6月29日
ワクチン接種完了の「旅友」達と、久しぶりの再会昼食会を楽しんだ後、素晴らしい原画展を見に行きました。会場は大和郡山駅から歩いて10分程に位置する小さな本屋さんで展示品は「新聞ちぎり絵」です。作者は「幾つになっても勉強せなあかん!」と言い残して亡くなられた主人様のチカラを糧に90歳から始められ「木村セツ」さんです。
素材は新聞と広告の紙で、下絵を描いた後、新聞をちぎり、フェキ糊を薄く延ばして台紙に貼っていきます。彼女の作品を作り出す集中力は素晴らしく「次の日にまたがるのは嫌い、その日に仕上げてしまって最後まで見届けたい」と言い、一年で70点以上を作成されたとか。題材はどれも身近にある野菜や小物のばかり。その観察力と表現力に圧倒されました。「幾つになっても頑張る!」ことを教えられた展示会でした。