里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ハナハッカ(花薄荷)

2016年07月31日 | 7月の花

見慣れぬシソ科花が、野面散歩道、家庭菜園片隅に咲いていた。

 一目見るなり、これはミント(ハッカ)の仲間だと判り、葉を手折って揉み出すとそれらしき強い匂いがする。

 

ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産、日本では観賞用園芸植物として栽培されて居る様です

撮影2016.7.22

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シソ科ハナハッカ属 /別名・別読み:オレガノ、ワイルドマジョラム

オレガノ (Oregano Origanum vulgare) はシソ科の多年草、ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産、香辛料として使われる。

和名はハナハッカ(花薄荷)、マジョラムの近縁種であり、別名ワイルド・マジョラムとも呼ばれる。

大半は地中海気候で育ち、高さは60cmから90cm、茎は柔らかく枝分かれしていてかつ毛深い。

葉は概ね卵形で、表面が滑らかなものと毛が生えたものに分かれ、夏から秋にかけて、白、赤紫色の花を咲かせる。

花色は多くの品種ではピンクだが、一部の品種では白色、生育には、やや乾燥気味の気候が適し、園芸植物としても好まれる。

ハナハッカ属の中では最も認知度の高い種で、カルバクロールという化合物を含有した精油が成分の一つにあり、樟脳に似た特有の香りを発する。

植物そのものよりも発する香りをオレガノと呼称することが多い。

 


フサフジウツギ(房藤空木)

2016年07月28日 | 7月の花

たまに出掛ける谷川縁に繁茂して咲き誇っていた房状ピンク花。

房状集合花は上部直径約2cm、長さ約15cm、枝先という枝先に目いっぱい花房を付けている。

 

 日本の山野草にしては派手すぎ、当然、外国産園芸品種の一人生えだと思っていたら、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある様です。 

撮影2016.7.18

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ゴマノハグサ科フジウツギ属:落葉低木

中国原産の栽培植物が逸出したものと考えられていたが、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある。

日本で見られるフジウツギ属のなかではもっとも大形で、高さ3mに達するものもある。

花筒の外面に毛や腺点がほとんどなく、葉の裏面に軟らかい星状毛が密生することなどが特徴。

花は香りがよく、花期は6~9月。


コゴメバオトギリ(小米葉弟切)セイヨウオトギリ

2016年07月25日 | 7月の花

 

 普段木津川河川敷で良く見かけるセイヨウオトギリ(西洋弟切)とは、明らかに違いのあるオトギリの花を見つけた

 花もあのセイヨウオトギリ程ワイルドには見えず、少し可弱ささえ感じられる。

 母種をセイヨウオトギリに持つ変種です。

撮影2016.7.24

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 オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草

ヨーロッパが原産です。「西洋弟切(Common St. Johnswort」の変種で、わが国にも各地で帰化しています。

荒れ地や道端などに生え、高さは60~90センチになります。

葉は長楕円形で長さ1.5センチ以下、多くの明点があります。5月から7月ごろ、直径2センチほどの黄色い花を咲かせます。

名前は、母種よりも葉が小さいことから。

 


ヤグルマハッカ (矢車薄荷)

2016年07月23日 | 6月の花

在所散歩道、家庭菜園横の空き地に見慣れぬシソ科花を発見・・・たぶんに園芸品種が飛び出したものだろうが??

早速ググって見ると「ヤグルマハッカ」と言う和名を持つ北アメリカ原産のハーブで、ベルガモット(bergamot)と言う植物らしいが、属名の「モナルダ」の名で広く知られて居る様です

花色はいろいろ有るようだがこのピンクが一番スタンダード名のだとか??

撮影2016.6.21

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シソ科ヤグルマハッカ属:多年草

草丈は60~150センチくらい、葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。

葉の先が尖り、軟毛が生え、開花時期は5~7月である。

茎先に直径4~6センチくらいの花序を出し、一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。


カワミドリ(河碧・川緑)

2016年07月20日 | 6月の花

 

 木津川河川敷畑の片隅で見かけた見慣れないシソ科の花・・・栽培種だとは思ったのだが、珍しさが先にたちバシャ。

 

 帰って早速ググって見ると「カワミドリ」というシソ科の植物で、藿香(かっこう)と言う鎮痛腹痛吐き気などに効き目の在る生薬として知らているらしい。

 

 もう花のさかりは過ぎてるものの、こんな薬草を栽培してるのは初めて見る。

もちろん元は野草だそうですが、自生しているのは見たこともない。

撮影2016.6.26

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シソ科カワミドリ属多年草

北海道~九州の山地の草原に生え、草全体に特有の香りがある。

茎は高さ0.4~1mになり、上部で枝分かれ、葉は対生、卵状披針形で長さ5~10cm、鈍い鋸歯がある。

枝先きの長さ5~15cmの花穂に、紫色の唇形花を多数密集し、花冠は長さ8~10mm、下唇は3裂し、雄しべ4個は花冠からつきだす。


アメリカホドイモ(亜米利加塊)の花

2016年07月17日 | 7月の花

いつもの野面散歩道で見かけた見知らぬ豆の花・・・家庭菜園の集まる一画に一畝だけ植えられていた。

間違いなく豆の花なのにアメリカホドイモと言って、北アメリカ原産の塊茎(芋)を食用とする栽培種らしい。

最近、家庭菜園も色んな人がバラエティに富んだ作物を栽培していて面食らってしまう。

元元はネイティブインディアンが食料にしていたようでIndian potato 共呼ばれて居る様です。

今までには見かける事もなかった茶色い豆の花です。

撮影2016.7.2

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マメ科アピオス属

日本には明治時代中期に導入され、野菜として栽培され、主産地は青森県で生産量が多い。

Indian potato とも言われ、地下の塊茎を食用とする。

 地下に、普通、数節のくびれた直径2~8㎝塊茎ができ、多いものは20個ほどになることもある。


タカネマスクサ(高嶺升草)

