レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

セーラームーン新旧

2014-07-20 16:52:39 | マンガ
『美少女戦士セーラームーン』は、92年~97年、5年に渡ってマンガ連載及びテレビアニメがほぼ並行していたヒット作である、周知のように。
 そして現在、ニコニコ動画で『美少女戦士セーラームーンCrystal』としてアニメの新作が放映されている(旧作も公開中)。新作といっても新しい話というわけではなくて、マンガに近くリメイクといったところ。今月から2週間ごとに更新、全26回。いまは2話目が出た。
 なお旧作は、1作目が通称「無印」、第2が「R」、以下「S」「SS(スーパーズ)」「セーラースターズ」がタイトルにつく。
 マンガでの第1部(ダーク・キングダム編)が「無印」、第2部(ブラック・ムーン編)が「R」というふうに対応していた。
 「無印」は40回あった。1話目の内容は新旧ほぼ(マンガとも)同じ展開。しかし旧作では、2人目の戦士マーキュリーが登場するまでに数回あり、3人目、4人目、と増えていく間も同様。その点「C」は、間をおかずにどんどん増えていくようだ。
 きいたところでは、旧作では不人気の場合は23回打ち切りで、4人目のジュピターは出ないまま、だから初代OPには3人目までしか出ていなかったのだそうだ。  その点いまのはマンガの第1部最後まですることが決まっているのだろう、ダークキングダムの「四天王」までOPに出ている。

 マンガ寄りの方針ということで期待していることは
・マーズ・レイのキャラはマンガと旧アニメで大違いであったことは有名。私は正直言ってアニメのは好かん、特にカセットブックのギャグでの「レイ ちゃん って呼んでください」のブリッコセリフは嫌いだった。  だから、クールで神秘的なお嬢様として描かれることを希望する。
・ タキシード仮面こと地場衛は、マンガでは高校生(うさぎと3つ違い)、旧アニメでは大学生(うさぎより5つ上)だった。女子中学生とつきあうのが男子高校生ならばわかるが、大学生でそれは気持ち悪いだろ、と思っていた。今回は高校生でいってくれるんだろうな。
・賛否両論巻き起こした、「無印」クライマックスでのセーラー戦士たちの死。マンガでは、4人は重傷で倒れているという程度の描写だったので、水晶の力ですぐ復活しても不自然ではなかった。ここはぜひマンガのほうを踏襲で。

 旧アニメがマンガより優れていると思ったのは、キャラの描き分け。武内さんの絵では顔の区別なんかまるでないけど、アニメでは目の中も違いをつけてあった。 この点「C」はどうだろうな。

 「C」の不満点は、OP・EDの歌。歌じたいは悪くないのだ、特に『Moon Pride』の、王子様にゆだねずに自ら戦うことを宣言しているフレーズはたいへんよろしい。   ダメなのは歌唱。「アイドル」の軽薄な調子はイヤだ。

 「ニコニコ動画」で、コメントをつけられる機能があるのはそれなりに面白いが、「コメントを消す」にしないとコメントが画面に一緒に流れてくるほうがデフォルトなのはいかがなものか。ジャマ! ないほうが基本で、つけるのがオプションであるほうが妥当ではないのか? 
 世界同時配信ということで、各国語の字幕付きがある。ドイツ語版でも見ている、楽しい。いずれ吹き替えもあるのだろうか。
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