エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

パークゴルフをしました

2013年10月31日 | Weblog
  
        奈良ニッタの森/パークゴルフ     北と南コース

10月31日(晴れ)
シルバー大学の授業が午前中で終わり、午後のクラブ活動(ライトスポーツ)で
近鉄・筒井駅の近くにある奈良ニッタの森まで移動し、四方を住宅地に囲まれた敷地に
造成されたパークゴルフ(18ホール)のコースを回りました。
時折、この近くまで買い物に来ているのに、存在を全く知りませんでした。

パークゴルフは3~4人が一組で、それぞれが1本のクラブとボールを持ち、決められた
コース内を打って行きます。ルールはほぼゴルフと同じです。
狭いながらコース設計に工夫が凝らされていて面白いのですが、コースが短いのと
ピンカップがあるグリンの傾斜がきついのでコロコロとボールが滑り落ち、
なかなかオンしません。
スコアをつけて回りましたが、初回にしては・・・・。

  

適度な運動と気のあった仲間との会話で、楽しい時間となりました。

記念吟詠大会に参加して

2013年10月27日 | Weblog
      
10月27日(晴れ)
台風27号が大きな被害なく去っていき、奈良も穏やかな秋を迎え、ようやく木々が
紅葉を始めました。
今日は奈良100年会館で、私が所属している関西吟詩文化協会公認の「哲菖会」が
結成60周年を迎え、記念吟詠大会が開催されました。

哲菖会は田中哲菖先生が昭和22年に奈良の地で始められ、今年で没後30年になりますが、
その間に多くの会員が集まり、今日の記念すべき日を迎えることが出来ました。
開会の式典のあと、田中哲菖先生作の漢詩1203首の中から「大和をうたう」と題し、
11題を会員合吟しました。私が所属する支部は男性が「拝橿原神宮」、女性は
「喜光寺偶占」を合吟しました。そしてご来賓の尺八・舞太鼓の響競・吟詠がありました。
    

午後の部は「新島八重の生涯」が披露されました。
「ならぬことはならぬ」の会津魂で参戦した戊辰戦争で会津藩は新政府に破れ、
27歳の八重は兄を頼って京都に向い、新島譲と出会います。
結婚17年にして最愛の夫を亡くし、そのあと日赤の看護婦としての社会福祉活動、
茶道・華道にも精通し、クリスチャンでありながら仏道も学び、87歳の生涯を終えます。

民謡、剣詩舞、歌謡吟、和歌、そして新島譲夫妻が残した漢詩や和歌を哲菖会会長が
脚本化し、総勢100名の会員が出演しての構成吟です。
1時間40分、拍手喝采で熱演は幕となり、
続いてご来賓の吟詠があり、記念大会が終了したのは5時でした。
TVで「八重の桜」は進行中ですが、一足お先に吟を通して、素晴らしい女性の生涯に
立ち会えた今日は最高に幸せ気分です。

  
         「新島八重の生涯」出演者




明日から正倉院展

2013年10月25日 | Weblog
 

10月25日(雨)
曝涼と宝物の点検、調査、建物の修理のために正倉院の倉が秋に限定的に開かれますが、
今年も10月3日、小雨のなかを宮内庁から天皇陛下の使いの侍従や東大寺関係者たちに
よる開封の儀が行われ、明日から11月11日までの全17日、倉の中の宝物66点が
博物館で展示されます。
それに先立ち、今日はマスコミと招待者をお招きしての内覧会が昼から開かれました。
私たちボランティアも、正倉院展をお手伝いさせていただくので、一日早く、
見せていただくことができました。
昨日はシルバー大学の講義で「奇跡の正倉院 1200年の時空を超えて」と題し、
講師の先生から講義をうけ、そして今日は宝物を身近に見る機会を得、少々興奮気味です。

今年は正倉院展65回目ですが、何と言っても23年ぶりに出陳されるお香を載せる台
「漆金薄絵盤」の蓮の蓮弁の彩絵の美しい事。1200年の時空を超えてきたのが
ウソのような美しさです。この台で燻らせたお香が漂ってきそうです。
ほかにも優品ぞろいです。どうぞ、お時間があればお出で頂きたいと思います。

 
11時前、博物館に着いたら、博物館前に長い列ができています。並んでいる人に聞いたら
今日は正岡子規が明治23年「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んだことにちなんだ
「柿の日」ということで、私も並び、2個いただきました。家に帰ってから食しましたが、
少し固めで甘みたっぷりの美味な柿でした。

珍光景・・これも現代アート!

