レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

冬。

2022-11-27 13:29:54 | 雑記

 朝が寒い。 こたつに布団をつけたとすでに書いたけど、いまだにこたつとして使用はしていない。「悪魔の発明品」と呼ばれるだけに、使うのが怖くもある。せめて12月まではやめておく。
 

 書店ではもうカレンダーが出ていて、柴犬と花と風景に目がいくのはいつものこと。 行きつけベーカリーのルパで、今月末の日、700円以上の買い物をするとカレンダーがもらえるという。どういう品かわからんけど、行く予定。この日は雨の予報だけど傘さしてでも行くぞ。ヤクルト屋さんからも次あたりもらえるだろう。

 

 今日からアドヴェントかな。とっくにあちこちの店ではクリスマス仕様になっていたけど、あんまり早いのもどうかと思う。 そのうちシュトレンを買おう。

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マンガの前身作

2022-11-16 09:13:25 | マンガ

 11月も早くも半分過ぎた。11月といって頭に浮かぶ、『11月のギムナジウム』は萩尾望都の旧作。『トーマの心臓』の原型ともいえる短編。(萩尾さんに対して特にファンというわけではないけど叙勲は祝福する!)
 

 長編ヒット作に、その前身・原型、前編が存在することはままある。

 弟が少年サンデーを購読していた時期があるので読んだのだが、安永航一郎『県立地球防衛軍』(イメージアルバムも出たな、『元旦が来た』はウケていた)の前の『肉弾X』。
 ジャンプでも、読み切りを載せてその反響で連載化ということはよくあるのだろう。『るろうに剣心』でもあった。 『スラムダンク』は、デビュー作の『楓パープル』が原型と言えるだろうか。(『カメレオン・ジェイル』に併録されている)

 『セーラームーン』にとっての『セーラーV』もある意味そうかも。

 ヒット作は、何回も違うバージョンで出しなおすことがよくある。そういう際に、上記のような関連作は収録されるのだろうか、それが気になる。

 『スケバン刑事』は、『校舎は燃えているか?』という読み切りが先にあった。白泉社文庫にはいっていたのかは知らん。「新装版」には? アマゾンで見たら、『スケバン刑事if』に入っている。「if」は、もともとは「スケバン刑事second』という題で2作出た、パラレルワールドもの。
 

『あさぎ色の伝説』は、初めて掲載されたのは別冊マーガレットの読み切りで、しかし途中まで(「うちのしじみが売れた・・・こんなうれしいこと初めてや」まで)で中断したままで、あとで番外編の一つとして完成。しかし、最初の2ページ(タイトルページ以外)は多少の違いがあったのだ。作者自身が講釈師のように「お待たせいたしました ヒゲクマ初の時代劇ロマン、さて始めよう! 時は幕末ー-(略)血みどろの幕末にあって さわやかな笑顔を残した青年、その名は 沖田総司!」  「え? しじみ売りの佐平さんか」  これらを、数年前に出た『あさぎ伝』にもいれてほしかった。   

 その点、秋田書店から出た『Z(ツェット)』は、掲載当時のとじ込みピンナップや予告編などまではいっていてみごとなものだった!

 

「前身」ではないけど、川崎苑子『りんご日記』はもしもまた出る機会があるならば、事実上の続編・後日譚である『夢の入り口』を併録してほしいと強く思う。

 

 関連作はなるべくまとめてほしい。逆に、長編の最終巻の穴埋めでまったく関係ない作品がはいっていることは歓迎しない。

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『ミシンの見る夢』

2022-11-09 11:18:51 | 

ビアンカ・ピッツォルノ『ミシンの見る夢』

 

 イタリアの作品。19世紀~20世紀、語り手の主人公(名前は出てこない)は両親がなく、祖母に育てられる。祖母は腕のいいお針子で、「私」も仕込まれる。祖母の死後も仕事は順調に続けていく。

 大きな雇い主の一人であるエステル嬢がとても素敵。金持ちの父を持ち、美しく積極的なエステルは侯爵夫人となって、激しく相思相愛だと思われたが、お産が難産となり、母子ともに助けられない可能性が見られる。その際、跡継ぎを優先して妻を捨てることを選んだ夫を許さず、女児を連れて家を出てしまう。離婚はできないので夫はエステルの望み通り、跡継ぎを得ることはかなわなかった。(彼は先に死亡し、エステルは再婚した)

 金持ちの父親が頼りになるおかげであるのだけど、エステルはなにかと「私」の力になってくれる。娘の被雇用者にすぎないお針子に弁護士等貸してくれるこの父親も太っ腹だと感心する。

 「私」と同じアパートの友達が病気になり、その娘を結局はひきとることにする。

「私」に貴族の子息が好意を示していて、「私」も本心ではひかれているけどそう易々と受け入れられない。そして彼の祖母である傲慢な老婦人は卑怯な妨害を加えてきたりする。

 たくましく堅実に誠実に生きる「私」、多少の少女マンガ風味(『エマ』?)。コミカライズされても似合いそうだ。

 同じ作家の『あたしのクオレ』(岩波少年文庫)も面白かった。女の子コンビが理不尽な女教師(という言葉は好かんけどこの際適切)に立ち向かい、でも結局先生に打撃を与えることにあまり成功していなかったことはものたりなく、でもたぶんリアル。

 

 

 図書館で「乙女の本棚」というシリーズを知った。正方形に近くやや横長という変則的なサイズで、日本近代文学の短編や詩を絵本にしてある。わりに耽美調のイラストレーター。

 私は実をいうと、いわゆる「耽美」タイプの絵はさほど好みではないのだけどね。このシリーズは既刊全部読んだ。

 海王社から出ている「海王社文庫」は、日本近代文学を扱って、BL寄りのマンガ家の挿画で、(全部ではないけど)声優の朗読CDをつけるという趣向。こちらもこれから活用してみよう。

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冬じたく

2022-11-01 07:43:11 | 雑記

先月、敷布団の上のシーツを、タオル地のものから少しフカフカに替えた。

 掛け布団にモコモコを加えた。

 こたつに布団を加えた、これで、洗濯物の生乾きも大丈夫。

 

 先月、投下を怠けていたとは思っていたが、1日だけで放っておいたとは驚いた。

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