レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

4月は番組改編

2023-03-27 08:21:11 | 雑記
4月はテレビ番組改編の季節で、新番組が始まったり、それまでの放送時間が変更されたりする。
 
・新番組『めんつゆひとり飯』 『ローカル女子の遠吠え』の瀬戸口みづき原作。「BS松竹東急」という名前は初めて知ったが、見られることは確認したので録画。13回。
・TVK(神奈川テレビ)で日曜夜11時放映だった『らんま2分の1』が、7時から2本ずつになる。こういうのは大歓迎だ。
・『美の壺』本放送はこれまで金曜夜7時半だったのが水曜に。
・『ぶらぶら美術・博物館』(いつも見ているわけではないけど)が火曜から水曜に。
 
 
・全52回の『うる星やつら』は前半が終わった、残りは来年。
・『大奥』は続きは秋。テレビアニメもネトフリで夏に放映だそうだ。実写とはどう差別化するのだろうか。原作では、「お万の方様の再来」としてそっくりな顔(#)のキャラが数人出てきていた、ドラマではそれは採用せず、それぞれ別の男優があたっていたが、アニメでは似た顔に描くのだろう。
# 美女はいろいろタイプ描き分けていたけど「男はみんなシロさん」と某所で指摘されていた、私はこの「みんなシロさん」という表現がツボだった。「シロさん」とは同作家の『きのう何食べた?』の主人公、念のため。
 
 月曜夜の『映像の世紀 バタフライエフェクト』はいつまで続くのだろう。同じ時間にEテレで『グレーテルのかまど』、BSーTBSで『にっぽん!歴史鑑定』がある。映バタ、グレかまは再放送の枠があるので、歴鑑で非常に興味のあるテーマの時には
こちらを優先する。 (うちの録画デッキは重なる時間に入れられるのが2つまでである)
 
 
 平日早朝の『暴れん坊将軍』を、栗さん(山田朝右衛門)が出る時に見ているのだが、すでに第7シーズンになっていることに気づかず、2回分も見逃してしまった、悔しい。(1回目はSPで時間拡大なので1時間のこの放送枠でとばしていただろうけどな) 第7シーズンであと1回出て、もうそれっきり出なくなっている。
 ー-ま、逃したからってそう惜しむほどの内容ではないだろうけどな。
 もしまた第1シーズンが放送されることがあれば、今度こそ、朝右衛門の初登場から見たい。当初は別の名前だったそうで、しっかりチェックしておくぞ!
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『ザ・プロファイラー』でアウグストゥス!

2023-03-09 08:52:03 | ローマ
NHKBSプレミアムで木曜夜9時放映の歴史番組「ザ・プロファイラー」で来週(3月16日)にアウグストゥス!
とりいそぎ宣伝。
コメント (2)
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巻き込まれる 改訂

2023-03-08 10:30:23 |   ことばや名前
先月の「巻き込まれる」の記事(こちらは削除)と、2010.4.1.の記事とをまとめて加筆改訂。
 
 
「巻き込まれる」という言葉の使い方が気になっている。
 
ネット上から拾った説明は
「意図せずに騒動などの渦中の人となる。 いやおうなくかかわりを持つ。」
とある。
 先日見た某スカッと系の説明で「交通事故に巻き込まれそうな少女をかばい」とあった。その結果車椅子となり、それで見下してくる奴がいて、でも実はかばわれたのはそいつの身内だったので~というのはよくあるパターン。それはこの際おいといて。
 「巻き込まれる」の意味が上記のように、意図しないで関わる、ということならば確かに事故に「巻き込まれる」は妥当だ。しかし、私の感覚では、例えば、人が車にはねられてふっとばされ、その人にぶつかられて転倒してケガをした、そういうのを想像する。はねられた人のは「事故にあう」でよくないか?「巻き込まれた」だと、二次的な被害のような、そんな気がする。
 AさんとBさんがケンカ、そもそもAさんが一方的にBさんに絡んできたことが発端。その場合Bさんは被害者であったけど、でもBさんがケンカに「巻き込まれた」と言うのは私にはどうも違和感がある、当事者のうちだから。
 仲裁しようとして口をはさんだCさんにまでAさんの矛先が向けられてしまったならば、Cさんが「巻き込まれた」というのは納得できるけど。
 
 この違和感は、まえに「書き込む」という言葉について書いたこと(2010.4.1)と共通点があるだろう、「~~込む」には正当でないというニュアンスを感じるのだ。
 主観ではあるけど。
 
 
 ここからは、「書き込む」の記事を一部省いて。
 

 教科書へ「書き込む」とは言うけどノートにはこの言葉使わないな、単に「書く」だ、と気がついた。
 その考えのついでに、ネット上で掲示板やブログコメントを「書き込む」という言葉について、私が抵抗を感じることの理由がわかった。
 「はいる」と「はいりこむ」を比べると、後者は、はいりにくいところに無理して、または入ってはいけないところにこっそり、というニュアンスを感じる。つまり、一般的・正当ではないという感じ。だから、書くためにあるはずの掲示板に対して「書き込む」のはなんかヘンだと私は思うのだ。
 しかしこの仮説にはすぐに別の見解が出てくる。テストで、問題用紙にならば「書き込む」は抵抗ない。では、解答用紙にはどうだろう。私の感覚では、「解答用紙に」とくると「記入」がいちばんしっくりつながるけど、「書く」と「書き込む」はどちらのほうが自然か? その用紙が単に白紙か、罫線だけでそこにずらずらと文章を書くという状況ならば「書く」であって、「書き込む」はなんかヘンだ。しかし、用紙に表や(  )や__________があって、さあこの空欄を埋めて!と指示してあると、答を「書き込む」でもおかしくない気がする。
 つまり、「書き込む」という言い方が合っているのは、そこに書くことがフツウでないという場合と、既になにかが書かれてまたは印刷されているという場合とあって、私が「掲示板に書き込む」をヘンと感じることは前者に基づいているということになる。
 もっとも、ヘンに思うか思わないかは単に主観であるので、上記の解釈の普遍性には疑問の余地はむろん大いにある。そして、掲示板「書き込み」でなければなんというのがいいか、いまのところそれといって提案はない。

