、14年度は10兆3933億円となり、7年ぶりに10兆円を超えた。

 野村総合研究所の調べでは、14年度に人気を集めた投信は海外株やREITで運用するタイプだった。主に日本株に投資する投信は1兆3893億円の資金流出となった。株価上昇に伴って投信でも利益を確定する売りが広がったためだ。ただ、足元では日本株投信に変化の兆しがある。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 ここ数日、投資信託に関して印象的なニュースが続いています。まず1つ目は投資信託に限った話ではありませんが、日経平均株価がついに一時2万円の大台に乗ったのですね!

 なかなかクリアできそうでできなかった2万円の壁ですが、瞬間風速にせよ一時タッチしたということは日本株が大きな節目を迎えつつあるということになります。そんなわけで過去5年間の日経平均の動きをチェックしてみるとこうなっています。

 

 確かに大きく上昇していますね!それまでリーマンショックや東日本大震災といった危機によって長らく低迷してきたというのはありますが、しかし2013年1月の安倍政権発足以降の株価上昇には目を見張るものがあります。2倍以上ということですからね。凄まじいです。

 時価総額で言うと100兆円くらい増えたのですかね?・・・と思って調べてみたら今、東証一部だけで580兆円くらいあるようなので、300兆円くらいは増加したことになります。国民1人あたり300万円くらいですね(笑)。少なくとも株価の面では良い人を総理に選んだものです・・・第一次政権の時の健康問題は一体何だったのでしょうか。

 それはともかくとして、そうした株価好調なども背景に、2つ目のニュースとして上記の通り投資信託の残高が97兆円にまで膨らんでいるようです。もちろん過去最高です。そして気になる運用益は2014年度で6兆5,000億円ということですね。単純計算では1年で7%近いリターンを挙げたことになります。素晴らしいですね!

 資金の流入額も2014年度の1年間で10兆4,000億円とのことですので、つまりは今年度に投信残高が100兆円を超えるのは確実ですね!仮に毎月、流入と運用益で1兆円程度膨らんでいくのだとすれば、今年の6月には100兆円を達成することになりますがはたしてどうなるのでしょうか?こちらも節目を目指してがんばっていただきたいと思います。

 ただ光には影があり、勝者の足元には敗者が転がっているわけで、投信業界全体としては絶好調なのだと思いますが、その裏でひっそりと転落を続ける投資信託もあります。3つ目のニュースとなりますが、今朝以下のような記事が配信されていました。

・かつて国内の投資信託で資産額トップだった国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン」(グロソブ)の資産残高が14日、約12年半ぶりに1兆円の大台を割り込んだ。一定額の分配金を支払う毎月分配型の先駆けだが、投資先である先進国国債の利回り低下や個人向け運用商品の多様化が逆風になり、資金流出が長引いている。かつては毎月分配型外債ファンドの代名詞的存在として中高年層中心に人気を集め、資産残高は08年8月に約5兆8000億円まで膨らんだ。

 そう、不動のキングだったはずのグロ・ソブの残高がついに1兆円割れとなったのですね!上記の通り往時は6兆円近い残高があったわけで、今や見る影もありません。もちろん事業会社と同じく、投資信託についても適切な競争環境の中で、栄枯盛衰・新陳代謝があって当然なのかもしれませんが、かつての栄華を知り、今でも多少の残高を持つ者としては一抹のさみしさを感じずにはいられません。

 悪名高い「毎月分配」の仕組みを世に広めたのはまさにこのグロ・ソブですしね。もちろん「毎月分配」は投資家の立場からすれば明らかにデメリットの方が多いわけですが、ただ敷居の高かった投資信託を一般の方々にまで浸透させたという点では、マーケティングの妙として評価してもよいのかもしれません。

 加えて、先進国の債券に投資するという中身も「良心的」と言えそうです。少なくとも今の残高上位に並んでいる、アメリカのREITにバンバン投資するファンドよりはよっぽど透明性が高く、初心者向けですね。

 今後、このグロ・ソブが再び残高1位になるということはないのでしょうけれど、投信ビジネスが安定的に成長していくためにはハイリスクの商品ばかりではなく、ミドルリスクの商品も育ってくることを期待したいと思います。

