大気中の酸素濃度と炭素濃度の変化をみてみると、概ね逆相関の関係にあるようです。酸素濃度が高い時は炭素濃度が低く、酸素濃度が低い時はその逆となっています。史上最も酸素濃度が高かったのは通称石炭紀と呼ばれる時代で、なんと35%もありました。これくらい高いとちょっとしたことで発火するので、この時代にタイムトラベルすると森林火災の影響で煙ったい大気だったようです。そして酸素濃度が高いと外骨格を持った生物、昆虫の類が大型化するようです。トンボはカモメくらいのサイズがあり、森林を歩いて最も怖いのは1mを超えるサソリのようです。捕まったらもう終わりです。現在の昆虫の大きさは濃度21%の酸素に準じているのです。