 引用は終わり。

 「入り込む」は、「玄関から」「正門から」には続かない、「窓から」「塀の割れ目から」ならおかしくない。「主人が」「客人が」はおかしい、「泥棒が」「スパイが」ならば合う。

 つまり、正当でないというニュアンス。

  もう一つー-ここが新しい点、

「広場に」「原っぱに」入り込むはヘンだ。「路地裏に」「柵の中に」入り込むはおかしくない。

 狭いところ、囲われたところにというニュアンス。

 上記の解答用紙のケースで用紙にいろいろ書いてあってその空欄に記入するなら「書き込む」でも馴染む、と言っているのは後者の囲われたところにあてはまる。

 このことを思いついたので加筆した次第である。

 まあたぶん、外から中への動きを意識した言い方というのが「入り込む」の一番ふつうの使い方だろうけど。

 

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久々の文庫ブックカバー

2023-03-06 07:47:12 | 
 このまえ図書館に行ったら、「ご自由におとりください」と布製の文庫ブックカバーがおいてあった。消費者センターのCMが市のキャラクターといっしょに描かれているデザイン。ひとつもらっておいた。文庫ブックカバーに凝った時期があったなぁ。新しく買った文庫本に、久々にかけてみた。ちょっと嬉しい。
 図書館の15周年の時には、かわいいデザインの紙製しおりがおかれていた。こちらは気軽に、行くたびにもらってきたけど、今回は一つにしておこう。
 
 
「幸せの列車」に乗せられた少年 ヴィオラ・アルドーネ
  戦後数年間、南イタリアの貧しい家庭の子に、北部の裕福な家で冬を過ごさせるという催し(?)が、共産党や婦人団体の主導で行われていたという。母と二人でたくましく暮らしていた9歳の男児アメリは、モデナの一家の世話になる。この家には3人の男の子がいて、アメリと年の近い子は当初ややつっかかってくるのはリアルに感じた。
 やがて帰宅して感じる母との溝。プレゼントされたバイオリンを母が売ったときいて家をとびだしてしまう。 
 ー-結局、その後、ホームステイ先の家の養子になる。
 月日が流れて、いまはバイオリニストになっているアメリは、母の死で久々に帰郷した。
 
 イタリアは南北に長くて地域差が大きいとはしばしば言われるが、遠い異邦人から見ると、同じ国の中でそんなによそもの感があることには若干驚く。
 
 
(萌えすぎて)絶対忘れない!妄想古文 三宅香帆
  ヤングアダルトに分類されていた。
  枕草子、源氏物語等々、人間関係に注目して萌えポイントをヨイショする本。
  更級日記のオタク心はやはり人気。
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歴史と容姿のささいな三題、月初め無理やり投下

2023-03-01 08:38:20 | 歴史
こんなので「歴史」カテゴリーに入れるのもナンだと思う、マンガにしたほうがいいかもしれないが、しばらく「歴史」で投下していないので敢えて。
 
 
『信長未満 転生光秀が倒せない』というマンガ原作のアホなドラマを見ている。
(去年も、やはりマンガ原作で、戦国武将たちのクローンが集められた高校という設定のドラマを見た。『新・信長公記』。)
 信長とその他5人が6人兄弟としてだらだら暮らしていて、議員の光秀がいろいろちょっかいかけてくる。
 OPで信長を「最も多様な姿で描かれた偉人」と言っている。
「美男子、女武士、人外の魔王、モンスター、時にはゆるキャラ、変身ヒーロー、犬、カードゲームまで」
 へんてこな描き方もされているという例が挙がっているのだが、
「美男子」  これはヘンじゃないだろ、単なる史実準拠に過ぎないだろ?
  それにしても、マンガ原作にありがちだけど、「そこそこイケメン」がそろえられていて、個性がいまひとつ。服装がいつも同じなのは見分けのためなのだろうな。
 
 
すでに10年以上経つと思う、某掲示板、少女マンガの話題の中で
「ダヴィンチを美形に描いたマンガがあってドン引いた」
ー-ぬぁ~~にが「ドン引いた」じゃ、ただの史実だ無知者め。
 
 
 日本の古代史を扱った番組に、里中さんが出ていて、『天上の虹』が引用されていたことがある。見ていた母が、「(持統は)ほんとに、こんな美女だったの?」と言ったので、私はかなり理屈っぽく答えた。
 その1:持統が美女だったという史実はない。
 本来はこれだけで済むのだけどさらに
 その2:作中で持統が美女として描かれているわけではない。
 その3:里中さんは特に絵が美しいという評価はされていない。
ー-いやもちろん、下手とか見苦しいというわけではないのだけど、あまり絵が注目・評価されるマンガ家ではないよね? むしろ、本人が美人だとよく言われてきたくらいだ!
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