 ただこのグロ・ソブの凋落はさておき、上記の通り、投信業界全体としては日本の株価の好調もあって、当面はさらなる拡大が続きそうですね。

 だとすると気になるのは、これから日本株に投資しようという方は「生株(個別株)」=日本株に直接投資するのか、投資信託を通じて投資しようとされるのか、という点です。

 筆者自身は多少の生株は保有しているものの、個別の銘柄をウォッチする時間も精神的余裕もないので基本的にはマーケット全体に投資する投資信託=インデックスファンドを利用しておりますが、読者のみなさんはいかがでしょうか?

 インデックスファンドを利用するのは確かに簡単ですが、ただ一方で「株式投資」の面白みが味わえるかと言うとそれはなさそうです。単に資産運用として株式投資をするのではなく、先週取り上げたFXも同様ですが、投資にもう少しエンターテイメント性を求めるなら・・・「生株の方がいい」という人も少なくなさそうですね。

 オークションでも参加すると多少ドキドキしますからね(笑)。刺激も欲しいという人には生株は悪くなさそうです。

 そんなわけで今回の読者アンケートは「円安株高なども背景に2015年3月末の投信残高は97兆円と過去最高となったようですが、今、日本株に投資するなら生株?投資信託?」でいきましょう。投票は5月15日まで。

■円安株高なども背景に2015年3月末の投信残高は97兆円と過去最高となったようですが、今、日本株に投資するなら生株?投資信託?(5月15日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1141







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4月の金利比較、更新しました(その2)。

2015-04-13 11:53:10 | Weblog
さて、先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。

なお、先週更新した口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較についてはこちらからご確認ください。
■今月の金利更新(その1):
 http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=772



5.外貨預金・外貨定期預金比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=20


 今月はジャパンネット銀行の「米ドル金利優遇キャンペーン」、そして三井住友信託銀行の「インターネット限定外貨定期預金金利上乗せ」キャンペーンが新しいキャンペーンです。

 さて評価ですが、いつものように楽天銀行ソニー銀行三井住友信託銀行住信SBIネット銀行じぶん銀行に加え、高金利が魅力的な東京スター銀行、そして外貨預金の提供を開始したジャパンネット銀行を★★★としています。

 米ドルは、リーマンショック後のアメリカの金融緩和の影響を受けてずっと下落が続いてきました。つまり円高が進んできたということですね。

 しかしながら。

 安部政権の発足と共に2013年から円安を試す動きとなり、あっという間に100円を超える円安となりました。

 これは、貿易収支の赤字による実需の円安圧力に加え、2013年4月4日に発表された「異次元」と形容される、日銀の新たな金融緩和策の影響が大きいですね。

 ただそうした2013年の円安の動きも2014年に入ると一服し、為替相場は奇妙なまでに落ち着き、見事なまでにレンジ相場を形成しました。

 しかし2014年9月に入り、EUでの追加的な金融緩和実施を契機に米ドルが上昇し始め、ついに膠着状態を抜け出してきました。つまりは円安に動き始めたということです。

 そしてそうした円安の動きにダメを押したのが2014年10月末に発表された日銀の追加金融緩和策ですね。これは「黒田バズーカ2」と形容されるほど驚きをもって迎えられました。結果的にその後ガツンと円安が進んでいます!

 さすがにこうした極端な円安がずっと続くと思えませんが、ただ上記の通りファンダメンタルズ的には引き続き円安パワーが優勢と言えそうです。2015年はさらなる追加金融緩和が実施されるのは間違いなさそうですしね。

 日本の個人投資家からすればやはり円安トレンドの方が投資しやすいのは事実です。大きく動いている為替相場に注目です。

 <ドル円為替チャート(1年)>
  

 一方、対ユーロでは、足元で急激に円高となっていますね。新たな金融緩和の見通しやギリシャ問題の再燃など、ユーロ安の材料がたくさんある状況では円高ユーロ安が進むのは当然かもしれませんが。

