エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

若草山の桜は・・?

2010年03月30日 | Weblog
 大仏殿と興福寺の塔
3月30日(晴れ)
風は冷たく気温も低めですが、昨日の悪天を思えば、今日は桜日和です。
スポーツジムで1時間ほど汗を流したあと、持参のおにぎりを持って奈良公園内の若草山へ行きました。奈良公園に近づくと観光客は多く、その観光客からおせんべいをおねだりする鹿たちも多く集まり、公園界隈はどこも平日なのに大変な込みようです。

平地の桜はばらつきがあるものの開花。ドライブウエーを右に左に曲がりながら上がっていく道筋にも、新緑の木々に混じってピンク色に染まった山桜が点在し、春模様です。しかし、楽しみにしていた若草山の山頂の桜は、まだ蕾硬しの状態で、吹く風も冷たく、「桜の下でお弁当を」の今日の企画はちょっと無理のよう。執拗なおねだりをしてくる鹿たちを避け、震えながら(ちょっとオーバーかな?)おにぎりを食べました。

私達と同じ思いで来ていた人たちも早々の退散のなか、中国からの新婚さんが薄いウエディングドレスを纏い、結婚式の前撮りに来ていました。お2人はいい写真を撮るのに夢中で寒さ知らずでしょうが、私達は早々に車に戻り下山しました。
 山頂の鹿たち     
               
はるか向こうに大仏殿の甍が・・

今日も嬉しい一日!

2010年03月29日 | Weblog
   
3月29日(荒れ模様)
なんと寒い日でしょう。薄日が差すかと思えば霙が降り、また薄日が戻ってきたかと喜べば小雪が舞い、冬に逆戻りした寒さです。

今日の昼食は以前から楽しみにしていたレストランへ。10人しか入れない小さなレストランなので予約が必要であり、シェフが一人で切り盛りされているので、その間は電話も取られません。聞くと大きなホテルで仕事をされていたそうですが、自身の作りたいものを作るという姿勢を貫くために自立され、すべて一人で出来る範囲を守っておられ、今日もお昼は11時半からと1時半の2グループしか予約を取っていないとか。

下準備が充分にされているので手際のよいこと。流れるように調理されている様子を見ながら、手作りのパンをいただいているうちに次の料理が出されます。どの一品も手が込んでいて、サラダ、スープ、メインディッシュ、コーヒー、デザートで1000円でした。何とも満足のいくお昼でした。(サラダをいただいた後は食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れていました・・・。)

食後の後、御一緒した初対面の方の家を突然に訪問する事になりました。とても個性的に暮らしていらっしゃるらしい事は食事の話の中でわかりましたが、訪ねてみて驚きました。アンティークの蒐集が趣味と言われていた通り、どの部屋も丹念に買い求められたお気に入りの品に囲まれて暮らしておられます。とても居心地がよく、時間は彼女のスタイルにあわせて過ぎていくようです。あえて薄暗くした室内、サイホンから静かにポコポコとコーヒーが落ち、いい香りが立ち上ってきます。

エルビスプレスリーの歌がお好きとか。「私も彼の歌を聞いた事がある!」という程度では、短い時間でエルビスプレスリーを語りたくないというお考えらしく、今回は彼のことについてうかがう事は出来ませんでしたが、「自分の心が寛げるスタイルで暮らしたい」という生き方が室内のしつらいにも現れていて、非常に魅力的な方でした。

彼女の家を出で街角に立ち「住宅地で、外から見れば同じような構えのお宅が並らび、知らなければ通り過ぎていくのに、一歩、家の中に入れば、それぞれの価値観と生き方で、いろいろな暮らしがされているんだ」と、振り返って、あらためて思いました。

    

お城まつり

2010年03月28日 | Weblog

3月28日(晴れ)
26日から「華やかに さわやかに」のテーマでお城祭りが始まっています。午後2時頃、この祭りが無事に終わる事の祈願もあわせて、源九郎稲荷神社から子供時代行列が動き出した合図の祝砲がなりました。その音にあわえて私もお城に出かけました。

