里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ユリノキの花

2015年05月31日 | 5月の花

 

昨年ユリノキの翼果をUPするのに検索で花も印象に残って居たので直ぐにそれと判った。

 散歩道、放棄畠の片隅で大木になっていた枝先に、このクり-ムとオレンジのツートンカラーの花が見えた。

そのままでズームインしたのがトップの写真、これではどうにも為らないと奥の手・・・いつも持ち歩いてる紐で手元まで引き寄せ撮影したのがこれ。

花径約5~6cm、花弁は6枚。

付け根には三枚の萼片、中心には太い雌、それを囲むように多数の雄蕊が立っている。

 

 原産地は北米 、葉形が左右対称で着物のハンテン(半纏)に似ていることから、 ハンテンボク(半纏)とも呼ばれている様です。

撮影2015.5.24

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モクレン科ユリノキ属

生活型:落葉広葉樹の高木 樹高:20~40m 成長:早い  樹皮:縦に細かく裂けた裂け目は彫刻刀で彫ったようにくっきりしている。 

葉形:奴さんのような形 葉色:緑→黄色  開花期:5~6月 花径:5cm程 花形:鐘状 花色:薄黄緑色地で付け根に朱色の斑点 

花弁数:6 萼片数:3 花の構成:中央の雌蕊を多数の雄蘂が取り囲みその外側を6枚の花弁で覆う 

果実期:秋~冬 果実形:翼果が集合した集合果 種子散布の媒体:風(風媒花)


ソヨゴの花

2015年05月30日 | 5月の花

 

 ソヨゴの木の花が咲いて居た・・・ソヨゴの花は実の時から見たいと思って居た花。

ソヨゴは雌雄別株、どうもこちらは雄花で小さな五弁花??

葉柄から花序を伸ばし、5~6花を付けている・・・・しかし四弁花のものも有るらしい。

 こちらは別の場所で見付けた雌花・・・・

こちらはヒョロ~っと長い花序の先に五弁花を一花だけ付けている。

 いずれ花径約5mm・・・白色。

この花が秋の終わりに真っ赤な実を付けるのだろう・・。

撮影2015.5.24

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モチノキ科モチノキ属

ソヨゴは雌雄異株であり、花は6月頃に咲く。

雌花は葉腋から3~4cmの花柄を出し、1個の白い花を咲かせる。

花弁は長さ2mmほどで、5枚または6枚であり、6枚の物が多い。

中心部に大きなめしべがあり、その周辺に小さな(退化した?)おしべがある。

雄花の花柄は枝分かれし、3~8個の花を付ける。

花弁は長さ1.5mmほどで、花弁の数は3~4枚であり、3~4本のおしべがある。


タブノキ(椨)の花 画像更新(実)

2015年05月29日 | 4月の花

 

 いつもの散歩道、河川敷公園の植栽に見掛けた見慣れぬ木の花。

遠目にはモチノキによく似た葉を付けてるが、枝先の一つ一つに花塊を付けてる。

まだ花期には少し間があるのか??殆ど蕾だけど・・・・

そんな中、気の早い何輪かが見慣れぬ薄緑の六弁花を健気に開いていた。

 この手の花にしてはやや大きく花径約1cm・・・・調べて見るとタブノキの花

タブは巨木ではお目に掛かっているがこの辺りで自生しているのを見たことはない。

撮影2015.4.15

同じ木に実が生っているのを見つけたので画像更新の再UPです。

思った以上に結構しっかりした大きい実でした・・・果径は5mm強

撮影2015.5.26

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クスノキ科タブノキ属

タブノキは常緑の高木であり、日本各地の暖帯林に普通スダジイ林の構成種であるとされ、教科書などではシイ-タブ林として掲載されていることも多い。

枝先から新葉といっしょにのびた円錐花序に黄緑色の小さな花をつけ、花被は深く6裂する。

花被片は長さ5~7mmの長楕円形で、内側の3個がやや大きく、内面に細毛が生える。

花被片は花のあとも残る。雄しべ9個と仮雄しべ3個があり、もっとも内側の雄しべの基部の両側にには、柄のある黄色の腺体がある。

葯は長楕円形で4室、雌しべは1個、花柱は細く、柱頭は肥大する。


ツルアリドオシの花

2015年05月28日 | 5月の花

 

