里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

タケニグサ

2014年07月31日 | 7月の花

 

タケニグサは、子供の頃から見慣れた大きい夏草・・・・昔から田舎の山道では大きく目立って居た。

子供の頃には、夏休みになるとクワガタやカブトムシ獲りで山道を行き来し、その道すがらこの大きな草に花が付いいているのを見るたび暑い夏を実感していた記憶がまざまざと蘇る。

山斜面の荒地や谷川縁から大きく背を伸ばし、白い綿クズ、糸クズの様な花を茎頂に総状に付けている。

子供の頃にはこんなにもこの花を眺めた事はなかったが・・・・ 

こうして見ると誠に奇妙な形の花を付けている。

てっきりこれだけ猛々しい草は帰化植物だろうと思って居たが、さにあらず在来種らしい。

撮影2014.7.5

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芥子(けし)科 : タケニグサ属

畑の周辺や道路の法面、山崩れ跡のような地表の安定していない所にいち早く進出する植物群を先駆植物と呼んでいるが、タケニグサはその代表的な植物で、山崩れ跡、あるいは町中(まちなか)の造成地等にしばしば顔を出し、その大きな異様な姿で人目を引くが、雑草が生い茂り始めると先駆植物の常としてその姿を消す。

大きくなると2m近くに達し、菊の葉を大きくしたような異相の葉を付け、日本の植物のようには見えないので昔の人はチャンバギク(占城菊)と呼んだ。 

チャンバとは現代のベトナム周辺にあった王国の名前である。

語源には茎が中空で竹に似るからというもののほかに、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなって加工しやすいからとの俗説もある。 


メリケンムグラ

2014年07月30日 | 7月の花

アスファルトの割れ目に根を張り、たくましく小さな白い花を咲かせていた。 

一見ツユクサを思わすような葉・・・露草の仲間を検索するも見つからず、ひょんなことからメリケンムグラと判明。

ヤエムグラの仲間にしてはハモ花も大き過ぎるような気もするが・・・しかしこの草は舶来大きすぎても当たり前

花は葉腋から直に白色筒形花序を伸ばし、先端は深く四裂、花弁は細長く、先端は丸みを帯びずに尖っている。

茎にも花弁にも微毛が多く帰化植物の逞しさを感じさせる。

一見トキワツユクサにも似ている。

撮影2014.7.12

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アカネ科オオフタバムグラ属:一年草

北アメリカ原産の帰化植物、茎は基部で四方に分岐、横に広がる。

茎には4稜があり、稜上には下向きの長白毛、葉は幅が5~15mmの広線形、無柄で対生し、縁に細鋸歯がある。

表面は濃い緑色でやや革質、両面ともほぼ無毛、托葉は合着して膜状、縁は刺状に深裂する。

花は葉腋につき、白色の筒形,先端は4裂する。微毛がある花弁は細長く、柱頭が花冠から大きく突き出る。


アレチハナガサ

2014年07月29日 | 7月の花

 我が物顔で何処にでも蔓延っているアレチハナガサの花。

これもわずか20年ほど前には見ることも無かった帰化植物。

木津川河川敷にもこの草がびっしり群生してる場所もあり、河川敷内を代表する花の一つにも成っている。

 

 花は茎頂で多数枝分かれした長さ2~3cmの穂状花穂に多数付けている。

花は直径3mm、淡青紫色で5裂、花後は穂がのびて円柱形となり、長さ1~5cmになる。 

撮影2014.7.6

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クマツヅラ科クマツヅラ属:多年草

南アメリカ原産の帰化植物で荒地・河原などに生え、高さは2mほどになる。

直立して茎の断面は四角で、茎には毛がほとんどなく、葉は対生し、茎生葉は無柄で広線形、ほぼ半分より上部に鋭鋸歯がある。

上部になるにつれて細長くなり鋸歯がなくなり、茎を抱かない。葉には伏毛が散生する。茎の頂で盛んに分岐して長さ2~3cmの穂状花穂を多数つける。

花冠は直径3mm、淡青紫色で5裂、花期は6~9月。


トキンソウ(吐金草)

2014年07月28日 | 7月の花

野面散歩道、防草シートの間から覗いてた見慣れぬ雑草・・・・ 

見慣れぬと言うより、見ていても確認したこともない小さな小さな道端雑草。

メガネをかけて目を凝らして見ると何となく球形の実のようなものに花の様なものが確認できる。

葉はスベリヒュウの様に少し多肉質で2ヶ所に切れ込み。

 

花の咲いてる脇にあるのはまだ未成熟な蕾だろうか??

