『エロイカ』サークルの縁で文通を始めた長い付き合いのDさんは、たまに本を送って下さる。図書館が閉まっているいまは特にありがたい。
先日の便には、『チャンネルはそのまま!』1~3巻も入っていた。もちろん私は既に読んでいるが、読んだあとで手放しているから、また読むことはやぶさかではない。話じたい覚えていてもやはり面白い。
『動物のお医者さん』のあとで佐々木倫子は青年誌へ移り(そうさせた花ゆめの責任者を恨むぞ!少女マンガ界の大損失!)、『おたんこナース』の開始を私は「ぱふ」で知った、あの時は驚いたものだ。
札幌の「星テレビ」に「バカ枠」で採用された雪丸花子が周囲をふりまわしながら大奮闘する。同期のマジメで優秀な山根一は「バカ係」と、上では想定されている。――この二人に恋愛フラグなんか皆無であったのが佐々木倫子らしい。この作家に恋愛要素なんて読者は求めちゃいないということを編集部で理解していたということか。
気象予報士が、せっかく予報したことを人々が注意してくれないことにヤキモキする気持ちはよくわかる。
長池さんの『傭兵隊長の花嫁』は、料理長の娘として身に着けた力を発揮してがんばるエレナも、愛想なしだけど誠実なダヴィデも、たいへんいいキャラで微笑ましいロマンスであった。華麗というタイプの絵ではないけど、ルネサンスものはこれからも描いてほしい。
先日の便には、『チャンネルはそのまま!』1~3巻も入っていた。もちろん私は既に読んでいるが、読んだあとで手放しているから、また読むことはやぶさかではない。話じたい覚えていてもやはり面白い。
『動物のお医者さん』のあとで佐々木倫子は青年誌へ移り(そうさせた花ゆめの責任者を恨むぞ!少女マンガ界の大損失!)、『おたんこナース』の開始を私は「ぱふ」で知った、あの時は驚いたものだ。
札幌の「星テレビ」に「バカ枠」で採用された雪丸花子が周囲をふりまわしながら大奮闘する。同期のマジメで優秀な山根一は「バカ係」と、上では想定されている。――この二人に恋愛フラグなんか皆無であったのが佐々木倫子らしい。この作家に恋愛要素なんて読者は求めちゃいないということを編集部で理解していたということか。
気象予報士が、せっかく予報したことを人々が注意してくれないことにヤキモキする気持ちはよくわかる。
長池さんの『傭兵隊長の花嫁』は、料理長の娘として身に着けた力を発揮してがんばるエレナも、愛想なしだけど誠実なダヴィデも、たいへんいいキャラで微笑ましいロマンスであった。華麗というタイプの絵ではないけど、ルネサンスものはこれからも描いてほしい。