予報


D800E + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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明日は親戚の結婚式だ。
そのためにアレン・エドモンズの黒のパーク・アベニューを買っておいたのだ。
でも雨の予報なんだよね・・・
雨なんか無視して履いて行ってしまうか・・・
今どうしようかと悩んでいるところ。



トリッカーズのM5633バートンのエイコン・アンティーク。
ダイナイトソールのモデル。
またもトリッカーズのカントリー・コレクションである。

ライト・ブラウン・・というより、イエローに近い色である。
人気のある色だという。
この色は、ずっと以前より欲しいと思っていたのだが、今まで何となく手が出ないでいた。
僕の歳で、こういう明るい色はちょっと・・という遠慮のようなものもあった。
だが、そろそろこのシリーズを集めるのも打ち止めにしたいので(笑)、最後に(本当に最後になるかはわからないが)ひとつ注文してみた。
円安で全般に靴の価格が上がってきているので、円高時代の比較的安価なものが残っているうちに買っておきたい・・という思いもあった。

実はもうひとつ、この色の購入の後押しをしてくれた話がある。
行きつけのコーヒーショップの若いオーナーが、靴好きであることがわかったのだ。
オールデンのコードバンなど持っているそうで、靴談義に花が咲いた。
トリッカーズはブーツを持っていて、短靴もいつか欲しいという。
色は・・というところで、「エイコン・アンティーク!」とふたり同時に口にした。

色の名称まで覚えていて、しかもそれが一致するなんて、ずいぶんとマニアックな話である。
きっとあちらも雑誌やネットを、毎晩食い入るように見ているのだろう。
妙に親近感を持った(笑)
彼によれば、あの色はカジュアルな服に合わせやすいのだそうだ。
だが予算の都合で買うのはまだ先になると言うので、では僕のほうが先に買うから・・という話になっていた。

実のところ、同じ黄色系でも、エイコンにするか、Cシェード・タンにするか、その時点ではまだ決めかねていた。
耐水性の高いCシェードは、トリッカーズのカントリー・コレクションを代表するアッパーレザーであり、トリッカーズを集めている以上少なくとも一つは持っていたい。
ただ革としての質感は、エイコンのほうがずっと上だ。
実はCシェードのプレーントゥを持っているのだが、もう少し暗い、オレンジに近い色で、質感が独特でのっぺりとしている。
コーヒーショップのオーナーと話が合ったこともあり、やはり買うならエイコンかな・・という思いが強くなった。

お店で何度も見ていたにもかかわらず、エイコン・アンティークのバートンを箱から出した時は、その迫力にはっとなった。
自分のものとしてから、初めてそのパワーに気付くことがあるが、この靴がまさにそれであった。
これは買ってよかったな・・と思った。
大した存在感である。

このバートンは、恐らく定番で用意されている仕様だと思われる。
ウェルトが赤みのあるダークブラウンであるが、これが効いていて、明るい色にもかかわらず全体が引き締まっている。
別注品で探すと、ナチュラルカラーのウェルトや、赤いダイナイトソールのものもある。
そちらの方がより華やかでカジュアルであるが、使いやすさと自分の歳のバランスを考え、あえて渋めのダークブラウンのウェルトのモデルにした。

実物を見ると意外に迫力を感じるのは、ベースのカラーが明るいので、フルブローグの模様がはっきりと出るからであろう。
今まで購入した濃い色のバートンとは、少し雰囲気が違う。
ジーンズともよく合いそうだ。
履く前から、けっこう気に入ってしまった(笑)
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