2016年07月15日 | 7月の花

カヤツリグサ科の草も種類が多く、似たものが多いのでなかなか同定が難しいけど多分間違いないと思う・・・

 よく行く山裾散歩道、谷川脇に群生・・・ひょっろと細く、「やじろべえ」の様に不安定で、梅雨の雨に打たれ倒れているものが多い 

細い茎に付けた小穂は長さ6~7mm、先の尖った鱗片卵型。

撮影2016.7.7

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カヤツリグサ科スゲ属ヤブスゲ節

北海道~九州の平地から低産地の湿った樹林内に生え、根茎は短く密に叢生する。

葉は幅1.5~2.5mm、有花茎は高さ30~80cm、鈍稜があって平滑。

花序は4~7個の無柄の小穂をやや間を開けてつけ、苞は葉状で花序より著しく長い。

小穂は雌雄性で、多数の雌花と基部に少数の雄花をつけ、卵形で長さ6~10mm、幅4~6mm。

雌鱗片は淡緑色、果胞より短く、果胞は広卵形で扁平、広い翼があり、長さ3.5~4.5mm。果実は長さ1.5mm。

果期は5~7月


ハンゲショウ(半夏生)

2016年07月12日 | 6月の花

 

図鑑やNETで、その名前も画像もにも親しみを持っていたが、直に目にするのは今回が初めて・・・・

 半夏生と言えば、勿論その名の由来の1つでもある様に、葉の一部を残して白く変化する。

 草丈約1m足らず、葉の付け根に長さ10cm程の花穂つけ・・・

 花穂の花は花弁の無い集花でクリーム色で目立たなく、花を愛でるよりも白化した葉の風情を愛でるもの??

撮影2016.6.25

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ドクダミ科ハンゲショウ属:多年草

本州~沖縄の低湿地に生え一種の臭気がある。

茎は高さ50~100cm、葉身は長さ6~17cm、幅4~9cm、5~7脈あり基部はやや耳状心形。

花期になると、上部の葉の下半の表面が白くなる。

花は長さ10~15cmの細長い穂を作って多数つき、穂は初め下垂し後立ち上がる。

花は両性で小さく、花弁はなく、雄しべは6~7個、子房は3~5個の心皮があり、毛はない。

花期は6~8月。


ベニカンゾウ(紅萱草) の花

2016年07月09日 | 6月の花

 

木津川河川敷畑脇に一塊まり咲いていた紅花のカンゾウ

 

 つぼみだけを見てると通常のノカンゾウに全く変わり無いのだが・・・花開いてみるとこんなにも違って真紅に近い。

このように赤花を持つカンゾウをベニカンゾウと言い、 野生の物もあるらしいが品種改良されたものも有るらしい。

多分これは園芸品種そのものだろうけど・・・

撮影2016.6.25

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ユリ科ワスレグサ属


ヌマガヤツリ(沼蚊帳釣)??

2016年07月07日 | 6月の花

 

 多分「ヌマガヤツリ」で間違いないと思うのだけど??良く似た仲間も多いので自信が無い。

 河川敷に一株だけこの見慣れないカヤツリ草が花を付けていた。

最近は結構稀少種に成ているらしい??

撮影2016.6.25

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カヤツリグサ科カヤツリグサ属

束生して太いひげ根を出し、茎は分けつして株になり、高さ50~100cm、太い3稜形、葉は線形で下部は鞘となって茎を抱き、茎と同じ高さで質が厚く幅約3~10mm、葉鞘は濃い褐色です。

茎の先に長い苞葉を3~4個つけ、その間から3~5個の長短の枝を出して多数の小穂を密生します。

小穂は花穂の中軸に斜上またはやや平行 し、線形で長さ5~10mm、10~20個の小花をつけます。

はじめ白緑色で、のちに画像のようなさび褐色にな ります。

名前は漢字の沼蚊帳釣(ヌマカヤツリ)で、沼地に生えるカヤツリの意味です。


コバノタツナミ(小葉の立浪)??

2016年07月05日 | 6月の花

朝の散歩の一つ、甘南備山散策路脇に咲いていたタツナミソウ.

草丈10cm足らず、茎頂に決まったように二花だけ花開いてた。

検索するとタツナミソウにも種類が多く同定が困難

葉の両面に軟毛が多く、腺点が密にある事などから「コバノタツナミ」としたが、元から自信はない

撮影2016.6.18

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丘陵~低山の里山の草地や林縁に生育する多年草。

茎は基部が長くはい、高さ5~10cm程度が多く、茎には白色の開出毛が多い。

葉は数対あってまばらにつき、広卵心形~3角状卵形、両面ともに軟毛が多く、縁には鈍い鋸歯が3~7対あり、葉先は丸みを帯び、基部は心形で、長さ幅ともに0.8~1.2cm、葉裏にはふつう明瞭な腺点が密にある。

花序は開出毛が多くやや密に花をつける。花は青紫色、ときに淡紅紫色または白色のものがあり、長さ1.5cm内外。


クマノミズキ(熊野水木)の花

2016年07月02日 | 6月の花

 

山裾散歩道で見かけた見慣れぬ木の花・・・

花は枝先に花序を伸ばした淡黄色の集合花

個々の花は星型四片花・・・まあそれほど綺麗な花でもない。

撮影2016.6.15

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ミズキ科ミズキ属

クマノミズキの花は、花は5月の終わりころから咲き始め、6月のおわり頃まで花を見ることができる。

花は薄いクリーム色で、花弁は4枚。おしべも4本で、中心部には1本の花柱があり、基部には花盤があって、蜜を分泌する。