里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ヌマガヤツリ(沼蚊帳釣)

2016年08月09日 | 7月の花

 

ブラシの様な花穂を茎頂に数本立てているヌマガヤツリ 

木津川堤精華町管内に群生していた

 シベが密生している様に見えるのが花と言うことだろうか???

撮影2016.7.28

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カヤツリグサ科カヤツリグサ属

束生して太いひげ根を出し、茎は分けつして株になり、高さ50~100cm、太い3稜形、葉は線形で下部は鞘となって茎を抱き、茎と同じ高さで質が厚く幅約3~10mm、葉鞘は濃い褐色です。

茎の先に長い苞葉を3~4個つけ、その間から3~5個の長短の枝を出して多数の小穂を密生します。

小穂は花穂の中軸に斜上またはやや平行 し、線形で長さ5~10mm、10~20個の小花をつけます。


ハナハッカ(花薄荷)

2016年07月31日 | 7月の花

見慣れぬシソ科花が、野面散歩道、家庭菜園片隅に咲いていた。

 一目見るなり、これはミント(ハッカ)の仲間だと判り、葉を手折って揉み出すとそれらしき強い匂いがする。

 

ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産、日本では観賞用園芸植物として栽培されて居る様です

撮影2016.7.22

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シソ科ハナハッカ属 /別名・別読み:オレガノ、ワイルドマジョラム

オレガノ (Oregano Origanum vulgare) はシソ科の多年草、ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産、香辛料として使われる。

和名はハナハッカ(花薄荷)、マジョラムの近縁種であり、別名ワイルド・マジョラムとも呼ばれる。

大半は地中海気候で育ち、高さは60cmから90cm、茎は柔らかく枝分かれしていてかつ毛深い。

葉は概ね卵形で、表面が滑らかなものと毛が生えたものに分かれ、夏から秋にかけて、白、赤紫色の花を咲かせる。

花色は多くの品種ではピンクだが、一部の品種では白色、生育には、やや乾燥気味の気候が適し、園芸植物としても好まれる。

ハナハッカ属の中では最も認知度の高い種で、カルバクロールという化合物を含有した精油が成分の一つにあり、樟脳に似た特有の香りを発する。

植物そのものよりも発する香りをオレガノと呼称することが多い。

 


フサフジウツギ(房藤空木)

2016年07月28日 | 7月の花

たまに出掛ける谷川縁に繁茂して咲き誇っていた房状ピンク花。

房状集合花は上部直径約2cm、長さ約15cm、枝先という枝先に目いっぱい花房を付けている。

 

 日本の山野草にしては派手すぎ、当然、外国産園芸品種の一人生えだと思っていたら、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある様です。 

撮影2016.7.18

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ゴマノハグサ科フジウツギ属:落葉低木

中国原産の栽培植物が逸出したものと考えられていたが、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある。

日本で見られるフジウツギ属のなかではもっとも大形で、高さ3mに達するものもある。

花筒の外面に毛や腺点がほとんどなく、葉の裏面に軟らかい星状毛が密生することなどが特徴。

花は香りがよく、花期は6~9月。


コゴメバオトギリ(小米葉弟切)セイヨウオトギリ

2016年07月25日 | 7月の花

 

 普段木津川河川敷で良く見かけるセイヨウオトギリ(西洋弟切)とは、明らかに違いのあるオトギリの花を見つけた

 花もあのセイヨウオトギリ程ワイルドには見えず、少し可弱ささえ感じられる。

 母種をセイヨウオトギリに持つ変種です。

撮影2016.7.24

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 オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草

ヨーロッパが原産です。「西洋弟切(Common St. Johnswort」の変種で、わが国にも各地で帰化しています。

荒れ地や道端などに生え、高さは60~90センチになります。

葉は長楕円形で長さ1.5センチ以下、多くの明点があります。5月から7月ごろ、直径2センチほどの黄色い花を咲かせます。

名前は、母種よりも葉が小さいことから。

 


アメリカホドイモ(亜米利加塊)の花

2016年07月17日 | 7月の花

いつもの野面散歩道で見かけた見知らぬ豆の花・・・家庭菜園の集まる一画に一畝だけ植えられていた。

間違いなく豆の花なのにアメリカホドイモと言って、北アメリカ原産の塊茎(芋)を食用とする栽培種らしい。

最近、家庭菜園も色んな人がバラエティに富んだ作物を栽培していて面食らってしまう。

元元はネイティブインディアンが食料にしていたようでIndian potato 共呼ばれて居る様です。

今までには見かける事もなかった茶色い豆の花です。

撮影2016.7.2

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マメ科アピオス属

日本には明治時代中期に導入され、野菜として栽培され、主産地は青森県で生産量が多い。

Indian potato とも言われ、地下の塊茎を食用とする。

 地下に、普通、数節のくびれた直径2~8㎝塊茎ができ、多いものは20個ほどになることもある。


タカネマスクサ(高嶺升草)

