読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

なぜ絵版師に頼まなかったのか

2008-06-03 |  北森鴻
なぜ絵版師に頼まなかったのか
北森鴻
光文社

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『変革の嵐が吹き荒れる、明治年間の帝都。帝國大学には多くの雇われ外国人が教師・研究者として赴任していた。エルウィン・フォン・ベルツ先生もその一人。並はずれた日本びいきで知られるベルツ先生とその弟子・葛城冬馬が、次々に出来する新時代の事件に挑む。』

なぜ絵版師(えはんし)に頼まなかったのか・・・ん?なんかデジャヴュな感じ・・・なぜエバンスに頼まなかったのか・・・クリスティだ・・・。
もちょっと本歌取りなのかと思ったら、そんなこともなく題名だけだった・・・。
以下
 九枚目は多すぎる
 人形はなぜ生かされる
 紅葉夢(こうようむ)
 執事たちの沈黙
と短編が続く。
題名にはにやっとさせられるのだけど、明治初期という時代背景にもエルウィン・フォン・ベルツにもなじみがないので面白みが半減。

Wikiのエルウィン・フォン・ベルツに、彼独特の日本観の概略が載っている。
なかなか稀有な見方で面白い。
<彼は明治日本においての西洋文明輸入に際しての日本人の姿勢に対して、示唆に富む的確な批判をし続けていたといえるであろう。>(Wikiより)

「ベルツの日記」という本があるらしい。
北森もこれを読んだのだろうなぁ。
読んでみるのも面白いかも。
北森はときどき明治期の埋もれた歴史を掘り当てる。

ベルツの日記〈上〉 (岩波文庫)

岩波書店

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