花の咲く球自身の大きさが5mmにも満たないような小ささです。

これは珍しく帰化植物でなく在来種のようです。

撮影2014.7.14

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キク科トキンソウ属:1年草。

北海道~九州の畑、荒れ地に生え、葉は互生くさび形で、先端に3~5個の鋸歯。

葉のわきに多数の筒状花が集まった径3~4mmの頭花をつけ、中心部に10個ぐらいの両性花と周辺に雌花が多数つく。

両性花は褐紫色を帯び、先端は4裂、花期は7~10月。

頭花を指で押し潰すと、黄色の痩果が飛び出すので「吐金草」の名がついた。


ミコシガヤ

2014年07月27日 | 7月の花

 

 よくよく検索して見ると、どうもこっちの方がミコシガヤ・・・すると以前に紹介したミコシガヤは一体何なのだろう。

良く似ているのだが、どうも花付きの様子が違う。

 当初個体差だと思って居たがそうでも無さそう・・・・・

京都府レッドデーター絶滅危惧種に指定されてるようだが、野面散歩道、事無げに用水路淵に生えていた。

 まあ、植物の世界はややこしくて難解・・・・まあいずれ何でもそうだけど。

撮影2014.7.16

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カヤツリグサ科 スゲ属 ミノボロスゲ節

丘陵~低山のやや湿った草地や農道脇に生育する多年草。

根茎は短く叢生する。葉は幅2~3mm、鞘部前面は膜質で横皺がある。

有花茎は高さ15~40cm、鋭稜があって少しざらつく。

花序は無柄の小穂を円柱状に密につけ、長さ2~5cm、幅約1cm、苞は最下のもののみ短い葉身がある。

小穂はふつう雄雌性、まれに一部単生、長さ5~8mm。雌鱗片は狭卵形で鋭尖頭、果胞より少し短い。

果胞は狭卵形で平凸形、長さ3~4mm、縁は鋭稜があってやや平滑、基部は海綿質にやや肥厚し、上部はしだいに長嘴となり、口部は2歯。


チダケサシ

2014年07月26日 | 7月の花

久しぶりに車で出かけた大和高原の山里道で見かけた。 

車窓からの探索なのでこのぐらいの大きさが無いととても初老の目にはとまらない。

夏草の間から背伸びするように1株1茎がすくっと立っていた。

それほど群生するでもなく辺りに5株ほど・・・・・他では全く確認できなかった。

この花の付き方からこれは多分、何とかショウマだろうと・・・

帰って検索すると「チダケサシ」・・はあ~~聞いたことも見たこともない。

多分僕の山城では見れない野草に違いない。

撮影2014.7.12

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ユキノシタ科 チダケサシ属

 チダケサシは本州・四国・九州に分布する多年草、やや栄養分の多い湿原、林縁、湿った草原などに生育する。

暖温帯中部から冷温帯にかけて生育し、海抜400m以上の地域ではないかと思う。

地下に太い根茎があり、数回分かれる複葉を出し、7月から8月、高さ1mほどの長い花茎を出してほぼ白色の花を咲かせる。

花弁はわずかに紫色を帯びており、葯も淡紫色を帯びているので、近寄ってみると花は淡紫色を帯びているように見える。

茎葉は少なく、この長い花茎に乳茸と呼ばれるキノコを刺して持ち帰ったので、チダケサシの名が付いたという


ソクズ

2014年07月25日 | 7月の花

一見シシウドかと見間違った、白い小さな集合花。

よく見ると葉のつき方や形も全く違っている。

 

いつもの木津川河川敷、 白い集合花の間に小さなドーナツ状の実のようなもの。

これは実ではなく、腺体と言う蜜を貯める為のもの・・・、花に蜜はなく虫たちはこれに集まる。

撮影2014.7.6

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レンプクソウ科ニワトコ属

本州~九州の山野や人家のそばなどに生え、茎は直立して高さ1~1.5mになる。葉は大型の奇数羽状複葉で対生し、托葉がある。

小葉は5~7個で長さ5~17cm、幅2~6cmの広披針形または狭卵形、茎の先に散房花序を作って小さな花を密につける。

花は直径3~4mm、花冠は5裂し、5本の雄しべ、花序の上部は平らで、ところどころに黄色の杯状の腺体がある。

花には蜜がなく、腺体に蜜を貯め、果実は直径約4mmの球形で赤く熟す。

花期は7~8月。


シオデの花(牛尾菜)

2014年07月24日 | 7月の花

 

 時間のあるときたまに出かける山道散歩、道路脇斜面に見慣れぬ花の様なもの・・・

 