 いつもの山裾散歩道、斜面を這うように小さな白い花を付けていた。

花は枝先に対生した葉先に、必ず二花一対で付いている(これは蕾だけど・・)

花筒1~1.5cm、花径約1cm弱の白色四裂花弁・・・

 花弁には細毛が密集してまるでヒゲモジャ・・・

撮影2015.5.24

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アカネ科ツルアリドオシ属:常緑多年草

北海道~九州の山地の林内に生え、茎は地上をはい、長さ10~40cmになり、節々から根をだす。

葉は対生し、深緑色で厚く、無毛で、長さ1~1.5cmの卵形~卵円形でふちはやや波状、茎先に2個並んで花をつける。

花冠はふつう白色、まれにややうすく赤みを帯び、花冠は長さ1.5cmほどで、先はふつう4裂するが、5裂するものもある。

内面に白毛があり、花筒の下にある子房は2個が合着、雄しべは4個、雌しべは1個で細く、先端は4裂する。

果実は液果で球形となり、赤く熟し、直径8mmほど、頂に2花のあとが残る。


ブドウ(マスカット)の花 (追加再UP)

2015年05月27日 | 5月の花

 

 散歩野面道、家庭菜園縁のブドウの木に花が咲いてた。

葉裏に房を伸ばし、小さな小さなぶどうの実から長いシベだけを伸ばしていてこれが花なのかと???・・・ 

しかし房の下にある葉には何やら花弁の様な物が・・・・・調べてみると花弁なのですが、シベの上に帽子の様に付いていてシベが伸び出すと落花してしまうそうです。

もう一度どこかでこの花弁が付いたブドウの花を見つけなきゃ・・・・しかし花は蕊を伸ばしてる方??

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帽子の様に花冠を付けたブドウの花を見つけて来ました・・・・・まるで僕の花の概念を打ち破るかの様に五弁の帽子を被っています。

花冠の下部にあるシベが伸び出すと花弁は押されて落下する・・・・・なんか納得いかない姿です。

撮影2015.5.5/5.25


メキシコマンネングサ

2015年05月26日 | 5月の花

 

 この時期やけに目に付くマンネングサ

 

 これは違う種かとよく見てみると・・・やっぱりメキシコマンネン

 

 野面道、在所道・・・空き地と見れば何処にでも蔓延り、黄色い花を咲かせてる。

 しかし環境差なのか?草丈20cm以上の物から、10cm足らずのものまで色々

撮影2015.5.8

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ベンケイソウ科マンネングサ属:多年草

東京をはじめ、本州の関東地方以西~九州の日当たりのよい道ばたなどに生える。

茎は直立して高さ10~17cmになる。葉は鮮緑色で光沢があり、長さ1.3~2cmの線状楕円形、花茎の葉は互生し、花のつかない茎では4~5個が輪生する。

花は黄色で直径0.7~1cm、花期は3~5月。


カジノキ(梶の木)の花

2015年05月25日 | 5月の花

 

以前,

以前、実の時期に見つけておいたカジノキにマリモを小ぶりにした様なものが一杯ぶら下がって居た。

 勿論、これが花だと云うことは誰にでも判るだろうが・・・何がどうなっているのやら??

カジノキは雌雄別株・・この木は秋に実がなっていたから、この花は雌花なのだろう??

