採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ビーツピクルス

2021-03-10 | +野菜系保存食

2月21日、22日は、最高気温が20度を超えるような温かい日でした。
このまま春になってしまうの? まだだよね?
お願い、冬、カムバック。
というのも、ほんとは冬のうちにやってしまいたかった作業が、軒並み積み残し。

やらなきゃ、と思い続けるとものごとはより億劫になるものです。
とりあえず考えず、手を動かさないといけません。


まずはビーツ。
この冬シーズン、小玉とはいえビーツが沢山収穫できました。

ビーツピクルス

年末頃、葉っぱを切って、根っこだけの状態にして、新聞紙とビニールに包み、冷蔵庫に入れてありました。
「ビーツってすごく日持ちするのよね~」
と油断して時間が止まっていましたが、春までには加工しなくては。

ピクルスビネガーは、前もって作っておきました。

ビーツは、再度洗って蒸し器で加熱。
(一部実験として、ホイルと濡らしたオーブンペーパーに包んでオーブンで焼いてみましたが、味が濃く、脱水された感じに出来上がるけれど、んー、蒸し器でいいかな、という感想。蒸した方がなめらかな印象なので。)

ビーツピクルス

だいぶお待たせしてしまったせいかしら、やや水分が少な目かも?
(でもスジっぽいというほどではなかったはず)

 

ビーツピクルス

瓶2つにぎゅうぎゅうに詰めてピクルスにしました。

余った4個くらいは、一個ずつパックして冷凍。
これはいいアイデアでした。
瓶詰づくりの難しい点は、瓶の容量に対して、中身が余ったり、足りなかったりすること。
冷凍できるものに関しては、中身を少し余らせて冷凍すればいいですね。


冷凍ビーツは主にボルシチ用。
で、先日早速作りました。
牛スネ肉をシャトルシェフで加熱してしまうと、ボルシチ完成までほんのひと手間。美味しくできました。



もひとつ、冬仕事。
銀杏の殻割り。

ぎんなん保存

やればほんとにすぐの作業なのですが、なぜか放置してありました。
(やらなきゃー、はう~、と考えている間に、道具を出して部屋を散らかしてしまうのよ!)

この程度に小分けして、冷凍しておきます。

これは、もち米と一緒に炊いて、紫蘇の実塩漬けを混ぜて頂くのが好きです。
桜の葉の塩漬けが手に入れば、小さな俵型にして桜餅みたいにくるんで並べると、味も合うし素敵です。


冬仕事、(この時点で)まだ残ってます。
ピールづくり、巻柿、チョコがけ(あと箱も)。

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芋頭入り餅、蓮根入り餅

2021-01-25 | +野菜系保存食

お正月、新年会がないので比較的のんびりしつつ、お餅は沢山搗きました。

買ったもち米は
・秋田産きぬのはだ10kg
・長野産白毛餅

お正月が終わってからの、(母による)かきもち制作用もあるので、たっぷり15キロです。


お正月に搗いたお餅は、次の種類。
・白丸餅(お鏡用も含む)
・白のし
・青大豆入りのし(一緒に蒸すタイプ)
・青のり・胡麻入りのし
・刻み落花生入り
・刻み落花生、すりおろし生蓮根入り
・蒸かした台湾芋頭入り

最後の二つは、今年の新チャレンジ。

すりおろし蓮根入りは、年末年始、蓮根がふんだんにあるので昨年から作ってみたいなあ、と思っていたもの。
でも、「蓮根 餅」で検索すると、レンコンを摺り下ろして作った団子的なものがヒットしてしまいます。
「蓮根 もち米」で検索すると、今度は蓮根にもち米を詰めて甘く煮たものばかりがヒット。

いわゆるお餅に蓮根をまぜて搗くようなものは、既存レシピにあるのかどうか、不明です。
(もち米も蓮根も、どちらもハレの貴重な食品なので、伝統的にはわざわざ一緒くたにはしないかもしれません。保存性的にも落ちる・・?)
でも現代は、冷凍庫もあるし、ひとまず作ってみることにしました。

