里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ホウキスズメノチャヒキ(箒雀の茶挽)

2016年05月06日 | 4月の花

 

いつもの散歩道、家庭菜園脇の道端に見慣れぬ麦穂に見える草を発見・・・

どうも栽培植物では無さそうだけど、純粋野草とも思えない。

草丈30~40cm、茎頂にイヌムギにそっくりな小穂を10ばかり付けている。

これは多分ドライフラワーの材料にしようと、栽培していたものが逃げ出したのかもしれないと思ったり・・・

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今朝何とか検索で確認できました。

ホウキスズメノチャヒキ(箒雀の茶挽)と言う、イネ 科・スズメノチャヒキ属の帰化植物らしい。

撮影2016.4.25


シロバナシラン(白花紫蘭)

2016年05月01日 | 4月の花

散歩道の道端、民家の傍らで見かける事の多いシランのシロバナバージョン。

シラン(紫蘭)自身を元から園芸種だと思って居たのでそれほど興味が無かったけれど・・・意外とこれが野性種のようで、この白花も「アルビノ」では無く、白花種」だとされている。

しかし野性種だとは言え民家の周り以外では見たことがないので・・・にわかに野性種だと言われても戸惑う。

まあ確かに妖艶な感じが美しい花には違い無いけど。

撮影2016.4.30

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ラン科シラン属の宿根草


アカカタバミ(赤片喰)

2016年04月29日 | 4月の花

庭の片隅に咲いてたアカカタバミの花。

葉が茶色っぽく赤いのは勿論の事ながら・・・花の色も通常見かけるカタバミよりも黄色が濃い。

 

 よく見ると中心部は赤っぽく花弁に筋が何本も入っている。

撮影2016.4.25

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カタバミ科カタバミ属:多年草

カタバミの1品種、日本各地の道端などの乾燥した場所に生え、茎はよく枝分かれし、下部は地面をはい、上部は立ち上がる。

葉は3小葉で赤紫色を帯び、葉の脇から散形花序を出し、径8mmぐらいの黄色の花をつける。

中心部が赤くなることが多く、果実はさく果、長さ約2cmの円柱形で熟すと多数の種子をはじきとばす。

種子は淡褐色、長さ約1.5mmの広卵形で、表面に横みぞが7本ある。

花期は5~9月


コウゾリナ(顔剃菜、剃刀菜)

2016年04月27日 | 4月の花

なぜこの花を今までUPせずに済ませてきたのだろう??

今の時期木津川堤のあちこちに黄色い花を付けている・・・

 印象的な名前だけはもう3~4年前から知っていて、この花にも既に何度も出逢ってる筈なのにこれが最初のコウゾリナ

それは恐らく僕の散歩の時間が早すぎいつも花開かない時ばかりに出逢って居たのかもしれない。

今日も10時半頃に撮影してもまだ花を開けてないものも多かった。

花だけ見てると優しいのだが・・・他はどこもかしこも刺々しい。

撮影2016.4.24

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キク科コウゾリナ属:越年草
北海道~九州の山野の草地や道端などにごくふつうに生え、高さ0.3~1m、根生葉は花期には枯れる。

下部の葉は6~15cmの倒披針形で、基部はしだいに細まって翼のある柄となる。

なかほどの葉は長さ4~12cmの披針形で基部は茎を抱き、茎や葉に剛毛がある。

枝先に直径2~2.5cmの黄色の頭花をつけ、総苞はやや黒っぽい緑色、内片は線状披針形で剛毛がある。

外片は短く、そう果は赤褐色で、冠毛は羽毛状。

花期は5~10月。


チュウコバンソウ(中小判草)

2016年04月25日 | 4月の花

以前から不思議には思っていたが、どう考えてもこれは別種のコバンソウ・・・

っ通常のコバンソウとヒメコバンソウは良く知ってる・・・しかしこの中くらいのコバンソウはまだ成長過程のものだろうとタカをくくって居た。

しかし、さにあらずこの手の小判草の群落はどの個体を見ても皆同じ大きさ

ところがネット検索ではほとんど写真も少なくアヤフヤな記事ばかり、アカデミックなものは皆無

それでもこれが所謂チュウコバンソウだと自信を持って言える。

草丈姿はコバンソウにほとんど変わらず・・・垂れ下がる小穂はコバンソウ15~20mmに対しチュウコバンソウは10mm弱

なんと言ってもあの鎧の様な鱗片の数も、凡そ半分以下だし。

撮影2016.4.24


ハハコグサ・2016春

2016年04月16日 | 4月の花

 野面散歩道、果樹園の下草にびっしりとハハコグサが群生していた。

 

