採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

丸ごとみかんジュースのフルーツポンチ

2020-12-24 | +ふたりの日

お友達から(ご近所さんの)お庭でとれたというみかんを頂きました。
(天子さん、ありがとうございました!)

で、
「無農薬なので皮ごとジュースにできますよ」
と。
え!? 皮ごと??
伺ってみたところ、皮ごと粉砕して、濾すタイプのジュースでもいいし、スムージーみたいにとろりとさせて飲んでしまってもいい、と。
そういえば、みかんは(少量の)皮と一緒に食べると美味しいと、ベジタリアンミットゥンさんのブログで見たことも(リンクつけようと今探したのですが見つからず。うまくみつかったらリンクつけておきます)。

試しに1個やってみたところ、とってもトロリとしたピュレになり、刺激的な大人風味になります。
もともとが甘さも酸味もしっかりあるみかんなのですが、そこに、皮の、オレンジのような風味が加わり、お酒は入れていないのに、オレンジリキュールを加えたような感じに。
これは美味しい!
でも、たっぷり飲むにはちょっと刺激が強いかも。

ということで、3個は皮つきのまま、6個くらいは皮はつかわず、シトラスジューサーで絞る、という方式でみかんジュースを作りました。
そして、そこに在庫のフルーツを刻んで入れれば、丸ごとみかんジュースのフルーツポンチ☆

みかんジュースフルーツポンチ

使ったのは、りんご、金柑、冷凍しておいたフェイジョア、ドライマンゴー1枚、です。
みかんジュースの風味がよくて、すべてを美味しくまとめてくれます。

冷凍庫にどっさりあって、でも空き瓶がもう尽きてしまってどうしようかと悩んでいたフェイジョアですが、フルーツポンチにぴったり。
フルーツポンチに、バナナなど、柔らかいフルーツが混ざると美味しいですよね。
そんな感じで、とろりとした触感と、洋梨のような風味が、リンゴのシャキシャキといい対比になります。
ジュースに漬けてしまえば変色もある程度は防げるみたい。

この方法ならばどんどんフェイジョアが片付く☆、と数回作ったところで、肝心のみかんが尽きてしまいました・・・。
スーパーの普通のみかんは、皮ごとは、どうだろうか・・・。
あと、味も酸味が足りないんだよなー・・・。

天子さん、おいしいみかん、ご馳走様でした。

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グリーントマトジャム

2020-12-23 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

お隣の畑の方から「ご自由に「」、と言って頂いて、グリーントマトをどっさり摘んできたのでした。
年末も押し迫るこの時期に、トマト加工プロジェクトが始まりました。
(このジャム作業の後、また摘んできて、次はサルサを作りました。ここ最近でいちばん沢山瓶詰作業をしました!もう瓶も力も尽きた・・。)


生の青トマトは、りんごのようなシャキッとした(どちらかというと乾いた)食感で、味はほぼ無味に近く、わずかな酸味。
トマト味はせず、りんごから95%くらい甘みと酸味を抜いたような味です。

グリーントマトジャム

左側の大きな鍋の方は、他にもいろいろ材料を混ぜてチャツネにしました。
右の鍋はジャム。

グリーントマトジャム
グリーントマトジャム

これは試作なのですが、お砂糖とゆず果肉を混ぜて煮ると、甘酸っぱくとろっと煮えます。

煮ると野菜っぽさが少し表れて、りんごジャムと言い張るのは難しい味ですが、チーズとよく合う風味なのです。
(トマトのグルタミン酸の効果?)


試作は量が少なくて、すぐに煮えましたが、鍋で作るとなかなか煮崩れません。
思ったより苦労して、ようやく瓶詰にこぎつけました。

グリーントマトジャム

全部で5瓶。

グリーントマトジャム

左の2個は、瓶詰作業後半に、イエローマスタードシードを少々入れてみたもの。
(よーく見ると、涙型のトマトの種に加え、球形のマスタードシードが)

イタリアに、モスタルダ、という、マスタード(ペースト状のディジョンマスタードやマスタード風味オイル)で風味付けしたフルーツ加工品があるのです。ジャム状だったり、大き目カットの砂糖漬けだったり。
それは、お肉屋チーズに添えて食べるのだそう。
そのイメージで、チーズによくあう青トマトジャムに、マスタードを入れてみました。


どんな味かは、今のところ不明。うむ。
(味見せず瓶詰してしまったので)
チーズとワインディナーみたいなときに使ってみようかな・・・。
誰かお客さんが来たら楽しいのにな~・・。

 

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イノシシ肉料理

2020-12-22 | +ふたりの日

先日半身を買ったイノシシ肉、お料理を作ったので記録しておきます。

まずはロース肉。
3分割して、そのうちひとつは冷凍せずにおいてすぐに料理しました。

イタリア料理のプロかずさんに、皮は一度茹でてから焼いた方が、と教わり、試してみました。
フライパンに薄く水をはり、そこに皮面を下にしてお肉を置いて、湯気をブロックするためにアルミホイル。
で、しばらく皮を茹でたあと、皮目をメッシュにカットし、塩コショウ。
主に皮側から全体をこんがり焼いて、最後オーブンでも少し焼く、というような手順でやってみました。

イノシシロースのロースト

焼き加減はまあまあかな?
添えたのはルッコラと、作りかけのグリーントマトチャツネに赤ワインを加えたもの。

イノシシロースのロースト

で、皮の焼き具合なんですけど。
メッシュに切るところまではまあまあよかったのですが、その後、鴨の皮のイメージで、脂も落としたいし、としっかり念入りに焼いてしまったところ、パキパキを通り越してガギガギに・・・。
お肉のローストに、お茶漬けあられがまぶしてある雰囲気になってしまいました。
でも細かく切ってあったので、なんとか噛み砕いて食べてしまえました。

シェフのかずさんも、皮の焼き具合は難しいとおっしゃっていたので、まあ私の腕では仕方ないにゃ。
お肉や脂肪の部分はとっても美味しかったです。


次はバラ肉。
10センチ×20センチくらいのサイズにして冷凍してありました。
皮も付いたまま、半解凍でスライサーでスライス。

イノシシロースのロースト

お店で見る豚バラよりは少し厚切りにしてみました。


これを見て思いついたのが、茹でて冷凍しておいた太いゴボウ。
あれで肉巻きを作ったらいいかも。

イノシシロースのロースト

ゴボウを4分割し、そこにバラ肉を、脂身側が露出するように巻き付けていきます。
(焼くと皮が縮むのか、ゴボウがわずかにねじれてくるので、ところどころ皮に切れ目を入れるといいかも)
ゴボウひとつにつきバラ肉3枚使っています。


で、その上からしっかり塩コショウ、そして薄めにコーンスターチをはたき、油はなるべくひかずにフライパンで焼きます。
火力を調整して、なるべくじっくり長めの時間、こんがり焼きつけます。
3面ともよく焼けたら、キッチンペーパーの上にとって(余計な油を吸わせる)適当なサイズにカット。

イノシシロースのロースト

しっかり焼くと、表面パリパリ、ゴボウはほっこりして、とっても美味しい!
ビールのつまみですね。

スライスしたバラ肉、全部この食べ方にしたいくらいだったのですが、ダンナサマのリクエストで、残り半分は豚汁になりました。
豚汁も、いいダシが出て美味しくできました。

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福岡のお菓子いろいろ

2020-12-21 | +お菓子・おやつ

しばらく前ですが、ダンナサマが福岡に出張に行ってきました。
私も一緒に行く予定が、急用によりなしに。
で、
「お土産は何かほしいものある?」
と聞かれたので、ネットで検索して、
「お菓子だったらコレとかコレとかあるよ」
と情報提供。

お菓子には疎いダンナサマのための参考情報程度のつもりだったのですが、伝えたもの、ほぼコンプリートして、更に上乗せする勢いで、沢山のお菓子を買ってきてくれました。
(ダンナサマ、大感謝☆)

おおむね写真を撮ったので、ご紹介しますね。

福岡のお菓子

左の「ひとしな」というのは、黄な粉クリームのダックワーズ。
ダンナサマはダックワーズやブッセがとっても好きなので、福岡みやげでこれがみつかって、教えておいたのでした。
単純な黄な粉味ではなく、複雑な味わいがあって、とっても美味しいダクワーズでした。


福岡のお菓子
福岡のお菓子

箱の右にあったのはこちら、柿大福。「ひとしな」と同じお店(如水庵)のものです。
外側のお餅には特に味はなく(オレンジ色に着色のみ)、餡は白餡と干し柿や柿ペーストを混ぜて柿の味にしてあります。
美味しいけど、干し柿そのままでも美味しいかも。


