里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

キカシグサ

2014年09月30日 | 9月の花

水田雑草の中でも最小部類の1つ、小さな花も肉眼では見落としてしまいそうな程・・・・ 

 いつもの散歩田舎道、いつものように稲田の縁を眺めて歩くと、NETで見覚えのある小さな草に花の様なものが付いているのが見えた。

 しかし花が小さすぎ、僕のバカチョンではどうにもこれが限界・・・これでは花の形も判らない・・・。

 田んぼから引き抜き、カメラケースの上に置いて何とかバシャしたこの1枚。

これでも良くわからないけど、重いカメラを持っての散歩は嫌だしなあ・・・・。

撮影2014.9.9

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ミソハギ科キカシグサ属:抽水植物

湿地やため池、水田の畦などに生息する一年草、和名は果実がシラミ(古語でキサシ、またはキカジ)の卵に似ていることに由来する。

草体は通常直立または斜上、草体の高さは最大20cm程度、葉は卵形で少し厚みがあり対生、浅い水中でも生活し、基部から匍匐茎を四方に伸ばしてよく繁殖する。

8月から10月にかけて、淡い赤色の花を葉腋につけ、9月頃から、淡黄色で楕円形の種子をつける。


ウド(独活)の花

2014年09月29日 | 9月の花

ピンポン球大の散形花序に無数の小さな花を付け、まるで白い花球の様・・・。

子供の時から良く聞いた言葉に「独活の大木」と云うのがあったが、いつも自分の事を言われているようであまり良い気はしなかった。

体だけ大きくても足腰が弱く何も出来ないと言う様な意味で使われて居ただろうが・・

山裾散歩道の斜面から垂れ下がる長い茎にピンポン球が一杯付いてるようにも見える。

花は白い弁花で直径約3mm、球型に集まって咲くが、一個づつ見ればこの手の花はこの時期結構多い。 

撮影2014.9.7

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ウコギ科タラノキ属:多年草

北海道~九州の山地に生え、茎は太く高さは1~1.5m、花以外は全体に短毛が生える。

葉はまばらに互生し、長柄があり、広くて大きな2回羽状複葉となる。

小葉は5~7個つき、卵形で鋸歯があり長さ5~16cm、幅3~8cm、両面に短毛、葉柄の基部両側に小さい托葉がある。

茎の上部で分枝し、球状の散形花序が多数円錐状についた大型の花序をだし、花は淡緑色5弁花で直径約3mm、雄しべ5個、花柱5個がある。

子房は下位。雌雄の別があり、上部に両性花序、下部に雄性花序をつける。

果実は液果、卵球形で直径3mm、無毛で黒紫色に熟す。花期は8~9月。


ヒデリコ(日照子)

2014年09月28日 | 8月の花

いつもの散歩道、木津川堤下の水田畦道で見かけたヒデリコの花。 

花と言っても遠目には小さい実が一杯生ってるただの草(雑草)

まるでサンジソウ(ハゼラン)の花が開いてない時の様な姿。

しかしよく見ると、その種のように見える小穂の先から申し訳程度に白い蕊を覗かせて居る。

撮影2014.58.29

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

カヤツリグサ科テンツキ属:1年草

本州~九州の田のあぜなどに生え、高さ10~60cm、茎は扁平な4稜形、葉は左右2列に並んで、幅1.5~2.5mm。

茎の先から枝を数個だし、さらに3~4回分枝し、先端に2mmほどの球形の小穂を多数つけ、苞葉は花序よりも短い。

小穂は広卵形、鱗片は光沢のある紫褐色、果実は長さ約0.6mm、倒卵形で3稜がある。

表面は浅い横紋があり、小突起をまばらにつける。


アメリカミズキンバイ( ヒレタゴボウ)の白花

2014年09月27日 | 9月の花

 

アメリカミズキンバイの白花を見つけたので取り合えずUPしておきます。

我が山城の里山地域では、今どこを歩いてもこの黄色い花に出会わない事はない。

水田地帯の田の畦と言わず、稲穂の中にも・・・・、放棄田などはこの黄色い花で埋め尽くされる程に勢力を伸ばして居る。

 

 しかし、そんな至る処に蔓延っていても、今までに白花を付けているものなど見たことも無かった。

 中心部に少し黄色味が残り、完全なアルビノとは言えないけれど・・・。

まさか白花種があるとも思えないけど、一株全部が白花だった。

しかし、今までに見たのはこの一株だけ。

撮影2014.9.2


マキエハギ(蒔絵萩)

2014年09月26日 | 9月の花

 

チャリで脚を伸ばした散歩道、ふと見た道路脇にネコハギかと見紛う花が咲いていた。

 早速チャリを投げ出し観察・・・・間違いなくネコハギとは別種。

枝は地を這うことなく立ち、葉は3複葉で円形じゃなくj楕円形、おまけにくきから伸びた長い花序の先に2~3輪の花を付けて居る。

 花は花径約1cm程の真っ白な蝶形、羽部下部中央に紅色の斑が入っている。

早速帰って検索すると「マキエハギ」我が京都府では絶滅寸前種と言う事だった。

 早速、府の自然保護課に確認の由メール連絡したが、未だに全く反応なし・・・役人ってそんなもんだと思っているけど・・・。

 

 名前の由来は、細い花柄の先に花をつける様子が蒔絵の筆法に似ているからとか??