 <ユーロ円為替チャート(1年)>
  

 豪ドルもやや円高傾向ですね。こうしてみると3通貨で動きがかなり異なってきました。注意が必要と言えそうです。

 <豪ドル円為替チャート(1年)>
  

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、住信SBIネット銀行新生銀行が1位となっています。

 ■外貨預金ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#4


6.投資信託比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17


 今月の新しいキャンペーンは新生銀行の「投信デビュー応援キャンペーン」、住信SBIネット銀行の「SBI証券新規口座開設特別企画!」キャンペーン、そして三井住友信託銀行の「インターネット限定投資信託申込手数料30%割引」ですね。

 これから投資信託を利用しようとされている方はこうしたキャンペーンを上手にご活用ください。

 さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している新生銀行住信SBIネット銀行、そして楽天銀行としています。

 また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から住信SBIネット銀行(SBI証券)楽天銀行(楽天証券)ジャパンネット銀行を★★★としています。

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、新生銀行が1位となっています。

 ■投資信託ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#5

 ※投資信託リターン率(1年)ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=17#4


 2015年4月の1年リターン率ランキングです。今月は中身がごっそり変わりましたね!上位10ファンド中7ファンドが新たにランクインしたもの、ということになります。では具体的にどんなファンドが1位になったかと言うと・・「日興AM 中国A株ファンド 『愛称 : 黄河』」です。先月は10位でしたので一気に1位まで上り詰めたということですね。

 リターン率の方も110.3%ということで1年前から「2.1倍」ということになります。すごいですね!

 そしてこの好調は他の中国A株ファンドも同様で、今月は1位から4位までを独占しているほか、上位10ファンド中8ファンドがA株ファンドとなっています。

 先月は上位10ファンド中7ファンドがインド株式ファンドだったわけで、1ヶ月でインドから中国へと本当に様変わりですね・・・。で、その中国の上海A株指数をチェックするとこうなっています。

 

 確かにものの見事に上昇していますね!1年前と比較すると2,200ポイントから4,200ポイントへおおよそ2倍になっていることが分かります。上記上位ファンドのリターン率が90~110%というのも概ねこの指数上昇に即したものだということになります。

 しかし、正直筆者はこの中国A株の動きについては全くノーマークだったわけですが、なぜこんなに上昇しているのでしょう?特にこの1ヶ月での上昇が半端なかったことが分かります。ご存知の通り中国は「新常態」経済へと移行しつつあり、要するに高度経済成長をあきらめつつあるわけですね。そうした中での株価の急激な上昇ですので尚更、違和感があります。

 そんなわけで何があったのか調べてみると、どうやらこの中国A株と香港株とで相互に投資できるようにする規制緩和が実施されるようですね。これまでA株は本土の投資家向け、香港株は海外の投資家向けと明確な線引きがなされてきたわけですが、そうした規制が一部解放されるようです。

 で、その投資家の違いによってか同じ会社でもA株市場と香港市場に同時上場している場合、株価にギャップが生まれている場合が多くあるようですね。つまりどちらかの株価が相対的に割安というわけですが、今回の規制緩和の流れの中で、この割安な株価が急激に修正されているとのことです。特にそうした動きが顕著なのがA株の方であり、市場全体で見れば大きく上昇しているということなのでしょう。

 そもそもそうしたギャップが生まれること自体おかしいわけですが、中国のような「管理経済」の場合、こういうことが起きても不思議ではないのかもしれません。

 とは言いつつ、株価上昇の主因がそうした規制緩和に基づくものだとすれば早晩、落ち着く可能性が高いですね。株価適正化の動きが一巡すれば、あとはその会社の実力次第ということになりますが、上記の通り「新常態」経済の元ではこれまでのような右肩上がりの成長というのは企業レベルでも難しくなってきます。

 今回の急上昇の「貯金」がどこまで持つのか・・・注目と言えます。来月には意外と再びインド株式ファンドが市場を席巻する、なんて展開もあるのかもしれません。

 どうなるかはわかりませんが、引き続き来月も新しいファンドがランクインし、話題を提供してくれることを期待しておきたいと思います。


7.カードローン比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=30

 
 まず銀行系のカードローンを比較してみます。★★★は、信用力があって最低金利が3.0%と低いオリックス銀行の「オリックス銀行カードローン」と、3.3%の三井住友カードの「三井住友カードゴールドローン」となりました。