城壁や城内の桜は満開もあれば3部咲き、5分咲き、7部咲きと、ばらつきはありますが、人間様の方は既に全開状態で、ブルーシートの上で焼肉パーティや酒盛りを開いているグループ、河内音頭にあわせて踊るグループ、はたまた静かにお着物で野点を楽しいでいるグループなど、それぞれが「春」を「桜」を謳歌されているようです。
静かに愛でるのもよし、酒盛りをするもよし、縁日で綿菓子を頬張るのもよし、人、それぞれに春の到来を楽しん出いるでいる姿を見るのもまた好しです。



桜日和

2010年03月27日 | Weblog
3月27日(晴れ)
4月10日に胃カメラ予約をしたものの、胃痛が治まらず、「もしキャンセルがでたら・・」と、お願いしていたら、今日に変更があり、朝7時20分から胃カメラによる診察を受ける事ができました。
結果は「問題なし」と、2週間分の胃腸の働きを促進させる薬を処方され帰宅してきました。充分に医師から写真を見ながらの説明を受けたのですが、今なお胃痛を感じる私としては、嬉しいような変な気分です。

昼、友人の誘いを受け、ブランチを食べに友人が開いているお店へ。タップリ大和野菜を使ったサラダ・和え物、チキンのトマトソース和え、パンプキンスープ、古代米のご飯1杯と、出されたメニューを全部いただき、友人達に「やっぱり問題なしよ!」と太鼓判を押されてしまいました。
やっぱり、気分の問題なのかなぁ~??。でも、ここ数週間、少し心配していたので、とりあえずは嬉しい結果でした。

神戸へ

2010年03月25日 | Weblog
    県立美術館
3月25日(雨)
奈良から神戸までの私鉄の直通路線が昨秋に開通し、神戸もずいぶん近くなった気がしますが、やっと、なかなか行く機会がなかった兵庫県立美術館と神戸市立博物館へ行って来ました。

昨日からの雨は止まず、冬に逆戻りしたかのような寒さでしたが、震災という受難を機に、道幅を広げ、建物の間隔に余裕を持たせて再開発をされたせいか、大都会なのに風格をも感じさせる街に変貌している神戸の街を久しぶりに感慨をもって歩きました。

兵庫県立美術館は新しく2002年に安藤忠夫氏の設計で造られた斬新な建物群です。その美術館で「小倉遊亀没後10年展」が開かれています。氏の絵はこれまでにも何度かバラバラに見ておりますが、これほど多くの作品(100余点)を見る機会はありませんでした。
105歳の長寿を全うされる直前まで絵筆を置かれなかった氏の絵は、どれも愛情が溢れ、真摯に対象物を捕らえ、描く事の喜びが伝わってくるようです。また明日という日は今日という日に何かプラスを加えた日と位置づけておられる氏だけに、常に究極の美を求め、新しい境地を模索され進化していて、見る者を釘付けにする魅力がありました。
                
美術館傍からバスに乗り、街の中心地に向かい、神戸市立博物館へ行きました。この辺りはかつての旧居留地ということで洋館が建ち並び、ヨーロッパの街角に立ったようです。この市立博物館(国登録有形文化財)で「トリノ・エジプト展」を見た後、立ち寄ってお茶をした博物館の向かいにある洋館(15番居留館で旧アメリカ領事館)は外観もさることながら、天井が高く内装も素晴らしい風格のある建物でした。
勿論、トリノ・エジプト展はすばらしく、特に今回初お目見えしたツタンカーメン像は今から3000年も前に造られたとは思えないほど白くつややかな色をした彫像でした。その他にも幼児と大人のミイラや埋葬した人型棺、2mをこす大きな彫像、工芸品など、素晴らしい内容の展覧会でした。帰宅後、友人宅で夕食をご馳走になり、心もお腹も満腹状態で我が家へ。