刻んだ蓮根を一緒に蒸して、具にしたらどうかな・・とも想像しましたが、水分を含んでいるので、お餅が固くなる間に傷んでしまうのがちょっと心配。
ではひとまず具なしで・・・と思っていたところで、母が冷凍庫から一握りくらいの落花生を発見。
「これ、使っちゃって」
と。
どうやら茹でた状態で冷凍した落花生のようです。
お餅が半分搗けてきたところで刻んだ落花生を混ぜることにします。

もち米が蒸しあがったら、まず摺り下ろした生の蓮根の、水けを絞った固形部分を少しずつ混ぜます。
で、しぼった汁にも蓮根の澱粉が含まれていてもったいないので、更に、少量ずつ混ぜ込みます。
結局、レンコンから出た水分は、全部混ぜ込んでしまいました。
あらかた搗きあがってきたところに、刻んだ落花生も投入。
水分を足していったせいか、いつもと同じお米の量なのですが、いつもよりかさの大きいお餅になった気がします。

蓮根餅

出来上がりはこんな感じ。
見た目はまあ、お餅・・・。
味は、落花生の香りが強かった! 
蓮根って、ほのかな上品な香りなので、落花生と組み合わせると、負けてしまうのでした。
とはいえ、よく味わうと、レンコン風味もあり。
でもって、すごく特徴的な味、とはいえないかな・・・。
もう一度作るかどうかは未定・・・。


蓮根料理といえば、私の好みだと、
・まずは天ぷら
・薄切りにして、さっとゆすいで塩コショウ炒め
・炊き込みご飯
・いろいろな料理に刻んで混ぜる(餃子とか)

保存食系だと、
・薄切りのピクルス(カレー粉で風味付けすると色もついて美味しい)
・薄切りにしてカラカラに干す(水でもどして揚げると蓮根チップ)

あまりレパートリーがなく・・。
特に保存できるおすすめレシピがありましたら教えて下さいませ。



芋頭入り餅。
これも昨年から作ってみたいと思っていたもの。今年はけっこう大きな芋頭がとれたし、時間に余裕もあったので、着手できました。

芋頭は、泥がついたまま包丁で厚めに皮を剥き、その後洗って泥や毛羽を落とし、さらにピーラーで表面についた泥汚れを剥くのが便利でした。
(キッチンのシンクで、泥がたっぷりついたものを洗うのがとても億劫で、あと濡れたサトイモってなんか手が痒くなるので・・)
芋頭をさっと茹でてから(気持ちアク抜きしたい)柔らかく蒸かし、それをお餅が半分くらい搗けたところで混ぜ込んでいきました。

出来上がったのはこんなお餅(ボケててすみません!)。

タロ芋入り餅

芋頭ってうっすら紫色なのですが、大量のお餅を染めるほどの色はなく、薄いグレーみたいな色になりました。
で、こちらは、(他に混ぜ物をしなかったこともあり)芋頭風味、結構しますよ!

食べてみると、明らかに普通の白餅とは違う風味。
余った芋頭ペーストできんとん的なものを作ったのですが、それを添えると、芋頭餅+芋頭餡で、風味濃厚☆ 私はとっても好みでした。
あと、このお餅は、トースターで焼くと、すぐ柔らかくなります。
焼きすぎるとトースターの網から流れ落ちるほど。
芋頭がなにか作用しているのかもしれません。




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グリーントマト入りサルサ(ピザソース)

2021-01-05 | +野菜系保存食

12月下旬のこと。
おとなりの畑の未熟トマト、第一弾の収穫後、霜でだいぶしおれてきたものの、葉っぱの陰のトマトはまだ大丈夫そうでした。
なのでもう少々頂いてきました。

グリーントマト入りサルサ

(この写真は12/8のものです)

今度はピザトースト用のサルサソースを作ろうかと思います。

材料は、作りながらいろいろかき集め、こんな感じ。

・細かめに刻んだ青トマト
・コストコで買った800ccのトマト大缶(かなり煮詰めてから使用)
・玉ねぎ
・ミヤジマさんから頂いたニンニク酢漬け
・冷凍庫に1パック残っていたドライトマト
・梅酢(塩分として)
・塩漬けケイパーの塩
・少しだけあったハラペーニョピクルス(酢ごと)
・冷凍してあったスクッグ30ccほど(もっと入れてしまいたかったけどこらえた)
 (成分としては、パクチー、青唐辛子、クミンシード、塩)
・りんご酢
・グラニュー糖
・冷凍しておいたトウモロコシ(奮発!)

