拡大


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

大きな画像

ベルトの紹介のために、時折腕時計の写真を撮る。
とは言っても、机の上にポンと置いて、マクロレンズで撮るだけだから、大した写真ではない。
機材も会社に置いてある旧型のレンズとボディだ。

時計の本を見ると、まるで絵で描いたような精密な写真が並んでいる。
技術的に独自の発展を遂げている分野であることが窺える。
照明の当て方とか、ボディへの映り込みを防ぐ方法とか、あるいはPhotoshopでの補正とか(笑)・・・いろいろな工夫がなされているのだろう。

その追求に費やす時間はないのだが、実は気楽に写真を撮るだけでも、撮ってはじめて判る真実がある。
文字盤の印字のクオリティである。
時計のランクによって、品質にはっきりと差が出るのだ。
等倍で写せるレンズで撮り、画面いっぱいに引き伸ばすだけで、実によく違いが判る。

老眼で至近距離に弱いため、目で見ただけでは差が判別できなかったが、モニタ上で拡大すると大違い。
安いクオーツなどは、文字の表面がでこぼこしていたり、アウトラインがかすれているものもある。
アクアテラやオーヴァーシーズなどは、さすがにしっかりと印字されており、拡大しても粗が出ない。
写真の恐ろしさと、老眼の恐ろしさを思い知る結果となった(笑)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )