関東地方で一番遅い館山市の紅葉も、そろそろ色ついてきました。
館山市の城山公園茶室の紅葉です。
台風15号の強風で葉先が傷んでしまいました、ここ数日の寒さで紅葉してきました。
まだ緑の葉もあるので、見物はもう少し経った方が良いようです。
関東地方で一番遅い館山市の紅葉も、そろそろ色ついてきました。
館山市の城山公園茶室の紅葉です。
台風15号の強風で葉先が傷んでしまいました、ここ数日の寒さで紅葉してきました。
まだ緑の葉もあるので、見物はもう少し経った方が良いようです。
ウコギ科のキヅタです。
本州から四国、九州に分布する常緑樹です。
つる性で、枝から気根を出して周囲の岩や樹木を登りますが、樹冠を覆うようなことはなく、幹の下の方を取り巻きます。
温暖な場所を好むので照葉樹林の中や林の縁で見られます。
葉は互生、先のとがった卵形から少し長いハート形で縁はなめらかですが波打ちます。
若い木では浅く3本から5本に亀裂が入ったり、5角形の葉になる場合があります。
革質で厚みと光沢があります。
枝先で花枝が数回枝分かれして、球形に花が集まって咲きます。
うすい黄緑色の花弁は5枚が大きく開きます。
雄しべは5本、花の中央に暗紅色の花盤があり雌しべの花柱が先端を出します。
大木に絡む蔦(つた)なので「キヅタ」と呼ばれ、冬に花が咲くので「フユヅタ」とも呼ばれます。
「アイビー」と同じ仲間ですが、アイビーは「セイヨウキヅタ」と呼ばれます。
ニシキギ科のツルウメモドキです。
北海道から本州四国、九州に分布する、つる性の落葉樹です。
周囲の樹木に絡まってのびますので、林の縁などで見られます。
葉は互生、卵形で葉柄があり先端は尾のようにとがり、周りには浅い鋸歯があります。
初夏、葉の付け根から黄緑色の花が咲きます、雌雄異株、写真は実が付いているので雌株です。
果実は黄緑色ですがこれから黄色くなります、先端に花柱が残り3本の線が入ります。
熟すと皮が3枚に割れて、紅い仮種皮に包まれた種子が出てきます。
ユリ科のタイワンホトトギスです。
台湾と日本では西表島に分布する多年草、鑑賞のため栽培もされます。
茎は枝分かれして高さ20センチから80センチにのびます。
葉は互生、細長い卵型です、先はとがり、葉柄側は茎を巻きます。
茎の上部で花枝が分かれて花が咲きます。
花は白色から薄い紫色で紫色の斑点があります、内花被片3枚と外花被片3枚で6枚に見えます。
雄しべ6本が重なって立ち上部で反り返るように開きます。
雄しべの重なった中心に雌しべがあり、先端が3本に分かれさらに2裂します。
雄しべ、雌しべにも紫色の斑点があります。
タイワンホトトギスは、花枝が分かれて花が咲きます。
日本のホトトギスは、葉の付け根から1から2個の花が咲きます。
キク科のキダチダリアです。
中米原産の多年草、高さは5メートルにもなり住宅の2階に届きます。
高く伸びて「木立」と名前が付きますが多年草で草の仲間です。
茎には竹のように節があり、節から枝が分かれ葉が対生します。
葉は3回羽状複葉、小葉は先のとがった少し細長い卵型です。
花はキク科なので、涼しくなり日が短くなると咲き始めます。
中心に黄色の筒状花が集まり、周りに薄い紫から紅色の舌状花があります。
成長は早く、種子や挿し芽で繁殖します。
今年は何度も台風がやってきましたが、何とか花が見られました。