この中で、青トマトがいちばんカサは多かったです。
でも青トマト自体にはあまり味がないので、玉ねぎ、というか(玉ねぎほど甘さもなく)、増量剤的な役割かもしれません。

グリーントマト入りサルサ

青トマトは、最初はかさばりますが、煮ると水分が出てくるので、トマト缶を煮詰めてから加えたのは正解でした。

今回初めて、スクッグを入れてしまっていいんだと発見しました。
サルサって、唐辛子やコリアンダーリーフが入ることが多いですが、季節によってはスーパーで手に入らないこともあります。
スクッグならば冷凍庫に渋滞してるので、いつでもスタンバイ。


グリーントマト入りサルサ

青トマトの量に釣り合うようにいろいろ入れていったら、大鍋にどっさりになりました。
が、使いやすいサイズの瓶が枯渇。
しまいこんであったweckの瓶を取り出してきて、ようやく瓶詰が出来上がりました。


ほんとに瓶が尽き果てたところで、年末、実家に行ってほどよいサイズの空き瓶を大量に回収してきました。
フェイジョアジャムを作って、フェイジョアを送ってくれた叔父に差し上げたいと思っていましたが、これでようやく作り始められます。

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オリーブペースト(バジル入り)

2020-09-03 | +野菜系保存食

トマトケチャップとサルサソースと同じ日、もうひとつ加工品を作りました。
(この日はすごいがんばった!)

前にも作ったオリーブペーストです。

冷蔵庫2号の中に、ずーっと居座っていたオリーブ塩漬けの大瓶(梅酒用ガラス瓶)。
もはや景色となっていましたが、よく見ると、だいぶ中身が減ってきています。

サルサソースと、あとちょっと使えば、ばね式ガラス瓶ふたつに移し替えられそうです。
なので頑張って加工してしまうことにしました。


オリーブペースト

オリーブを、包丁の腹でむぎゅっと押しつぶすと、果肉が割れて種が取りやすくなります。
材料は、
・オリーブ
・今回はバジル、パセリ。(前に作ったときはパセリのみ)
・電子レンジで加熱したニンニク(生ニンニクはダンナサマが苦手なため)
・(レモンの皮の代わりに)削った青ゆず皮(オリーブオイルに漬けておいたものが冷凍庫にあった)
・オリーブオイル

これをスティックミキサーでピュレにします。

オリーブペースト

ピュレ状に。
(今回、うっかりタネが2個ほど入っていたようで、ミキサーから異音が! なんとかさぐりあてました)


オリーブペースト

これは、パック詰めして冷凍します。
適量折りとって使います。


レモン汁を足してドレッシングにすると、えもいわれぬ大人の味に。
(白身魚のムニエルなどのソースにもよさそう)
あとはパスタソースにも使えます。

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サルサソース2020

2020-09-02 | +野菜系保存食

トマト缶を使ってトマトケチャップは作りましたが、生のミニトマトなど、夏野菜がまだ沢山あります。
夏野菜の総決算、サルサソースを今年も作ります。

セミドライプチトマト

頂きものと、あと畑でもちょびっととれたミニトマトは、こんな感じで皮ごと半分にカットし、新聞紙数枚とオーブンペーパーを敷いた低温のオーブンで焼きます。
しばらく焼くと、水分はだいぶ飛んで、かつ、皮も熱されるので湯剥きと同等の効果になり、手でぷちゅん、と皮から外すことが出来ます。
(多少手は汚れますが)

自家製サルサソース

ミヤジマさんから頂いた、甘長唐辛子(ミヤジマさん、ありがとうございます~)。
みじん切りにします。

自家製サルサソース

ケチャップのときに使ったニンニクの黒酢漬けも。
煮ている間に溶けてしまうとは思いますが、これもみじん切り。

自家製サルサソース

材料はこんなかんじ。
鍋の中:ミニトマト、トウモロコシ(冷凍しておいたもの)、My青唐辛子、Myオリーブ、生ニンニク
お皿の上:My玉ねぎ、にんにく黒酢漬け、甘長唐辛子

後ろに梅酒用大瓶が写っていますが、これはオリーブの瓶。
このサルサともう1品加工することで、このじゃまな瓶から、もうちょい小さ目のボトル2つに移し替えることが出来ました。
冷蔵庫が広くなった!