撮影2015.5.8

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クワ科コウゾ属:落葉高木

古くから和紙の原料として栽培され、山野に野生化、高さ4~10m、まれに16mになる。

樹皮は灰褐色で、黄褐色の皮目、本年枝にはビロード状の毛が密生、葉は互生。

葉身は長さ10~20cm、幅7~14cmの左右ふぞろいの卵形、切れ込みのないものから3~5裂するものまである。

雌雄別株、雄花序も雌花序も新枝の葉腋に1個ずつ、雄花序は長さ3~9cm、直径1cmほどの円筒形。

雌花序は直径約1cmの球形、雌花の花被は袋状、花柱は1個で、長さ7~8mmあり、外にのびだしてよく目立つ。


ウラシマソウ

2015年05月23日 | 5月の花

 

 良く行く山裾散歩道、今迄出会ったことの無いウラシマソウに出逢った。

 

 そのうち何処かで出会うだろうとは思っていたが思わず出逢って拍子抜け・・

 大きな葉が少し邪魔なので少し強引に画面から外れるようにした。

 

 如何にもグロテスクな姿で、おまけに細長い角を一本伸ばしてる・・・

 

ちょっと触るのも臆するほどに不気味な色や形をしてるのは自己防衛の表れだろうか??

撮影2015.5.6

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サトイモ科テンナンショウ属:多年草

北海道南部~九州の山野の木陰に生え、地中の球茎は多数の子球をつくり、盛んに栄養繁殖をするので、かたまって生えることが多い。

葉はふつう1個根生し、11~17個の小葉からなる鳥足状複葉、葉柄は高さ40~50cmで、太くて茎のようにみえる。

葉柄の基部から花茎をだし、葉の陰に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序に花をつけ雌雄異株。

若い株は雄花、肥大した球茎をもつ大きな株になると雌花をつける。

花序の先の付属体は紫黒色で、長さ60cm、花期は3~5月


ハゼノキ(櫨の木)の花

2015年05月21日 | 5月の花

 

 ウルシとハゼの見分けが良くわからないけどこれは多分ハゼの方??

葉が細いし何処となく毒々しくない顔している様な・・・

子供の頃には漆の樹に触って顔が真っ赤にかぶれてしまった事がある。

調べてみると雌雄異株のよう・・・こちらはどうも雄株のようで雄花です。 

 花径約5mm、黄緑色の小さな花を円錐状に多数つけ、花弁は5枚。

撮影時に小枝手折って手に持ち撮影したけど全くかぶれなかった。

撮影2015.5.13

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ウルシ科ウルシ属:落葉高木

関東地方南部以西~沖縄の山野に生え、高さ7~10m、直径8~12cmになる。

雌雄別株、黄緑色の小さな花を円錐状に多数つけ、花序は長さ5~10cm。

花弁は5個、長さ約2mmで、そり返る。


レモンの花

2015年05月19日 | 5月の花

 

花だけを見てると他のミカン類と殆ど見分けの付かないレモンの花

 ただ木にまだ古いレモンの実が残って居たのでそれと確認・・・葉も殆ど変わりなし。

 ただ良く見ると蕾が少しピンクっぽい。

 花は花径約3cm程、紡錘形の白い五弁花を付け、あの甘酸っぱい柑橘系の匂いを辺り一面の漂わせて居る。

撮影2015.5.4

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葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、香りのよい白い5弁花を咲かせる。

葉は長い楕円形ないし披針形で、互い違いに生え、 葉は先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

原産地はインドのアッサム地方 十字軍の遠征でヨーロッパに持ち帰られ、日本へは明治時代に渡来。


ウラジロチチコグサ

2015年05月17日 | 5月の花
 
このチチコグサの仲間も多くてややこしく見極めが難しい。
 
 
野面散歩道、田圃の土手に群生していた。
 
 
多分これが当たっていると思うのですが自信は無い
 
 
いつの間にやら、田舎に居ても在来種よりも帰化植物の方が、多くなってしまったのを強く感じる。
 
撮影2015.5.13
 
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キク科チチコグサモドキ属*多年草

南アメリカ原産。昭和40年代後半に知られるようになった。

関東地方から九州地方にかけて急速に分布を広げ、東北全域に侵入しつつある。

茎は基部から横に分岐して叢生し、高さ80cmほどになる。また短いストロンで分株を生じる。

葉の表面には毛が少ないが、葉の裏や茎に密着した白毛をふき白い。茎につく葉の縁は波打つ。

頭状花は茎の上部に集まり、直径4mmほどで、総苞片は光沢のある黄緑色。

冠毛は約13本あり、そう果から容易に外れ、本属の帰化植物の中では最も遅くまで花をつけ、花期は夏。


クス(楠)の花

2015年05月16日 | 5月の花

 

