Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

病院のアラームをデザインし直す

2014年03月15日 | その他
っていうのを、先日のひとりごとに絡めて紹介しようと思っていたら、土曜日になっちゃった。
いやー、風邪をこじらせまして。丸四日、寝ること以外に何も出来んかった。
つい数ヶ月前に胃腸炎ダイエットをやったと思ったら、今度は風邪ダイエットが大成功(-5kg)、学生の頃の体重に戻ってしまった。
まだ本調子ではないけど、とりあえずコンピュータの前に座れるようになった。
(職場の皆様、ご心配/ご迷惑をおかけしました)

Chopra V, McMahon LF Jr.
Redesigning Hospital Alarms for Patient Safety: Alarmed and Potentially Dangerous.
JAMA. 2014 Mar 3. [Epub ahead of print] PMID: 24590296.


アラームの有害性、実際に起こった事故、今後アラームがどう進化するべきか、についての短いview point。

読んでいて、以前のINTENSIVISTの記事を思い出し、読み直してみた。
不朽の名作、INTENSIVIST(インテンシヴィスト) 2011年2号 特集:モニターから。

3. “Crying Wolf”:アラームは敵か味方か?
石川 淳哉 横須賀共済病院 救命救急センター

【コラム】生体情報モニターのアラームをどれだけ信頼する?
谷本 千恵 徳島県立三好病院 看護局、川久保 芳文 徳島県立三好病院 臨床工学科

ついでに、ブログ読者の方からこんなサイトも紹介いただきましたよ。

内容的にはどれもとっても似ている。INTENSIVISTなんかもう発刊して3年経つのに。
それだけ、アラームについての環境が変化していない、ということなのでしょう。

言いきってしまえば、メーカーの努力の無さ、なのかなー。
でも、アラーム機能をどんどん賢くして、無駄なアラームを鳴らさないようにすると、鳴るべきときに鳴らないという事件が発生してしまうかもしれないので、メーカー的にはやりにくいんだろうな。

仕方が無いので、現在利用できるものを使って、無駄なアラームを出来る限り減らすにはどうするか、について、またひとりごとの予定。
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