Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関係の面白そうな文献を紹介していきたいと思います。ただし、紹介するだけなので、興味を持ったら読んでね!

慈恵ICU勉強会 180130 180206

2018年02月16日 | ICU勉強会
1月30日 免疫抑制患者の感染性呼吸不全の診断
2月6日 代理意思決定者の声(JC-AJRCCM)
2月6日 長期人工呼吸患者の終末期医療を受け入れる因子(JC-CCM)


呼吸不全のやつは、教科書的な話。
2月のやつは二つともICUナースがやった抄読会。
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コーヒーこぼした。

2018年02月15日 | ひとりごと
毎朝、職場に来るとコーヒーを淹れるのだけど、今朝、コーヒーメーカーからポットに移す時にこぼした。
コーヒーメーカーのカップの蓋の形状のせいで、勢いよく注ぐと必ずこぼれるので、いつも蓋を取って注いでいたのに、今朝はどういうわけかそれを忘れて、こぼした。

それで、ふと思ったの。
先日、ICU内のルールを拡大解釈して、それはちょっと違うだろという対応をした人がいて、ルールっていうのは闇雲に守るものでもなく、適当に扱うものでもなく、何故そのルールが存在しているのかを理解して臨機応変に対応するものでしょって、話をしたなーと。
今回は自分で作ったルールの理由を忘れて、適当に扱ったら失敗した。コーヒーこぼしただけだからいいけれど、患者さんに関係していることだったら大変だわ。

なーんてね。ちょっと拡大解釈しすぎ。

P.S. まだ文献読めません。
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慈恵ICU勉強会 180109

2018年02月10日 | ICU勉強会
あけましておめでとうございます(だって、書くのは今年初めてなんだもの)。
ここ10年でマックスじゃないか、というくらい忙しい。ブロク更新どころか、趣味の文献読みすらできてない。春になれば何とか。。。

1月9日 RCTをするつもりで考える

タイトル通りの内容。
もう一施設の後ろ向き研究とか、できる限りやりたくない(いろいろ仕方なくやることはあるけれど)。というか、よほどのアイデア商品でない限り、まともなところでは売れなくなった。全てがコンピュータ化され、全てがデータとして利用可能になり、データ量の大きな後ろ向き研究が簡単にできるようになったのだから、高く売れなくなるのも当然。
Conclusionに"randomized controlled trials are required to ..."とか書かないで済むようになりたい。

そのための一歩。
若者よ、迷わず行けよ、行けばわかるさ。
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慈恵ICU勉強会 171219 171226

2018年01月02日 | ICU勉強会
19日 Intensivistは必要か?
26日 抗菌薬の投与期間


言っておきますが、Intensivistは必要かって、我々が決めたタイトルじゃないですからね。某有名アメリカ在住集中治療医からこのタイトルで執筆依頼があって、じゃあついでに勉強会もやっちゃおう、ということになっただけですからね。
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SAH後のDCIに対する昇圧の効果

2018年01月01日 | 神経
元日なのに普通の話で、すんまそん。

Gathier CS, van den Bergh WM, van der Jagt M, et al.; HIMALAIA Study Group.
Induced Hypertension for Delayed Cerebral Ischemia After Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage: A Randomized Clinical Trial.
Stroke. 2018 Jan;49(1):76-83. PMID: 29158449.


SAH後にDCIの臨床症状が出た時に、(プロトコルを簡略化すると)MAPを130にするか80にするかでRCT。昇圧の方法は補液とノルアド。mRS>3の頻度をprimary outcomeにして240例を対象とする予定だったけど、昇圧しても脳灌流に効果がなかったので(かつリクルートが遅かったので)、41例で途中終了。予後に差はなく、合併症の発生率が昇圧群で倍だった。

ほおお。
この話題で初のRCTらしい。
HHHなんて、笑ってしまうほど過去の話になってきた。
希釈と補液と昇圧のうち、昇圧だけはちょっと生き残っている気もしていたのだけど。

10年くらい前の話をふと思い出した。
SAHで補液されていたおばーちゃん。肺水腫になったので補液を止めたら、「根拠がなくったってHHHをやるんだよ!」と脳外科医に言われたことがある。
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βラクタムの投与時間

2017年12月31日 | 感染
大晦日なのに、普通の話ですんまそん。

Vardakas KZ, Voulgaris GL, Maliaros A, et al.
Prolonged versus short-term intravenous infusion of antipseudomonal β-lactams for patients with sepsis: a systematic review and meta-analysis of randomised trials.
Lancet Infect Dis. 2017 Oct 25. [Epub ahead of print] PMID: 29102324.


抗緑膿菌作用のあるβラクタムを3時間以上で投与するか60分以内で投与するかを比較した22研究(N=1876)のメタ解析。時間をかけた方が死亡率が低かった(リスク比0.70)。

さてさて。
だんだんですね。だんだん。

そろそろ臨床を少し変えるか?まだ早いか?
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造影CTでAKIは起こらない?

2017年12月30日 | 腎臓
Aycock RD, Westafer LM, Boxen JL, et al.
Acute Kidney Injury After Computed Tomography: A Meta-analysis.
Ann Emerg Med. 2018 Jan;71(1):44-53. PMID: 28811122.


ICUだけでなく全ての造影CTについての研究をまとめたメタ解析。28研究で10万人以上。造影CTは非造影CTと比べてAKIの発生頻度やRRTの必要度に差がなかった。
造影剤でAKIが起こるのではなく、患者さんの状態が悪いからAKIになるのではないか、という結論。

過去ログ。
ICU患者に造影剤腎症は起こるか?

だんだん自信がなくなってきたかも?
いやー、さすがに、どうだろうか。。。
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消化管出血とトラネキサム酸

2017年12月26日 | 消化器・血液
Stollings JL, Landsperger JS, Semler MW, Rice TW.
Tranexamic acid for refractory gastrointestinal bleeds: A cohort study.
J Crit Care. 2018 Feb;43:128-132. PMID: 28889070.


プロトコルを作って、止血されない消化管出血36例にトラネキサム酸を投与したら、輸血の必要量がガクッと減った。

先日、勉強会でトラネキサム酸のエビデンスレビューをした(171114)。実際にICUで出血している人に投与すると効くのか効かないのか、ということについての研究は驚くほど少ない。消化管出血についてはメタ解析があるくらいだけど、ほとんどの研究は1980年代までに行われているのだそうだ。だからこんな研究でも載るんだね。

Figure 2が綺麗。
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急変についての過去ログ

2017年12月25日 | ひとりごと
先日のM&Mの感想を書こうかと思ったけど、過去に書いた気がしたので、それをまとめることにした。

ICUに急変なし
ICUに急変ありまくり
ICUにおけるCPR

クリスマスだというのにこんな話ですんまそん。
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日本のICUの医者の服装

2017年12月24日 | ICU・システム
Lefor AK, Ohnuma T, Nunomiya S, et al.
Physician attire in the intensive care unit in Japan influences visitors' perception of care.
J Crit Care. 2018 Feb;43:288-293. PMID: 28965038.


JAMA Internal Medicineの文献を紹介したのはもう4年前か。それの日本版。やはり白衣の評価は高い。
Discussionはオススメ。白衣についてこんなに研究があるのかと驚いた。

手指衛生はするけど、白衣の袖は洗えない。患者接触時には脱ぐか袖をまくるかしようと言っても、みんなが守るわけない。それだったら禁止にしよう、というイギリスの考えは賛成です。
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