漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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ウイルスや菌の数で判断するな!マスクで安心するな!

2020-01-31 | カゼ・インフル・ウイルス

ウイルス騒ぎでマスクを買い求める人が右往左往。わが薬局でもマスクはもう手に入りません。

ところでテレビを見ているとおかしなことがたくさん報じられています。

例えば、

・手についた細菌やウイルスの数をどんな機械かわからんがチェックして、その数字におお!と驚くとか。

皮膚のバリアを守るために必要な皮膚常在菌を人は皮膚に纏っているので、細菌がいるのは当たり前です!

・マスク、マスクと言い立てマスクがすべての様な言い方をする

じゃあ、新たにマスクをつけるときの手はどうする。ハンカチとかタオルとか鼻をかんだティッシュとか髪を触った手をとか・・・

無菌室で生活しない限り細菌やウイルスをゼロにするのは到底無理!

人の体を無菌にしたら皮膚や粘膜のバリアはそぎ落とされ抵抗力がなくなる!

そんなことはちょっと考えればわかるはずなのに、それを言う医者はいない。

何より免疫力を低下させない養生が一番です。そんなことを健康アドバイザーは言ってほしい。

うるさいと思われるでしょうが、

夜更かししない、暴飲暴食しない、温かい食事で体の内側から温める、ストレス解消の趣味や自然の多い戸外での運動

そんな事柄を怠らないことです。

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マスクする以外の方法は?

2020-01-28 | カゼ・インフル・ウイルス

インフルエンザも流行っているし、新型コロナウイルスも心配だし、というわけでマスクが手に入りにくくなっています。

しかし、マスクは隙間だらけだし、これで完全にウイルスを遮断できるとは思えません
ただし、保温効果を期待できるので、粘膜が冷えて抵抗力が落ちるのを少しでも防げるでしょう

新型コロナウイルスで重篤な状態に陥るのは、もともと他の疾患を持っていたりして抵抗力が弱い人が多いそうです。

やはり、体の抵抗力を健全に保つことがまず大切なのです。

温かいものを食べ、体を冷やさない(体が温かいと免疫細胞の働きはよくなる)
夜食や暴飲暴食で胃腸に負担をかけない(胃腸が疲れると必要な栄養を取り込めない)
十分な睡眠で疲労回復(寝ている間に免疫細胞が働いて体内の解毒がなされる)
自然の多い戸外で運動して気の流れを調える(リラックスすることで血流も免疫の働きもよくなる)
ストレス解消の趣味などで気分転換する

いつもの養生ですが、これらによって粘膜の健康を維持することができ、抵抗力は保たれます。

漢方養生では、
子供は胃腸の気を守り、高齢者は気血陰を補い肺や粘膜の抵抗力を失わないようにします

よくご相談ください

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薬用爽肌精(M)の容器がステキにリニューアル

2020-01-25 | 肌トラブル・アトピー・美容

これまで、「青いキャップの~」とご指名いただいていた、

薬用爽肌精(M)のローションとクリームの容器がリニューアルしました。

ローションとクリームの内容はこれまでと変わりありませんので安心して引き続きご利用ください。
薬用爽肌精(M)ローション120ml 3,000円税別
薬用爽肌精(M)クリーム50ℊ 3,500円税別

これまでの薬用爽肌精(M)

爽肌精ショッピングカート

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気候変動などですぐ体調を崩す人は気虚、衛気虚

2020-01-21 | 漢方的話題

気候変動があっても何ともない人と、そのたびに体調を崩す人がいます。

インフルエンザが流行っても罹らない人と、すぐ罹患してダウンする人がいます。

すぐ体調を崩す人の多くは「気虚」体質です。

中医学でいう「気」には「衛気(えき)」と呼ぶものがあります。これは皮膚や粘膜のバリアの力です。

「衛気虚」だと外邪が体内に侵入しやすいのです。

皮膚のしまりが悪いので、少し動いただけで脇などが汗ばみやすく、それがもとで体が冷えて、カゼを引いたり花粉症のようなくしゃみや鼻水がでたりします。

漢方薬では「黄耆」や「人参」が配合されているものが「補気」作用があり、コツコツ続けるとしだいに元気になります。

夜更かしせず十分な睡眠をとることも必要ですが、疲れるからと言って休んでばかりだと「気」を増やすことはできないので、少しずつ毎日運動して代謝をアップすることです。

外に出て外界の変動に体を同調させるようにすることも大切。
昔は、夏に海で泳ぐと冬にカゼをひかないとか、冬は乾布摩擦がいいとか言われましたが、それも外界と体を同調させる方法だったのでしょう。

このブログ内の「気虚」に関する記事

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敵はウイルや細菌だけではない:風邪(ふうじゃ)は上から、湿邪は下から

2020-01-17 | 漢方的話題

今日は乾燥していますが明日は雨か雪になるそうです。

目まぐるしく天気が変わるこの頃で、処方箋をもって来られる患者さんの傾向も日替わりです。

乾燥している日は、ノドの痛みや頭痛発熱などを訴える人が多く

曇っていたり雨の日は、下痢や吐き気、胃腸炎などもっぱら胃腸症状・・・

これは体が、中医学でいう外邪(外界から受ける邪気)の影響を受けるからです。

多くは風邪(ふうじゃ)で、風寒、風湿、風寒湿、風熱、風燥などほかの邪気を連れてくることが多いです。

風邪は上半身から侵入しやすく、症状も上半身にまず現れます。

湿邪(湿気、曇天雨天など)が絡む場合はずっしり重いので下半身に現れやすいのです。

覚えておくと病名にかかわらず、どの邪気を払えばよいのかがわかるので、ご家庭の常備漢方薬でかなり対応できます。

葛根湯、天津感冒片、頂調顆粒、勝湿顆粒などそろえておきましょう。

 

それにしても、外邪を受けてもすぐ回復する人と、ぐったり体調を崩す人がいますね。

それは気虚体質を日々改善することが必要です。これについてはまた後程。

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八丈島で出会った植物

2020-01-16 | 植物&動物

八丈島で、ヘゴの森などを歩きました

いきなりですが、名前をどうしても思い出せないこのシダ(-_-;)

二股に分かれたヘゴシダは世界的にも珍しいそうです

ハの字で分かりやすいハチジョウカグマ 大きな葉です

モンステラが頭上高く伸びて花びらがついてます!