自家製サルサソース

ひとまず混ぜたところ。
トマトがやや少な目のようなので、冷凍しておいたセミドライミニトマトを足しました。
煮ると甘長唐辛子や玉ねぎは、だいぶ小さくなります。

頂いたミニトマトがしっかり酸味の効いたものだったせいか、パンチの効いた味に出来上がりました。

自家製サルサソース

出来上がり~。
今年は梅雨が長くて、7月がまるまる一か月低日照。
貴重なミニトマトの加工品です。

自家製サルサソース

この瓶ひとつで、ピザトースト2~3枚分になります。
忙しい朝、瓶をあけてすぐ使えるので、パック詰め冷凍よりも瓶詰めが使いやすいです。

 

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スパイシートマトケチャップ

2020-09-01 | +野菜系保存食

お友達のミヤジマさんのおうちにキョウコさんと一緒にお邪魔して、手作りランチをご馳走になった上に、お庭の野菜をどっさり頂いて帰ってきました。
菜園はご主人様の管理。
プロ顔負けの美しい野菜を育てていらっしゃいます。


生野菜に加え、ニンニクの黒酢漬けを分けて頂いてきました。

ニンニク黒酢漬け

こんな感じ。
漬けてある立派なニンニクは、もちろん自家菜園のもの。無臭ニンニクだったか、福地系だったか、伺ったはずですが忘れてしまいました。
黒酢もとってもいいものを買ってきて漬けたとのこと。

ニンニク黒酢漬け

鱗片を包む薄皮ごと、生ニンニクを漬けたとのことですが、何年ものだったか、熟成が進んで、皮はないのかと思うくらいに柔らかに、中身もとろりん、となっていました。
ニンニクの強い刺激はすっかりなくなり、酸味もちょうどよくて、ビーツピクルスのよう。

このはとろり感を生かして、トマトケチャップ的なものが作れそうだわ、と思って、ずうずうしくも、たっぷり譲って頂いてきたのでした。


レシピはいろいろありますが、今回は家にあるもので次のような感じ。
りんご、玉ねぎ、セロリなどを入れるレシピもあるようです。

■■スパイシートマトケチャップ
■材料
トマト缶詰 3缶
ニンニク黒酢漬け 2カップ分くらい
玉ねぎ 1個
スパイス(オレガノ、パプリカパウダー、赤シシトウ粉、コリアンダーパウダー、セロリシード、シナモン、ナツメグ)・・・今回ちょっと迷走気味
塩レモン
酢、砂糖


トマト缶、ニンニク黒酢漬け、玉ねぎを、スティックミキサーで粉砕し、ザルで濾します。

自家製ケチャップ

しっかり濾すと、残りかすはこんな感じ。
結構カスが残りますね。
液体は、とってもしゃばしゃばのゆるさ。

自家製ケチャップ

とっても滑らかな液体が出来上がりました(なめらか系ソースを作るのは自分では珍しいことです)。
ここに、スパイスを適当に投入し、しばらく煮立てます。


この後、煮詰めていくのですが、この時期、コンロの前に立ちっぱなしは大変。
なのでドライトマトの要領で、外の晴天を利用します。

自家製ケチャップ

鍋ごと外へ。
これでしばらくおいて、水分を飛ばします。

この方法は、以前、何かの本で、ベリー系のジャムの作り方を見ていてみつけたもの。
「ベリーのような(傷みやすそうな)ものを常温放置なんて!」と最初は驚愕しましたが、ドライフルーツだって天日に干して作る訳ですし、火にかけるよりも低い温度で水分を飛ばすのは、風味も維持されていいかも・・。

