里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

コマツナギ(駒繋ぎ)

2013年08月31日 | 8月の花

木津川河川敷、荒地の草叢に点々と群落を作って咲いている。

草丈が低く花も小さいのであまり目立つ事は無い。

里山、民家の垣根などに植えられるのはキダチコマツナギで帰化植物。

こちらが在来種のコマツナギで純国産だとか???

撮影2013.8.19

XXXXXXXXXXXXXXXXXX

落葉小低木、本州~九州に分布、高さ50~90cmで、葉は奇数羽状複葉、小葉は4~5対で長さ8~20mmの長楕円形。

葉の脇から総状花序を出し、淡紅紫色で長さ4mmの蝶形花を開く。

豆果は長さ約3cmの円柱形、花期は7~8月。

刈り取り草地や路傍に生育する場合には時折刈り取られるので地面を這うような形で生育する。

丈夫であるので、これに馬のたずなをつないだことから「駒繋ぎ」と呼ばれるようになったという。


ヤブランの花

2013年08月30日 | 8月の花

散歩道、竹藪小径端にひっそり咲いていた。

夏場は薮蚊やメマトイ虫がうっとしいので出来るだけ避けたい道だが・・・・

撮影2013.8.15

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ヤブラン(藪蘭)は、スズラン亜科ヤブラン属に属する多年草、別名リリオペ、サマームスカリ。

東アジアに分布、開花期は夏から秋。花は紫色の小さいもので、穂状に咲く。

園芸品種には葉に斑入りのものがあり、庭の木陰で栽培され、花期以外にも鑑賞される。


シロバナツユクサ(白花露草)

2013年08月29日 | 8月の花

いつもの散歩道、田圃の畦に白い花の露草を見つけた。

NET検索をすると確かにシロバナツユクサと言うのもあるが・・・・・

付近には多分「除草剤」の影響で白化したと思われるヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)も有ったりして・・・ この露草がシロバナ種ならなんの問題も無いのだが・・・・・・。

何となくちょっと怖い可憐な白いツユクサです。

撮影2013.8.19


コナギ(小菜葱)

2013年08月28日 | 8月の花

散歩道の水稲田で草取りから逃れたのか?時々目にする水田雑草。

稲の根元にまとわりつく様に生え青紫の花を咲かせて居る。

子供の頃より見慣れて居るものの、近頃の帰化植物の様に爆発的には増えない 

まあ、この程度なら可愛い水田雑草だろう・・・・。 

撮影2013.8.15

XXXXXXXXXXXXXXXX

コナギ(小菜葱)は、ミズアオイ科に分類される一年性の水田雑草。

ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ、トリノシタ、ハートグサといった別名がある。

一年草で、地下茎などは持たない。茎は根元で数本に枝分かれし、小柄なものは地表をわずかに這い、大柄なものはやや斜めに立ち上がる。

葉は長い柄があり、葉身は細い披針形から心形まで変異に富み、また成長段階によっても変化する。おおむねよく育つと幅広くなる。

全株やわらかく、緑色で葉身表面はつやがあってやや色が濃く晩夏から晩秋にかけて葉柄の基部に短い房状の穂を出し花をつける。

花はホテイアオイのそれに似るがずっと小さく、花弁はより細長く、花色も青紫となり異なる。


ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)