2013年10月17日 | Weblog

10月17日
前日の乗馬に続いて今日は「スポーツ吹き矢」を体験しました。このスポーツは
1998年に日本で生まれたスポーツで、高い運動能力や腕力もいらず、腹式呼吸を
ベースに、円形の的に向って5本の矢を吹き、どれだけ的の中心に矢を集めたかを
競います。
今日は街のクラブに所属する方々が指導にきてくださり、丁寧な説明の後、それぞれに指導者が付いてくださり、矢を吹くことをしました。
難しい競技ではありませんが、礼にはじまり礼で終わるもので、集中力と精神力が必要で
満点は35点ですが、私は18点でした。腹式呼吸が苦手な私ですが、
このスポーツは続けてみたいと思いました。

この後、地元が発信している「HANARA-2013」に行って来ました。町屋を利用しての現代アートを展示しています。
   
            街角の電話ボックスの金魚たち (元気に泳いでいます)

      
           旧川本邸の展示から
現在アートはよくわかりませんが、若者たちの情熱は伝わってきます。
    

乗馬体験

2013年10月16日 | Weblog
        
           大和三山が眼下に
10月16日
台風26号が関西を通過したものの、空は曇天、晴天、小雨と
めまぐるしく変化した一日でした。
今日はシルバー大学のスポーツクラブ活動の「乗馬」を体験する為、
奈良県南西部の葛城山の麓にある乗馬クラブに行きました。
丁寧な説明の後、誓約書なるものを書き、借用の長靴、ヘルメット、ベストを着用すると
恰好だけは「騎手」です。

馬場に行き、お相手してくれる馬ちゃんと対面しました。1999年生まれ、人間年齢にすると、私と同年令の高齢と聞きましたが、とても素直で愛くるしい目をしています。
椅子を台にして馬さんの背に乗ると、
指導者の方が手綱を持っているとはいえ、馬の背高160㎝+私の座高が加わるので
視界はぐっと広がる分、馬さんが首を振るだけで私の上体はぐらと動きます。
お馬に言葉をかけ、首を撫でてあげると、
心なしか私の気持ちを察してくれ、私もバランスのとり方が少し解り、
言われるままに「並み歩き」を数周し、そのあと「速歩」といって、お尻をあげ1・2のリズムですこしスピードをあげて歩けるまでになりました。
あっという間の30分の体験が終わり、台なしで下馬する時、なかなか足が地上に
着地せず、改めて馬体の大きさを実感しました。

  
                            名前は「セイクリッド」
海外で観光体験でラクダや象に乗ったことはありますが、乗馬は全く未体験です。
これまで颯爽と林間をかけ抜けていく騎乗風景をうらやましく見ておりましたが、
初体験の感想は「いいなあ」と思いました。が、諸経費を考えると「高値の花」で、
体験だけで終わりそうです。

紅葉の名所 高尾へ

2013年10月14日 | Weblog
  
          まだまだ紅葉は先のようです。
10月14日
近年、毎月のように3連休があっても、毎日が日曜日の身であれば、
連休のわざわざ混む行楽地に出向かずともいいのですが、この時期、短期間のみ特別公開される仏様たちに会いたくて、仏像彫刻勉強会のメンバーと京都へ行って来ました。
京都西北の紅葉の名所「高尾」「嵯峨野」は今秋は真夏日もあってか、紅葉はひと月
先のようで、思いの外、観光客が少ないように思いました。

まず神護寺金堂で本尊薬師如来像(国宝)。先月、下見で来た時には拝観できなかった多宝塔で5大虚空蔵菩薩像(国宝)、場所を移動して嵯峨釈迦堂清凉寺本堂で釈迦如来像(国宝)、霊宝館で阿弥陀三尊(国宝)ほか、重文級の仏様たちを先生の説明を受けながら拝見させていただきました。
月2回の勉強会で写真やスライド、資料で色々と教えていただいているのですが、写真やスライドというフィルターを通して見るのと違い、目の前にお立ちになっている仏様を拝見すると、畏敬の気持ちが加わり、手を合わせずにはおられません。美術館や博物館での仏様とは違う感慨が湧いてきます。

素晴らしい仏様に会い、その上、13180歩も歩けました。今日もよき一日でした。

お練ラ―って何?

2013年10月12日 | Weblog
    
10月12日(晴れ)
朝から京都へ。
駅近くにある龍谷ミュージアムの特別展「極楽へのいざないー練供養をめぐる美術」を見ることと、ミュージアムの北東にある小学校の講堂で行われる「弘法寺踟供養」の講演と実演に参加する為です。
特別展は見ごたえのある展示でした。鑑賞後、歩いて数分の小学校に出向くと、もう大勢の
「お練らー(練り供養に関心がある人)」が集まっていました。(入場には事前に入場申し込みが必要)
弘法寺は岡山県牛窓にある真言宗の寺で、毎年、春に踟供養が行われますが、今日はその踟供養の様子を現地保存会のメンバーが講堂で実演してくださるのです。

踟供養(ねりくよう)とは死を迎えようとする者が極楽浄土へ往生できるよう、阿弥陀如来に迎えてもらおうという願いから始まったものです。
それを絵画したものが「阿弥陀来迎図」であり、演劇化したものが踟供養(迎講)です(平安時代中期から始まったといいます)

   