 また、ジャパンネット銀行が「ネットキャッシング」の最低金利を2.5%まで引き下げたようですね!こちらも★★★としておきます。

 次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。

 この中では、一旦返済すれば何度も1週間無利息になる、新生銀行グループのシンキと、最低金利が4.7%となっているアコム、そして4.8%となっているモビットを★★★としました。

 なお、2014年の当サイトのカードローン人気ランキングではオリックス銀行が1位となっています。

 ■カードローンランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#7


8.セキュリティ比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=18


 最近のセキュリティに関する動きといえば、みずほ銀行が2015年3月から「ワンタイムパスワードカード」を導入しました。これはインターネットバンキングのログイン時にワンタイムパスワードが発行されることに加え、新しい口座に送金する時にもこのパスワードカードが必要となることから、不正送金被害をかなり防いでくれる効果がありそうです。

 その先を行くのがジャパンネット銀行でついに2015年4月から乱数表の終了を発表していますね!これからは「ワンタイムパスワード一本」ということです。

 三菱東京UFJ銀行も2014年8月から「ワンタイムパスワードアプリ」の提供を開始しているほか、インターネットバンキング専用の無料ウィルス対策ソフトの提供を始めています。また、この3月からはみずほ銀行と同様に「ワンタイムパスワードカード」を導入しています。

 また、住信SBIネット銀行がスマートフォンを利用した認証サービス「スマート認証」の取り扱いを開始しています。振込みのたびにスマートフォンで認証するものでこちらもセキュリティレベルはかなり高そうです。

 それ以外には三井住友銀行も「パスワードカード」の導入を開始しています。こちらは既存のワンタイムパスワード生成機との違いは大きくなさそうですが、持ち運びのしやすさなどの利便性は相対的に高まっているようです。

 りそな銀行も、新たな認証方式である「ワンタイムパスワード生成アプリ(ソフトウェアトークン)」の導入を開始しています。三菱東京UFJ銀行と同様ですが、自分のスマホからワンタイムパスワードを入手できるので便利ですね!

 このように各銀行がセキュリティ強化を急ぐ理由はと言えばもちろん、インターネットバンキング経由での不正送金被害が増加しているためですね。報道によれば2014年の1年間の被害額が約29億円ということで、ちょうど2013年から倍になった計算です。もちろん、オレオレ詐欺などと比較すれば被害額は一桁少ないですが、それでも十分な注意が必要です。

 ちなみに新たな不正の動きとしては法人向けインターネットバンキングが狙われているという話ですのでお心当たりの方、会社の方は十分ご留意ください。

 こうした不正送金の主な手口ですが、1つ目は偽のポップアップ画面によるもの、ということですね。

 具体的にはウイルスに感染したコンピューターで、メガバンクなどのインターネットバンキングにログインすると、偽のポップアップ画面が表示されて、そこに騙されて乱数表の番号などを入力してしまうと、情報が盗まれ、犯人に不正にログインされてしまう、という手口です。

 偽画面の例は、各銀行が発表していますので参考にしてみてください。

 不正送金の主な手口の2つ目は、被害が急速に拡大しつつあるフィッシングメールです。メールを受け取った経験のある方も多いと思います。

 フィッシングメールと言われると何かハイテクなものかと不安になりますが、実際にはこちらも偽のポップアップ画面の手口と同様に、偽のログイン画面や添付ファイルに暗証番号等を入力させ、送信させるというアナログのものです。

 どちらも確かに巧妙ですが、自衛手段は簡単ですね。「何があっても乱数表の全ての組み合わせを入力しない」ということに尽きます。

 インターネット上でいくら不正な細工をしても、手元にある乱数表の数字の情報を直接奪うのは不可能です。被害に遭うのは主にこうした数字を全て入力してしまった場合だけですね。結局のところ、最後はパソコンではなく人が騙されるかどうかにかかっています。今一度、上記原則を胸に刻みこんでいただければと思います。

