即決


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

大きな画像

この2年ほど、探している米国の靴があった。
いつか出るのではないかと、毎日のようにeBayをチェックしていた。
しかし2年間、狙いのアイテムは出品されることがなかった。

日本製でも、同じ素材の靴があるのを知っていた。
ナチュラルのクロムエクセルを使ったプレーントゥだ。
そちらも出来は悪くないのだが、どうせなら本物がほしい。
日本製はある意味コピーであり、いくら丁寧に作ってあっても、オリジナルを抜くことは出来ない。

しかし少々待ちくたびれた。
2年待って出ないということは、10年待っても出ないかもしれない。
サイズまで自分に合ったものが出品される確率は低いだろう。
日本製でもいいから手に入れて、一日でも早く履いてみたほうがいいのではないか。

そう思い、日本製のほうを購入することに決めた。
と思ったら、日本製の製品も品薄で、次の入荷までしばらくかかるという。
それでもいいからと発注した。

忘れた頃に、商品が入荷したという電話があった。
本当に数か月かかった。
早速休みの日にお店に受け取りに行った。

さすが日本製だけあり、作りはとてもいい。
多分オリジナルのアメリカ製より丁寧に作られている。
しかし例によって何かが足りない。
何というか、オリジナルの持つ迫力というか、雰囲気が無いのだ。

なんて思いながらも、けっこう愛用していた。
このところ数日おきに履いていた。
日本製もなかなかいい靴である。

ところが何と、先日eBayを開いたら、欲しかったアイテムが出ているではないか。
サイズも僕の足にピッタリである。
即決価格があり、それほど高くはない。
しかもこの円高である。
eBayの日本円の表示から換算レートを計算してみたら、101円台であった。

これは・・・もう入札するしかないじゃないか。
・・・と思ったが、もう一日だけ、どうするか考えた。
(本当はその間に誰かに落札されてしまえば、それはそれで諦めもつくだろうと思っていた)

その一日の内に、そのアイテムのページを見た人のカウントが、どんどん上がっていった。
注目のアイテムであることがわかる。
同じことを考えているライバルが、世の中にはけっこういるようだ。

まだ落札されないのは、価格交渉できる設定になっているからだ。
多くの人が、セラーに交渉金額を提示しているところなのだろう。
その中に自分が加わっても意味が無い・・と思った。

よし、やるなら今しかない。
そのままBuy it nowのボタンを押した。
有無を言わさず、即決価格で落札である。

交渉中の人たちはガッカリしただろう。
そのまま支払い画面に飛び、Paypalで支払いも済ませてしまった。
これで一安心、あとは届くのを待つばかりである。

順調にものが届けば、米国製と日本製の両方を持つことになる。
2年以上も探していたのに、今度は在庫過剰になってしまう。
さて、米国製が届いたら、愛用している日本製のほうをどうしたらいいだろうか・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )