自由空間

喘息などに効果のある呼吸法を紹介していましたが、自然環境や世の中の激変で、さまざまな話を自由にしていく事にしました。

光合成で生きる

2016-01-24 18:39:48 | Weblog




新種の海牛エリシア・クロロティカ(Elysia chlorotica)です。


エリシア・クロロティカの現在最大の謎として残されているのは、なぜ動物の体内で葉緑体がずっと働き続けられるのかということです。

葉緑体は独自の遺伝子を持っていますが、その遺伝子によって作られるのは葉緑体の活動を維持するのに必要なタンパク質の10%に過ぎ

ません。他の90%は藻の細胞核で作られるタンパク質によって賄われていました。

いったいどのようにしてエリシア・クロロティカの中で葉緑体は一生の間働き続けられるのでしょうか?

最新の実験で、ランポ氏のチームはエリシア・クロロティカの餌となるヴァウチェリア・リトレアの遺伝子配列を調べました。

それによって、やはり藻の細胞抜きに葉緑体単体では活動を続けられないことを確認。

一方、エリシア・クロロティカの遺伝子を調べたところ、その中から極めて重要なヴァウチェリア・リトレアの遺伝子を発見したのです。

その遺伝子配列は藻の配列と完全に一致しました。

http://buzzap.jp/news/20120508-elysia-chlorotica/

光合成が出来るものではテングモウミウシ(Costasiella kuroshimae)もそうです。

体長は5ミリ程で、日本やインドネシア、フィリピンなどの浅い海に生息している。このテングモウミウシは、

海藻や藻を食べる草食性で、それらを食べる際に、植物に含まれる葉緑素を自分の体に取り込んで機能させる能力を持っていると言う所も

上記のウミウシ、エリシア・クロロティカと同じ機能です。




綺麗な海牛(おまけ)





可愛いからおまけのおまけ

ゴマフビロードウミウシ





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