福岡のお菓子

梅ヶ枝餅。
ダンナサマは福岡出身で、梅ヶ枝餅にも懐かしい思い出があるようです。
頼まないのに買ってきてくれました。
大福とは違う、香ばしい味わいがありますよね。

福岡のお菓子
福岡のお菓子

これまたダンナサマの心のお菓子「鶴乃子」。
オリジナルと、以前食べて美味しかった日向夏、そしてあまおう苺。
あまおういちごは、ピンクのマシュマロの中にしっかり酸味と風味があるイチゴジャムが入っていました。
日向夏鶴乃子は、以前はマシュマロにほろ苦い味がつけてあった気がしましたが、今回はほろ苦さはあまり感じず。季節限定ではなく定番商品にするにあたって、レシピを買えたのかしらん。。。

福岡のお菓子
福岡のお菓子

これまたダンナサマの懐かしのお菓子、松翁軒のカステラ。
下の写真は、上段がカイエさんからの頂きものの栗カステラ、下段が松翁軒のチョコラーテとカスィテラ。

子供の頃にカステラを頂く機会が時々あったそうなのですが、他のお店のものだと興味なしなのに、このお店のものだと目が輝いたのだとか。
今回久しぶりに食べてみて、
「記憶の味と結構近いかも。でも昔の方が美味しかったような・・・」と言っていました。
(思い出の味はいつも至高ですからね・・・・)

私は、それほどよくカステラを食べたわけではないので、味わい分ける自信はないのですが、文明堂とは違うような気がします。
材料が、卵、上白糖、ザラメ、小麦粉、水飴とシンプルで、実直に作った素直な美味しさです。
あと、チョコラーテの方は、普通のビターなココア味かと思ったら、やや酸味のあるチョコレート味。
これは結構以外でした。
カステラにあわせて特注したチョコレートを使っているのだそうです。

ダンナサマへ、美味しいお菓子たくさん、ごちそうさまでした☆

コメント (6)
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グリーントマトチャツネ

2020-12-17 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

楽しくっていっぱい摘んでしまったグリーントマト、がんばって加工します。

グリーントマト

それにしても、12月にトマトの加工をすることになるとは。

グリーントマトチャツネ

刻んでみたら、えらい分量。
ジャムは少な目でいいかなと思って右側の小さい鍋、左側はチャツネ用。
(チャツネはここからさらに材料が増えるということを考えてなかった・・)

チャツネの場合、ゴロゴロと具の形が残る程度の煮込み方なので、この切り方では大きすぎでした。
縦4~6つに切ってから刻むような、賽の目カットがよかった。
(目立つものは後で鍋からつまみあげて、ちまちま刻みました)

グリーントマトチャツネ

ショウガ、(反時計まわりに)梅酒の梅ドライ、玉ねぎ、頂きもののニンニク酢漬けを混ぜます。
(ニンニク酢漬けは、もっと細かい方がよかった。目立つ大きいカケラは後で鍋から出して刻みました。最初から刻んでおけば・・・)

グリーントマトチャツネ

更に、りんご、フェイジョアも。
(フェイジョアは、冷凍庫のものを減らしたかったので入れたのですが、冷蔵庫のりんごは、3個も入れることはなかったかな・・・)

グリーントマトチャツネ

グリーントマト、と、それ以外、それぞれ軽く加熱してカサを減らしてからあわせました。
それでも、いつもの鍋に入りきらない分量です。
大きな鍋に、ひとまず収納。

グリーントマトチャツネ

数日後、瓶詰作業。
口径が広い鍋に移し替え、ブラウンシュガー、スパイス、酢などで調味。
気合で煮詰めます。

グリーントマトチャツネ

家じゅうの瓶をかきあつめて、13個も出来てしまいました・・・。
どうしよう・・・。
私はこういう甘酸っぱくてスパイシーなものを添えた肉料理、好きですが、誰にでも使ってもらえるものでもないし・・・。


グリーントマトチャツネ

梅酒の梅ドライなどが水分を吸って、ゴロゴロと具沢山のチャツネになりました。

このままでもいいし、使う時に、赤ワインやバルサミコなどを加えてもいいかも。




このあと、ジャムは瓶詰完了したのですが、青トマトがまだあって、ピザトースト用サルサソースを作ろうとしているのですが、小さ目の瓶が、尽きてきました。
仕方ないので大瓶に詰めるしかないか・・・。


(ジャム、サルサもまた記事にする予定)

