漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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卵胞期(低温期)の過ごし方・子宝漢方

2014-01-16 | 子宝・妊娠体質つくり
生理出血の4日目くらいから排卵までを低温期といいます。
通常約10日間ですが、もう少し長い場合もあります。

低温期のはじめは複数個の卵胞が発育を始めますが、
途中、少しでも質の良くないものは成長を止められ(閉鎖卵胞)排除され、
生理7日目ごろには、主席卵胞(通常1個)が決定しこれにパワーが集中して発育に加速がつきます。
卵胞壁の膜もどんどん成長し卵胞ホルモン(エストロゲン)を造りだします。
卵胞ホルモンに反応して新しい子宮内膜も増殖を重ねます。
これによって、オリモノが増え精子を迎え入れる環境が整います。
卵胞内の卵子も成熟し美しい膜を纏います。

あちらもこちらも膜がどんどんつくられる大切な時ですから、たくさんの栄養が必要で
従って短期間のうちに生理による失血を大急ぎで回復し、
陰血をたっぷり充填しなければなりません。
漢方による対策は、補血活血、滋陰潜陽益精対策が中心です。

気持ちをおだやかにして心身の消耗を防ぎ、夜は12時前に寝て充実した睡眠をとれば、陰血はどんどん充填され、良いホルモンバランスが保たれます。イライラすることはできれば後回しにしましょう。

ただ動かずにじっとしているという意味ではありません。
ストレッチや体操、ヨガ、ウォーキング、太極拳などゆっくりした運動で血流を促し下半身の冷えを解消してください。

充実した「脾気」によって卵胞成長が促されますので、胃腸が元気であることも大切。お腹の風邪などひかないよう、温かい物をよく噛んで食べ栄養補給しましょう。

卵胞期(低温期)の過ごし方
排卵期の過ごし方
黄体期(高温期)の過ごし方
妊娠陽性になったら 胎盤完成までは不安定期


年が明けて生活環境はすでに「戦闘モード」に入っているのでしょうか。
今年も元気に子宝漢方相談を承っていますが、年末年始をのんびり過ごしていたら排卵期がとてもスムーズにいったという人がちらほら。
緊張感から解放されるって、いいことですね。

今年もご一緒に、目標に向かって元気に楽しく対策しましょう

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