 

僕が見つけたこの花が既に府の自然保護課に登録されて居るのか?居ないのか? 

 

 絶滅寸前種だとは言え公務員の役人にとっては全くどうでも良い事なのだろう・・・

撮影2014.9.6

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

マメ科ハギ属:落葉小低木

本州から沖縄にかけて分布し、草地や林の中に生える。

海外では、朝鮮半島や台湾、中国にも分布、樹高は30センチから60センチくらいである。

葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生え(互生)、小葉の形は楕円形である。

葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、葉の表面は緑色で毛はなく、裏面には短い毛が生える。

開花時期は7月から9月、葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の白い蝶形の花をつける。

花径は5ミリから10ミリくらいで、つけ根の部分に紅色の斑が入る。

花の後にできる実は長さ3、4ミリの豆果(莢の中に種子が入るもの)である。


ヒガンバナ(曼珠沙華)

2014年09月25日 | 9月の花

里山の秋には無くては成らない赤い花。

 

一時期随分減った田の畦の彼岸花。

 田舎野道を歩いていても田の畦にズラ~と咲いているのは珍しいが・・・

 近頃に成って再度この黄金に染まる頃、稲田に咲き競う彼岸花風情が見直されたのか・・・

一時より随分稲田の赤が目立つように成って来た。 

撮影2014.9.15

 


アメリカネナシカズラ(亜米利加根無葛)

2014年09月25日 | 9月の花

 なんなのこれは??、枯れ蔓草のようなのに花を付けている。

木津川河川敷、ヤハズソウの大群落にまるで枯れ蔓を絡めるように触手を伸ばし、白い花をところどころ塊状に付けている。

グリーンの葉は、絡まれたヤハズソウの葉で、この「アメリカネナシカズラ」の葉は確認出来ず終い。

白い花は先端で鋭角に五裂し、雄しべが花冠より飛び出し、花径約3mm程。

この植物自身が他植物に寄生しているようなのに、それに寄生して居る虫コブが目立って多く、妙な姿です。

撮影はしたもののなかなか検索で見つからず、やっとの思いでこの「アメリカネナシカズラ」に辿り着きました。

 

 何かと僕の概念を覆す様な植物でした。

撮影2014.9.6

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ヒルガオ科ネナシカズラ属:一年生寄生植物
北アメリカ原産の帰化植物で河原や道ばたなどに生え、茎は細く黄色を帯び、さまざまな植物に巻つき、吸盤を出して付着する。

葉は微小な鱗片状、花は茎の途中にかたまってつき、約3mmで先は5裂する。

雄しべ5個は花冠から飛び出し果実の頃にも残り、花柱が2個ある。

花冠筒部の内面に、長さ約1mmの膜質の鱗片があり、縁が房状に裂ける。

果実はさく果、直径2~3mm、ほぼ球形。種子は直径1~1.5mm、2~4個入る。花期は8~10月


 ツルノゲイトウ(蔓野鶏頭)

2014年09月24日 | 9月の花
 
 
いつもよりチャリで距離を伸ばした木津川左岸堤で初めて目にした。
 
 

1989年、尼崎市で初めて確認され、現在特定外来生物に指定され急速にその勢力を伸ばしている。


ちょうどこの花を見つけた場所は今年の春先、堤防強化工事で新しい養生土を入れたばかり、多分その土に
種が紛れ込んでいたのかも??
 
 
白い繊維質、早く言えば刺繍の様な花を葉腋に2~3個づつ付けている。
 
 
 
 まだ山城の田圃では見かけないが、そのうち近所の水田でも見かけるのも時間の問題の様な気がする
 
撮影2014.9.6
 
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

 ヒユ科ツルノゲイトウ属
 
南アメリカ原産とされるつる性一年草の帰化植物、水田、湿地、河原などに自生する。
 
熱帯から温帯の一部に分布する、茎はよく分枝し匍匐し、葉腋に数ミリの花を数個束生する。
 
葉は対生し、葉身は3-6cmの倒披針形から長楕円形。

  1989年に尼崎市で見つかった南米原産の帰化植物。関東地方以西に急激に広がり、特定外来生物に指定されているとのこと。 

ガガイモの花 (3色)

2014年09月23日 | 9月の花

 

散歩道の傍らで背の高い野草に絡みつく、ガガイモの花を良く見掛ける季節になりました。 

この半月ほどの間に見掛けたちょっと色の変わったガガイモの花。

まずはこれ・・・殆どシロバナ状態のガガイモの花。

通常のガガイモの花はこちら

 やっぱりこうして見比べるとかなり白飛びしているような・・・・・アルビノなんだろうか??

