なんでも銀行ランキング-とりあえず投票!

最新の情報・ユーザーランキングで、「正しい銀行えらび」。銀行員、大歓迎!

投資信託、好き?嫌い?

2007-01-18 07:08:29 | Weblog

 まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。「2006年のあなたの資産運用の利回りはいくらだった?」では・・・


 1位:トントン 33%
 2位:5%以上 27%
 3位:10%以上 22%
 4位:100%以上 5%
  〃:▲5%以下 5%
 6位:20%以上 2%
  〃:▲50%以下 2%


 となりました。これは大変重要な結果ですね!マネー雑誌を開けると「運用成績100%以上=2倍以上」という人がワンサカ出てきて正直、焦るわけですが、もちろん世の中そんなに甘くなく、一番多い人は「トントン~5%」で次に多いのが「5%~10%」と資産運用の成績にしては割合と「おとなしい」結果になっています。でもこれがやはり現実なのではないですかね。特に昨年は個人に人気の新興市場の株が軒並みダメだったので、それも大きく成績の足を引っ張っていることでしょう。


 ちなみに筆者は大体10%くらい、というのが昨年の利回りでした。目標は分散投資をして「普通に」得られる5%程度ですので、望みが低い分、満足のいく結果となりました。ただ筆者が伝説のデイトレーダーのように資産運用に没頭しているかと言うとそんなことはありません。最近では一月に1回見直す程度です。それでもこれくらいの成績が出せますので、まだ資産運用を始めていない方はまずは投資を始めてみることをオススメします。思った以上にカンタンかも(?)しれません。


 ただし、日本株だけ、という運用は絶対やめてくださいね~。日本株はなかなか難しいです。


 まだの方はぜひ投票をお願いします。2月1日まで。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=228


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=149



 さて今回は、投信に関わるこのニュースから。


            --- Ginkou ---


投信抜きに日本株語れず、06年純資産が過去最高-買い越し額は倍増に
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aKkIi4r02QxM&refer=jp_japan


 日本株市場における投資信託の存在感が増してきた。販売好調によって投資信託の純資産総額が拡大、株式の運用部分も増加しているためだ。昨年は、海外投資家や事業法人に次ぐ主要な買い主体にも成長し、相場における重要性が高まっている。


 2006年の日本株相場は、東証株価指数(TOPIX)の年間騰落率がプラス 1.9%にとどまり、44%上昇した05年と比べると勢いが衰えた。ライブドア事件に端を発した新興市場の急落で、個人投資家の心理が冷え込み、個人の年間売り越し額は東京、大阪、名古屋の3市場1・2部合わせて4兆3812億円と拡大。外国人買いや企業の自社株買い、投信買いによる相場の押し上げ力を削いだ。


 ただ、個人の中でも長期性志向の資金は、「貯蓄から投資への流れに沿う形」(投資信託協会の金子義昭副会長)で、投信に移転したもよう。投資信託協会が17日発表したところによると、昨年末の公募投資信託の純資産総額は1年前より13兆5799億円増えて68兆9276億円と、過去最高を記録した。  純資産が過去に60兆円を超えたのは、景気と相場がITバブルに沸いた 2000年6月(60兆4600億円)の1度のみ。当時の主流は公社債投信だったため、株式の組入比率は19.5%で、株式の時価総額は11兆7900億円だった。これに対し、06年末の株式組入比率は31%と高い。組み入れ時価総額も21兆3265億円と、バブル経済の真っ只中で株式投信の人気が高かった1990年以来の20兆円台乗せを達成した。このうち、国内株式は15兆7384億円。


(中略)


06年の買い越し額は前年の2.3倍に


 投信市場の拡大は、日本株需給にも大きな変化を与え始めている。日興シティグループ証券のストラテジスト、パトリック・モア氏は需給面で06年に起こった最も大きなプラス材料の1つとして、投信の大幅な買い越しを挙げた。モア氏はその主因を、高配当利回り株ファンドの人気上昇にあると見ており、「団塊世代の大量退職を受けて、こうしたファンドの需要がさらに拡大する可能性が高い」(同氏)と予測する。


 東京証券取引所が11日に発表した06年の投資主体別売買動向(3市場、1・2部)によると、投資信託の年間買い越し額は1兆7073億円と、一昨年の 7553億円から2.3倍に急増した。引き続き最大の買い越し主体となった海外投資家の5兆5288億円に対する比率は45%と、前の年の7%から急上昇。日興シティ証のモア氏は、「投信はいずれ海外投資家に代わって最大の買い越し主体の座につく」との見通しを示している。


(以下略)


〔 出典:ブルームバーグ 〕


            --- Ginkou ---


 小難しく書いてありますが、要は昨年は個人は株をドンドン売ってしまったけれど、投信はむしろ残高を増やした。「投信はいずれ海外投資家に代わって(日本株の)最大の買い越し主体の座につく」かもしれない、ということですね。