 つる性で葉はサルトリイバラを柔らかくシワシワにした感じ・・・それでも鋭い棘はない。

それもその筈、若芽や若葉は山菜として珍重されているとか・・・ここ山城ではそんな話は聴いたことが無いけど。

 花は葉腋からせり出した花序から更に、放射状に伸ばした花序の先に着く。

一塊に20個程の花を着けるが、シオデは雌雄異株、僕が見つけたものは雌花で子房の上に三裂したメシベをつけて居る。

一寸風変わりな花ですね。 

撮影2014.7.5

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サルトリイバラ科サルトリイバラ属:花期は7~8月

北海道~九州の山野に生え、茎はつる状に長く、葉は互生し、長さ5~15cmの卵状長楕円形で5~7脈があり、やや厚くて光沢がある。

葉柄は長さ1~2.5cmで、基部に托葉の変形した、巻ひげがあり、これで絡みつく。

葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花をつける。

雌雄異株。雄花の花被片は長さ4~5mmの披針形。葯は線形で鉤形に曲がる。

雌花の花被片は長楕円形でやや小さい。花被片はそり返る。

花柱はほとんどなく、柱頭は3裂しそり返る。液果は直径約1cmの球形で黒く熟す。


コケオトギリ(苔弟切)

2014年07月23日 | 7月の花

まるで「はこべ」に黄色い五弁花を付けた様な・・・・小さくか弱そうな花を見付けた。

いつもの山裾散歩道、手入れの行き届いた斜面果樹園の下段、水場近くに咲いていた。

個体差が大きく草丈5cm~20cm程、足元にあって、注意してないと踏み潰してしまいそう。

心臓型の葉を対生させその頂部に一輪、花径5mmほどの花を付けていた。

早速家でNET検索、決め手にイマイチ自信はないが、多分コケオトギリ(苔弟切)だろう・・・

そういえば今までこの時期にこの果樹園斜面には侵入したことが無かった。

よく似たものにヒメオトギリも有るそうですがどうなんだか??

これは今までに見かけた事のない花でした。

撮影2014.7.17

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オトギリソウ科ヒメオトギリ属

草丈10cm~20cm、時に30cmほどになる1年草で、細い茎をほぼ直立させて上部で枝を分けます。

夏~初秋に、茎頂に数個の径5mmほどのとても小さな黄色の5弁花をつけ、花は午前中でお昼頃には花被片の先から萎んできます。
花にはオシベが多く目立ち、図鑑などでは、コケオトギリの雄蕊の数は6~10本とされているのが普通ですが、これは誤り、実際には10数本以上はあります。

オトギリソウの仲間には葉や花に「明点」(明るい小さな点)や「黒点」(黒い小さな点)(油点)があるのが特徴ですが、これに対して、コケオトギリやヒメオトギリには、オトギリソウ属では普通な「黒点」がないことで別属(ヒメオトギリ属)とされます。


ヤブカンゾウ

2014年07月22日 | 7月の花

 

  1回目の夏草刈の終わった木津川堤に目立って多いのはこのヤブカンゾウの花。

一重のノカンゾウををいくら探しても見つからず・・・・

重いほどの八重の花弁を付けたヤブカンゾウばかり。

 梅雨明けを間近に控え、この時期目立って多いのはこの花ばかり。

撮影2014.7.6

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ユリ科ワスレグサ属

「萓草(かんぞう)」」の名はありますが、ユリ科の草本です。漢方薬として有名な「カンゾウ」は「甘草」で、マメ科の草本で全く別種です。

長さ50~80cm、幅3cm前後の細長い剣状の葉を、地際から叢生させます。

夏に高さ60cm前後、時に1m近くになる花茎を立て、橙赤色の八重の花を数個つけ、花被片は、長さ7cmほどです。

仲間(同属)のノカンゾウよりも、葉がやや幅広で花がやや大型です。  


リョウブ(令法)の花

2014年07月21日 | 7月の花

 

 雨上がり、いつもの山裾散歩道に咲き出していたリョウブの花。

 

山裾斜面から垂れ下がる枝から長い総状花序を伸ばし、白く小さい花をいっぱい付けている。

この花が咲き出す頃、ウグイスの音色が一段と冴え渡る様な気がする。

 花が道路に落ち尽くすまでに今年の梅雨は空けるのだろうか??