ただ、湯剥きした生トマトを放置すると数時間で発酵することもあるので(経験あり。作業の合間、ちょっとおいておいただけなのに・・・)、ひと煮立ちさせてから干してみました。


自家製ケチャップ

折をみて、時々混ぜ返します。
明らかに、表面が煮詰まって、濃厚な層を形成しています。
下の方が水っぽいので、よく混ぜます。

自家製ケチャップ

一日干すと、かなり濃厚になって、最初とは大違い。
最初は水面が平らでしたが、ぽったり盛り上がるようになりました。

これを再度加熱し、スパイスや酢なども追加して軽く煮詰めていきます。
ケチャップって、嫌いじゃないけれど、最近買っていないので、どんな味にしたらいいかよく分からず、アレコレ入れてしまいました。
(味見して、セロリの風味が欲しい気がしたけれどなかったので、セロリシードを少し入れてみたり)

適当なところで妥協して、瓶詰。

自家製ケチャップ

全部で6個できました。

自家製ケチャップ

もったり濃いソースが出来ました。
味は、ケチャップよりはフルーティさが少なくて(りんごがなかった)、少し辛さがあって(赤シシトウ粉)、ピザソース的に使えそうかな、と思います。

ケチャップは、使うときにカレー粉を振るのも美味しいです(ドイツのやり方だそう)。
これも、なんだったら食べるときにカレー粉を振れば、やや迷走した味付けをごまかせるかも。

 

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塩レモン入り三升漬け

2020-08-25 | +野菜系保存食

青唐辛子、塩スダチとあわせてちょびっと薬味を試作しましたが、まだまだあります。

というのも、ダンナサマが沢山摘んでくれたため。

8月初旬、ダンナサマと一緒に畑に行って、私が草むしりをしている間、ダンナサマには収穫を頼んだのです。
収穫と言ってもあまりとれるものはなくて、地這い状態の野良ミニトマトと、あと青唐辛子。

青唐辛子は、「沖縄大紅」という品種の苗を今年初めて見かけて買ってみました(ていうか、大ぶり唐辛子は他になかった)。
本当は、肉厚でパリパリした触感のハラペーニョが好みなのですが、その苗は見つからず。
ハラペーニョでなければ、パリパリ感はないけれど少し肉厚のセラーノも好きだけれど、これもなし。

実がついてみると、サイズは大き目の唐辛子でしたが、肉は薄め。がっくし。
で、これまで植えたどの唐辛子よりも、青っぽい味のものでした。ピーマンみたいな風味。
辛さは、そこそこ辛いですが、水洗いしたり、空気にさらすと揮発しやすい気がします。切った瞬間、思わず咳き込むことも。
風味や辛さはともかく、果肉が薄いのはちょっとガッカリ・・・。

あまり好みではない唐辛子なので、畑に行っても摘まずにおくことが多かったのですが、ダンナサマに頼むと、まじめに収穫してくれて、つやつやの青唐辛子が箱いっぱい。

折角摘んでくれたので、使わなくてはね。


唐辛子が沢山消費出来る、三升漬けを作ろうかと思います。
三升漬けは、本来タレ的な用途かと思いますが、私は全量、酸味やスパイスなどを足して、ジャークソースにしてしまいます。

塩レモン入り三升漬け

青唐辛子、麹、そして本来は醤油を、1:1:1で混ぜるので三升漬け。

これまで、醤油のかわりに味噌だとか、麹の代わりに酒粕で仕込んだことがありました。
(味噌はまあアリでしたが、酒粕は、発酵最終段階のものなので、仕上がりは酸味が出てきました。
ジャークソースに使う分には問題ないですが・・)


今年は、青唐辛子と麹、そして・・・

塩レモン入り三升漬け

塩レモン!

