シソ科のヒメオドリコソウです。
ヨーロッパ原産の越年草、明治時代に日本へやってきたそうです。
房総では昭和40年代に盛んだった酪農で、輸入した牧草に種が付いていて一気に広がってしまいました。
高さは10センチから20センチ、茎の上部に花がさきます。
葉は対生、三角形から五角形に近い形で、葉脈が網目状で目立ちます。
周りには鋸歯があり、色も緑色から赤紫色まであります。
茎の上部の葉は密生して、葉の付け根に数個のつぼみができて順に花がさきます。
花は筒状で先端が3枚に分かれ、前面に2枚の小さな花弁がでて、ホトケノザにそっくりな花となります。
花や葉には細かい毛が密生しています。