ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「10代に語る平成史」

2018-09-30 22:30:54 | 

 

「10代に語る平成史」 後藤謙次 岩波ジュニア新書 2018.7.20

 

消費税導入、バブル経済の終焉、選挙制度改革、冷戦構造の崩壊、テロとの戦い、自然災害……。

激動の平成を語る。

 

1945年の終戦以来増え続けてきた人口がピークアウトし、少子高齢化となり、

平均寿命が延びて、65歳以上の高齢者の総人口に占める割合は4人に1人をこえている。

働く人の数が減り、高齢化によって社会保障費が膨れ上がっている。

ネット社会は想像を超えて拡大・進展し、

格差が大きくなっている。

そこには、貧困と孤立が……。

 

進むべき目標を見出だし、新しい自大を切り拓くヒントになれば、

と、あとがきにある。

 

「生産性がない」とか言われず、

だれもが、自分らしく生きることができる社会は

理想論に過ぎないのだろうか……。

 

 

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クルーズ……1時間足らずだけど (^^;

2018-09-29 21:14:03 | 日記

 

何とかフェスティバルの一貫とか……

港で漁船クルーズがあった。

 

教えて貰ったのは前日。

私が存分にテニスできるよう、受付時間に行ってくれると言う。

本当に有難い。感謝!

 

一度の定員は7名。

家族と一緒に乗れなかったという低学年らしい男の子がいて、

その子に付き添うカタチになった。

 

口数が少ない子だったけど、ポイントで中々鋭い質問があったり、

一緒にいて楽しかった。

 

 

画面右側の船に乗船。

 

 

河口を進む。

 

段々、港の入り口に近づく様子がわかるかなぁ。

 

 

 

 

あまりハッキリしないけど、鳥海山も見えた。

 

 

大きな湾の中とはいえ、港の外海に出て帰路につく。

 

 

やはり、港の外の海水が澄んでいる。

比べると一目瞭然。

 

 

 

  

 

思っていた以上に良かった。

 

こんな催しがあることを見つけて、整理券をとってくれて、

感謝、感謝♪

 

 

 

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「定年オヤジ改造計画」

2018-09-28 22:52:55 | 

 

 

「定年オヤジ改造計画」 垣谷美雨 祥伝社 H.30.2.20

 

夫源病かぁ……!

 

黙る妻、呆れる娘、耐える嫁 VS 鈍感すぎる男たち!

女は生まれつき母性を持っている?

家事育児は女の仕事?

都合のいい常識に毒された男たちこそ、読むべし!

 

大手企業を定年退職した庄司常雄。

夢にまで見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、

娘からは「アンタ」呼ばわり。

気が付けば、暇と孤独だけが友達に。

そんなある日、息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれて……。

崖っぷち定年オヤジ、人世初の子守を通じて離婚回避&家族再生はできるのか。

 

p54、娘との会話ーー

「女は男の気持ちを理解しようと努めるけど、男は女の気持ちを考えようともしないんだよ」

「(略)男に女の気持ちなんてわかるわけないだろ」

「だよねえ。女を別の生き物だと思ってるんだもんねえ。男も女も同じ人間だってことをわかってるのは女だけなんだよねえ」

 

P82、友人の荒木が言う。

「妻は夫といっしょにいることがストレスなんだ。だが男は独りでいることがストレスになる」

 

P162、兄が言う。

「たぶん、大正時代からじゃねえか」

「子育ての全責任を母親になすりつけるようになったのは」

「ちょうど日本に資本主義が導入された頃。それまでは、日本人の八割が農業やってたけど、男が勤め人になって女が家事育児に専念するようになったのさ。そういうのが会社側には好都合だったんだ」

姉たちが続ける。

「国の政策にまんまと引っかかったんだべ。年寄りと赤ん坊の世話を女にさせてりゃあ、福祉に回す金を削れるから」

「そったらことを母性愛だとか家族愛って言葉で国は庶民さ騙そうとしてたのさ」

 

P205、妻と上手くいかなくなった荒木が言う。

「話の途中で女が急に黙ったとしたら、それは納得したからじゃなくて諦めたんだってさ」

「これ以上、亭主と話し合っても何の進展もないと見限るのさ」

(略)

