オリオン村(跡地)

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2018年通信簿 2 根元俊一

2018-11-03 03:13:49 | 千葉ロッテ

 

2 根元俊一 内野手 35歳 年俸2820万円

【2018年成績】 28試合 43打数 5得点 8安打 打率.186 2二塁打 0三塁打 0本塁打 3打点 0盗塁 0四死球 18三振 得点圏打率.167

根元が13年間の現役生活に終わりを告げました。
今季は引退試合も含めてスタメンでの起用は僅かに7試合、かつ主戦場としていた二遊間でのそれはゼロで大半が外野かDHですから、昨年に予想をしていたとおりの結果ではあります。
二軍では164打席で.357と無双ぶりを見せつけましたが、しかし一二軍のレベル差以前に元から三振が多いタイプではあるにしても一軍では1/3を超える三振率、そして四球がゼロと動体視力、反射神経の衰えを実感したからこその決断だったのではないかと、また井上の台頭で一塁が埋まったのも影響をしたのでしょう。
来季からは一軍の内野守備走塁コーチとしてチームを支えることになりますが、レギュラーを手にしながらも外的要因でそれを手放さざるをえなかった苦労人、その経験を活かした選手目線での指導を期待したいですし、さっそくにノックで四苦八苦をしているようですが長く一線で指導者であり続けられるよう学びの日々を送ってくれればと思います。

昨秋に右肘関節鏡視下手術で全治3ヶ月、それでもギリギリで春季キャンプには間に合っての開幕一軍と、春先の出足は悪くはありませんでした。
しかし代打での起用がメインでスタメンであっても3打席が一度あっただけ、4打席でなんぼの根元にとっては結果を出すのが難しかったであろうことはその立ち位置からしてもちろん言い訳にはなりませんが、しかしレギュラー陣が不調だったときでも固定主義の井口野球にフィットしなかった感は否めません。
二軍では四番を任されるなど菅野もそうでしたがタイプを意識した打順でないのは悪しき伝統になりつつありますし、そのあたりは気の毒だったとも言えます。
それでもこれまでは一軍に昇格をした直後に印象強い活躍があったものの今季はそれもなく、存在感が希薄になっていたのも実際のところでしょう。
引き際は人ぞれぞれ、大松のように現役にこだわるケースもあれば根元のようにスパッと身を引くケースもある、いい悪いはなく、ファンとしてはその決断をただ見守るのみです。

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【オリオン村査定】 2820万円 → 任意引退 ※9/21に引退表明



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