                                

市立博物館                  左がアメン神・右がツタンカーメン

春は何色?・・・桜色

2010年03月23日 | Weblog
 
3月23日(雨)
菜種梅雨を思わせる冷たい雨が終日降っています。
「胃が痛い!」とブログに書いた私の体調を心配して、昨夕、息子夫婦が立ち寄ってくれました。夜の食べっぷりを見て「ほんまに胃が痛いの?」と言われてしまいましたが、仮病ではないんです。「ほんまに胃が痛いんです」と、言いながら昼にはパスタを食べておりました。

朝から久しぶりの奈良だからと、雨の奈良を案内しました。
道中、秋篠川の土手の桜も色づき3部咲きの様相ですが、緑濃い奈良公園内も柳の新緑に混じって桜の開花もチラホラと確認でき、まさに春の幕開けを待っている風情です。
写真は奈良公園の前の氷室神社の「枝垂れ桜」です。奈良市内では最も早く咲く「枝垂れ桜」として有名ですが、今まさに見頃を迎えています。縦横に枝を伸ばした先には可憐な花を付けた枝垂れ桜が地に着かんばかりに垂れています。
毎年、見続けているのに、また初めて見る様な感動を覚えるのは何故でしょうか。それが桜が放つ魔力なのでしょうか。
   
これからの2週間ほどは
在原業平の歌(古今集)「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」と、桜が散るまで、風に、雨に一喜一憂する日々となることでしょう。

春は何色?・・ 黄色

2010年03月22日 | Weblog
   土手にはミモザの花

3月22日(晴れ)
今日は朝から晴れ。「毎日が日曜日!」の私は、今日とて何も変わらない時間の流れのなかで暮らしていますが、住宅周辺は春休みのせいか陽気のせいか、やたら子供達の姿が目につくものの、車の数もすくなく、閑静なものです。風は冷たいようですが、窓から差し込む日差しは春そのものです。

最近、近くにオープンした大型スーパーに寄ったら1時間待ちの駐車状況です。入店せずにスポーツジムへ方向転換。陽気につられて遠出されたのか、こちらは開店休業のような状態でガラガラです。1つ、スタジオに入って汗を流してから1時間ほどマシンに乗り、6k歩きました。
帰ったら、神戸の友人から手作りの「いかなごの釘煮」が届いていて、夕方が待てず、その「いかなご」を友にビールで乾杯しました。
1時間、歩いて267kカロリーを消費したのも泡、泡、泡・・ですが、美味しいものはすぐにいただくのが私流です。
美味しいなぁ、嬉しいなぁ・・もう1缶!と手を伸ばしたら、どこかから
「ダメダメ、夕方には息子夫婦を駅まで迎えに行かねばなりませんよ、えみりーさん。」の声。ハイ、了解です。沢山いただいた「いかなごの釘煮」は息子達といただきましょう。
                       
    畦にはタンポポが                     

サロンコンサートへ

2010年03月20日 | Weblog
    
3月20日(晴れ)
毎土曜日は博物館のボランティア日ですが、今、博物館が耐震工事などのために全館休館とあって、久しぶりにのんびりした朝を迎えました。天気は上々、ポカポカ陽気です。溜まっていた家事や布団干しをし、気分も爽快です。
午後からはサロンコンサートに行くので早めの昼食を済ませ、ちょっと陽気につられて、寄り道をして城跡に行きました。

「城祭り」は来週から。染井吉野の開花と同時に屋台が出、花見の宴が始まり、喧騒の様相が目に見えるようですが、今日はなぜか、城の石垣に沿って枝垂れ桜が優雅に揺れて見頃なのに、城内にはまったく人影がありません。のんびりと贅沢な一人遊びの時間をすごしてサロンコンサートの会場に向かいました。

