前回の「キャンペーンを斬る」では、三井住友銀行のインターネット・モバイル専用のノーロードファンドを取り上げました。銘柄としてはこういうことになっています。
http://fund.smbc.co.jp/smbc/qsearch.exe?F=net_list1<ype=net&KEY20=NET
国内株式インデックス
・国内株式指数ファンド(TOPIX):ノーロード(手数料無料)
国内株式
・環境ビジネス日本株オープン
海外株式インデックス
・外国株式指数ファンド :ノーロード(手数料無料)
・香港ハンセン指数ファンド
・中央三井ダウ・ジョーンズ インデックスファンド:ノーロード(手数料無料)
海外株式
・ブラックロック・ゴールド・ファンド
・HSBC インド・インフラ株式オープン
海外債券
・世界銀行債券ファンド(毎月分配型)<ワールドサポーター>
その他
・JPMワールド・CB・オープン
・SMAM円高期待ファンド(米ドル安型)
・SMAM円高期待ファンド(ユーロ安型)
・SMAM円高期待ファンド(豪ドル安型)
・シュローダー・コモディティ・ファンド
筆者はインデックスファンド好きなので、インデックスファンドがあるのはうれしいですが、でもポイントとしてはやはり一部のファンドがノーロード、つまり手数料無料になっている点ですね!すばらしい。
これでみずほ銀行と三井住友銀行がノーロードファンドを提供し始めましたので、残るはメガバンクでは三菱東京UFJ銀行だけ、ということになりますが、まぁ時間の問題でしょうね。
さて、気になる投票結果ですが、5つ★満点で、「3.5」。まずまずの結果ですね。ただ、最も多い投票は5つ★ですね!3割を超える人が5つ★に投票しています。
投票が3つ★に集まった「3.5」より、1つ★も多いが5つ★も多い「3.5」の方がビジネスとしてはいいですよね。5つ★に投票するコアなファンさえいればビジネスとしてはやっていける気がします。今回の結果は、筆者には後者のように見えますね。
メガバンクの雄である三井住友銀行がこういうディスカウント戦略に乗り出したことにも意味があります。
ただ一方で顧客にとって重要なのは、最初の数%の手数料の有無よりは、その後、3年、5年、10年といった運用期間の中での運用成績の方ですね。顧客が合理的な投資をできるような誠実な商品ラインナップや説明、アドバイスというものも、ぜひ期待したいところですね。
では、まだの方は投票をお願いします。11月24日まで。
投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=522
前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=363
今回は日本振興銀行のインターネット定期預金「振興ダイレクト」を取り上げたいと思います。
こちらも思い出したころに取り上げている、日本振興銀行の定期預金です。気がつけばいつの間にかインターネットで定期預金の設定ができるようになっていますね。すばらしい!その名も「振興ダイレクト」。
世の中の金利はすっかり落ち着き、「平時」の金利になっていますね。去年は「金融危機時」の金利でしたから、銀行によってはずいぶんいい金利が出たものですが、今はどこもかなり下がっていますね。
そんな中、高金利で鳴らしてきた日本振興銀行のインターネット専用の定期がどんな金利かと言うと・・・
■日本振興銀行のインターネット定期預金「振興ダイレクト」
・1年: 1.0%
・3年: 1.3%
・5年: 1.5%
・10年:2.0%
かなりの高金利ですね!1年で1%の金利がつく定期預金は皆無になりましたからね。そういう意味ではやはりすばらしい金利だと思います。
一方で懸念点というかデメリットは何でしょうか?1つは中途解約時のペナルティの大きさですね。通常、定期預金を中途解約をすると今までの運用期間に応じて、利息の30%カット、40%カットと言ったペナルティがかかるわけですが、日本振興銀行の中途解約時の利息は、当初金利の5%。つまり1%が当初金利なら0.05%になってしまうということですね。言い換えれば「95%カット」のペナルティ。これはちょっと極端ですね。
2点目はやはり、いつも書いていますが日本振興銀行自体の、イメージの悪さというか、ちょっと得体の知れないところ、ですね。ちょうど今年の中間決算が出たところのようなので中身を見てみるとこんな感じですね。
http://www.shinkobank.co.jp/whatsnew/img/press091027_3.pdf
去年の3月の利益が1年間で14億円だったようですが、今年の9月の利益は半年で24億円だったようですね。マジですか。
セブン銀行を除けば、どの新規参入銀行も収益的には四苦八苦しています。黒字でも、ほんの数億円というかわいい状態。それを日本振興銀行はたった半年分の収益が24億円というのですからすごいですね。やはり収益が10億円を超えてくると「なかなかの会社」という感じがしてきますね。
ですが。
こうやって儲かっている事実がまた、得体の知れない感じを増長させてしまうんですよね。日本振興銀行のメインマーケットは中小企業。しかもどちらかというと優良企業やベンチャー企業などの銀行や信用金庫がお金を貸してくれそうな会社ではなく、高めの金利を払わないとお金を借りられないような会社のイメージですよね。
つまり、この不景気で最も苦しんでいる会社群であるのは間違いないと思います。そうであれば、倒産や資金繰りの問題などによって不良債権が増加し、結果として収益も減るのが普通ですよね?