 まるでフワフワに見える萌黄のビロード葉を敷き詰め、頭頂の黄色いボンボンを一塊づつ付けている。

 

年柄見てるような気もするけど、この種にも多くの仲間がいて咲分けて居る様です。

撮影2016.4.13

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キク科ハハコグサ属

日本全土の道端や畑などに普通に見られ、高さ15~40cm、古代に朝鮮半島を経て入ってきたと考えられている。

全体に綿毛におおわれ白っぽく見え、根生葉は花のころは枯れる。

茎葉は長さ2~6cm、幅0.4~1.2cmのへら形または倒披針形、茎の先は短く枝分かれし、枝先に黄色の小さな頭花を多数つける。

両性花のまわりに細い雌花があり、花柱は花冠より短い。

総苞は長さ約3mmの球状鐘形、総苞片は乾膜質で淡黄色。

そう果は長さ約0.5mmの長楕円形、冠毛は長さ約2mm、花期は4~6月。

 


月桂樹の花

2016年04月14日 | 4月の花

河川敷家庭菜園脇に植えられた月桂樹に花が咲いていた。

例年この時期にもこの道は散歩道として歩いているのだが今まで気付かなかった

淡黄色で花径約5mm、花房状に5~6花づつ塊になって咲いている。

 撮影2016.4.12

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楠(くすのき)科ゲッケイジュ属

ゲッケイジュ(月桂樹)は、クスノキ科の常緑高木、地中海沿岸原産、雌雄異株、葉に芳香があり古代から用いられた。

ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代からアポロンの聖樹として神聖視された樹木。

開花時期は、 4/10 ~4/末頃 ・別名 「ローリエ」「ローレル」、黄色い花をびっしりつける。

カレーやシチュー等に使われる ハーブの一種、乾燥させた葉を香料として使う。


ノエンドウ(野豌豆)三種

2016年04月11日 | 4月の花

前回カマスグサをUPしましたが今回はそのカマスグサを含めて野に咲くエンドウを3種並べ、大きさの違いが判るように撮影してみました。

赤く一番大きいのがカラスノエンドウ、真ん中の小さいのがスズメノエンドウ、そして向かって左のカラスとスズメの間の大きさがカスマグサ・・・

こうして三種並べば大きさと形状がひと目でわかる。

 三種一緒に撮るのはピンセットでも使わないと上手くいかない。

上の二種の写真はお遊び・・・スズメとカスマグサ

撮影2016.4.09


カスマグサ:2016

2016年04月08日 | 4月の花

 

同じ野豌豆でカラスノエンドウとスズメノエンドウの間の大きさだからカスマグサ・・・なんと言うエエ加減な名前の付け方。

木津川堤にここ4~5日で急に花を開き始めた・・・間の大きさとは言え、どちらかと言うとスズメの方に近い

まあしかし、スズメノエンドウと違ってひと目でピンクぽい色なので見紛う事はない。

花弁にも紫色の縦長網目模様が入っているので間違わない。

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撮影2016.4.6


背割堤の桜(京都・八幡市)

2016年04月04日 | 4月の花

 

 4月2日、雨が降らなければ木津川下流、宇治川と合流する八幡背割堤に出かけようと決めていた。

 八幡には、ひと月に一度くらいのペースで散がてらのサイクリングに出かけるが・・・

背割堤がこれほど賑わっているのは、一年を通じて桜の咲くこの時期の土日だけ。

 重いほどに咲き誇る青空の下のソメイヨシノ

 確かの日本の春ここに極まれりの感が有ります。

早朝より、木津川と宇治川を分ける約1.4km背割堤はすっかりサクラトンネルと化し・・・

老いも若きも待ち焦がれていた春を満喫している様でした。

撮影2016.4.02


タブノキ(椨)の花 画像更新(実)

2015年05月29日 | 4月の花

 