こちらは極端に紅が多く、濃いガガイモの花

これが通常のガガイモの花だろうから・・・ 

やっぱりこんなに濃い色のガガイモの花もやっぱり異常なのだろうか??

いずれも花の大きさには変りが無かった様だが・・・・・まさか別種ということもないだろうが??

撮影2014.9.10


ショウジョウソウ(猩々草)

2014年09月22日 | 9月の花

 

朝の散歩、いつもの木津川河川敷、ブッシュのなかで一株だけ見掛けた。 

勿論、野に逃げ出した園芸種ってところだろうが・・・濃い緑のブッシュにハレーションを起こすほどの真っ赤・・・

その中心部にはトウダイグサ科独特の花を付けている。

 まあとにかくトウダイグサ科の植物は奇妙な花を付けている。

撮影2014.9.7

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

トウダイグサ科トウダイグサ属:一年草

北アメリカ南部の原産の帰化植物、傷つけると白色の乳液を出す。

茎は直立してまばらに分岐し、高さ1mほどになる。葉は先きの尖った長卵形、通常は不規則にくびれてヒョウタン形となり、短い柄で互生する。

茎の上部に葉が集まって苞状となり、その中心に、雌雄異花の花からなる杯状花序を固めてつける。

花の周辺の苞や葉は、花時に全部または部分的に赤~淡紅色になる。

花期は8~10月。


ツルリンドウ(蔓竜胆)

2014年09月21日 | 9月の花

 

 子供の頃、オヤジに連れられいった松茸山、その行き帰りこの花に良く出逢った事を覚えてる。

しかし山城で松茸が出なく成って、もう約50年・・・・・・あの頃松茸の出た山は現在とても入れたものじゃなく、すっかり荒れ果て様変わりしてしまった。

そんな山には寄り付くこともなく、すっかりこの花の存在すら忘れ果てていた。

最近になりコースを伸ばした近所の山で偶然にも出逢ったツルリンドウの花 

 

花径約30mm足らず、先は五裂し淡紫色、長い蔓で枯れた篠竹に絡まり付いていた。 

撮影2014.9.1

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

リンドウ科ツルリンドウ属:つる性多年草

北海道~九州の山地の木陰に生え、茎は細長く、地面や草木にからんで長さ40~80cm、つるは紫色を帯びる。

葉は5~15mmの葉柄があり対生し、葉身は卵状披針形で長さ3~8cm、幅1~3cmで3脈があり無毛、裏面は紫色を帯びることが多い。

花は葉腋につき、花冠は長さ約2.5~3cm、先は5裂し裂片間には小形の副裂片があり淡紫色、雄しべは5本で花筒につく。

萼は筒状で5中裂し長さ15~20mm、5本の狭い翼があり、裂片は細長く尖り、子房は1室で柄は花後長く伸び、果実は液果で、残存する花冠の上に突き出し紅紫色に熟す。

液果の頂には花柱が残り、種子は長さ約2mm、花期は8~10月。


ハシカグサ

2014年09月20日 | 9月の花

 

山手方面の散歩道では最近やけに目に付く様になった ハシカグサ。

去年までは気が付かなく見逃していたのは、草姿が殆どハコベと同じ上、同じように白い小さな花をポツポツ付けて居るからだろう・・・

 

 アカネ科の草らしく四裂した白い小さな花を付け、足元で他の草と紛れて全く目立たない。

 

 何ゆえ、ハシカグサなのかは解らないけど・・・・やっぱり目立た無さ過ぎる。 

撮影2014.9.7

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

アカネ科ハシカグサ属:一年草

北海道~九州の山野の林の中や道ばたなどに生える、長さ20~40cm、各節から根をだし、先のほうはしばしば斜めに立ち上がる。

葉は長さ2~6cm、幅1~2cmの卵形~狭卵形で対生し、葉の両面にはまばらに白い軟毛が生え、葉柄基部の托葉はクシの歯状に裂ける。

茎の先端や葉腋に直径約2mmの花を数個束生、花冠は白色で普通4裂し、長さ3~4mm、雌しべ1個、雄しべ4個、萼には白い軟毛があり、萼歯は卵形で鈍頭、果時には外曲し長さ約2mm。

