内容(「BOOK」データベースより)
今から百年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日、突然変化する。表題作他三篇。
殺人出産
トリプル
清潔な結婚
余命
読書備忘録
なんというか・・・ありえないっ!
が・・・
100年、200年先のことなら、あるかもしれないし、ないかもしれない。し、正しいことが間違っていることになるかもしれない。
わ・か・ら・な・い!ってお話・・・だと思う。
殺人出産
そりゃぁそうしたい人がいたって不思議ではないけれど、そんなことは育子と同じでいろいろあっても時間がたてばするりとするもんだし、10人子供を産んでいるうちには忘れてしまうような?
「産み人」になった姉の環はちょっとちょっとな人だけれど結局ねぇ、「死に人」を彼女にしたわけだし・・・
夏休みにやってきた従妹の小学生のミサキの自由研究のテーマが・・・これ!
小学生が・・・これっ!
余命
ほんの4ページ程の作品
びっくり・・・
要するに医療が発達して人が死ななくなったから、そんなことは自分で決めてくださいってこと。
現実味を帯びているような・・・100年、200年先には・・・
今は死にたくない!と思っていても、死にたくても死ねない!
終わりがあるから頑張って生きるってことをするけれど・・・
だいたい何事にも終わりってあるけれど、それがない!
永遠に生きる!ってのに耐えられなくなるのかな・・・?
案外簡単に・・・。
図書館本「コンビニ人間」の順番がなかなか来そうになかったから、ちょっと読んでみた。
ら・・・
面白かった。こういう作家さんなの?ってほかにも読んでみたくなった。