 理解できる気はします。もちろん投資信託は手数料が株式に比べるとはるかに高いので「投信は買ってはいけない」というような話も聞きます。特に日本株の売買はもう極限まで手数料が下がっていますし、日本株ならプロに任せなくても自分で判断できる、というのもありますね。さらに言えば、投資信託の目論見書を見れば、上位の投資先が分かりますから、それを真似るだけでアッサリ、その投資信託を購入した場合に近い投資効果が得られます。


 また投信会社が外資系っぽいのも(笑)、気になる人には気になるかもしれませんね。また外資を儲けさせているだけ、みたいな。日本は外国の方にとても儲けさせていただいているので、偏狭なナショナリズムは捨てるべきだとは思いますし、手数料以上に利益をもたらしてくれれば、それはそれで日本の富が増えるわけだから、いいとは思いますけれど。


 とは言っても、問題はやはり手数料でしょうね。1%~3%というのは確かに低くはありません。普段、平気で(?)5%の消費税を払っているわけなので、気にならなくなればならないかもしれませんが、でも100万円の投信を買ったら3万円も手数料を取られる!というのは癪ではありますね。株なら50万円で500円くらいの手数料ですか?0.1%くらいですかね。投資信託に比べると1/10から1/30ということになります。


 では筆者は投資信託より株の購入の方がいいと思っているかと言うと答えは「ノー」です。まぁ、それはこの運用コラムをご覧になった方なら、いわずもがなでしょうけれど。この資金は全て投資信託で運用しています。


http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=145


 では投資信託を利用するメリットは何なのでしょうか?なぜ筆者が投資信託を利用しているのでしょうか?それは・・・


1.個別の会社を勉強したくない


 株式で個別の会社を選ぶのって面倒じゃないですか(笑)。東証一部に上場している会社だって、筆者は半分も知らないでしょう。じゃぁ、勉強したいかと言うと全く。勉強するのが好きな人は変人ですし、決算書を読める人は奇人です。しかも会社の評価なんて、その会社の人じゃないと分からないんじゃないですかね。せめてその業界にいないと。というわけで投資先選びはぜひ、誰かにお任せしたいです。


 日本の株式ですらそうですから、外国の株式なんてもう絶対不可能です。


2.たくさんの会社に分散して投資する金がない
 
 仮に私が変人奇人で投資対象を選べるとしましょう。あるいは上記の通り、利回りのいい投信の目論見書を見て真似るとしましょう。仮に上位10社に投資しようとすると下手すればそれだけで1000万円くらいの資金が必要です。10万円くらいで買える銘柄も増えてきていますが、昔からあるような有名どころの企業は、まだまだ最低でも100万円くらい必要な株価・株式単位になっています。


 「オレはこの会社にほれこんでいるので投資先は1社でいいんだ」という人がいるかもしれませんが、まず止めた方がいいでしょう(笑)。特に一度投資したら、面倒になって後は放っておくタイプの方は絶対、止めた方がいいですね。


3.相場の動きに一喜一憂したくない


 投資信託で買ったら一喜一憂しなくなるわけではありませんが(笑)、人に任せている分、少しは気は楽になります。また、本当にそうしているかどうかは分かりませんが、「プロならうまく対処してくれるはず」という淡い期待もあります。・・・まぁ、ここはあまり期待しない方がいいかもしれません。


 というわけでデイトレよろしくマネーゲームを楽しみたい、という人以外は筆者は投信を勧めます。特に日本株にだけ投資するのはもってのほかなので、せめて日本株は株で、外国株は投信で、みたいな感じで最低限の分散はするべきだと思います。


 とは言いつつ投資信託の高い手数料は筆者も不満です。しかもあの手数料って「販売会社(銀行・証券会社など)がしっかり顧客に説明する対価」らしいじゃないですか。つまり販売会社が手に入れる手数料ということですよね。筆者はどの銀行・証券会社からも、「しっかり」説明を受けたことはありません。やはり手数料は引き下げるべきだと思いますし、それが嫌ならせめてしっかり説明をしてほしいですね。


 というわけで今回の読者アンケートはズバリ「投資信託、好き?嫌い?」でいきましょう。2月17日まで。
 


■あなたは投資信託、好き?嫌い?(2月17日まで)■
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=238


 



>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★最新の銀行ニュース一覧はこちら
http://www.ginkou.info/modules/xfsection/index.php?category=2&orderby=createdD

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★読者が選ぶ銀行ランキング募集中です。投票はこちら
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=16

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★人気Blogランキング★
http://blog.with2.net/link.php/41491

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月の金利比較、更新しまし... | トップ | 住友信託銀行:為替手数料(... »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事