現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ウルズラ・ヴェルフェル「ろくでなし」灰色の畑と緑の畑所収

2017-02-24 10:07:43 | 作品論
 夫が他の女と出て行って、酒におぼれてしまった母親と子どもたちの話です。
 アルコール依存症の治療を受けても、なかなか立ち直れない母親を、上の男の子は支えようとします。 
 日本の作品にあるような過度にけなげな子どもを描いて、お涙ちょうだいな話にしないで、作者の見る目が適度な距離感を持っているのが、好感が持てます。

灰色の畑と緑の畑 (岩波少年文庫 (565))
クリエーター情報なし
岩波書店

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1 コメント

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こんばんは (鈴猫)
2014-01-03 22:51:25
こんばんは。鈴猫です。アルコール依存症関係は一度読んでみようと思います。またお邪魔させて頂きます。

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