 いつもの散歩道、河川敷公園の植栽に見掛けた見慣れぬ木の花。

遠目にはモチノキによく似た葉を付けてるが、枝先の一つ一つに花塊を付けてる。

まだ花期には少し間があるのか??殆ど蕾だけど・・・・

そんな中、気の早い何輪かが見慣れぬ薄緑の六弁花を健気に開いていた。

 この手の花にしてはやや大きく花径約1cm・・・・調べて見るとタブノキの花

タブは巨木ではお目に掛かっているがこの辺りで自生しているのを見たことはない。

撮影2015.4.15

同じ木に実が生っているのを見つけたので画像更新の再UPです。

思った以上に結構しっかりした大きい実でした・・・果径は5mm強

撮影2015.5.26

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クスノキ科タブノキ属

タブノキは常緑の高木であり、日本各地の暖帯林に普通スダジイ林の構成種であるとされ、教科書などではシイ-タブ林として掲載されていることも多い。

枝先から新葉といっしょにのびた円錐花序に黄緑色の小さな花をつけ、花被は深く6裂する。

花被片は長さ5~7mmの長楕円形で、内側の3個がやや大きく、内面に細毛が生える。

花被片は花のあとも残る。雄しべ9個と仮雄しべ3個があり、もっとも内側の雄しべの基部の両側にには、柄のある黄色の腺体がある。

葯は長楕円形で4室、雌しべは1個、花柱は細く、柱頭は肥大する。


ハイノキ(灰の木)

2015年05月08日 | 4月の花

全く聴き慣れない見慣れない木の花 ・・・なんだか葉は馬酔木にも似たような??

 散歩道自家菜園縁に植栽されて、梅に似た白い五弁花を付けていた。

 まさにこれから咲きだそうとしてるところに出くわしたよう・・・

木の花にしては花径1cmと結構大きく目立つ花だった・・・

撮影2015.4.24

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ハイノキ科ハイノキ属:常緑樹/小高木

ハイノキは、近畿地方より西、四国、九州地方に多く自生する常緑樹です。

植栽には関東以南の比較的暖かな気候が適し、寒気に当たると落葉することがあります。

4月〜6月にギンバイカに似た1cmほどの繊細な白い花を沢山つけます。

間伐材を燃やして出来た灰を染物の媒剤として利用していたことから灰の木と呼んだことに由来します。


コウガイゼキショウ(笄石菖)

2015年05月07日 | 4月の花

田起こし前の田圃雑草・・・見慣れないのでバシャして来た。

花付近だけを見てると、どうもシバと混同してしまいそうな??

槍先の様な細い葉が有るのでまさかい草加の草だとは思わなかったが・・・・確認するとイグサ科のコウガイゼキショウ(笄石菖)だという。

全く耳にするのも初めての名前・・・多分ず~~っと昔からあったのだろうが??きっと名無しの権兵衛で居たのだろう。

誰も見向きもしなかったから、存在さえも誰も知らない。

撮影2015.4.29

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イグサ科イグサ属:多年草

日本全土の湿地や水辺に生え、茎は扁平でごく狭い翼があり、高さ30~40cm。

葉は扁平で長さ10~17cm、幅2~3mm、4~7個の花が球形に集まった頭花を集散状に多数つける。

花被片長さ3~3.5mmの線状披針形、雄しべは3個、さく果は褐色で花被片と同長またはやや長い。


ナズナ??

2015年05月03日 | 4月の花

 

どう見てもナズナとは思えない様な花姿なのでバシャしてきた。

大抵今の時期ならもう団扇の様な実を一杯につけ、そろそろ枯れ始めようかと言う時期。

そんな時期なのにまだ茎頂に四花ばかりを花開き、群生するでもなく畑の片隅に一株だけ自生していた

しかし、いくら検索してみても該当するのはナズナだけ・・・・なんか余りに印象が違うけど・・・やっぱりナズナかなあ??

ナズナなら随分UPしてるはずだからもうUPすることもなかったろうに・・・・。

撮影2015.4.24


ミヤマキケマン

2015年05月02日 | 4月の花

近くの山では出逢えないと思ってたキケマンに出逢えた。 

 

 湖北地方ではやたらと出逢うキケマンだがここ山城ではまだ出逢った試しが無かった・・・

 いつもの谷沿い散歩道、ちょっとルートわ変えたらこの黄色いケマン草が咲いていた。

検索するとどうもミヤマキケマンの様に思える。

この時期、もういっぱい実を付けていた。

撮影2015.4.26

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ケシ科キケマン属

ミヤマキケマンは、名は「深山(みやま)」ですが、特に深山に生育するというわけではなく、低山地から丘陵地に生育します。

草丈20cm前後、しばしば50cmほどの越年草です。茎はやや斜上し円形です。

晩春から夏に、長さ10cm前後の穂状の花序(総状花序)を茎頂に出し、長さ2cmほどの筒状の細長い花をやや密に多くつけます。

花色は黄色で、花冠は余り開きません。

葉は、長さ10cm前後、1~2回羽状複葉(葉軸の左右に小葉を並べる)で、小葉はさらに深裂し欠刻も入るので全体に細かく裂けているように見えます。

果実は長さ3cmほどの細い線形で著しく数珠状にくびれています。