荒木「男たるもの、そんなに信念を曲げられないよ」

常雄「だよな、だから女は諦めるのかな」

荒木「何を諦めるんだ?」

常雄「男をだよ、夫をだよ。だから何もはなさなくなるんだ。何を言っても変わらないし、そもそも聞く耳を持ってない人間なんかに訴えても時間と労力の無駄だからな。腹が立つだけで嫌になる」

 

孫の世話をせざるを得なくなって、ママたちの実情も知ったり、

常雄は少しずつ、考えを改めるようになる。

 

ーー自分は、今では一介のジジイなのだった。東北大出の大会社の部長だった庄司常雄ではなくて、葵と漣のジイジにすぎないのだ。

バアバと呼ばれるようになった女は、どこから見たって、とっくに女でないと思っていたが、ジイジもそうだとは知らなかった。女はババアになるが、男はいつまでも男だと思っていたらしい。どうしめ何でもかんでも自分の都合のいいように考えてしまうんだろう。ーー

 

考えを改める前の常雄は極論だと思いたいが、

根底で似たような考えを持っている男性が多数派だろう。

社会に培われた、若しくは社会が容認するような

ヘンテコな信念やプライドを持つ男性も多いと思う。

年配者に限らず、若い人々にも……。

 

 

 

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後三年合戦

2018-09-27 18:15:00 | 日記

 

かつては、「後三年の役」と覚えていたが、

最近は「後三年合戦」と言うとのこと。

 

「役」は中央権力との抗争で、豪族同士の争いは「合戦」と

近年、統一されたらしい。

 

新しい史料が発見されると覆る歴史もあるし、

用語も時代によって変化する。

 

それはともかく、後三年合戦の資料館と現地に行ってきた。

どこでも、その時はわかったつもりになっても、

ほとんど全部、数日と経たないうちに忘れてしまうが、

今回のようにガイドさんの説明があると、記憶に留まることも多い。

 

金沢資料館は前にも訪れたけど、現地まで行ったのは初めて。

 

 

城跡は、思いの外、広かった。

 

大昔、奥州藤原氏の内乱に源義家が加担して、

日本で初めて、兵糧攻めが行われたという。


神社の建立年代はわからなかった。



一部、発掘調査されたというが、今は埋め戻されていた。

 

納豆発祥の地のモニュメントがあった。

地元の納豆の会社が造ったそうだ。

 

 

発祥の地は、各地にあるらしいが、

先に名乗りを上げたところが、勝ち!ってことか (笑)

 

源義家が、

雁が一斉に飛び立ったことで、敵勢の潜伏を察したというところに作られた公園にも行った。

 

鳥海山が見えて、いかにもインスタ映えしそうな太鼓橋がきれいだった。

 

 

角度をちょっと変えると、趣が違う。

 

 

  

 

そうそう、

「鍋っこ」遠足から戻る高校生たちと橋の上ですれ違った。

因みに「鍋っこ」とは、グループで出かけ、屋外で煮炊きして食べること。

「鍋っこ遠足」は学校行事の一貫だ。

グループごとにメニューを決めて、買い出しから料理まで生徒たちが行う。

 

高校生たちは口々に明るく「こんにちは」と挨拶してきて

こちらも「こんにちは」を繰り返した。

女子高生の一人にメニューを聞いたら、『チーズタッカルビ』と。

えっ、オバサンは、そんなメニューを知らないぞ。

韓国料理だと教えて貰い、後でじっくり調べたよ (^^;

 

かつて、鍋っこ遠足のメニューと言えば、カレーや豚汁くらいだったような……。

時代変われば、メニューも変わるんだなぁ。

 

往復の道路脇は、萩が真っ盛りだった。

散策途中に見つけたものの、名前が不確かだった秋草を確認できてスッキリ (^^)d

 

 

 

もう1つは、ガマズミ。

 

 

秋晴れの、いい一日に感謝。

 

 

 

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「総介護社会」

2018-09-26 21:46:51 | 

 

「総介護社会」 小竹雅子 岩波新書 2018.7.20

 

介護社会、介護保険制度の現状をデータとともに淡々と解説する。

 

そこで、いま、何がおきているのか、、、

一人暮らしの増加など家族の変化、介護労働の現状……

全世代をみすえた制度のありかたは?

 

介護が必要な人は「立ち上がれない」

介護をしている人には「ゆとりがない」

そんな現実に向き合い、課題を解決するための方法を

いくつも考え、提案して、介護保険を見直していかなければならない。

 

まずは現実を知るという意味で、分かりやすい一冊。

 

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