タデ科のツルドクダミです。
中国原産の多年草、江戸時代に薬草として栽培されたものが逸脱したそうです。
繁殖力は旺盛で、今ごろになって何も無かった木を覆うように花がさいています。
葉は互生、葉柄を持つハート形で先がとがり、まわりはなめらか。
ツルの上部で花枝が枝分かれして白色の花穂がさきます。
白い花弁のように見えるのは5枚の萼片です、雄しべ8本があり、雌しべの花柱は3本あります。
花のあとは3枚の萼片が広がり、翼となって種子を包みます。
上側の写真は、3枚の翼の中の未熟な種子です。下側の写真は花穂です。
花枝に多数の花がさきますが、受粉して種子ができるのは、一枝で1個から2個ていどです。
種子が熟すと翼が風を受けて飛んでゆきます。