塩レモンもいっぱいあるのですもの。
この三つをよく混ぜて、瓶に詰めます。

塩レモン入り三升漬け

空気は少な目がいいかな、と、上から、醤油+腐乳少々を混ぜた液体をしみ込ませたのですが、あまりうまく浸透しません。


塩レモン入り三升漬け

仕方がないので中身を全部出して、混ぜなおし。
空気が減ってきたのはいいのだけれど、麹がだいぶ砕け気味。

あと、混ぜた後ふと思ったのだけれど、麹の発酵に、塩レモンの強い酸がどのように作用するか・・・。
まあ、やってみましょう。


塩レモン入り三升漬け

表面には塩分強めにするために、お醤油を垂らしておきました。
(後から考えたら、塩レモンの方が効きそうかも)
これで、冷蔵庫にて、しばらく(1年くらい)寝かせます。
どんなのが出来るでしょうか。


 

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塩レモンと青唐辛子の薬味

2020-08-24 | +野菜系保存食

かなり年代物の、塩レモン的なものが冷蔵庫にありました。
だいぶ前、頂きもののスダチで作ったもの。
当時、スダチや青柚子、レモンなどいろいろな柑橘で作り、これが最後のひとびんです。

塩レモン(すだち)

に、2012年ですって・・・。

塩レモン(すだち)

でも、開けてみると、全然問題なし。
塩レモン的なさわやかな香り。
(すだちなので、レモンよりは香りは弱め)
長く漬け込むことで、固かった皮は煮込んだように柔らかくなり、柑橘の皮の香りが強くなり、苦味は薄れます。

シーフード系のトマト煮に使うと、とてもさっぱりして美味しくなります。
なので、使いやすいように、種をとって、ピュレ状にしておきます。

香りはとてもいいのだけれど、とても塩辛いです。
(よく覚えていないけれど、保存期間の途中で、もたせるために塩を足したかも。)
トマト煮にちょっと入れるくらいでは減らなさそう。

何かと混ぜて、薬味のような感じに出来ないかな。


ふと思いついて、沢山ある青唐辛子と混ぜてみることにしました。

塩レモン(すだち)と青唐辛子

青唐辛子と、塩レモン。

実験なので、少しだけ。


塩レモン(すだち)と青唐辛子

スティックミキサーで粉砕してみると、思いのほか綺麗な緑色のペーストに。
舐めてみると、おお、これは・・・柑橘の香り+青唐辛子の辛さ・・・ 柚子胡椒ぽい感じ。


柚子胡椒は酸味はない場合が多いですが、これは酸味も結構あります。
そして、ほのかに中近東の気配。
(塩レモンの発酵風味がそれっぽくなる)

なかなか美味しいかも。
とりあえず柚子コショウ的な使い方を想定して、冷凍庫へ。


いっそもっと中近東風に、ということで、スパイスも入れてスクッグに似たものを作ることにしました。
スクッグは、2011年に初めて作って、ほぼ毎年のように作っています。検索したら2016年にも。
青唐辛子、コリアンダーリーフ、クミン、塩を混ぜて作る、中近東風薬味です。

今回は、コリアンダーリーフがないので、塩レモンペースト、青唐辛子、クミン、たまたまあったバジル少々。

塩レモン(すだち)と青唐辛子

クミンシードを入れると、とても中近東風。
(最初キャラウェイシードをちょっと入れてみましたが、これじゃない感じで、クミンを追加)
コリアンダーリーフ(パクチー)が欲しいところですが、これはこれでいいかな。
スクッグに近い雰囲気ですが、塩味が強く、柑橘の香りと酸味のパンチも効いています。

去年、韓国唐辛子で作ったスクッグもまだ沢山冷凍庫にあるのだけれど、これもまた小瓶に詰めて冷凍しました。


スクッグは、実は私は、おでんに添えるのが好みです。
特にだしの沁みた大根によく合います。
昨冬は、あまりに暖冬でおでんは一度も出番なし。なのでスクッグも減らず・・・。

なんでもいいから添えてみて(トマト煮はいいけど、カレーは違うな・・・)、消費促進したい・・。


このあと、思いついて、鶏むね肉を、このスパイス入りの方と、あとヨーグルトと少々で漬けこんで焼いてみました。
消費したいあまり、ペーストを入れすぎて、やや塩辛くなりましたが、味としてはアリ。
この方向だと薬味的使い方よりも減るし、いいかも。