 通常、乱数表の入力は3マス程度だと思いますが、4マス以上だと「おかしいぞ?」と思う姿勢が重要ですね。

 ここで評価のポイントですが、以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。

 <評価のポイント>
 1.生体認証カード
 2.ICカード
 3.乱数表
 4.ワンタイム・パスワード
 5.出金メール通知
 6.不正利用保険


 ★★★はみずほ銀行三井住友銀行楽天銀行シティバンク銀行の4行としました。

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングでは新生銀行住信SBIネット銀行が1位となっています。

 ■セキュリティランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#9


9.証券会社比較
  http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=31


 株式の現物手数料については、SBI証券楽天証券マネックス証券、そしてGMOクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。

 このSBI証券楽天証券マネックス証券、そしてGMOクリック証券を★★★としました。

 また、証券会社の口座開設キャンペーンについては、取引条件がいろいろありますが最大で5万円程度もらえるわけで、どうせ口座を開設するなら、ぜひこういったキャンペーンを併用していただければと思います。

 さて株式相場ですが、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災が転機となり大きく下落し、その後はどんぶらこ、どんぶらこと、日経平均で言えば8,000円から9,000円の間を行ったり来たりする日々が続いておりました。

 そんな低位安定中だった日本の株価ですが、2013年から上昇を始め、日経平均はあれよあれよと言う間に1万円を突破し、一時は16,000円を超えるところまで上昇しました。

 このように株価が上昇した最大の要因はアベノミクスへの期待と、大規模な金融緩和によるものですね。金融緩和が実施されれば原則的には円があふれることから円安要因となるわけですが、実際に大きく円安が進み、それと歩調を合わせるように株価も上昇してきました。

 しかしそうした急激な株価上昇はそう長くは続かず、昨年の前半はむしろ株価は停滞し、14,000円から15,000円の間をウロウロする完全なレンジ相場を形成してきました。

 そんな不思議な小康状態に入っていた株式相場ですが、再び動き出したのが昨年9月ですね。EUが追加的な金融緩和を発表したあたりからようやくレンジを上抜け株高の動きが鮮明となりました。

 さらに昨年10月末に日銀から追加金融緩和策が発表されたのを契機に再び大きく株高が進んでいます。足元では19,000円を超えるレベルまで上昇していますね。一時20,000円の大台に乗せる局面もありました。

 ただ今年はアメリカがいよいよ利上げすると目される一方で、日本やヨーロッパでは金融緩和がさらに拡大するのは確実です。だとすればやはりそのたびに株価は大きく動きそうです。上がるにしても下がるにしても慌てないように心の準備だけはしっかりしておきたいものですね。

 <日本の株価/日経225(1年)>

  

 一方、世界の株価はこれまでの上昇が一段落したようですね。アメリカの利上げがより意識されているということかもしれませんが、今後の動きが気になるところです。

 <世界の株価/MSCIコクサイ(1年)>

  

 なお、2014年の当サイトのユーザー人気ランキングではGMOクリック証券が1位となっています。

 ■証券会社ランキング
  http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php#10


 各銀行のサービスを調べたら、ぜひ「2015年版」ユーザーランキング投票にもご参加ください。あなたの1票が、結構、重要です。

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FXは簡単?簡単ではない?

2015-04-08 10:11:24 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「<複数回答可>みずほ銀行の幹部が銀行本店の応接などを利用しながら被害者を安心させ、数十人から数十億円を集めるという詐欺事件を起こしましたが、悪いのは誰?」では・・・

 1位:犯人である元幹部 39%
 2位:同時に逮捕された元幹部の仲間 25%
 3位:みずほ銀行 21%
 4位:元幹部の上司 3%
  〃:元幹部の同僚・部下 3%
  〃:みずほ銀行の応接スタッフ 3%
  〃:騙された被害者 3%

 ということになりました。今回は複数回答可なので、いつものように投票者のシェアに換算するとこのようになります。

 1位:犯人である元幹部 78%
 2位:同時に逮捕された元幹部の仲間 50%
 3位:みずほ銀行 42%
 4位:元幹部の上司 6%
  〃:元幹部の同僚・部下 6%
  〃:みずほ銀行の応接スタッフ 6%
  〃:騙された被害者 6%

