なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

カルガモ

2020年01月30日 14時43分34秒 | 動物

カモ科のカルガモです。

本州から四国、九州に分布する留鳥です、北海道では冬に本州へ南下する夏鳥です。

川や湖沼に生息します、市街地の川では冬になると目につくようになるので、越冬のため南下してきたようです。

雄雌同色で、雄は全体に黒っぽく少し大きいです、メスは少し小さく、羽根先の白色が目立ちます。

雄雌とも頭部と目の部分に黒い線があります、くちばしは黒色で先端が黄色です。

マガモより少し軽くて小さいので「カルガモ」と呼ばれるそうです。

左側がメス、右が雄のようです。

草や草の実を食べます、幼鳥は水生動物も食べるそうです。

 


マルバウツギ

2020年01月28日 10時30分12秒 | 樹木

ユキノシタ科のマルバウツギです。

関東地方以西の本州から四国、九州に分布する落葉低木です。

日当たりの良い土手などで見られます。

落葉する前の紅葉ですが、房総ではまだ葉が付いています。

葉は対生する卵形、先がとがり周りには鋸歯があります。普通のウツギはもっと葉が細長いです。

日当たりが良いともっと紅色に紅葉するのですが、この木は少し日当たりが悪いのでまだ葉が残っているのかも。

花の時期は初夏です、白い花びら5枚の小さな花がさきます。

今は実になっています、ウツギの仲間は実になっても花柱が残るので芯のあるロウソクのように見えます。

 


ツグミ

2020年01月26日 09時36分06秒 | 動物

ヒタキ科のツグミです。

秋にシベリア方面から大群でやってきて、日本へ着くとバラバラに生活して、春になるとまた群れでシベリアへ帰ってゆく冬鳥です。

日本では繁殖しないので鳴くこともありません。口をつぐんでいるので「ツグミ」と呼ばれるそうです。

開けた田畑や公園で枯れ葉の下の虫を探します。また、ハゼなどの木の実も食べるそうです。

目の上の白い眉と、白地に黒い点のおなかが特徴です。

 


オオジシバリ

2020年01月25日 11時10分10秒 | 野草

キク科のオオジシバリです。

北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、畑や水田近くの湿った場所で見られます。

分岐した枝が地をはってのび、地面をおおって群生するので地面を縛る「地縛り」と名がついたそうです。

葉は株から長い葉柄の先に細長いへら状の葉が付きます、葉柄側が切れ込むことがあります。

よく似た「イワニガナ(ジシバリ)」は、葉柄の先に短いスプーン状の短い葉が付きます。

株から花枝がのび、枝分かれして数個の花が付きます。

花は黄色の舌状花が集まり、筒状になった雄しべの中から雌しべの花柱がのびます。

大きな顎があり、花が終わって顎の中で種子が熟すと顎が開いてタンポポのような毛をもった種子が飛んでゆきます。

 


アメリカイヌホオズキ

2020年01月23日 10時54分59秒 | 野草

ナス科のアメリカイヌホオズキです。

北アメリカ原産の1年草、戦後の侵入者と思われますが、在来の「イヌホオズキ」よりこちらを見かけます。

茎は細く、50センチから1メートルに立ち上がります。

葉は互生、細長い卵形から三角形で縁はなめらか。

茎から3枚ほど輪生するようにも見えますが、葉柄と茎の区別がつきません。

茎の途中から花枝をだし、3から6個に分かれて花がさきます。

花柄の分かれ目が連続するのが「イヌホオズキ」。1点から分かれるのが「アメリカイヌホオズキ」です。

白い花びらは5枚、黄色い5本の雄しべが中心に並び、その中心から雌しべがのびます。

果実が熟すと緑色から黒色に変化します。