ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「鳥海山の空の上から」「窓」

2021-08-29 14:19:22 | 

 

「鳥海山の空の上から」 三輪裕子 小峰書店 2014.11.23

 

久しぶりの再読。

おおぎやなぎさんがきっかけで、ちょいと児童文学。

 

そういえば、

寝台特急がどんどん廃止されているなぁ。

なんて、些末なことが印象に残った(笑)

 

 

「窓」 小手鞠るい 小学館 2020.2.9

 

ある日、窓香の元にオレンジ色の大型封筒が届いた。

外国人から……

中に入っていたのは、一冊の美しいノートだった。

 

ひとりの女性である母の生き方を知ることで、窓香の世界が広がる。

 

世界をみる鋭い視線、まわりの人々をみる温かい視線、自分をみつめる厳しい視線。

目を開き、こころを開き、想像することの大切さ。

すべてが同じものなんだ。

 

P55  母のノートからーー

 「やりたいことや、なりたいものがあるのに、努力しない人は、うそつきであり、裏切り者であり、卑怯者」なんだそうです。

 私は卑怯者にはなりたくないと思った。

 自分で自分の人生を裏切りたくなかった。

 そうしていつしか、「できるかもしれない」は「やらなくてはならない」にかわっていった。

 

P172  『イラクの小さな橋を渡って』より

 ミサイルを発射する側は決して結果を考えない。かれら軍人たちはその情景を想像してはいけないと教えられている。ここ二十年で軍事技術は大きく変わったが、人工衛星による偵察やコンピュータ制御以上に大きく戦争を変えたのは、相手を見ることなく、つまりまったく罪悪感なく、人を殺す技術の発達ではないか。

 

 

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このくらいなら…

2021-08-28 22:29:17 | 日記

 

コロナによる窮屈な時間がだいぶ長くなった。

 

まだ、遠出する気にはなれないけれど、

コロナが、ずいぶん拡大してる現状でも、

このくらいならいいんじゃないかと、深く考えないで誘いをかけた。

 

やっぱり、そこまで考慮するべきなんだね~。

君子じゃないけど、危うきには近づかない一択。

 

せめて国内では遠出できるようになってほしいと切に願う。

 

 

 

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とりつく◯まもない

2021-08-28 16:02:11 | 考えたこと

 

○に入るのは『し』。

「取り付くしま」が正解。

「しま」は頼るべき所ということ。

 

言葉の変遷あるあるで、

この「しま」を「ひま」だと思っている人が増えているらしい。

以前見たデータによると、同じくらいの割合か。

 

この「しま」は「島」であって、「暇=ひま」ではない。

 

「島」がなぜ頼るべき場所という意味になるのかというと、船人にとって洋上にある島は、航海の際にもっとも頼りとすべき場所だから。

現在では「取り付く島もない」の形で使われることが多いが、以前は「頼る島もない」の形で使われることもあったようだ。

 

つまり、「取り付くしまがない」は便りとすべき島(所)がないという意味で、人にすがりつく暇(わずかの時間)もないという意味ではない。

 

つい、間違えてしまいそうな言葉を確認してみた。

 

 

 

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「とわの庭」

2021-08-27 11:01:24 | 

 

「とわの庭」 小川糸 新潮社 2020.10.30

 

帰って来ない母を〈とわ〉は一人で待ち続ける。

 

〈とわ〉に力を与えてくれたのはーー

母が読み聞かせてくれた物語/忍冬(スイカズラ)の香り

ピアノの音/母が作るパンケーキ

すべてを知る友、スズちゃん/手製の雑巾/記念日の写真館

リヒトくんとのひと夏の体験/憧れのハーレーダビットソン

犬のジョイ/ごほうびのプリンとシュークリーム

 

草木や花々、鳥の声。

生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く〈とわ〉

何があっても、前を向いて生きる。 

 

「生きてるってすごいねえ」

 

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「初午祝言」「おこん春暦」

2021-08-26 15:42:58 | 

 

ほぼ一年前に読んだもの。

未投稿だったので、アップしておこう。

 

 

「初午祝言」 佐伯泰英 文藝春秋 2020.1.10

 

新・居眠り磐音シリーズ。

 

表題作は貧乏御家人の品川柳次郎が幼馴染みのお有と祝言を迎えるまで。

ほかに

南町奉行所の名物与力・笹塚孫一がまだ17歳のときに謀略で父を失った経緯を描く「不思議井戸」

刀剣の研ぎ師・鵜飼百助が半日、用心棒として磐音を雇う「半日弟子」

向田源兵衛と女すりが出会った「用心棒と娘掏り」

唐傘長屋にいたこども・おそめを描いた「幻の夏」

 

 

「おこん春暦」 佐伯泰英 文藝春秋 2020.4.10

 

同じく、新・居眠り磐音。

 

「姉と妹」

母を亡くして一年足らず、14歳のおこん。

長屋に訳ありの浪人一家が流れ着いた。

 

「跡継ぎ」

今津屋番頭の由蔵と出会い、奉公に至る。

 

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