レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

チャンまま 傭兵隊長

2020-04-27 18:43:02 | マンガ
『エロイカ』サークルの縁で文通を始めた長い付き合いのDさんは、たまに本を送って下さる。図書館が閉まっているいまは特にありがたい。
 先日の便には、『チャンネルはそのまま!』1~3巻も入っていた。もちろん私は既に読んでいるが、読んだあとで手放しているから、また読むことはやぶさかではない。話じたい覚えていてもやはり面白い。
 『動物のお医者さん』のあとで佐々木倫子は青年誌へ移り(そうさせた花ゆめの責任者を恨むぞ!少女マンガ界の大損失!)、『おたんこナース』の開始を私は「ぱふ」で知った、あの時は驚いたものだ。
 札幌の「星テレビ」に「バカ枠」で採用された雪丸花子が周囲をふりまわしながら大奮闘する。同期のマジメで優秀な山根一は「バカ係」と、上では想定されている。――この二人に恋愛フラグなんか皆無であったのが佐々木倫子らしい。この作家に恋愛要素なんて読者は求めちゃいないということを編集部で理解していたということか。
 気象予報士が、せっかく予報したことを人々が注意してくれないことにヤキモキする気持ちはよくわかる。

 長池さんの『傭兵隊長の花嫁』は、料理長の娘として身に着けた力を発揮してがんばるエレナも、愛想なしだけど誠実なダヴィデも、たいへんいいキャラで微笑ましいロマンスであった。華麗というタイプの絵ではないけど、ルネサンスものはこれからも描いてほしい。
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オンザ

2020-04-20 09:46:15 |   ことばや名前
「オンザ」という言葉はいまも使うのだろうか。

 コバルトの『炎の蜃気楼』が大ヒットしていたのは90年代のこと。主人公である男子高校生の中学生時代の描かれる番外編で、挿絵で前髪が短くなっていた。ギャグ化した公式二次マンガで「オンザ眉毛」と添えられていた。英語の使い方としてまちがっているのだが、当時この「オンザ」、眉毛よりはっきりと上で切ってある髪型を指す言葉は世間でも使っていたようである。
 この髪型は「ぱっつん前髪」としていまでもある。
 女の側では洒落たものとして採用しているのに、オシャレにうとい目には昔の子供(「ワカメ」みたいな)に見える、という話はたまにある。
 する人のセンスや容姿で明暗が分かれてしまう髪型の一つであろう。

 私は美容院に、学期明け近くつまり春休みの終わりと夏休みの終わりに行くことが常であるが、今回は「遠隔授業」で登校なしなので行っていない。このまえ、伸びすぎの前髪がうっとうしくて自分で切ったら切り過ぎて、昔の子供状態になってしまった。次の学期までに伸びることは確実であるが、コロナの収まってくれることのほうがもっと望まれることは当然である。
 オンザなんてささいなことだよまったく・・・。
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買ったマンガ(?)と来月買うマンガ

2020-04-18 10:08:08 | マンガ
 元々あまり出歩くほうではないが、いまはますますめったに外出しなくなっている。近所に自転車で買い物レベルのことは週に2,3回のところが1回程度に減っている。
 きのうは本屋が主な目当て。ネットで知って買おうと思っていたのは
『萩尾望都と竹宮恵子』中村右介
『とーとつにエジプト神』yuka
『傭兵隊長の花嫁』長池とも子
 さらに、目にはいったのは
『罪と罰』ひらはらしだれ  興陽館
 「ドストエフスキーを美麗漫画で読む。」と帯にある。古典のマンガ化は関心の対象であるが、いちいち買っていてはきりがない。しかし、デュッセルドルフのF田さん(故人)の夫Hさんはロシア文学がお好きだということなので、こちらにお送りしようという自分への口実で購入した。
 久しぶりに少女マンガ雑誌を買いたいなあという気持ちもあるのだが、どうもこれと決定的に思えるものがなくて見送りのまま。

 来月の新刊では買う予定がけっこうある。ひかわさんの『魔法にかかった新学期』3巻、香日ゆら『三枝教授のすばらしき菌類学教室』2巻、『聖おにいさん』18巻、『だめっこどうぶつ』11巻。TONOさんは『カルバニア物語』19巻と『ウサギコットン100%』2巻が出る。
 6月は『ローカル女子の遠吠え』6巻も出る。これは掲載誌の4コマ月刊誌がコンビニにも置いてあるので立ち読みする機会が多い。先日のぶんでは、ぶりっこの桐島が、旧知の集まりで、ちょっと好きだった男の子(当時)が、清潔で知的・見た目地味な人と結婚したときいて面白くなく思い、職場で現在アタックしている相手の雲春にその人の写真を見せてどう思うかきいてみる、「君のほうが可愛い」と言われたくて。答え「(いっしょに写っている)犬がかわいい いいなあ犬」 
――ざまあみろ! 
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起床事情