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紅葱頭(台湾エシャロット)の油葱酥

2020-05-26 | +野菜系保存食

今年は、以前お友達から頂いた台湾エシャロットが、割とぷっくり大きめに育ちました。

台湾エシャロット
小さいのもありますが、大きいのは割と大きめ。
このあと新聞の上に並べ、ベランダで乾燥させておきました。

葉っぱは、うっかり見逃した隙に枯れ気味になってしまったので、今年は編んで吊すのではなく、箱に詰めて保存しておきます。
箱詰めしてみたら、ちょっとあふれる感じ。
ついでなので、あふれる分、加工してみることにします。

台湾エシャロット紅葱頭といえば、油で揚げたアレ。油葱酥。
(酥は、サクサク、という意味があると思います)
ラーメンのトッピングにしたり、炒め物に加えたりして使うようです。
一度作れば日持ちするのもいいところ。
Youtubeを検索してみると、どっさり作っている動画がいくつも出てきます。

今回の作り方は次の通り。
動画では油で揚げた後、すみやかに冷ましていますが、私は天ぷら同様、オーブンで仕上げることで油控えめを目指します。

■油葱酥
・エシャロットを水につけ、皮を剥き、根っこの土っぽいところは切り捨てて、縦スライス
・油で低温から揚げはじめる。
・もうちょいかな、というところでキッチンペーパーにあげ、オーブンでしばらく焼く。
 こうすることで、余計な油を落としつつ目的の焼き加減にする



台湾エシャロット
まずは皮むき。これが一番おっくうな作業ですが、水に漬けておくと表皮が柔らかくなって剥きやすいです。
半分に切って剥くともっと剥きやすいかも。


台湾エシャロット
剥けました。
うす紫でつやつやぷっくり、可愛い・・・。
もじゃっという根っこの部分はこのあと切り捨てました。
で、縦スライス。比較的厚めにしてみました。


台湾エシャロット
米油で揚げます。
比較的低めの温度から揚げはじめ。


台湾エシャロット
段々透明になっていきますが、こんがりきつね色にはなかなかなりません。
水分たっぷりだから、時間がかかるものなのですね。

揚がっていくにつれ、タマネギとはまた違う、甘~い揚げ葱の香りが。
これ、台湾の匂い!
台湾で、ごはんどきに町をうろうろしていると、食堂からこんな匂いがするのです。
これだったのかー。なるほど~。
懐かしいなあ。(また行きたいなー)


台湾エシャロット
薄いきつね色になったので、油からあげてオーブンへ
なんか、市販品よりだいぶ透明でぺなぺなで、これでいいのか不安になります。


台湾エシャロット
オーブンでしばらく加熱すると、なんとなく見たことのある様子になってきました。
不透明で薄茶になって、ポテトチップみたいな感じです。
そうそう、こんな感じ。
触ってみるとカリカリになっています。


台湾エシャロット
ところにより、カリカリでないしにょっとしたカケラが。
縦スライスの場合、最初と最後の部分は、つるりとした大きなスライスになったりします。
そういうものは、表皮組織に挟まれてうまく水分が抜けないようです。
ざっとチェックしてつまみ出しました(食べちゃった)。

動画では、横スライスでやっている人もいました。
横ならば、繊維を断ちきるので水分も抜けやすくていいのかなあ。


台湾エシャロット
小さいザルにいっぱい分が、この程度の葱チップになりました。
水分をほぼ全部抜いた訳なので当然ですが、かなり嵩が減りました。
コンパクトにおさまって、常温で保存でき、暑い国向きのいい保存食かも。

ダンナサマはお昼カップラーメンをよく食べるので、それにトッピングしてもらうことにします。
ほかのレシピも研究中。

油にも葱のいい香りがついているので、いろいろな調理に使っていこうと思います。



 

