farm note 農便り

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アニマルセラピー

2008-12-03 22:00:50 | Weblog
85歳の母はこの間まで、犬や猫なんて大嫌いな人でした。ですが、今は違います。

ダリちゃんと言って、餌をやるのが大好きなのです。母用の配達される牛乳は全てダリにやっています。だからダリはなついて、そばへ擦り寄っては撫でてもらって
います。こんな様は想像出来ませんでした。畑から帰る時もダリちゃん、帰ろうと言って、ダリを先に走らせ、ご機嫌です。ダリも後ろを振り返りながら、リードします。餌を与えるのが楽しみのようで、それに従い、ダリも馴染み、いい関係になり、この頃、頭などを撫でている母を見ます。大きな変化で、これは確かに療法となっています。実の娘は文句ばかり言うけれど、ダリはただただおりこうさんです。多分元気をもらっていると思います。
買い物に行くと、先ずダリに何か買ってやりと言い、もう完全に家族と思っています。あの犬嫌いの母の大変化です。

小さかったダリは病床にいた父の慰めにいいと思って三男の子犬を預かっていて、知らぬ間に田舎に住むようになりました。最初、父は犬が大好きなのに、照れて蹴飛ばしたりしていました。それを見た三男におじいちゃんそんなことしたら、あかんよと諭されていました。父は嬉しくて、照れくさかったので、足で蹴飛ばしていたのです。私達姉妹も小さい頃、父がもらってきたスピッツを飼っていました。
大きくなってからも父がまた犬を拾って、私は京都で雑種のリキを育てました。この犬は子供達のいいペットでした。その後、イブを飼い、沢山の子犬を産むので、貰い手探しに忙しかったことを思い出します。今思えば、私も自分から飼った覚えはないのですが、いつも犬がいて、癒されていたのかもしれません。どの犬もおりこうさん。いまダリは玄関においてもらってすやすや。野良猫が縁の下から入ってくるので、番をしています。

今はダリ、ダリと言っていますが、色んな犬に結構安らかさを頂いているのかもしれません。気の強い母も少しやわらかくなっています。
これが所謂、アニマルセラピーなのでしょうね。
コメント
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