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青トマト

2020-12-16 | +その他

一昨日くらいからぐっと冬らしくなってきましたが、今年は晩秋から初冬にかけて、暖かめのお天気でした。
なので、12月7日の時点で、畑のトマトが青々。

グリーントマト

いや、実はこれはお隣のトマトなんですけどね。


青々茂っているだけではなくて、実もすずなりなのです。

グリーントマト

ぷりぷりのトマトが無数についています。

グリーントマト

こっちにも。(実の形が違うので、いくつかの品種があるみたいですね)
でも、今から赤くなるのは期待できません・・・。

たまたまお会いしたときに、
「青トマトでよければ、よかったら摘んでって下さい。何か加工でもして・・・」
と言って頂いたので、真冬の採集を楽しんでしまいました。


グリーントマト

むふふ~☆ 立派なトマト。
かなりの分量が実っていました。
(これが夏だったら・・・・)
熟し具合としては、濃い緑が段々薄く、白っぽくなって、そのあとに赤がさしてくるような感じです。
大半が、せいぜい白っぽい程度の状態。

グリーントマト

熟し具合なのか、品種も関係あるのか、水分は少なくてしゃっきりした状態です。

グリーントマト

ふと気づいたのですが、つやつやした果肉に種がちりばめられていて、なんか、イチゴみたいじゃない?
(どのトマトもこうなっている訳ではなかった)

グリーントマト

(真ん中に線はあるけど)いちごっぽい・・・。

グリーントマト

断面も、いちごっぽい・・・。


さてさて。
加工するにあたって、まずは試食。
シャリシャリして、甘さや酸味はごくごく薄く、ほぼ無味。
青臭さは気にならない程度。
あと、皮は完熟トマトよりも薄いです。
(この青トマトの皮を剥かなきゃいけないとしたら大変、と思ってた)

『大きな森の小さな家』シリーズのどれかに、食べるものがあまり手に入らないときに奥さんがパイを作って、
夫:「アップルパイだ!なんで?りんごは今、手に入らないのに?」
妻:「うふふ、グリーントマトで作ったの」
みたいなくだりがありました。
(結婚後のローラが作ったのか、母さんが作ったのか、忘れてしまった・・・)

確かにりんごに通じるものが。
青りんごから、95%くらい、甘さと酸味を引いたような味です。

ということは、甘さと酸味を足せばりんごに近くなるということ。
少量で試作してみることに。

グリーントマト

青トマト、ゆず果肉、果糖を電子レンジで加熱。

グリーントマト

量が少なかったこともあり、簡単に煮崩れ、ゆず果肉のおかげとろりとなりました。
(皮も一緒に煮てしまって気になりません)

食べてみると、うむ、甘酸っぱくて、まあ、りんご・・・に、近いかな?
しばらく遅れて、後味にわずかに苦みというか青臭さがあります。
なので、使うお砂糖は、果糖ではなくショ糖がよさそう。
(果糖は最初に強い甘みがきて切れがいい甘さ。これだと甘さが消えた後に苦みがくるけれど、ショ糖は比較的長く続く甘さ。甘さが長く続くことで後味の苦みをカバーできそう)

甘酸っぱくてジャムとしてはありだけど、ヨーグルトに入れたくなるような味じゃないかもなー・・・と思っていましたが、ベストな使い道を発見!



(写真あとで)


クラッカーにこのジャムを塗って、ハードチーズをのせて食べると、これが美味しい!
アミノ酸が相乗効果?
チーズの脂肪分が青臭さをカバー?
理由はよく分かりませんが、双方が味を引き立てあっている気がします。

チーズとジャムが合う、というのはチーズのネットショップでよく見ていたけれど(組み合わせて販売されてたり)、ジャムは買ってる場合じゃないし、送料が勿体ないし(ジャムの重さの分、チーズを買いたいし)、と試したことは一度もありませんでした。
本当にチーズとジャムって合うんだ~。


とはいえチーズに添えるジャムというのは、食べる頻度としては少なさそう。
消費しやすそうなチャツネ、そしてジャム、両方作ることにします。
チャツネを多めにしよう。
(ピクルスも考えましたが(以前一度作ったことがあります)、これからの時期、寒いこともあってピクルスはあまり減らなさそうなのでなしに)

(加工の記事はまた別途)

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真鍮ネジのオーダー

2020-12-15 | +食べるもの以外

10月中旬頃、那須に眠っていた船舶灯を修理して、電気が灯るようにしました。

フタのネジが、本来4か所締めるところ、1本しかついていませんでした。

船舶灯

ついていたネジは、1本のみ。
実用上はほとんど問題はありませんが、折角綺麗にしたので、ネジも揃えてあげたい気がしてきました。

類似のネジがどこかに売っていないかしらん。
まずは、ネジの太さやピッチなど、規格を調べる必要があります。

船舶灯

ホームセンターに、ネジ穴チェックボードのようなものがあり、そこにねじ込んでチェック。
結果、M8、ピッチ1.25 という規格だということが分かりました。

この規格で、モノタロウや、アリババ(つまみネジはthumb screwというのだそう)などのサイトを隅々まで念入りに探しましたが、全く同じ形状のものはなし。

どうせ買うならば、同じ形がいいよね?
ということで、ネジのオーダーをしてくれるところに問い合わせてみることにしました。
通常は何千個と作るものだと思いますが、探すと、一個から作ります、というところがいくつかあります。

