なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

ヨツバムグラ

2019年07月30日 11時05分55秒 | 野草

アカネ科のヨツバムグラです。

北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、草地や庭のすみで見られます。

高さは10センチから30センチ、細い茎が立ち上がり上部で枝分かれして小さな花がさきます。

葉は4枚が輪生して段々になります、先端のとがった卵型で全体に細かい毛があります。

葉の付け根付近から花枝が出て、枝分かれして数個の花がさきます。

白い花びらは4枚、雄しべは4本です。

 


ベニバナ

2019年07月29日 09時52分56秒 | 花たより

 キク科のベニバナです。

アフリカ原産の一年草、口紅や衣服の染料、食用油、生薬として用途があるので栽培されます。

高さは50センチから1メートル、枝分かれせず、先のとがった卵型の葉が互生します。

多数の筒状花が集まった形でさきます、花は黄色から紅色に変化します。

平安時代には長南町で栽培され、江戸時代には埼玉県や山形県で栽培されていました、その後化学染料が出てきたため栽培量は少なくなりました。

長南町では町の花に指定して、「紅花フェスティバル」が行われます。

山形県では県の花に指定されています。 

 


ヒメヒオウギズイセン

2019年07月28日 10時02分12秒 | 野草

アヤメ科のヒメヒオウギズイセンです。

南アフリカ原産の多年草、人家付近の空き地などで野生化しています。

高さは30センチから1メートル、株から葉がのび、花茎が葉より高くなります。

葉は薄く細長くなり、先がとがって下を向きます。

株から花茎がのび、多数の蕾が付きます。蕾は左右に互生して並んでいます。

花は元から先に向かって順にさいてゆきます。

花は黄色から橙色、筒形で先が6枚に開きます、雄しべは3本、雌しべの柱頭は3つに分かれます。

「姫檜扇水仙」と書きます。「ヒオウギズイセン」とは別種です。 

 


オミナエシ

2019年07月27日 18時42分14秒 | 野草

オミナエシ科のオミナエシです。

北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、林の縁や草地で日当たりの良い場所で見られます。

高さは50センチから1メートル、葉が対生して、葉の付け根で枝分かれします。

葉は深く羽状に裂けます、細長く短くて鋸歯があります。

茎の上部で枝分かれして花を多数つけます。

小さな黄色の花びらは5枚が広がります 、雄しべは4本で雌しべ1本です。

「秋の七草」の一つです。 

 


カワラナデシコ

2019年07月25日 16時57分56秒 | 野草

ナデシコ科のカワラナデシコです。

本州から四国、九州に分布する多年草、草地や河原で見られます。

茎は高さ30センチから90センチ、上部で枝分かれして花がさきます。

茎の途中の節に葉が対生します、葉は細長く先がとがり茎を巻きます。

花は薄い紅色、長い萼筒の先に5枚の花びらが開きます。花弁の先は細かい糸のように分かれます。

雄しべは5本、雌しべの花柱は2本あります。

上の写真で左側に枯れた花びらが見えます、花が終わると花びらは枯れ、長い萼筒の中で種子が熟します。