今日のサロンコンサートは満席です。ピアニスト(自称3男坊のお嫁さん)も歌手も大好きな方達のコンサートなので娘も誘いました。
一部はソロの演奏と歌。お茶とケーキをいただいた後の二部は選曲された各20曲から、抽選で会場からのリクエストに応えてくださるという企画です。
リクエストする側には嬉しい企画ですが、受けられる側は準備に大変だったと思いますが、「私が抽選に当たったら・・」と、ひそかに思っていた曲も弾いてもらい、歌っていただき、堪能した2時間でした。帰りにもう一度、娘と城跡へ。ゆっくりおしゃべりを楽しみ、娘は京都へ。


                                 出演の美女3人

春はそこまで ♪

2010年03月18日 | Weblog
3月18日(晴れ)
寒い日もあれば暖かい日差しの日もあり、そして一日の中でも寒暖の差が、と、春の陽気は今一つ定まらない昨今ですが、すこしづつ春の足音が近づいてきたように感じます。

                
若竹色の柳が揺れて      枝垂れ桜もちらほら         
                                薬師寺東塔と雪柳

そして関西ではこれが食卓に上がると春を感じる一品の「いかなご」です。お料理上手な奥様から先日いただきました。熱い炊き立てご飯に載せても、お茶漬けにしても、そしてパンに挟んでも(今日聞いた話)と、どんな食し方をしても「美味」です。
嬉しい、嬉しい春の逸品です。
  

京都へ

2010年03月17日 | Weblog
            
  壬生寺                  千体仏塔(明治時代、京都市内から集めた石仏。室町・鎌倉時代の石仏もある                        
          
3月17日(晴れ)
友人達と京都へ。今日の目的は「洛陽三十三所観音霊場」の三ヶ寺と知恩院三門、京都文化博物館と盛りだくさんのコースです。
先ずは律宗・壬生寺(この寺の中興の祖は唐招提寺で学ばれた円覚上人)へ。予想以上に若者が来ていると思ったら、間違えて新撰組の屯所に入ってしまったようです。急いで出て数m先の壬生寺へ。この寺は平安時代、庶民の地蔵信仰と共に栄えた寺で、ご本尊は延命地蔵菩薩です。そのほかにも壬生狂言、京都の2大節分寺として、今もその時期になると多くの人が参りに来られる寺であり、今年は特にNHKの大河ドラマ「龍馬伝」で幕末、京都の治安を守ると集まった新撰組の兵法訓練場ともなり、隊士の墓もあることで注目されているようです。このあと近くの長円寺(24番霊場)・正運寺(26番札所)を廻り、知恩院へ。

知恩院は浄土宗の総本山(法然上人)で、江戸時代・徳川家康が永代菩提所とした寺です。この御影堂の前に建つ三門(国宝)が今、特別公開をしているのです。高さは24m(ビル5階建て)で、屋根瓦は7万枚が使われ、木造の門としては世界最大と言われています。
急で高い階段37段を綱と手すりを使って登ると、三門の最上階にでます。ここから京都の街が一望できます。
楼の内部は広く、天井は狩野派が描いた登龍、天女、迦陵頻伽(人面鳥)が、正面には宝冠釈迦如来、十六羅漢などの像が安置されています。薄暗い楼内ですが、目が慣れてくると、まさに極楽世界が表現されていて、素晴らしい空間でした。

ここまでで、相当心も足も飽和状態でしたが、次の京都文化博物館へ移動しました。そこで「古代カルタゴとローマ展」を見ました。カルタゴは2800年前、チュニジア北部に建国された都市国家です。アフリカの先端にあり、地中海をはさんでエジプト、ギリシャ、ローマと、いろいろな文化の影響を受けたようで、コインやモザイク壁画、石像、壷などの至宝を興味深く見ました。
5年前、行く直前にキャンセルしたチュニジアです。思いを込めて訪ねてみたい国の一つです。

      

知恩院三門              京料理「うをすえ弁当」  1050円美味!