那須でのマイタケ原木作りの帰り、茂木の道の駅に寄ってみました。
日曜の午後で、目当てのいちご完全に売り切れでしたが、ちょっと変わったものを発見。
「松きのこ」ですって。 |
マツタケのようなシャキシャキした歯ごたえで、生でも食べられるきのこだそう。
見た目は、シイタケの軸が長~いタイプにも見えます。
生で・・と言われてもレシピが思いつかず、普通に加熱調理して食べてみました。
味は、比較的さっぱりした味わいです。
シイタケって、独特の濃厚な香りがありますが、その香りは弱め。
そして食感もシイタケとはちょっと違っています。特に軸。
シイタケの軸はとても密で固くて、噛んでもなかなかほぐれにくくて、あまり美味しくないですよね。
この松きのこの軸は、シャキシャキと歯切れがよく、抵抗なく食べられる固さでした。
カサも、シイタケは加熱するともちもちぷるぷるしますが、松キノコはもう少し歯切れがよい感じ。
「食感がマツタケに似ている」という売り込みフレーズもありましたが、松茸の経験値が低すぎる私には、よくわかりません。マツタケを食べなれている人なら相似性に気づくのかな。
悪くない味わいですが、なんとなく印象が薄いです。
(シイタケに似てるだろうな~と思って食べたらシイタケの味がしなかったせいか)
もう一度くらい買ってみて、いろいろなレシピを試してみたい気はします。
火を通しすぎないのがコツだそうで、高温でさっと揚げる天ぷらや、生のまま裂いてサラダ、などがおすすめだそう。ふむ。
調べてみると、広島の(有)世羅きのこ園で開発された品種だそうです。
20年近い品種開発の実験の結果生み出した品種ということです。
種菌を分けて育てる生産者も募集されているようです。独占しようとしないのは、すばらしいですよね。
各地で育てて、手に入りやすくなるといいなあ。
■参考情報
(有)世羅きのこ園の東山正会長による松キノコ紹介(現代農業掲載)
松きのこ、そして巨大な松なめこの紹介(ロケットニュース)
松なめこは、なめこのようなぬめりは少なく、松茸のような香りがうっすらするのだそう。
うーん、でも、マツタケの香りって、私にはよく分からないのよね・・・。