今、クスノキの花が満開。

大きなクスノキのという枝一杯に白い小さな花盛り。

枝先から何本もの集散花序を出し、花径5mm程の白い六弁花を無数に付けている。

木全体が白く見える程花を咲かせるのだが・・・それを愛でる人など誰ひとり居ないほど目立たない花です。

撮影2015.5.15

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5月から6月にかけて、白く淡い黄緑色の小さな花が咲く。

10月から11月にかけて、直径7-8mm程度の青緑色で球形の果実が紫黒色に熟す。

鳥が食べて種子散布に与るが、人間の食用には適さない。

中には直径5-6mm程度の種子が一つ入っている。


サンショウ(山椒)の花

2015年05月15日 | 5月の花

 

いまいち良く判らない山椒の花。

 

毎年見かけるのだがまともに花開いてる時に出くわさない。

何輪か咲いてるのだが山椒は雌雄異株、この花は雄花のようですが・・・・

 花を見るよりも若葉のプンと鼻を射すあの独特な匂いの方を強く感じる。

撮影2015.5.6

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ミカン科サンショウ属

サンショウは4月の終わり頃、新葉を展開し終わると枝先に花を咲かせる。

イヌザンショウは夏であるので、花期の違いも区別点の1つである。

雌雄異株であり、花は花弁がなく、雄花の雄しべは5本、果実は10月頃に赤褐色に熟し、直径5mmほど。

割れて中から光沢のある黒い種子が出る。

種子は香辛料に利用される。


ツブラジイ(コジイ)の花

2015年05月13日 | 5月の花

神社の杜を白く染めるほど枝一杯に花が咲く。

 その景観は太古の時代より受け継がれてきた日本の新緑景観の一つに違いない。

 

花は枝という枝一杯に細長い花序を伸ばし、花を一杯に付けている。 

ツブラジイは雌雄同株、雄花序は下向きに垂れ、雌花序は短く上向きの花序を出す。

花は小さな白い五弁花、シベが花弁からはるかに「はみ出し」長い 

モコモコと神社の杜を白く染めるのはこの花、ちょっと独特な匂いが強烈に鼻に付く 。

撮影2015.5.5

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ブナ科シイノキ属

ツブラジイの花は5月の末から咲き、木全体にたくさん花が付くので、緑色濃くなった山の中にカリフラワー状のモコモコした樹木が出現することになる。

雄花序は長さ8~10cmほどで、多数の雄花からなり、臭気が強く、最盛期には昆虫がよく飛来している。

雌雄同株。雌花序は細くて上に立ち上がり、雄花序は太く、垂れ下がる。


カナメモチ(別名アカメモチ)の花

2015年05月12日 | 5月の花

 

 真っ赤な芽吹きのカナメモチの木に白い花が一杯

西日本では自生すると書いてあるけど民家周りに植栽されてる方が一般的

白い花塊を枝頂ごとにつけ、遠くから見ると木が白く見える程・・・

 花は花径約1cm足らず、散房花序に白い五弁花をビッシリ咲かせて居る。

撮影2015.5.5

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バラ科カナメモチ属:常緑小高木

東海地方以西~九州の山地の斜面に多く、乾燥した尾根筋や沿海地にも生える。

高さ5~10mになる。樹皮は暗褐色で、老木では縦に浅く裂け、葉は互生。

葉身は長さ6~10cmの長楕円形~倒卵状楕円形、先端はとがり、基部はくさび形、ふちには細かい鋸歯がある。

直径10cmほどの複散房花序に白い小さな花を多数つけ、花は直径約1cm、花弁は5個。

花期は5~6月。