撮影2014.7.4

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リョウブ科リョウブ属

高さは3-7mになる。樹皮は表面が縦長な形に剥げ落ちて、その後茶褐色で滑らかになるので、「サルスベリ」と呼ぶ地方もある。

葉は長さ10cm、幅3cmほどで倒卵形に近い楕円形、縁には細かい鋸歯がある。

表面にはつやがなく、無毛または微毛を生じる。枝先にらせん状につくが、枝先にまとまる傾向が強い。

花は夏に咲き、花弁は白く5裂、枝先の長い総状花序に多数の花をつけ、よく目立つ。


アップルミント(丸刃薄荷)

2014年07月20日 | 7月の花

野面の散歩道に咲き誇ってりた薄荷の花。

この前木津川堤で撮影したのとほぼ同じ・・・・しかしこちらは葉が丸い。

これも野に逃げ出した栽培品種なのだろう??? 、野面道の土手にビッシリ群生。

白っぽい花を穂状にいっぱい着けている・・・試しに葉を揉んでみると薄荷独特の刺激臭がする。

撮影2014.7.4

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シソ科ハッカ属

ヨーロッパ原産の多年草で、香料用に栽培されていたものが各地で野生化している。

草丈50㌢~80㌢で、茎の断面はシソ科特有の四角形。

葉は対生し長さ3㌢~5㌢の広楕円形で、葉脈にシワがあり縁には鋸歯がある。

茎の先に長い花序を出し、白い小さな花を輪生させて穂状につける。

また植物体全体が長い毛におおわれている。ハーブとしても大変ポピュラーで、ハッカの匂いが強く、近づいただけでも独特の香りが漂います。


キミガヨラン(君が代蘭)

2014年07月19日 | 7月の花

 

木津川河川敷、夏草の間から一際背の高い白い花が目に付いた。 

まさか河川敷に民家の庭先で見かけるこの花が群生してるとは・・・・

僕らは子供の頃からリュウゼツランと呼び慣わして来たが・・・キミガヨランが一般名称だとか??ほかにユッカと言う呼び名も有るとか?。

しかし川の流れは何でも運んで来る様ですね。 

撮影2014.7.1

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リュウゼツラン科キミガヨラン属

花の特徴茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径5~6センチの淡いクリーム色をした鐘形の花をたくさんつける。

葉の特徴根際から生える葉は剣形で分厚く、先が鋭く尖り、葉は少し垂れ下がり気味になる。

その他和名の由来は、花が数多く咲き続け、いつまでも栄えるというところからきている。

原産地は北アメリカ砂漠地帯 。


オトギリソウ(弟切草)

2014年07月18日 | 7月の花

セイヨウオトギリは木津川河川敷に嫌と云う程群生してるが、この在来種のオトギリソウはここ山城では殆ど見かけない。 

これは山裾散歩道、茶畑縁で見かけた2~3株・・・、クズやヨモギなどの夏草に紛れ黄色い花を付けていた。

花はセイヨウオトギリに良く似ているが葉が全く違うので見紛う事はない。

花屋萼片に黒い点線が入っているのは一寸奇妙な気がします。 

撮影2014.7.4

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オトギリソウ科オトギリソウ属 :多年生植物。

日本全土から朝鮮半島、中国大陸の草地や山野に自生、高さ20cm~60cmにまで生育し、夏に2cm程の黄色い花を咲かせる。

葉の表面に褐色の油点が見られるが、これはヒペリシンという光作用性物質で、これを摂取した後に日光に当たると皮膚炎や浮腫を生じる。

またオトギリソウにはタンニンが多く含まれており、全草を乾燥させたものを小連翹(しょうれんぎょう)と称して生薬として用いる。

和名の弟切草は、この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるもので、この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も「怨み」「秘密」と縁起が悪い。

花は黄色で直径1.5~2.5cmの1日花で、茎の先に集まり、花弁は5個で、萼片とともに黒点と黒線が入る。

雌しべの花柱は3個。雄しべは多数あり、基部で合着する。


ベニバナボロギクー2014 

2014年07月17日 | 7月の花

 山裾散歩道、春先に野辺で見かけるボロギクの紅バージョン。

 山陰にスラーっと高く伸び、茎頂に花開かない紅色筒状花10個近く付けて居る。

花は下向きでしとやかに俯いたまま・・・ 

アフリカ原産の帰化植物だそうだが、いつの間にやら山深くまで侵入している。

撮影2014.7.4

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キク科ベニバナボロギク属:花期は8~11月

茎は直立し、上部でよく分岐し高さ30~80cm、葉は互生、倒卵状長楕円形で長さ5~20cm。

下部の葉は不規則な羽状に分裂、短い柄があり茎を抱かず、花序全体が下を向き、頭花は全て両性の細い筒状花からなる。

花冠の上部はレンガ色、下部は白色、花柱は2裂する。

頭花の周辺から中央部へ咲き進み、雄性期から雌性期へと変化する。

総苞は長さ約1cmで、総苞内片はきれいに1列に並び、外片はごく小さい。

果実はそう果、赤褐色、長さ約2mm、10本の縦肋がある。