ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「乳と卵」

2024-03-02 15:27:04 | 

「乳と卵」 川上未映子 文藝春秋 2008.2.25

 

第138回芥川賞受賞作。

 

姉とその娘が大阪からやってきた。

39歳の姉は豊胸手術を目論んでいる。

姪は言葉を発しない。

三人の不可思議な夏の三日間。

 

あたしは勝手にお腹がへったり、勝手にせいりになったりするようなこんな体があって、その中に閉じ込め、られてるって感じる。

  ーー本文・姪がノートに書いた言葉ーー

 

大阪弁の会話を読んでると脳内で大阪弁のイントネーションに自動変換されている。

おもしろ、おかしい。

 

容れ物としての女体の中に調合された感情を描いて、滑稽にして哀切。

  ーー山田詠美氏ーー

 

 

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