概略の図面を作成。

真鍮ネジ


この図面をつけて、ひとまず2社に問い合わせ。
最初に返事がきた方は、なんと、ネジ一個あたり、7800円!!!
まじすか。
これでは無理だなーと思っていましたが、2社目からの見積もりは、ネジ1個あたり1200円。
全然違います。
これに消費税や送料がかかりますが、それでも断然良心的な価格。
こちらにお願いすることにしました。


依頼したのは、滋賀県の 株式会社山崎 という会社。
(ちなみに社長さん?の趣味は鉄道模型だそうで、会社のHPの片隅に鉄道模型ページへのリンクが。パーツ特注などもされているようです)

私の手描きイラストをもとに、きれいな図面を作って下さいました。

真鍮ネジ

それぞれの部分の長さはなんとか測ったのですが、先端のとんがり角度まで指定しないといけないのです。
(この図面では90度になっているところ)
ネジ先端を差し金の内側(90度)に押し当てると、先端がやや浮く感じ。
90度より鈍角なのかも。
100度くらいの角度を紙でつくって(紙を六等分に折って60度をつくり、360度から60度を引いて300度分のところを6等分したものの2倍)押し当ててみると、それよりは鋭角みたい。
90度と100度の間っぽいけど、分度器がないのでもはやよく分かりません。
どうしようかな~、とぼんやり考えている間に時間が過ぎ去りました(ホームセンターで分度器を買うとか見に行くなどの行動はせず・・)。
冷静に考えると、この角度は部品の接合には影響しないし、標準は90度みたいなので、それでいいことにしました。


角度に悩んでいたので見積を頂いてから時間が経ってしまいましたが、11月末に、ようやく注文。
そして半月ほどして、注文品が無事届きました。

真鍮ネジ
わーい、ぴかぴかのネジ☆


真鍮ネジ
4個そろいました。
もともとのものは真鍮にスズメッキ+白ペンキですが、海で使う訳ではないので、メッキ加工はなしにしました。

真鍮ネジ
ネジ山はいいとして、その他のサイズ、自分の計測が正しいかあまり自信がありませんでしたが、だいたい同じみたいですね。
(ネジ山スタート地点に、オリジナルはくぼみが作ってありますが、今回はそれは見えなくなる場所なので、つけないことにしました)
ネジ頭の周囲にある縦溝(ローレットというそうです)は、指定はできずお任せだったので、オリジナルよりやや細かくなりました。

真鍮ネジ
悩んだ先端のとんがりですが、やはり、角度のことは全く気にならないです。
新品ネジのほうが新しいからちょっととんがっているかなー、くらい。
(触って痛くないようにまるめて頂きました)

真鍮ネジ
装着。
4か所全部ネジを留めようとすると、本体のゆがみが影響してきます。
4か所それぞれ、少しずつ締めるようにして、無事締めることができました。
(実はちょっときつくてあせったのですが、おそらく雌ネジ側に錆やゴミつまりがあると思う)

真鍮ネジ

ネジが4つ、揃いました~。
パーツが揃って、丈夫そうになりました。
この照明、重さが7キロほどあるのですが、取っ手を持っても安心感があります。

この照明器具自体も、地金は真鍮。
塗装を(薬品などで)剥いでぴかぴかの真鍮に戻したら綺麗かも~~☆と妄想したのですが、持ち主の父やダンナサマ、そのほかお友達からも
「今のままの方が味があるのでは」
と言われ、断念・・・。
で、ネジ3個だけでもぴかりん、としたので、ひとまず満足です。


真鍮は、時間が経つと黒ずんでしまうので、黒くなったら酢に漬けて洗うかな・・。
黒いのも、そのほかの場所の経年変化になじんで、割といいかも?
(もしくはスズメッキしてみるとか)


 

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イノシシ半頭

2020-12-14 | +乳製品・肉・魚・卵

愛媛のレストラン「アリエッタ」のシェフかずさんのブログやフェイスブックで、おいしそうなイノシシのお料理をときどき拝見していました。
みかん畑の地面を掘り返して荒らしてしまう、にっくきイノシシを退治する「しまなみイノシシ活用隊」のイノシシです。
そして、お友達のわらびさんが、そのイノシシを取り寄せてお料理していらっしゃいました。
わわわ、私も・・☆ 
ということで、私もかずさんにお願いして、買わせて頂くことにしました。