いま風に踟供養を簡単に表現すれば、菩薩の装束や面をつけて寺の境内など、屋外を練り歩く仮装行列と言えるでしょうか。(精神性は別として)
舞台では、ほら貝や銅鑼などの鳴りものに引導され、仏の姿に仮装した人、仏面を被った人が東の「娑婆世界」の臨終者を迎えに行きます。そして臨終者の魂を持って西の「極楽世界」の阿弥陀如来の迎えを受けるべく移動するというものです。
阿弥陀如来に仮装する人は写真左のような25㎏もあるという内部をくりぬいた像を被ります。実演ということで、寺での本番では見られない着脱を見ることができました。(会場は写真禁止)

踟供養は練供養とも表記されますが、阿弥陀の住む世界への憧れと、娑婆世界への未練が行きつ戻りつする臨終者の心境を思うと「練」より「踟」の方が供養の趣旨にあっているように思いました。京都は今日も観光客でいっぱいです。

習いごと

2013年10月08日 | Weblog
       
10月8日
頭(カシラ)は木を削って卵型に成形し、紙やすりで磨き、胡粉を塗って乾いたら磨き、塗りと磨きを何度か繰り返したあと、耳と鼻を作り、また磨きと乾燥と塗りを繰り返していくと、湯で卵のようなツルツルの頭が出来上がります。
次に極細の面相筆で細心の注意で髪、眉毛、目、口を描きます。筆は持ちなれているとはいえ、美男美女に仕上げるのに手が震えました。

そして和紙で烏帽子を作り、金粉を塗り仕上げます。烏帽子をかぶせた途端、品格のある貴公子に見えたのは私だけ?(自画自賛)
着装した胴体も並行して作っていて、ようやく完成の目途が見えてきました。1年がかりです。愛着ひとしおです。夜は「内裏雛」の完成を祝ってみんなで乾杯!をしました。

古墳群を歩く

2013年10月04日 | Weblog
 
10月4日

日中は汗ばむ日もありますが、朝夕はすっかり涼しくなりました。
今日は遺跡を歩く会があり、9時前に近鉄京都線の「平城駅」に26名のメンバーが集合し、佐紀盾列古墳群を歩きました。平城宮跡に隣接した地域にある、この古墳群は古墳時代中期に造営された大小50からの古墳が集まっています。

まず西群の五社神古墳(仲哀天皇の妃・神功皇后陵)佐紀石塚古墳・佐紀陵山古墳(垂仁天皇妃・日葉酢媛皇后陵)から東群のヒシアゲ古墳(仁徳天皇妃・磐之媛陵)コナベ古墳、ウワナベ古墳などを見、平城宮蹟佐紀丘陵の南縁に位置する禁苑地であった「松林苑」に点在する古墳など、住宅地や山林を歩きまわりながら、沢山の古墳をボランティアガイドの丁寧な説明を受けました。
そのあと、平城宮跡に行き、遺構展示室、大極殿、資料館を見学し、3時過ぎに現地解散となりました。もっと詳しく書きたいところですが、この後、京都へ出向き、明日は早朝5時出発で広島へ行きます。今日も盛りだくさんの勉強会でした。

      

     

宮大工の工具

2013年10月02日 | Weblog
10月2日(晴れ)
今日のシルバー大学の講義は「宮大工から見た古建築」で、寺社建築の仕事を代々継いで
来られた建設会社の会長さんが先生です。
御年80歳を超えておられると伺いましたが、ご壮健そのもので、国内外の寺の修復や
復元、技術の継承そして後輩の育成にも力を入れておられる現役の宮大工の頂点に立つ方です。
講義にあわせ、沢山の資料や大工道具を持参されての熱のこもった内容でした。

中でも「ものさし」の基となった「魯班尺」につての説明は興味深く、寺社建築のみならず民間の家や蔵を建てる時にも「魯班尺」で計って寸法や方位を
決めるといいます。現代の言葉でいえば「風水メジャー」とでも言えるでしょうか。
中国の春秋時代(紀元前6世紀)の木工師・魯班が考案した物差しです。
  
数年前、家の前の道路拡張に伴い、京都の実家(古民家)が取り壊しとなりました。
その時に出た大黒柱を切り分け、記念にと一部をもらい、架台として使っていますが、
繫ぎ目を見ると、釘も使わずパズルのように複雑にはめ込んで一本の柱になっています。
     
   写真の模型でわかるように、
寺のあちこちに使われている大きな建材は宮大工の高等な手技を駆使して、釘を使わず、
あたかも一本の木で造られているかのように繋ぎ合わされているのです。
まさに木工パズルです。木工技術の高さに感嘆しました。

このような宮大工の高等技術を継承するのは大変なことで、「縁結び継承」として、
宮大工同士が婚姻を結んで、技の継承を子子孫孫、続けてきたとのことです。
伊勢神宮、春日大社の遷宮を知るにつれ、技術の継承の難しさを思います。
また興福寺の中金堂は平成30年の完成を目指して建造中ですか、建物に覆われた
テントのなかで、宮大工さんたちが日夜奮闘なさっていることでしょう。楽しみです。