6月26日
ようやく近畿地方も「梅雨入り」宣言となりましたが、今日は曇天ですが雨は降っていません。前から予定していた仏像勉強会の人たちと奈良国道369号線を東にとり、途中の池で、素晴らしい睡蓮花を見ながら柳生にある忍辱山・円成寺に行ってきました。境内は新緑があふれています。
東門を入り平安時末期に造られたといわれる庭園を横に見ながら楼門の階段をのぼると、たくさんの伽藍が木立の中にあるなか、境内・正面に本尊・阿弥陀如来坐像(重文)が祀られている本堂がそびえています。
多宝塔の本尊で国宝「大如来坐像」は相應殿に祀られています。
先生から、それぞれの堂内を何回も回りながら、前から横から・後ろから定朝様式の温和で優美な阿弥陀如来坐像と運慶作(20歳代)きりりと引き締まった大日如来坐像の二仏像の作風の違いなどを説明していただき、納得いくまで拝観させて頂きました。