「半頭だとお買い得ですよ」
というご案内もあり、半頭のサイズは5キロ程度とのことなので、まるまる半分、買ってしまうことに。
(100g300円)
冷凍庫、なんかキュウキュウなんだけど、がんばれば入るはず。

受け取る日の前日、ハプニングが。
朝冷蔵庫を開けて牛乳を取り出してみると、冷蔵庫が暗いのです。
え、電球が切れた?
うっすらぬるいような気も・・。
でも通電はしているし・・。

夜、電球の様子を見てみようかと照明のカバーをあけたところ、電球の問題ではなさそうということが判明。
しかも朝よりさらに冷蔵庫がぬるくなってる!!
これは故障だ!!!! よりによってこのタイミングで!

夜の時点で、冷蔵庫内は外気温よりぬるいくらい。
中身を救出せねば。
まず、もう一台の冷蔵庫から、冷蔵しなくてもよさそうなものを全部取り出し、カゴおよび玄関外に退避。
そして壊れた冷蔵庫の中の棚にあるものをみんな取り出し、冷蔵庫2号(牛乳とか)、および玄関外(味噌とか)に退避させました。
壊れた冷蔵庫の冷凍室のものもは、ひとまずそのまま。
むやみに開閉すると温度が上がってしまうので、なるべく開けない方がいいですよね。
(冷凍庫は、もう一台の方もギュウギュウで、絶対入りきらない)

朝いちばんで購入した電器店に電話し、さらにメーカーコールセンターに電話し、
「修理は明日」
といわれたのでしたが、是非とも、とお願いして、サービス部門(土浦)とやりとりしてもらって、当日中に来てもらうよう手配しました。
もしこの日に来ないようならば、段ボールに冷凍庫のものを詰めて、ヤマトに持って行って冷凍便で自宅宛てに送ろうかと思っていましたが(少なくとも壊れていない冷凍庫に退避できるので)、それはしなくてよさそうです。

本当は、イノシシが来るまでの間に冷凍庫の整理をしようかと思っていましたが、壊れた方は開けない方がいいので、それはナシ。
冷蔵室はからっぽになったので、中を拭いたり、棚板を洗ったりしておきました。
冷蔵庫のことで気をもむのにいそがしく、お肉のさばきかたの予習は、この日は手につきません。
(その前日まではYoutubeを見まくりだったのだけど)
作業台の準備と、あと何をしてたのか記憶がおぼろげですが、ずっと悶々と過ごしていました。

14時くらいにつくといいなーと期待していましたが、荷物が多い時期だからか、16時ごろ、ようやくイノシシ到着。

およ、箱は結構小さい?

愛媛のイノシシ

小さな箱に、ずっしり中身が詰まっていました。
半頭・・・?

愛媛のイノシシ

取り出して広げてみると、なるほど半頭です。
折りたたまれて入っていたのでした。

愛媛のイノシシ

今回は、オス。
生体重量で21キロだったようですが、頭、内臓、皮、などを取り除いて、半身のお肉としては丁度5キロでした。
両側あわせると10キロなので、半分くらいは食べられない部分なのですね。


↓ 生肉画像が出ますよ


愛媛のイノシシ

さて半頭。

前々日くらいには、Youtubeでラムをさばく画像を何度も何度も見て、イメージトレーニングしていたのです。
でも、実物を前にすると、頭がまっしろ。

「た、確かウェストのくびれから尾てい骨の4つめくらいにかけて切ると、モモが分離できるのよね?」
と切り始めて、
「はっ、背骨がない!」
と、ここで背骨が取り除いてあることに気づく始末。
(背骨がないので折りたたんで箱詰めすることが出来るのでした)

「あー、もう、いいや、とりあえず骨をとろう」
見えている肋骨を取り、肩肉を外して開き、スネを外して肉をこそげ、モモも切り離して骨を抜き・・・。
で、骨を全部とってから、ロース、バラ、肩?、のような感じで切り分けてみました。

愛媛のイノシシ

背ロースの下の細長い肉がヒレ。
切り分ける前の写真で、おなかのなかでキッチンペーパーに包まれているのがヒレでした。
(背骨を取り除くときに剥がしてよけてあったのだと思います)