2016年07月15日 | 7月の花

カヤツリグサ科の草も種類が多く、似たものが多いのでなかなか同定が難しいけど多分間違いないと思う・・・

 よく行く山裾散歩道、谷川脇に群生・・・ひょっろと細く、「やじろべえ」の様に不安定で、梅雨の雨に打たれ倒れているものが多い 

細い茎に付けた小穂は長さ6~7mm、先の尖った鱗片卵型。

撮影2016.7.7

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カヤツリグサ科スゲ属ヤブスゲ節

北海道~九州の平地から低産地の湿った樹林内に生え、根茎は短く密に叢生する。

葉は幅1.5~2.5mm、有花茎は高さ30~80cm、鈍稜があって平滑。

花序は4~7個の無柄の小穂をやや間を開けてつけ、苞は葉状で花序より著しく長い。

小穂は雌雄性で、多数の雌花と基部に少数の雄花をつけ、卵形で長さ6~10mm、幅4~6mm。

雌鱗片は淡緑色、果胞より短く、果胞は広卵形で扁平、広い翼があり、長さ3.5~4.5mm。果実は長さ1.5mm。

果期は5~7月


アオミズ (青みず)??

2015年08月08日 | 7月の花

 

 カテンソウそっくりな花を付けて居るが咲く時期も違うし草丈も大きく違う。

ネット検索でイラクサ科の植物色々調べてみるが決定的なものは見つからない。

アオミズが一番近いように思えるけどイマイチ決定打に欠ける。

葉の表面には棘状にヒゲを一杯付け、頂部には花後の実?を付けている。

これがその花後?の姿を大写ししたもの・・・

こちらは花を大写ししたもの・・・やっぱりカテンソウそっくりの花。

因みに草丈は50cm程

撮影2015.8.27


ユウギリソウ(夕霧草)

2015年08月07日 | 7月の花

 

よく似た花は目にするけど・・・何処となく違うのでバシャ。

検索するとユウギリソウ(夕霧草)と言う帰化植物だと判明。

在所道の石垣に見慣れぬ花が咲いていた。

こんなところにたくましく育っているから野生種かと思ったら園芸種が飛び出したらしい???

アレチハナガサやヤナギハナガサの花冠を二回りほど大きくしたような??

しかしよく見ると花の色は殆ど同じだが花弁の形が全く違ってとんがって居る。

撮影2015,7.20

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キキョウ科トラケリウム属:多年草

茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径2ミリくらいの筒状の小さな花をたくさんつける。

花の色は、青紫色、淡い桃色、白などがあり、 雌しべが長く、花冠から飛び出している。

葉の特徴 葉は楕円形で互生、葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

原 産 南ヨーロッパ~北アフリカ

栽 培 水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培する。種子まきは9月前後。多湿を避けて栽培する。開花は6~8月。暖地では露地で越冬するようだ


トウゴマ(唐胡麻)

2015年08月05日 | 7月の花

 

やっとトウゴマ(唐胡麻)と言うことがわかった畑作物。

以前から気になっていた畑作物なのですが、作っている畑も少なく見たところ旨そうな実がなってるわけでも無いので訝って居た。

この真っ赤なイガイガと大型の掌状葉が良いと、観賞用に植えられているとか??

これは雄花らしいが・・・切花用にするには花がちと戴けない

種子から得られる油はひまし油(蓖麻子油)として広く使われ、種にはリシンという猛毒が含まれて居るらしい・・・。

撮影2015.7.11

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 トウダイグサ科トウゴマ属

アフリカ北東部原産、中国から平安時代初期に、アメリカから江戸時代末期に導入された。

西日本を中心に逸出し、野生化・・・全体無毛で通常暗紫色を帯び、茎は円柱形で直立し、まばらに分岐して高さ2mに達する。

葉は大型で掌状に5~11に裂け、縁に鋸歯があり、長い柄で互生する。

茎の頂と葉腋に長さ20cmほどの花序を付け、雌花を上部に、雄花を下部につける。

さく果には通常刺があり、中に長さ13mmほどで光沢のある3種子を含む。


ヒルガオの花??

2015年08月01日 | 7月の花

 

 多分ヒルガオで良いと思うが自信はない。

木津川散歩道野あちこちに咲くが、堤防敷きでは夏草刈が進んでいてすっかり刈り取られているが、刈られてもすぐに蔓を伸ばして花を咲かせる

以前にコヒルガオをUPしてるが・・・・・

 

 なんとなくイメージが違うのでこれがヒルガオ??

大昔にカトリーヌドヌーブのの同名映画を見た覚えがあるけど・・・

撮影2014.7.20

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ヒルガオ科ヒルガオ属:つる性多年草

北海道~九州の日当たりのよい野原や道ばたなどに生え、地中に白色の地下茎をのばしてふえる。

葉は互生し、長さ5~10cmのほこ形~やじり形で、基部は斜め後方にはりだすが裂けない。

葉腋から長い花柄をだし、淡紅色の花を1個つけ、花柄に翼はない。

花冠は直径約5cmの漏斗形、萼は卵形の大きな苞に包まれ普通結実しない。

花期は6~8月


ナンキンハゼの花

2015年07月31日 | 7月の花

ナンキンハゼの花は何度か撮影してみるが絵に成らない・・・絵に成らない物ならそれなりにUPしておこう

最近では街路樹と言わず野面の自家菜園で見かけたりする・・・あの弾けた白意味が愛らしくドライフラワーとして利用価値があるのだろうか??