2013年08月27日 | 8月の花

植物の名前は誰がどうして付けるのか知らないが、この花など言い得て妙・・・確かにボロボロの朱い菊。

散歩道ヤマギワの廃棄畑に咲いていた。

咲いているのか閉じているのか解らない咲きぶり

これ以上花は開かず俯いたまま・・・・

撮影2013.8.17

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

キク科 ベニバナボロギク属

ベニバナボロギクはアフリカ原産の帰化植物、1950年に福岡県で採取され、以後関東以西に広がっている。

森林伐採跡地や山火事の跡などに生育し、数年間群落を形成した後、次第に消えていく。

茎は太いがやわらかく、後下方の葉は不規則な羽状に分裂、シュンギクに似た香りがあり、食用になる。


ジュズダマの花

2013年08月26日 | 8月の花

田舎住まいの人なら毎度お馴染みジュズダマにも花を付ける。

小川縁や溝端に自生、我が子供の頃には、黒くなったこの実を糸で繋いで首飾りにして遊んだ。

熱帯アジア原産で古い時代に移入、この栽培種はハトムギでハト麦茶としても利用されて居る。

イネ科の多年草で其れらしい地味な穂花を付けて居る。

撮影2013.8.3

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

ジュズダマ(数珠玉)は、水辺に生育する大型のイネ科植物の1種で、インドなどの熱帯アジア原産。

背丈は1m程、根元で枝分かれした多数の茎が束になり、茎の先の方まで葉をつける。

葉は幅が広い線形で、トウモロコシなどに似ている。花は茎の先の方の葉の付け根にそれぞれ多数つく。

葉鞘から顔を出した花茎の先端に丸い雌花がつき、その先から雄花の束がのび、雌花は熟すると、表面が非常に固くなり、黒くなって表面につやの有る所謂数珠玉になる。


タカサブロウ

2013年08月25日 | 8月の花

遠目には先日UPしたアイノコセンダングサと見まごうような・・・

水田雑草の一種で草取り作業を怠った田は餌食に成って居る。

近づいて良く見ると白くて結構可愛い花です。

撮影2013.8.15

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

キク科タカサブロウ属

田の畦や休耕田、河原など湿り気のある所に生える1年草、草丈30cm~80cmになり、茎の下部は横に広がり途中から斜上する。

葉は対生して柄はなく長さ5cm~15cm、幅5cm~1.5cmの狭披針形で、先は尖り縁には波長の長い鋸歯がある。

頭花は直径5mm~7mmで舌状花は2列で白色、筒状花も白色で先が4裂する。


キツネノマゴ

2013年08月24日 | 8月の花

木津川提脇の草叢に何株かが小さな花を着けていた。 

何がどう狐の孫を想い起こさすのか解らない。

可憐な小さな小さな花だが、よく似た花も多い。

撮影2013.8.15

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草。

道端に生える小柄な雑草、やや湿ったところを好み、夏に赤紫の小さな花をつける。

本州から九州、朝鮮、中国からインドシナ、マレーシア、インドなどに分布する。

茎は根元がやや横に這い、分枝してやや立ち上がる。高さは10-40cm程度、茎は下向きの短い毛が生えている。

花は8~10月ころ、茎の先端から穂状花序を出す、花序には花が密につき、それぞれの花は基部に苞があるので、外見ではその苞が並んだ棒状の姿に見える。

萼は深く5裂。花はいわゆる唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く赤紫なので、赤紫の花との印象が強い。


ハキダメギク

2013年08月23日 | 8月の花

これはハキダメギク、うっかりアイノコセンダングサと見間違って居た。

木津川河川敷内の放棄畑、荒地に群生していた。

小さな白い五弁花だと見たのは良く見ると三裂の筒状花。

中心にも黄色い五弁の筒状花が密集している・・・・ちょっと変な花です。

撮影2013.8.2


ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)

2013年08月22日 | 8月の花

通常、田圃の中に大きく育って農家の人から嫌がれる花。

最近散歩道の田の畦に咲き誇っているのを良く見かける。

花だけ見ていると可愛いのだがやっぱり帰化植物は強くて手強い。

撮影2013.8.15

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

アカバナ科 チョウジタデ属

水田、休耕田、中栄養な湿地や溜池畔に生育する1年草、北アメリカ~熱帯アメリカ原産の帰化植物。

茎はよく分枝して、高さ100~150cm、無毛で、ふつう4稜ときに3稜あり、稜は翼状に張り出す。

葉は互生し、ふつう柄がなく、披針形~狭楕円形、長さ5~12cm、幅1.5~3cm、ほぼ全縁で鋭頭、柔らかく光沢が長さ7~10mm。

花弁4個、倒卵形で長さ8~12mm、黄色で大きい。


ヒメマツバボタン  

2013年08月21日 | 8月の花

家庭の庭に植栽されて居るマツバボタンが野性化しているのかと思った。

いつもの木津川河川敷、日あたりの良い荒地にスベリヒュウに混じって咲いていた。

この時期の野生でこんな派手な色を付ける物は無い。

スベリヒユ科 マツバボタン属

撮影2013.8.10

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX 

道端の敷石の間、畑、砂地などに生える一年草、原産が熱帯アメリカの帰化植物。

茎は、多肉質で、赤褐色を帯び、よく枝分かれして地面を這い、葉も多肉質で、茎の中・下部では互生で、枝先では輪生状、線状披針形で鋭頭、基部に白毛がある。葉をよく見ると、不規則な網目模様が見られる。 