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粉末赤シシトウ

2019-10-18 | +野菜系保存食

畑の、お隣の方が今年はシシトウの苗を沢山植えていらっしゃいました。
(職場の関係で苗が沢山手に入るのだそうです)
いつでも収穫して下さい、と嬉しいお言葉。

シシトウの段階で時々頂き、その後自分の畑のピーマンなどもあってしばらく見ないでいたら、赤く熟したシシトウが沢山ついていました。
赤いシシトウって、・・・・パプリカみたいな感じかな?
干して粉にしたら、辛い個体の混ざり具合次第だけれど、少し辛いパプリカパウダー、もしくは辛さ控えめの唐辛子粉になるのではないかしら。

という訳で、ほどよい感じのものを摘ませて頂きました。 

赤シシトウ

見ているだけで嬉しくなるような、ぴかぴかのシシトウ。
このあと粉にするので、丁寧に水洗いして、窪み部分の蜘蛛の巣なども綺麗にしてあります。
この写真が9月13日。
唐辛子などと比べると肉厚のせいか、あと真夏よりは日射も足りなかったのか、1週間経ってもほとんど変化がありませんでした。
途中傷んだものなども取り除きつつ、気長に干し続けていきます。
 

赤シシトウ

9月26日でようやくこんな感じ。
触るとまだしなやか感があるので、もう少し干してみます。

 

赤シシトウ

触るとまだパキパキではないものの、天気も崩れそうなのでとり込むことにしました。
こんな感じでビニール袋に入れて口をあけた状態で冷蔵庫(2号)へ。
冷蔵庫内で仕上げ乾燥します。


 

赤シシトウ

10月12日、冷蔵庫のスペースをあけたいので、とってもかさばるこのヒトを片付けることにしました。

 

赤シシトウ

半分にカットし、ヘタと種を除去。
このとき、状態をチェックし、カビなどいたみがあるものは除去。
時々、とっても辛い刺激的な空気がたちのぼります。
どのくらいの割合で辛い個体が混ざっているか、気になります。最終的に、パプリカパウダーに近いものになるか、唐辛子粉に近いものになるか・・。

 

赤シシトウ

全部作業するとこんな感じ。
(タネが沢山とれましたが、来年自分で蒔いてみる気にはあまりなれず、捨ててしまいました・・・)

粉末化するにはもう少し乾かしたい気もします。
なので、オーブンを160度にあたため、スイッチを切った余熱状態のところに投入。
冷めるまでおいてみました。
これで結構パリパリになり、ミルで粉砕。
 

赤シシトウ

写真が飛びますが、この天板にびっしりあったシシトウが、ミルに詰めては粉砕、更に詰めては粉砕、を繰り返し、これだけの量におさまりました。

粉末が鼻孔に入ると危険な刺激を感じますが、舐めてみるとそれほどでもないです。
トマト煮に大さじ2杯ほど入れると、赤色が濃くなって、味もコクが出るような気がしました。辛さはほとんどなし。



手持ちの市販パプリカパウダーと比べてみました。
 

赤シシトウ

上がパプリカ、下が赤シシトウ。
まず、粉末のサイズが全然違います。
さすが市販品、パプリカパウダーはとっても細かい粉末です。
(この細かさの違いが味の印象にも影響している可能性があります)

舐め比べてみると、やはりちょっと違う風味。
市販のパプリカパウダーは、最初甘く、後から、辛さを抜いた一味唐辛子のような、なんともいえない濃い風味が結構ずっと続く感じ。細かな粉が、舌にしっかり絡み付いているのかもしれません。

My赤シシトウ粉は、フレーク状。
舐めてみると、ほんのり甘く、後からくる味はあまりなく(カケラがすぐに消え去ってしまうのかな)、その代わり辛さがほんのり後から。


味は多少違いますが、つかいみちは、ほぼ同じになる予定です。
 

使い道
・トマト煮に混ぜる
ケバブスパイスに使う
・カレーに入れる
サルサソースに入れる


パプリカパウダー(モドキ)の自給、成功です。


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来週は、ちょっとお出かけするため、更新お休みです。
南の方の島に行ってきます。
時差が逆向きなのが、つらそう・・。
トロピカルフルーツツアーに参加する予定なのですが、朝、遅れずに集合場所に行けるでしょうか。

あとは、スーパーマーケットを見たりする予定。
ビーチは、私は別にいいけど、ダンナサマは行ってみたいのかな。

コメント (2)
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