雨の日曜日 インスブルグへ

6月29日　
　　
　　雨のチロル風景　　　　　　　　　　　　　列車は日曜日で誰も乗っていない！

昨夜から雨です。予定を変え、列車好きのＮ氏の希望を入れ、インスブルグへ。
往復約5時間、ＹＨへの帰りのバス時間を考えると、滞在時間は1時間しかありませんが、
このチロル地方とは今日で最後になるので「車窓からの風景を楽しもう！」と言うことになり、雨の中、出発です。
（６年前の旅の時も雨で予定変更してインスブルグへ行った事が想い出されます）
車窓からの山並み、森、牧草地の緑と草花、緑の大地に点在する村々が雨に煙っていますが、それでも退屈する風景ではありません。雨に濡れて、緑の大地や民家のベランダの花が一層鮮やかです。
　 　
　 　路面電車　　　　　　　 　　　旧市街地・・ここまで来てようやく観光客が
　　　 　　　　　

凱旋門（片面・生と幸福　片面・死と悲しみ）　　　 　 　　　 　　 市の塔
　　　マリアテレジアの思い(息子の結婚、最愛の夫の死が表現
　　　　　　
　　　　　　　　ロココ様式の漆喰飾りが見事　　　　　　　　　　　黄金の小屋根

　インスブルグの大都会も日曜日とあって、閑散としています。看板が素敵です。

5時 、ロイッテ駅に到着。ここで1時間のバス待ちです。駅近くのスパーマーケットも休業です。
バス停に時間待ちしている路線バスがありました。
質問しようと運転席を叩き、行き先を見せたら「乗りなさい、ＹＨまで2㎞ほどだから走ってあげる」と言い、私達だけを乗せて、発車です。雨のなか、こんな親切もあるのかと、心からお礼を言い、ＹＨの玄関でバスを見送りました。勿論、ただ乗りでした。（国際親善の運転手さんに万歳！）