 1位は当然のことながら「犯人である元幹部」で約8割のシェアとなっています。ただ残り2割の方は他にもっと悪い人がいるということですかね?そちらの方が興味深いです・・・。

 それはともかくとして2位は「同時に逮捕された元幹部の仲間」で約5割。こちらも当然ですね。

 一方で気になるみずほ銀行の監督責任ですが、約4割の方が「みずほ銀行も悪い」と回答しています。これが3位ですね。4割が高いか低いかは意見が分かれるところかもしれませんが・・・やはりどちらかと言うと「高い」と言えそうです。

 ただ前回のコラムでもご案内したように、実際にみずほ銀行に何が出来たかと言えば微妙なところですね。少なくとも「徹底した社員教育」で防げるようなものではありませんので、やはりこのような悪質な詐欺に利用されることも視野に「応接に1人で入らない」といったルールや、羽振りが良くなった人がいないかどうか、逆に借金で困っている人がいないかどうか、相互チェックする枠組みが必要と言えそうです。

 またこうした事件が続くようであれば、恥を忍んで顧客に対して「騙されていませんか?」と直接聞くことも必要かもしれません。いずれにしてもどういった実効性のある対策を図るのか注目したいと思います。

 なお、こうした事件で批判を浴びがちな被害者の方々への非難は今のところあまりなさそうです。その点ではバランスのとれた回答内容と言えそうですね。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月1日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1137

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=910



            --- Ginkou ---

FXは株より簡単という錯覚

http://www.nikkei.com
 
 外国為替証拠金(FX)取引で外貨投資をする人が増えています。FXは通常、一定の資金(証拠金)を預ければその何倍もの金額の売買ができる仕組みで、投資というより投機的な面があります。にもかかわらず投資経験が浅い層にも取引は広がっており、「株はよく分からないけど、ドルやユーロなら海外旅行で使うからなじみがある」という声も聞きます。

 しかしFX取引は決して「株式投資より身近で簡単」なものではなく、利益を上げ続けるのは非常に難しいと私は考えています。株式投資は発行企業の株を買う行為ですから、その企業が成長を続ければ配当も受けられますし、取得価格より値上がりした時点で売却すれば利益を得ることもできます。成長する企業の株主は長期的に株を保有していれば、みんな同じように利益を得ることができるわけです。

 ところが外貨投資は長く持っていれば利益が出るというものではありません。誰かがもうければ、その裏側では誰かが損をするゼロサムゲームの側面が強い取引です。したがって外貨の運用はどうしても短期かつ投機的になりがちです。プロの為替ディーラーも個人のFX投資家も、1日に何度も売買を繰り返して利ざやを稼いでいるのが実態でしょう。

 為替の変動要因は株式と同様に複雑で、しかも株式以上に需給関係で動く部分が大きいのです。価格変動がすべて経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)をベースに動くのであれば比較的予測しやすいのですが、需給は多くの人の心理的要因に影響を受けるだけに、予測自体が非常に難しいという難点があります。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 アベノミクス&金融緩和による急激な円安は一旦落ち着いてきているものの、それでもこの2年間の円安の動きは凄まじいものがありました。過去10年のドル円の為替チャートを振り返るとこのようになっています。

 

 歴史的な円高水準である80円前後から、過去10年で最安値水準である120円前後まで一気に1.5倍もの円安ドル高が進んだのですね!

