生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

勉強法

2010年10月10日 12時32分32秒 | 勉強法
勉強法の本を読んだら、自分の勉強法ってなんだろうと思うようになった。

実際、何度も、勉強法について書いてきたので、同じことの繰り返しとなるが、おいおい、書いていくこととしたい。

とりあえず、毎度言っているが、勉強法の最も大切な原則がある。

それは、勉強しなければ始まらないということだ。多くの人々が、勉強法に書かれた本、あるいは名を変えて「勉強術」やら「学習法」やら書かれた本を読むところまではいきつく。

だから、その手の本が売れるわけで、需要がなければ供給があるわけがないのだ。

しかし、そのうち、大多数の人が、その手の本を読むことで「達成感」を得てしまう。何の学習もしていないのに、「読書1冊」の達成に浸ってしまい、いかにも、明日からの自分は、今までとは違う自分になってしまったように感じてしまう。

あるいは、ちょっとはやってみる奇特な読者もいるだろう。しかし、実際の学習法にトライした人も、3日坊主で勉強法を中断してしまう。

なぜ、書かれた勉強法は着手されず、あるいは、続かないのだろう?


理由は簡単。自分の勉強法ではないからだ。書いている人は時間を有効的に使っている人、あるいは資格や、難関校を合格したような「学習のプロ」である。そんな人と同じ生活サイクルを送る事は素人にはムリ。あるいは、ノートをキレイにとれだの、スキマ時間を活かせだの、飲み会に行くのは3回誘われて1回だの、まあ、難しいことを書き綴る。

その通りなのだが、実際、仕事が5時に終わって、6時に家に帰れるサラリーマンがどれほどいるのか。そして、帰宅後、風呂に入って、食事をして、毎日3時間、4時間と学習に投下できるサラリーマンが存在するのだろうか?

厳しい計画や余裕のないプランは、いずれ破綻する。そういうものなのだ。あるいは、時間にこだわるあまり、学修の内容がおろそかになる。本末転倒ってやつだ。

では、どうすればいいのか?

そう、とりあえず、学習をすすめること。最初は徒手空拳でいいから、何か、興味のあることを始めるのが先決である。本当なら、最初から「資格を目指せ!」「学校に入学しろ」と言いたいところなのだが、学習への取り組みマインドが枯渇している状況で、そんな重い話をしても仕方ないだろう。

1週間断食している人に、すぐ「ビフテキを喰え!」と言えば、余計に体を悪くするのと同じで、学習を何年もやっていない体に、重たい勉強はきつすぎる。断食後、まず「重湯」や「お粥」をすするのと同じように、軽目の「読書」や「数回程度で完結する通信教育」等からスタートすることをお薦めしたい。

焦って、何十万円もする通信教育や、専門学校に入学しても、本当に学習できる体制を、自分の方で準備していないと、いずれ、「挫折」という言葉で終わってしまうだろう。

しかし、何かしら始めないと、学習というものは始まらない。始まらないところに、成果や実績というものはついてこない。

だから、最近、勉強してないな~と思っていて、勉強しなければいけないかな~と思っているなら、今日から、なんでもいいからスタートしてみよう。図書館でもいいし、書店にいくことでもいい。興味のある通信教育の講座をひとつ申し込むことでもいい。

学習をしなければゼロ。でも、少しでも学習すれば何かしらのプラス。そのプラスαこそが、今までの自分と違う、新しい自分への積み重ねとなるのだから。

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2 コメント

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それぞれの勉強法 (Tsutomu)
2010-10-10 16:09:00
おかれている立場や環境、また学ぶ事柄によって、勉強法って異なりますよね。
実務界と学界に身をおく私であっても、実務界での勉強と学界の勉強では、明らかに方法が違います。


> その手の本を読むことで「達成感」を得てしまう
> 自分の勉強法ではないからだ
これぞ言い得て妙!!

自分に合った、そして自分が学ぼうとする事柄に合った方法を見つけ、それを実践しすることが、大事なんだと思います。

そんな私は、今の大学院に進学して以降、それまでとは勉強法がガラッと変わりました。
Tsutomuさん (フラ夫)
2010-10-10 22:22:09
そうなんです。書かれている通りの勉強法をやるのではなく、自分のやりやすいようにカスタマイズすることが大切だと思います。

今日の今日まで、「学習ゼロ」の人が、いきなりトップギアに入れて学習できるはずがない。

まずは、慣らし運転のごとく、少しずつ学習する習慣をつけていくのが必要だと思っています。

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