園芸種のマツバボタンはこれの亜種だと言われて居る。


センニンソウ(仙人草)

2013年08月20日 | 8月の花

我が近くでは、竹薮などの下草として生え、竹に絡まり白い花を無数に咲かせる。

今年も散歩道の竹藪土手に白い花を一杯付けて咲いていた

センニンソウはキンポウゲ科センニンソウ属の多年草。

撮影2013.8.9

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

日本各地に分布し、日当りの良い山野に多く見られる蔓性植物であり、長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。

葉は五枚の小葉を持つ羽状複葉になるのが普通、小葉は卵状楕円形で草質、なめらかだがつやはない。

葉の表面に白い模様を出すことがある。葉柄が他の植物の枝や葉に絡み付き、それによって植物体を固定する。

花は8~9月に咲く。茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、多数の白い花をつける。

4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はなく、果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。


ミョウガの花

2013年08月19日 | 8月の花

茗荷の根元からあの独特な風味で珍重される芳穂が出、 その芳穂から何個もの花が咲く

僕の住む地域ではその芳穂の事を「ミョウガのボケ」と呼んでいたのを思い出す。

多分それはろくに世話をせず放っておいてもいくらでも収穫できると言う意味の言葉だと理解していた・・・・・処が大人に成ってからミョウガを多く食べるとバカになると言う話を聴くに及び、真意はどうだったのだろうと・・・。

葉の茂る根元に半透明な目立ちにくい花。 

花は小さくないが直ぐに萎れてしまいそう。

撮影2013.8.9

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

東アジア(温帯)が原産。日本の山野に自生しているものもあるが、人間が生活していたと考えられる場所以外では見られないことや、野生種がなく、大陸から持ち込まれて栽培されてきたと考えられる。

雌雄同株で、花器にも雄蕊、雌蕊とも揃っている両性花が開花するが、5倍体のため、受精しても親と同じ数の染色体数になることは稀で、繁殖は地下茎による栄養体繁殖が主体である。

ごく稀に夏から秋にかけて温度が高い時に実を結ぶことがある。

通常「花みょうが」、「みょうが」と呼ばれるものが花穂で、内部には開花前の蕾が3~12個程度存在する。そのため、この部分を「花蕾」と呼ぶ場合もある。


アキノタムラソウ 

2013年08月18日 | 8月の花

里山の散歩道では道端の土提などで普通に見られる見慣れた花。

大抵は数多く群生しているのだが・・・

近くで花を良く見るとこんなにもトゲトゲしている。

撮影2013.8.4

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

シソ科 アキギリ属

シソ科の多年草で、山野の道端に生える。茎は方形で高さ30~80センチメートル、上部で分枝する。葉は対生して葉柄があり単葉から3出2回羽状複葉まで変化が多い。

7~10月、枝先に長い花穂をつくり、淡紫色の花を数個ずつ何段にもつけ下のほうから開く。

萼(がく)は筒状で2唇に分かれ、内側に輪状に毛がある。花冠は10ミリメートルほどの筒があり、先は2唇に分かれる。雄しべは2本、花冠の上唇の先に突き出し、受粉後に下方に曲がる。

花筒内面の基部近くに輪状に毛がある。本州、四国、九州、朝鮮、中国に分布


クワイの花

2013年08月17日 | 8月の花

もっと大きく綺麗な花を咲かせるものだと勝手に想像していた。

近くのクワイ田に一茎だけ花を咲かせていた。

アギナシもこれによく似た花を咲かせる。

撮影2013.8.6

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

6~7月頃の初夏、葉のついている茎とは別に、下部から急に花茎が伸びてきて、上方に三つに分岐し、可憐な白い花を咲かせます。

芯は黄色で三弁、上部が雄花で下部は雌花で上方から花粉を落とし、自家受粉で種子を作ります。緑色の球形の玉が出来、熟してくると茶色に変色し、崩れ散って大量の種子が落下するので、落下する直前に採取すると多量の種子が得られます。

雌花の芯は緑、雄花の芯は黄色で、共に花びらは三弁です。