 しかもこの10年でインフレに合わせてドルの下落が進んでいるわけで、仮に2%×10年=20%程度の貨幣価値の下落があったとすると、今の120円前後の円安は10年前と比較すれば「1ドル=144円相当の円安」となるわけで、そう考えると今の円安がいかに劇的なものなのかわかります。

 加えて末恐ろしいのは、この円安傾向はまだまだ続く可能性が高いという点です。短期的には金融緩和=通貨安、金融引き締め=通貨高となる傾向があるわけですが、日本ではなかなか本格的なインフレが達成できず、日銀がまだまだ追加的な金融緩和を実施するのは確実です。つまりまだまだ円安が進むのは確実ということですね。

 さらにアメリカでは今年中の利上げが確実視されています。利上げ=金融引き締めですから、これは米ドル高の要因となります。

 要するに円安の要因とドル高の要因が両方予想されているわけですから、誰がどう見ても円安ドル高になるということですね。市場は天邪鬼なところがありますので、そう素直に動くかどうかはわかりませんが、しかしこれまでの経緯を見ればやはり相当確度が高いのではないかと思います。

 だとすれば運用意欲がわいてくるのが外貨投資、なかでもFXということになります。FXは20倍程度のレバレッジをかけることができますので仮に120円→121円と1円円安が進めば0.8%の動きですから、その20倍の16%程度のリターンを得ることも可能です。

 さらに120円→130円と10円円安が進めば8.3%の動きですから、リターンはレバレッジ20倍だと166%。つまり約2.7倍の大商いも期待できるということですね。

 じゃぁ、早速始めよう!ということになるかもしれませんが、実際にはそう簡単ではありません。特にFXで利益を挙げている人は本当に少数派ですね。書店に行くとFXの解説本が数多く並んでいますが、それこそまさにFXがあまり儲からないことを示唆しています。FXで儲かるのであればわざわざ本などを書く必要がないわけで、一般的には「FX本を書くことで期待できる利益>FX投資で儲かる利益」という図式になるということですね。

 で、FX本の収益ですが、仮に5万部売れても印税は500万円程度なのではないでしょうか?もちろん大金は大金ですが、しかしFX投資は理論的にはもっと儲けられるわけで、そうならないところにFX投資の難しさが示唆されています。

 上記記事でも「FXは本当に簡単なのか?」と疑問を投げかけています。その主なポイントは以下の通りです。

・長く持っていれば利益が出るというものではない。
・誰かがもうければ、その裏側では誰かが損をするゼロサムゲームの側面が強い。
・為替の変動要因は株式と同様に複雑で、しかも株式以上に需給関係で動く部分が大きい。
・需給は多くの人の心理的要因に影響を受けるだけに、予測自体が非常に難しい。


 どれも納得できるものばかりですね!確かにFXは通貨も限られており、それが上がるか下がるか予測するだけですので、銘柄選びが面倒な株式より取り組みやすいのは間違いありませんが、しかし取り組みやすいのと儲けやすいのとは全く連動しません

 加えてFX取引が心理的に難しいのは、ロスカットという仕組みがあります。ロスカットは元本(証拠金)が一定以上、損失となれば強制的に解約されて元本(証拠金)がゼロにならないようにする投資家保護の仕組みですが、ロスカットを食らったあとに再参戦するのが心理的にかなり困難なのですね。

 急激な動きのあとには反転することもよくあるのですが、ロスカットされてしまうとその「反転益」をなかなか享受することができないということです。

 とすると結果的に、利益が出ている時はなかなか益出しできず、損失はすぐに実現するので、損失ばかり膨らむことになります。

 実際、GMOクリック証券が発表している「外為オプション取引の月次取引実績」を見てみると、2015年3月の損失発生口座の割合は77.75%となっています!

 https://www.click-sec.com/corp/guide/fxop/atention/pdf/monthly_trading.pdf

 それ以外の月を見ても、損失発生口座が50%を切る=利益発生口座が50%を超える月は2011年3月のたった一度きりですね!恐ろしい・・・。

 逆に言えばよくこんなリターン率でFXというビジネスが成立できるものです。リピーターはどんどんいなくなるでしょうから、いかに新規顧客を捕まえるかがカギということですね。利用者だけでなく、ビジネス提供者にとっても難しい金融取引と言えるのかもしれませんね。

 では今回の読者アンケートは「FXは株より簡単というのは錯覚だ、という専門家の指摘がありますが、FXは株より簡単?簡単ではない?」でいきましょう。投票は5月8日まで。

■FXは株より簡単というのは錯覚だ、という専門家の指摘がありますが、FXは株より簡単?簡単ではない?(5月8日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1139







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