里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

アブラギリの花

2009年06月18日 | 6月の花


紀伊半島、高野山麓の里山で見かけた。


同じ枝先に冠状に花をたくさんつけて咲き誇っていた。


同冠に咲く花には黄色い花芯の物と赤い花芯の物があって、花芯の赤いのが雄花だそうです。



ウィキペディアでは・・・・


西日本と中国に自生し、また栽培もされる。葉の形はキリに似る。葉の基部には柄のついた蜜腺が1対ある。花は6月頃咲き、5弁で白く径3cmほど、円錐花序をなしよく目立つ。果実は円いさく果で6個の大きな種子を含み、秋に熟す。


種子から採れる桐油は不飽和脂肪酸を多く含む乾性油であるため、塗料や油紙の材料として盛んに使われた。ただし、エレオステアリン酸など毒性を持つ不飽和脂肪酸を含むため、食用にはできない[1]。別名ドクエ(毒荏)といい、これは古くから種子の油を食用や塗料用として用いたエゴマ(荏)と対比した名前である。


現在は油の原料としてアブラギリでなく中国原産のシナアブラギリ(オオアブラギリ、A. fordii)を使う。これはアブラギリより大型で、葉の蜜腺には柄がなく直接つく。この油は中国などから多く輸入されて家具の塗料などに使われている。


近年では近縁種のナンヨウアブラギリがバイオディーゼルの供給源として注目されている。


撮影2009.6.13


 


栗の花

2009年06月08日 | 6月の花

 



 栗の花木を白く染める頃は入梅のさきがけのような雨が良く降る。



誰かが言ってた・・・・、栗の花は男の吐き出す液体の匂い。


長い房状の粉を吹いたような花がその匂いを強烈に吐き散らす。



あのイガイガの有る栗の実からは想像も出来ない花です。


撮影2009.5.30-2007.6.2.


 


ヤブデマリ

2009年06月07日 | 5月の花


愛知県豊田市の長野県境の山中、谷川沿いで見かけた。


珍しくもなさそうだが僕の近くでは見かけない。


検索するまでは額アジサイの1種かと思ってた。


『ウィキペディア(Wikipedia)』では・・・


ヤブデマリ(藪手毬、学名:Viburnum plicatum var. tomentosum )は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。
本州、四国、九州に分布し、沢などの水辺や湿り気のある林縁に自生する。
樹高は3~4mくらいになる。葉は枝に対生し、形は長楕円形で10cmほど、葉の先端は尖り縁は全縁になる。花期は5~6月で、やや黄色を帯びた小さな両性花が集まる花序のまわりに、白色の大きな5枚の花弁の広がった装飾花が縁どる。


撮影2009.5.23


 


ヒトツバダゴ

2009年06月04日 | 5月の花


この花にお目にかかったのは岐阜県恵那市近郊の木曽川流域。



濃い緑の里山に樹冠一面に淡雪を載せた様な姿がひときは際立っていた。


ここは全国的にも珍しいヒトツバダゴの自生地。




自生地といってもここではこの1本だけ。


近づいていて見ると白い小花がこぼれるほどに枝という枝ににその花弁を広げている。



俗称「なんじゃもんじゃ」、一目見て確かにその呼び名も納得できる咲きぶりです。


最近では自生地以外でも植栽されて人気が有るそうです。




『ウィキペディア(Wikipedia)』には・・・
ヒトツバタゴ (Chionanthus retusus) とはモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種。別名ナンジャモンジャノキ。 同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ており、トネリコが複葉を持つのに対し、本種は托葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名がある。



日本において本種は希少種のひとつであり、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されている。天然での分布域も狭く、長野県、愛知県の木曽川流域、岐阜県および長崎県対馬市に自生しているが、それぞれ各県のレッドデータブック、長野県および愛知県では絶滅危惧I類、岐阜県および長崎県では絶滅危惧II類に指定されている。


また、長崎県対馬市上対馬町鰐浦地区には、約3000本の本種が自生しており、天然記念物に指定されている。



撮影2009.5.23