枝先に長さ10cmぐらいの総状花序を出し小さい花を無数に付けるが、どうもこれは雄花の様です。

撮影2015.7.20

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トウダイグサ科ナンキンハゼ属*落葉高木

中国原産、各地に植栽され野生化、高さ15m、直径35cmほどになる。

枝先に長さ6~18cmの総状花序をだし、黄色の小さな花を多数つける。

花序の上部に多数の雄花、基部に0~数個の雌花がつく。

雄花は長さ2~3mmの柄があり、萼は皿状で3浅裂し、雄しべは2個。

雌花は3mmほどの柄があり、萼は3裂する。子房は長さ約2mm、花柱は3個。


クサギ(臭木)の花

2015年07月30日 | 7月の花

自分のページを検索すると、このクサギの花がまだ未UPだったのでここにUPしておきます 。

 この時期山裾散歩道にはノリウツギの白とリョウブの白・・・そしてこのクサギの紅白混じりの花が目立つ

花は白色五裂の合弁花・・花弁の倍ほども有る細長い蕊が目を惹く。

葉を揉みほぐすと悪臭がある事からこの名がある。

撮影2015.7.20

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シソ科クサギ属 落葉小高木


北海道~沖縄の日当たりのよい山野の林縁や沿海地に生え、高さ4~8mになる。

枝先や上部の葉腋から集散花序をだし、芳香のある花を多数つける。

花冠は5裂し、裂片は平開、裂片は白色で長さ1.1~1.3cmの広線形。

花筒は紅紫色で細く、長さ2~2.5cm、雄しべ4個と花柱は花冠から2.5~3.5cmつきでる。

萼は紅紫色を帯び、5浅裂する。花のあと萼は濃紅色になり、深裂して星状に開き、中央に果実をのせる。


ハマボウ(浜朴)

2015年07月28日 | 7月の花

 

花だけ見てると全くオクラの花と見分けが付かない。

 本来海岸近くに生える小木なので勿論この山城では野生じゃなく、木津川堤の散策道に植栽されていた。

花は花径約6~10センチくらいの黄色い5弁花、あのハイビスカスの花にも良く似、 5枚の花びらは螺旋状に並ぶ。

花を見てると確かに夏の強い陽射しが似合いそうだが、朝開いて夕方には咲き終わる一日花らしい・・・

本来海岸線に咲く在来種だそうです・・・・

撮影2014.7.10

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アオイ科フヨウ属

ハマボウは関東以西の本州・四国・九州に分布し、韓国にも分布する落葉低木、内湾や河口の塩性湿地に生育する。

幹は枝分かれし樹高は3mほど、葉は落葉樹にしては厚く、両面に星状毛があるが、特に裏面には密生するので、灰白色に見える。縁には細かい鋸歯があり、葉の先端は急に細くなって突出する。

7月から8月にかけ、オクラやケナフに似た黄色の美しい花を咲かせ、中心部は暗赤色であり、中心の雌しべに多数の雄しべが合着している点は、この科の特徴である。 


モッコク(木斛)の花

2015年07月26日 | 7月の花

この手の木の花にしては意外と目立つモッコクの花が咲いてた。

山城では野生のモッコクは見かけず専ら神社や民家の植栽ものばかり・・・・当然これも神社境内に咲いていたもの。

花径約1.5cm、白く分厚い五弁花で存在感が有る

蝋細工のようにも見えてなかなか美しい。

撮影2015.7.21

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モッコク科モッコク属:常緑高木

高さ10~15m、幹は直立し、枝は密生して楕円形の整った樹形をつくる。

葉身は長さ4~6cm、幅1.5~2.5cmの楕円状卵形~狭倒卵形、先は鈍いかまるく、基部はくさび形で葉柄に流れる。

厚い革質で、表面はやや光沢、主脈は裏面に隆起するが、側脈は不明瞭、葉柄は長さ3~6mm、しばしば赤味を帯びる。

両性花の株と雄花だけの株があり、葉腋に直径1.5cmほどの花が下向きにつく。

花は白色で、のちに黄色を帯びる。花弁は5個、長さ8~10mmの狭長楕円形で平開する。

花期は6~7月


ミョウガの花

2015年07月24日 | 7月の花

 

毎年同じように我が庭にミョウガの花が咲く 。

多分女房が近所から譲り受け薬味にと植えたものだろうが??

ちょっと奇妙な花だが透き通る様はクリーム色の花弁がか弱そうで美しい。

 花後赤い妙な形の実を付けるそうだが、今年は是非とも見てみたい 

撮影2015.7.22

前回のはここにあります・・・