2020-04-12 15:18:37 | 雑記
私はロングスリーパーである。この言葉を私はラジオのドイツ語講座で覚えたが、「朝寝坊」という意味で使われていた。しかし、長く眠ることと朝寝坊とは別であろう。
 私は朝型である。豆腐屋さんや修道士のように極端ではないが、少なくとも夜型ではない。
 大学生のころにはひどいものだった。当時住んでいたところでは、午前の10時半~11時に郵便配達が来て、そのバイクの音で目を覚ますという状態だった(授業でもっと早い時は別)。それが変わったのは、博士課程1年の秋に、語学学校の2か月コースでドイツに行った時である。学校の寮に住んだ。朝6時に起きて6時半に出て徒歩15分くらい、朝食は7時からなのでしばらく待っていた。それが2か月続いたことから、まともな時間に起きるようになった。
 それから10年ほどたって、某大学の1限目の講義に行くようになり、そのためには5時起きが必要になった。それは週に1度のことだが、無理がないように、ほかの平日も5時にしたのだった。
 それがいまでも続いている。1限に行く日は4時になってしまった、そこまで早くなくてもいいのかもしれないが、早いほうが電車も混まないし、講師室でお茶を飲んで道具を用意しコピーをとり、なにかとすることはあるものだ。
 98-99年の留学の時は、風邪をひかずに冬を乗り切る!ということを心がけた。そのためには睡眠も大切である。だから、2月3月の休み中には、2月は起床を7時にして、3月は6時半にという具合に、普段の6時起きよりも緩くしていたものである。
 今回の冬・春休みにもそんな感じにしようかと思っていたが、とうとう原則5時のまま過ぎてしまった。
 しかし、コロナのせいで春学期は遠隔授業で登校がなしになった。
 そして、必要なくても5時起きを続けていた理由は、ラジオの『弾き語りフォーユー』(の再放送)をきくためだったのだが、この春から「聴き逃し配信」の対象になったので、それを利用すればいいようになってしまった。
 どうしたものか。
 目覚ましを使わなくてもだいたいは目当ての時間の少し前に目覚めることが多いのではあるが。もし放っておいたらいつまで寝ているのだろう。あまり遅いと精神衛生上悪い。特に勤勉なタチではないが。
 ロングスリーパーではあっても、起床が遅いのはイヤなのである。同じ時間ならば前にずらして早寝するほうが好きである。現に就寝は早い。
 今夜もよく眠れますように。
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ラジオの楽しみ

2020-04-09 18:50:08 | 雑記
やはり図書館の休館はまた延長、5月半ばまでとひとまずなっている。
 予約及び貸出冊数は一人10冊までで、私は母のぶんまで使っているのだが、それでも予約はギリギリ近くまでしてしまっているので(そのうち5冊は「回送中」状態、これらを受け取ってしまえればまた余裕ができるのに~)、「新着図書」で読みたいものがあってもおいそれとボタンを押せないので悔しい。

 ラジオをよくきくようになったことは既に話題にした。使っているCDラジカセは、3局まで登録できるので、NHK-FMと、AMのNHK第1と第2にしてある。第2というのはテレビでのE,、昔の教育テレビに相当する。久々にドイツ語をきいている。
 テレビで「見逃し配信」があるように、ラジオでも「聴き逃し配信」があり、この4月に対象番組が広がった。いちばん好きな「弾き語りフォーユー」は活用している。「アニソンアカデミー」という番組が土曜の午後にあって、でも知っている・ききたい曲はほとんど出てこないのでしばらくきいていない。HPには、曲目が前もってではなく過ぎてからしか載らないのが不便だと思っていたのだが、これも「聴き逃し配信」に加わったので、あとからHPを点検してきくことができるようになったことはありがたい。アニメといえば、先日、寝つきの悪い夜中にラジオをつけていたら、なんの番組だったのか、関俊彦さんが出ていてラッキーだった。
 「青春アドベンチャー」というラジオドラマの枠で、『夢巻(ゆめまき)』という話が面白かったので、原作の小説を読みたくなった。地元図書館にある。・・・開いたら借りよう。いま放送中の『阪堺電車~』も。
 『燃えよ剣』の映画がコロナのせいで封切りが伸びたそうだが、ラジオドラマというテもあるなあと思う。『鷲は舞い降りた』もあったことだし(本来関係ないけど、私にとっては、ミーハーっ気大いに込みの感動という点で同じなのである)。
「らじる・らじる」

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図書館はまだ開かない

2020-04-01 06:31:30 | 
図書館の休館はまた伸びている。
 (大学の春学期は本来は10日からなのだがそれが2週間あとにずれた。)
 予約中の本で、長いこと「配送中」扱いが5冊ある(歴史3冊、ミステリー2冊)。実際にどういう状態なのかわからんが、「取り置き済み」で待たされるのは最悪なので、たとえ実際にはもう届いているとしてもその表記になっていないほうがまだましだと思う。
 カウンターで本の受け渡しするだけでも再開してもらいたいとも痛切に思う、時間帯短縮でも一部の日でもいいから。

数年前に買っていた『白衣の女』byウィルキー・コリンズ をこの機会にようやく読めた。岩波文庫だがむしろミステリー。『月長石』も読もう、図書館が開いたら!
 『ヒトラーの呪縛』の、小説についての章をチェックして、読みたいものがいくつか出てきた。フィリップ・カーの三部作(ナチ時代のベルリンが舞台)のうち、1作目と3作目は地元図書館にあるのに真ん中が抜けているのでこの際だとアマゾンの中古で買った、これも読んでしまった。
 そういう中で、 友達から文庫本6冊(『久生十蘭短篇選』『文豪たちが書いた 「猫」の名作短編集』『未来いそっぷ』『名短篇ここにあり』『短編アンソロジー 患者の事情』『眠れなくなる 夢十夜』)送られてきたのはありがたい。手元の本を再読するのもよいが、その対象に選んでいるのはたいていは非フィクションなので、筋の面白さで読むタイプの本も欲しいと思っていたところなのである。

 私は犬派である、念のため。だからといってネコがきらいなのではない。

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