14 大谷智久 投手 33歳 年俸8800万円
【2018年成績】 45試合 1勝3敗0S 防御率5.40 41回2/3 50被安打 9被本塁打 17与四球 1与死球 36奪三振 被打率.294
5月にFA権を取得して本来であればオフに騒がしい存在になっていなければならなかったはずの大谷は、しかし話題にもならないままに残留が決まりました。
それぐらいに存在感が薄かったかな、とは45試合も投げてくれた投手には申し訳ないながらも、中継ぎに専念をしてからは最悪な一年でしたので仕方がありません。
現代野球からすれば来季に34歳はまだまだこれから、ながらもチームでは現役最年長、勤続疲労による衰えが目立つ中継ぎ陣の中でもそれが顕著なだけに踏ん張りどころのシーズンになりそうで、この程度の数字の大谷がまた40試合以上も投げているようではチームの低迷が見えてくるだけに、復調か世代交代か、その象徴のような立ち位置になりそうです。
オープン戦でもストレートが走らず、一昨年あたりから感じていた球威の衰え、持ち味だった重さを感じられなくなったのが大谷には致命的にも思えます。
左ふくらはぎ違和感で開幕二軍スタートとなるなど小さな故障も出始めましたし、そんな変化を一番に分かっているのは当然に大谷本人なのでしょう、ピッチングスタイルも変化球中心となり、見た目とは違ったコントロール重視の繊細さが失われてどこかおおざっぱになったような気がします。
これまでであれば打ち取ったはずの打球が内野の頭を越えていく、そんなシーンも目立ち、この延長線上のままであればきっと厳しい来オフになるでしょう。
今春は涌井や内などベテラン勢が別メニューで調整を任されている中でも大谷は全体練習に入っていましたので意識は高いはず、新しい顔が中継ぎ陣に加わるには迎え入れる先達がしっかりとしていてこそ、もう一度あの重いストレートを取り戻して老大谷として藪田に負けない充実の30代後半となるよう期待をしたいです。
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【オリオン村査定】 8800万円 → 7800万円 (▼11%)