16時半にお肉を解体しはじめ、その最中に冷蔵庫修理の人が作業しているさなかに解体し続け、上の写真の状態にしたのが18時すぎ。
約1時間半、格闘していました。

Youtubeで予習したとき、お肉屋さんたちはみんな細いナイフで切り分けていました。
そういうナイフ、うちにないよなあ、と思っていましたが、先日那須に行ったとき、発見!
この赤い柄のナイフ、借りてきました。
肉をこそげるのに、この細い先端がとても役立ちました。
(事前に研いでおくともっとよかった。反省)

愛媛のイノシシ

取り外した骨たち。
どの骨も、しっかり肉とくっついているんですね。
特に肩甲骨が、体表側?に謎の突起があってなかなか難物でした(人間の肩甲骨の体表側は平らですよね?)。

この骨は、冷凍庫に入れるスペースはないので、当日中に煮出してスープをとりました。

愛媛のイノシシ

背ロースは三分割、のっぺり平らなバラ肉も、どうしようか迷いましたが、縦に3等分(ミンチにしてパテを作ったりとかを想定)、モモ肉はひとまずかたまりのまま、冷蔵庫に退避。
翌々日に食べる予定の背ロースと、かたまりのモモ肉以外は、真空パックして、この日に冷凍してしまいました。
(モモ肉は翌日に切り開いて冷凍した)
今回は、初回だったので、お肉の小分け冷凍と、骨からスープがとれればいいと思っていたので、いちおう目標達成です。


夕方6時過ぎまで生肉と格闘していたので、夜ご飯のビジョンが立っていません。
疲れているので、手順が多かったり、集中力が必要な料理は無理~。
揚げ物ならなんとか。
解体時にどこからか切り取られた謎の赤身(カケラ)いくつかと、あとヒレ肉を、カツにすることにしました。
冷蔵庫の写真の、手前中央にあるお皿の上がそのお肉。
(揚げ物は、比較的単調な作業なので楽なのです)

愛媛のイノシシ

イノシシカツ、できあがり~。
左から、カケラ肉1個、ヒレ肉3切れ、よくわからない大き目肉3切れ。
(左上にあるのはついでに揚げたかぼちゃ天ぷら)

愛媛のイノシシ

これはヒレ肉。
丁度いい揚げ具合かなと。

いろいろな部位のカツがあった訳なのですが、食べえみると、それぞれ触感や味が違う!
一切れ食べただけで、違うということが分かります。
ヒレは、きめ細かくてあっさり、ほかのカケラは、なんか味が濃かったり、噛み応えがあったり。
肉食文化の人たちは、各部位でお料理を分けるというの、なるほどよく分かりました。

あと、以前買った福井のイノシシとも味が違う気がします。
(大きさの違い?育ち方?)
愛媛のイノシシは、とてもあっさり、繊細な味わいで、どんなお料理にも使えそうです。

5キロの肉、どうしようかと思っていましたが、部位別に小分けすると、割とコンパクトになりました。
なんか、すぐに食べ終わってしまいそうな気も。
イノシシシーズンのうちに、もうちょっと買っておきたい気もしますが、冷凍庫がなんかギュウギュウなんだよなー。
何が入ってるんだろうか。


かずさん、ご紹介ありがとうございました!!


■メモ
・作業用ナイフは研いでおく
・夜ご飯に食べるものはある程度用意しておく。(カツはなかなかよい)
・作業台に敷くプチプチシートも用意しておく(今回は大きいのがなくて貼り合わせた)
・バラの一部を塩漬けとか、モモの一部をソミュール漬けとか、即座に出来るように準備しておくといいかも。
・モモ肉の解体は再度動画を見る。(今回は適当にやってしまった・・)
・次は、下半身だけ買って、解体の練習をしてみたいものだ・・・。

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那須のデッキ修繕

2020-12-11 | +実家・那須

那須のウッドデッキが、部分的に腐食してきました。
木製だし、よく雨のあたる位置だとやはり避けられないですよね。
誰かが踏み抜いてしまう前に、修理することにしました。

那須デッキ修理

もともとはかなり長~い部材(2×6材)なのですが、腐食のひどいところだけ、切り取るようにして取り外しました。

那須デッキ修理

このあたりも一か所。
長さを測って帰りました。

那須デッキ修理

出来る作業はなるべく家で。
防腐加工のしてある材木を買って、ホームセンターにて切ってもらいました。
(自分でも切れないこともないですが、各段に楽だし、何より正確なので・・)

で、その板を塗装。3回塗りました。この作業は9月下旬。
一回目は分かりやすいのですが、2回目以降、どの面を塗ったのか分からなくなりがち。
何かいい方法はないものか・・。

那須デッキ修理

で、先日、水道の水抜きに行ったときに、工事。
だいぶ穴が埋まってきたでしょ?

マイタケのために何度も通うから、その時に工事が進むなーという予定だったのですが、なんと、秋に通ったときは、ほぼ毎回雨。
12月になってようやく工事が進みましたが、まだ完成ではないです。
よくチェックしてみたら、腐食がひどくて、追加で剥がした部分があったのでした。
ここのパーツはまた今度。
1803mmの板がもう一枚必要。

那須デッキ修理

支え部材がないところは既存の梁に1枚短い板を固定し、それで支えるようにしました。
それの固定はビス(垂直面に釘を打つのは、やってみたけれど難しかった・・・)

デッキの板の固定は、また交換する可能性もあるし、次に剥がすときに剥がしやすいように、釘でがんばってみました。
まず4か所ビスでネジ止めし、一か所ずつ外しては釘打ち。
ビス穴が下穴にもなったし、垂直方向の釘打ちなので、なんとか打てました。
釘を打つときって、どうやら力いっぱいトンカチをふるってはダメみたいですね。
特に最初。トンカチの重さだけを利用して軽ーく打っていかないと、釘が曲がってしまいます。

那須デッキ修理

手すりに近いこちらのデッキは、綺麗になおりました。

那須デッキ修理

手すりの下部パーツも交換します。
板を途中で継ぐ必要があり、こんな風に加工してみました。
この部分は、削ったところに塗装してきたので、次に行ったときに固定します。


デッキは、家本体の構造とは関係ないので割と気楽。
家の本体側にも、ちょっと傷んだところがあります。
そこもなんとか直してみたいものですが、家の外壁を(浅い部分とはいえ)いじるのは緊張してしまいます。



業務連絡:
お父さんとお母さんへ
またそのうち一緒に那須にどうですか。
オーナーがいないところで外壁を削るのは、ちょっとドキドキなので。

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ごぼう入りミートローフ

2020-12-10 | +ふたりの日

しばらく前、那須からの帰りの産直で、とっても太いごぼうを見つけたのでした。
ニンジンくらいの太さがあります。

あまりに立派で、でもお手頃価格なのでつい買ってしまいました。

太いごぼう

見てこの太さ!

この太さが目立つようなお料理にしたいものですよね・・。
思いついたのは、ミートローフ。
ミートローフといえば中心にゆで卵がありますが、あれの代わりにこの太いゴボウにしたら面白そう☆
テリーヌ型の長さに合わせてカットし、大きな鍋で下茹でして冷凍しておきました。
(茹で湯は顆粒コンソメ少々入り)

しばらく冷凍庫で待機していてもらいましたが、先日ようやく作る機会が巡ってきました。
最近は、ダンナサマが買い物に行ってくれることが多いので、お肉の買い物を頼みました。
(一緒に行ったときに、「今度こう頼んだときはコレね」と説明しながら見て回ると、大変に話が早いです)

Fujika  :「明後日くらいミートローフだから、豚コマと牛コマを1パックずつ買ってきてね」
ダンナサマ:「わーい、ミートローフ。茹で卵入るよね☆」
Fujika  :「あー、スペースの都合により卵は入りません」
ダンナサマ:「じゃあ、うずら卵入れてね。ぼく買ってくるからね」
Fujika  :「あう、じゃあよろしく」
      (あのゴボウを入れて、更にうずら卵が入るスペースあるかな・・)

買い物の報告を受けたところ、
ダンナサマ:「うずら卵の缶詰があったんだけど、たったの6個入りだから2缶買ってきたからね」
Fujika  :「ふ、2缶ですか」(そんなにスペースあるかしらん)


テリーヌ型に、お肉と具、どっさり詰め込んで、こんもり盛り上がるくらいになりました。
お楽しみの断面はこんな感じ。

ミートローフ

型の底の方にうずらの卵を2列(1列あたり6個)、その上にゴボウを。
3か所のアクセントになるはずが、「あ、ちょっと入れてみようかな」と入れてみた銀杏が加わって、いささかとっ散らかった断面になってしまいました。
(銀杏が見えない断面もあるけど)
◎がいくつも散って、ゴッホの「星月夜」風?

ミートローフ

畑のルッコラが今年はよく出来ているのでどっさり盛り付け。
ミートローフには、りんごと仏手柑を甘酸っぱく煮たものを添えました。


うずら卵入りミートローフは、普通の卵よりも繊細な感じで、いい感じです。
黄身がリッチで、白身の歯ごたえもそれなりにあります。
大きな卵が一か所にあるよりも、うずら卵が2か所にある方が、幸せが多い感じ。
ダンナサマのアイデアはなかなか成功でした。

 

コメント (2)
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