松本さんのブログで
「学位授与機構の学士取得に失敗した方へ」という記事があった。
書いてある内容については、首肯できるものである。私も、不合格の方には、可及的すみやかに再受験していただきたい。
なんせ、
アンケートの記事で書いたように、事業仕分けの影響もあり、受験料値上げの可能性が高いのだから。
松本さんの記事に加えて、私が有益だと思うことは「第三者にレポートを読んでもらうこと」である。
私自身、機構のレポートのほかに、大学の卒論を2本、それに、修士論文とコンサルティングワークショップの最終成果物を書いている。しかし、まだ、正式な論文の書き方について、自信が持てない状況である。
引用文献の書き方やら、脚注やら、どうして書いたものか・・・と、頭を痛めている。武蔵野大学大学院は、その点、かなり厳しい(引用をはっきり書かないと容赦なく不可とするそうで・・・)ので、レポートを書く際の大きな障壁となっている。
とはいえ、機構のレポートでは、あまり、引用文献を気にして書いたことはなく、すべて、参考文献で書いているので、学術的な体裁については、それほど、厳格ではないのかもしれない。
だからこそ、第三者に読んでもらって、内容が伝わるか確認して欲しい。「機構に出すレポートをチェックするのはえらい先生だから、これぐらい分かってくれるだろう。」な~んて、自分に都合のいいように考えてはダメ。
第三者でも分かる内容であること。しかも、読んだだけで、「何が問題(課題の提起)で、どうしたいのか(課題の解決)」が分かるような創りこみであること。ただ単に、問題点をあげつらうだけ、あるいは、データを集積するだけでは、学習とは言えない。
そして、第三者が「ここがわからない」と言った点が、かなり「論文試験の問題」になる可能性が高い。それについて、解答できるようになっておくこと。
レポートの構成は、事実に立脚するものが必要で、自分の主観的なものは評価は低くなる。自己満足のため、自説を盛り込むにはMAX17ページでは少なすぎる。「思い入れ」は大切だが、それを前面に出すのは、余程の根拠がなければマイナスにしかならない。
第三者から「本当に、ここに書かれているとおりなの?」と疑惑を持たれたなら、そのレポートには何かしら問題点がある。きっと、機構で読む方も、同じ思いとなるはずだから。
その点、留意していただくことと、次回の試験での捲土重来を期待しております。