またおそらく消費者金融の顧客とも一部重複していると思いますが、いわゆる過払い利息の問題や、あるいは消費者金融業者が今、どんどん審査を厳しくしていると思いますのでそれに起因した倒産なども起こっていると思いますが、その影響から、日本振興銀行だけ無縁であるとはどうしても思えません。
今、消費者金融業者はバタバタ倒産していますよね。大手と呼ばれていた業者の中にも今、存亡の危機にある会社もあると思います。そんな中、なぜ日本振興銀行だけ絶好調なのでしょうか??
さらに日本振興銀行の業績に影を落としているのがSFCG(旧商工ローン)の債権二重譲渡問題ですね。SFCGが中小企業に貸し付けていた融資を、日本振興銀行は積極的に購入していたのですが(融資を購入する、というのも不思議な響きかもしれませんが)、そこは一筋縄ではいかないSFCGのこと、同じ債権を日本振興銀行だけでなく、別の銀行にも売却していた、というのですね。
1つしかない商品を何人にも同時に売るということでもちろん立派な詐欺行為なわけですが、日本振興銀行はそれに巻き込まれてしまったわけです。もちろんこれは日本振興銀行が被害者ということになりますので、同情すべき面はあるわけですが、とは言いつつ、いくら購入した債権の担保があったり、残高は減ってきていたり、「自分たちの方が買ったのは先だった」としても、何らかの悪影響が出てくると思ってしまいますよね。
これについては、まだ裁判で係争中ですので結果は出ていませんが、どうも「そういった不運を乗り越えての黒字」とは感じられないんですよね。
さらに、そもそも何でSFCGが破綻したかと言うと、彼ら自身の資金繰りの問題もあったとは思いますが、貸出先の経営状況の悪化も要因になっていると思います。その債権(融資)を購入した日本振興銀行は絶好調というのはどうしても違和感があります。
片や破綻、片や最高益ですからね。やっぱり何かオカシイのでは?と思ってしまいますよねー。
少しくらい赤字になったり、減益になれば、まだ「大変だけどがんばっているんだなー」と思えてくるんですけれどね(苦笑)。どんなもんなんでしょうね。引き続き、そこはかとなく注目したいと思います。
では、随分話がそれてしまいましたが、日本振興銀行の、1年1%、5年1.5%と高金利なインターネット定期「振興ダイレクト」について、あなたの評価を教えてください。筆者は・・・とっても高金利だとは思いますが、やはり得体の知れなさが解消されていないこともあり、「★★★★」としておきます。投票は11月30日まで。
>>>日本振興銀行のインターネット定期「振興ダイレクト」について詳しくはこちら
日本振興銀行の、1年1%、5年1.5%と高金利なインターネット定期「振興ダイレクト」。あなたの評価は?(投票は11月30日まで) >>>投票はこちら
日本振興銀行について、ご意見・ご感想はこちら >>>ご意見・ご感想
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