コスタリカの学校の規模は結構大きい。生徒が何百人もいる。1980年ごろは校長はいたが、教頭はいなかった。校長室はあるものの、職員室はない。そうなると、職員会議はないのだろうか。
授業について言えば、体育、音楽、図工、美術、技術家庭の授業はない。クラブ活動やホームルームなどもない。体育の授業はないが、グラウンドはあるので、休み時間に遊ぶことはできる。理科の授業は、実験器具がないので、ただ暗記するだけである。給食はなく、ランチを持ってくる子もいれば、家に帰って食べる子もいる。また、学校の前に子供が軽食を売りに来るので、それを利用する子もいる。
教員による家庭訪問や生活指導もない。授業態度の悪い生徒がいれば、授業を受けさせないし、成績が悪ければ、たとえ義務教育であっても、留年させる。
小学校の制服は全国どこでも同じで、白いシャツは男女共通で、男はネイビーのズボン、女はスカートである。かつては、靴も黒い革靴を履かなければならなかった。中学以上は、学校によって制服が異なるが、選定には生徒がかかわることができる。
私立学校は公立より施設が充実しているが、授業料を払わなければならないので、金持ちしか行けない。メキシコでもそうだったが、金持ちの子は身代金目当てに誘拐される恐れがあるので、自家用車による送迎が普通である。
以上、情報源は女房殿である。
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