これは確かカボック、花がついてるのを初めて見ました
一般に観葉植物と言われて鉢植えで飾られているような植物がそこらへんに当たり前のように生えています。

ウラシマソウですが、八丈島のは根が食べられるそう

そこら中に繁茂するツルソバ

ノシランの実

オオムラサキシキブ

ヤブニッケイ

ハチジョウアザミ 葉のトゲトゲが少ないそうです

クルマアザミ

シロノセンダングサ

たぶんハダカホウズキ

アロエ、種類わからず

イソギクが生えているのは溶岩が荒々しい海岸で

向こうには八丈小島。波間にザトウクジラがジャンプするのが見えました

右は八丈富士

 

 


日の出時刻が早くなった・外界と同調して元気になること

2020-01-15 | 暦・季節ごとの養生法

寒いけどなんとなく春めいてきている感じがしますね。

そう、やっと日の出時刻が早まるのです。(地区によって多少異なります)

お日様の高度はすでに日々高くなっているので、

同じ時刻に家を出ても日々、あなたや私を照らす日差しは高くなっているのです。

日の出が早くなるということは、これまでより早い時間から外界の陽の気が増すということで、

戸外へ出てこれを感じて体の気と同調させればより元気になれることでしょう。

朝が苦手という人も是非やってみて。

そう言ってもなかなかこれを実行する人は少ない。

生活習慣を変えることって難しい。

だから体質改善って、決心と努力が必要です。

 

2020年1月 千葉県(緯度:35.6000° 経度:140.1167° 標高: 0.0 m 標準時:UT+9h)
日の出時刻(国立天文台)
1 6:49
2 6:49
3 6:49
4 6:49
5 6:49
6 6:49
7 6:49
8 6:49
9 6:49
10 6:49
11 6:49
12 6:49
13 6:49
14 6:49
15 6:49 ←
16 6:48
17 6:48
18 6:48
19 6:47
20 6:47
21 6:47
22 6:46
23 6:46
24 6:45
25 6:45
26 6:44
27 6:43
28 6:43
29 6:42
30 6:42
31 6:41
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先月はまだメス色だったウミアイサがきれいに

2020-01-13 | 植物&動物

きれいなウミアイサのオスを見たくて、今にも雨が落ちそうな曇天の江戸川下流で探鳥会

先月はまだエクリプスで、メスと区別がつかなかったから。

頭がクッキリ深緑色に変身してました。冠羽もかっこいい! 左オス、右メス

ミコアイサ御一行様です。晴れてたらきれいだろうなあ。

たくさん来ているホシハジロやキンクロハジロの中にハーフ(交雑種)発見。

左はアカハジロとホシハジロのハーフだろうとのこと。目は黄色っぽかったです。(右はホシハジロ)

アカハジロは日本より南方で越冬するカモですが、ホシハジロ仕様なのでしょうか。

温暖化のせいか、日本の南でしか見られていなかったズグロカモメもしばしばみられるようになりました

ユリカモメ(下)と比較してみてください

ユリカモメたち、ぬいぐるみみたいですね。

ここは行徳鳥獣保護区。この景色がいいなあ

 

 

 


旧暦なら間に合う七草。邪気を払い無病息災を祈る

2020-01-07 | 暦・季節ごとの養生法

七草がゆ、その由来は中国隋の習わしだそうで、1月7日に七種類の菜の羹(若菜汁)をいただいたのだそう

ちょっと癖のある香りと味で、体内がきれいになりそうな気がします。

6日の夜に摘んだ若菜をまな板の上で、すりこ木などでたたいて水に浸し、これを翌朝に粥にいれていただきます。

邪気を払い一年の無病息災を祈ります。

浸しておいた水に爪を濡らして爪切りすると風邪をひかずに済む(七草爪)の習慣もあります。

あら~忘れてたわ~、という人、大丈夫です。

旧暦の1月7日は、2020年では1月31日だそうです。

七草にこだわらず、いくつかの若菜を入れた温かい汁物を楽しんでみては。


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咳の養生・甘い脂っこい塩っぱい辛いを控える

2020-01-06 | カゼ・インフル・ウイルス

咳が残ると体力を消耗しがちです。
古書「医心方」による咳の養生法を紹介します。

「防寒保暖、飲食不宜甘脂、辛辣及過鹹、戒煙酒、体育鍛錬」
つまり、
温かくして、甘い物や脂っこいもの、辛すぎるもの、塩っぱ過ぎるものを控え、タバコや酒を慎んで、ふだんから体を鍛えておく

冷気が直接肺に侵入するのを防ぐためにマスクがおすすめです。
頭や首や胸も防寒する服装を(帽子やマフラー)
寝る間際にまで食べ物が胃にたまっていると、横になったとたんに痰や咳がこみ上げます。
味の濃いものを食べると痰が増えて絡みやすいので、あっさりした食事にします。
炒め物など室内に油が飛散する調理も控えたほうが良いでしょう。
深呼吸をすると咳の発作が治まりやすいです。

咳の漢方は、痰の色や粘り具合、咳の期間、冷え性または暑がりなどの体質によって異なりますので、よくご相談ください。

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