さく果は直径3~4mmの扁球形、種子は多数あり、卵形で細凹点があり、花期は8~9月。


ヒメオトギリ

2014年09月19日 | 9月の花

オトギリソウには違いないけど小さく、コケオトギリよりはうんと大きい・・・・きっと別種だろうとバシャして来た。

散歩道の足を伸ばした山手の棚田脇道・・・今の時期、嫌と言う程見掛けるキツネノマゴと仲良く咲いていた。 

 草丈約20cm内外、茎の頂部、花を付ける部分で分岐、花径1cm足らずの花を咲かせている。

姫と呼ばれるだけあって、確かにちょっとか弱そう・・・

 オトギリソウもつくづく亜種の多い花だなあと思う。

撮影2014.9.7

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

オトギリソウ科ヒメオトギリ属

ヒメオトギリは千葉県以西の日本各地、アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどに広く分布する一年草。

沼沢地、放棄水田、山道沿いの小湿地などに生育、軟弱な草で、小さい場合には自立するが、生育がよい場合には高さ40cmほどになって、他の植物に寄り添って生育する。

しかし、茎は思いの外強靱で、細いもので引っ張ってもなかなか切れない。

茎の断面は四角で、根本から分岐するか、生育がよくない場合には分岐しない。茎は中部ではほとんど分岐せず、頂部で花を付ける部分で分岐する。

花弁の長さは3mmほどで小さく、雄しべの数は10~20。

葉には明点があるが、透かしてみても肉眼ではわかりにくく、ルーペが必要である。


ヒメムカシヨモギ

2014年09月18日 | 8月の花

 

河川敷や荒地畑に繁茂している大型雑草。

 木津川河川敷では背の高さ以上に大きくなり聳えていると言う感じ。

よく似たものにオオアレチノギクがあるが、これは紛れもなくヒメムカシヨモギ・・・

こちらには明確な舌状花が見られるが、オオアレチノギクの舌状花は不明瞭でないに等しい。

花径約3mm、白い舌状花を無j数に付け

夏の終わりの野分が、白い小さな花を引きちぎるほど揺らして渡って行く。

撮影2014.8

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

キク科ムカシヨモギ属:1~越年草
南アメリカ原産の帰化植物で道端や荒れ地に見られ、高さは1~1.8m、茎は直立し、上方で分岐する。

根生葉はへら形、茎葉は緑色、長さ7~10cm、幅0.5~1.5cmの線形、茎を取り巻くように密に互生する。

縁の鋸歯はまばらで片側に(0)2~4個、上方のものほど少なくなり、縁にまばらな長毛、両面とも粗毛があり、茎の上部に小さな頭花を円錐状に多数つける。

頭花は直径約3mm、長さ約4mm、総苞は筒形で幅2mmほど、総苞片は線形で3~5列に並び淡緑色。

舌状花の舌片は白色、先は浅く2裂し、1列に並び平らに開きやや目立ち、総苞片にも毛があり、花期は7~10月。 


マルバツユクサ(丸葉露草)・・・画像更新

2014年09月17日 | 8月の花

幹線国道沿いの法面で初めて見掛けたツユクサ。

 葉の割には小さな花を付け、それも時間帯が悪かったのか?殆どが花を閉じていた。

 花径約1cm程、通常のツユクサに比べると明らかに小さく・・・

 

 2枚の大きな花弁がf痛のツユクサよりも離れて居る様な気がする。

撮影2014.8.16

先日、近くで完全なこの花を見かけたのでここに追加UPしておきます。

撮影2014.9.16

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ツユクサ科ツユクサ属

アジア、アフリカに自生し、世界中に広く帰化している。

 海岸に多いと解説されるのが普通だが、内陸の幸田町内などでも群生している。

葉は長さ3~7㎝、幅2~4㎝の卵~広卵形、平行の葉脈が目立ち、わずかに毛が生え、縁は普通、波打つ。

葉には短い柄があり、基部は筒状の鞘となる。茎頂の2つ折りになった苞の中に花をつけ、苞の外に花柄を伸ばして通常2個、開花する。

花は直径約2.5㎝、青~淡青色で、まれに白花もある。

花が終わると花茎が曲がり、苞の中で果実(果)が花の数だけできる。

果実には長さ3~4㎜の大型の種子が1個と長さ約2㎜の小型の種子が1~4個できる。

マルバツユクサは通常の結実のほか、地下に閉鎖花をつけ、自家受精して種子を作る特殊な形態を示すことで知られている。

地下でできた果実も大型と小型の種子をもつ。

ツユクサと似ているが、葉がツユクサより丸味を帯びて大きく、花はツユクサより小く、色はやや薄めのものが多い。